セーターの洗濯っていつもどうしてますか?セーターはクリーニングに出すという方は、自宅でセーターを洗うと縮むのが怖いと思っているのではないでしょうか。でもコツさえつかめば、自宅でセーターを失敗せずに洗うことは可能です。今回はそんなセーターを洗うコツをご紹介します。ぜひこれを機会にセーターの洗濯に挑戦してみてください!
【目次】
セーターが縮んだり毛玉だらけにならないように洗うコツについてまずご紹介します。
・セーターの洗濯表示を確認する
・生地にあった方法で洗う
この2つを必ず守りましょう。具体的なコツについては、それぞれ後でご紹介します。
■洗う頻度
セーターは着るたびに洗う必要はありません。肌に直接触れるわけではないので、汚れが気になってきたら洗う程度で大丈夫です。袖口や襟元が汚れる場合があるので、気になってきたら洗いましょう。逆に洗うことで生地にダメージを与えてしまう場合もあります。
セーターを着た後は、干してセーター内にこもった湿気を取ってあげたり、ニット用のブラシでブラッシングするのもおすすめです。
■おすすめの洗剤
必ずおしゃれ着用洗剤で洗いましょう。通常の洗剤だと洗浄力が高すぎて、生地を傷めてしまいます。洗剤の量は、裏面の適量を守りましょう。
■干し方
セーターは普通にハンガーで干してしまうと、水分を含んだ生地が伸びてしまいます。おすすめなのが平干しです。セーターを平干しする専用のハンガーが販売されているので、そういったアイテムを使うと伸びずに干すことができます。
ハンガーに干す場合は、2本のハンガーにセーターを渡して平干しのような状態で干します。その際に、必ず袖は垂らさずにハンガーにかけるようにしてください。
セーターは生地ごとで水洗いしていいものと、してはいけないものがあります。洗濯をする前に、必ずセーターの洗濯表示を確認しましょう。洗濯表示の通りに洗濯すれば、大失敗なんてことはありません。
■洗濯表示の見方
“洗濯機”マークか“手洗い”マークがあれば、自宅で洗うことができます。
2016年12月から洗濯表示のマークが変わりました。
旧表示は、“洗濯機”のマークと“手洗い”と文字が入ったマークでした。
新表示は、洗い桶の中に水を張ったイラストが“洗濯機”マークにあたり、洗い桶の中に手を入れているイラストが“手洗い”マークにあたります。
“手洗い”マークの時は、40℃以上の温度で洗わないでください。
「30」とあれば、30℃以下の温度で洗ってくださいという意味になります。
■ドライクリーニングマークでも自宅で洗えるの?
素材が綿、ポリエステルのものは、洗濯機の「ドライマークコース」などで洗えます。必ず洗濯ネットを使ってください。素材のダメージが少ない手洗いは、おすすめの洗濯方法です。
シルク、カシミア、レーヨン、キュプラ、アセテートが含まれているものは洗えません。クリーニング店に出しましょう。
ただし、必ずしも生地だけで判断するのは危険です。お気に入りのニットを洗う場合は、表示通りクリーニング店に出すことをおすすめします。
手洗いできるセーター全てに共通の洗い方がありますが、生地ごとに洗い方にコツがあるのでそれをふまえて洗うことで、失敗が少なくなります。
■アクリル
ニットに多いのがアクリル素材。毛玉ができやすいので、裏返しで洗いましょう。毛玉を防止してくれる洗剤がおすすめです。
■ウール
縮んでしまうのでこする動作は厳禁です。柔軟剤を入れるとふんわり仕上がります。
■アンゴラ
起毛しているので毛玉になりやすい素材です。裏返して押し洗いしましょう。
洗濯機で洗う場合も、手洗いで洗う場合も注意点があります。洗い方と一緒にご紹介します。
■セーターを洗濯機で洗う方法
洗剤はおしゃれ着用の中性洗剤を使いましょう。袖口や襟などの汚れが気になる場合は、洗濯機に入れる前に洗剤を直接つけて手洗いします。
セーターをたたんで洗濯ネットに入れます。できる限りたたんだセーターと同じサイズのネットを選ぶのがポイントです。
必ず「ドライコース」などの弱水流のコースで洗いましょう。
■セーターを手洗いで洗う方法
洗う容器に洗剤を入れて洗浄液を作ります。袖口や襟などの汚れが気になる場合は、全体を洗う前に洗剤を直接つけて手洗いします。
セーターを容器に入れて優しく押し洗いします。すすぎは水を入れ替えて2回から3回繰り返します。柔軟剤は最後のすすぎの時に入れましょう。
脱水は洗濯機でネットに入れて30秒ほどかけます。
ユニクロの定番のメリノウールセーターは非常に人気の商品です。プチプラ価格だけに、クリーニング店に出すのはコスパが悪い気がしますよね。自宅で洗いたい方も多いと思うので、失敗しないコツをご紹介します。
基本の洗い方は、前述でご紹介した洗濯機の洗い方と同様です。いくつか失敗しないコツを追記でご紹介します。
まずセーターは必ず裏返しましょう。洗い方は通常と同じように洗ってください。脱水は30秒から60秒ほど軽くかけるのがポイントです。
手編みのセーターは手洗いで洗うことをおすすめします。水温は20℃から30℃くらいで洗います。通常は押し洗いですが、手編みはより丁寧につけおき洗いがおすすめです。
脱水も洗濯機ではなく、バスタオルにつつんで水分を取りましょう。
いかがでしたか?セーターの縮まない洗濯方法をご紹介しました。洗濯表示を必ず確認して、生地ごとで洗い方に気をつければ失敗せずに自宅で洗うことができます。いったん失敗しない洗い方を覚えれば簡単なので、ぜひこの機会に挑戦してみてください。