一度は別居した夫婦ですが、ふとしたことから別居を解消し、夫婦の仲が修復できることもあります。そこで今回は、別居している夫との復縁のきっかけや、円満な話し合い方をご紹介します。
元々は仲の良かった夫婦が、意見の違いや忙しさなどで心に溝が生まれ、不仲になることはあります。しかし、夫婦の場合は、簡単に離婚を決めるのではなく、お互いに話し合って意見を交換したり、譲歩し合う努力をするものです。
時には、お互いに冷静になる冷却期間を設けるために、少しの間距離を置き、別居することもあります。
■別居してからも復縁できる
「別居」といっても、どちらかが実家や友達や同僚の家、ホテルに泊まるなどする「別居」だけでなく、家庭内で別々に生活する「家庭内別居」もあります。
家庭内別居の場合は、夫婦で顔を合わせることもよくありますので、復縁のきっかけがつかみやすいですね。しかし、完全に別居している場合は、復縁を言い出すきっかけがつかめず、悩んでしまうこともあります。
離婚前提で別居になった場合でも、別居中に「離婚に向けた話し合いがしたい」と言われない限りは、相手が離婚を焦っているわけではないので、復縁できる可能性はあります。
けんかをして家を出た場合、その後も頻繁に連絡がくる場合は、すでに別居したことを後悔している可能性もあり、復縁できることが多いですね。
また、別居期間はできるだけ短い方が復縁しやすいと言われています。お互いに一緒に生活しないことに慣れてしまい、居心地の良さを感じてしまうのは、夫婦にとっては復縁を遠ざけてしまうことになります。
できれば1年以内には復縁についてアプローチしてみるのがおすすめです。
別居した後も、何かきっかけがあれば、復縁している夫婦は多いものです。
■気持ちの変化があった
例えば、離婚寸前で別居した場合、お互いに離れて一度冷静になって生活してみることで、
・離れてみて相手の大切さを改めて感じた
・家事や育児の大変さがわかり、相手の苦労を理解した
・自分の行動を反省した
・子どもが寂しがっているのを見て辛い思いをさせていると実感した
などの気持ちの変化があったことがきっかけで復縁できたケースもあります。
■用事がきっかけで
また、契約や支払いなどの日常生活の雑務や、家族のイベントやトラブルなどで連絡を取り、そこからお互いに気持ちを話し合って和解できたケースもあります。
■今後のことを話す
また、今後の生活や老後、子どものことなど、現実的なことについて話し合いをすることも、復縁のきっかけになることがあります。夫が「一人になるのは寂しい」「子どもと会えないのは辛い」などと冷静に現実を見て、復縁を意識することもあります。
別居している状態から復縁するためには、夫の気持ちを考えながらコミュニケーションを取っていく必要があります。
■関係修復のために努力していることを伝える
何かきっかけがあり、連絡を取ったり顔を合わせた際に、復縁するために「変わる努力している」ことを伝えましょう。
たとえ夫が離婚を考えているとしても、夫に「直してほしい」と言われたことを改善している姿勢を見せたり、自分の行動を反省しているということを伝えてみましょう。
■ストレスを発散し、休養もする
夫婦が不仲になる原因の一つが、精神的なストレスや肉体的な疲労が溜まっていることで、お互いに余裕がなくなってしまい、相手の嫌な部分ばかりが目についてしまうことがあります。
したがって、趣味や習い事、友達との食事などでストレスを発散することで、心の余裕も生まれてきます。また、栄養のバランスの取れた食事を三食摂り、睡眠時間を確保し、体を休めることも、体の負担が軽くなるので、精神的な余裕が生まれます。
気持ちにゆとりができれば、夫に優しく対応できるようになりますよ。
■外見を磨く
そして、「相手に魅力を感じなくなった」ということも、夫婦が不仲になる原因になることが多いですね。
年齢とともに外見は変化していきます。また、毎日が忙しいと、どうしても女性としての魅力を磨く余裕がなくなることもあります。
しかし、夫にとって「妻」や「母」ではなく、一人の女性として魅力的だと思われることは、夫婦円満に過ごすためのコツです。
久しぶりに会った妻が魅力的になっていたら、夫としては、他の男性に取られてしまうのではないかと心配になったり、惚れ直す可能性がありますよ。
■浮気が原因で別居した場合
夫の浮気が原因で別居した場合、別居中の妻の心理としては、別居中に夫に反省してほしいと思うものです。しかし、別居が長期化すると、一人で家にいるのが辛くなってしまい、他の女性に癒しを求めてしまう可能性もあります。
夫が浮気を反省し「もう二度としない」と言っているのであれば、今回だけは許すことにして、早めに別居を解消するのがおすすめです。家に戻る場合は「日付が変わる前に必ず帰宅する」「お小遣い制にする」など、浮気を予防できるようなルールを作ることも大切ですね。
妻側の浮気が原因の場合は、しつこく連絡をせず、夫が気持ちの整理がつくまで待つ必要があります。
復縁したいと思っている場合、別居中に避けた方が良い言動があります。
■相手を責めない
夫婦や家族との生活は、他人同士ですので、時には窮屈だと思ったり、相手に合わせるのが面倒だと感じたり、ストレスが溜まることもあります。
妻としては「夫に変わってほしい」という思いから別居したケースもあると思います。しかし、自分は変わろうとせず、相手にばかり変化することを要求するのは、たとえ正しいことであっても、夫は不満に思うものです。
夫の意見をしっかり聞き、夫の気持ちや考えを尊重することが、復縁成功の鍵ですね。
■焦らない
別居期間が短い方が復縁しやすい傾向がありますが、焦って復縁を迫るのはNGです。自分の気持ちだけを押し付けて、相手の気持ちを無視してしまえば、復縁が遠のいてしまいます。
また、頻繁に相手の様子を聞いたり、何度も謝って連絡するのは、相手に嫌がられる原因になりかねません。
相手の気持ちが落ち着くまで、連絡は必要最低限にしておきましょう。
また、連絡を取ったり、顔を合わせるようになっても、復縁を急ぎすぎないようにしたいですね。
別居した夫婦でも、お互いに一度冷静になることで、気持ちの変化が起き、復縁できることも少なくありません。夫との関係修復を考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。