汗をかきやすくなる季節は、皮脂の分泌量も増えてきます。そうなると、皮脂崩れが気になるようになってきます。皮脂ケアはどんなコスメを使ったらいいのでしょうか?皮脂が出る原因や皮脂ケアができるコスメの選び方についてご紹介します。
皮脂が過剰に分泌するのには、一体何が関わっているのでしょうか?皮脂が分泌する原因についてご紹介します。
■気温
皮脂が過剰に分泌するには、気温が関係していることがあります。特に汗をかきやすくなる季節は、皮脂の分泌も活発になります。皮脂は汗と一緒に分泌されるので、汗をかきやすい時期になると皮脂の分泌量も自然と増えてきます。そのため夏はメイクが崩れやすくなります。
■乾燥
皮脂の過剰分泌は、乾燥が原因で起こることもあります。肌が乾燥していると、肌が自ら皮脂を分泌して肌を守ろうとします。そのせいで肌が乾燥しているのに皮脂が分泌してしまうというインナードライ肌になってしまいます。
■ホルモンバランス
ホルモンのバランスが乱れてしまうと、皮脂が過剰に分泌することがあります。ホルモンバランスは自律神経と大きく関わっていて、ストレスや睡眠不足、疲労などにより乱れていきます。ホルモンバランスが乱れてしまうと、男性ホルモンの影響を受けて、皮脂の分泌量が増えることになります。
皮脂ケアができるコスメ選びのポイントについてご紹介します。
■皮脂吸着成分入りのものを選ぶ
皮脂ケアができるコスメを選ぶ時は、皮脂吸着成分が入っているものを選ぶようにしましょう。皮脂吸着成分が入っていると、余分に分泌した皮脂を吸着してくれるので、皮脂崩れを防ぐことができます。
■部分使いできるものを選ぶ
皮脂ケアができるコスメを選ぶ時は、部分使いできるようなものを選んだ方が、乾燥を感じにくいです。顔全体に使ってもOKな皮脂ケアコスメを選ぶと、乾燥しやすい部分が出てきます。人によっては顔全体が同じ肌質ではない人もいるので、そういった場合は部分使いできるような化粧下地を選ぶようにしましょう。
■保湿系アイテムと組み合わせる
皮脂ケアができるようなコスメは、どうしても乾燥を感じやすくなります。肌の乾燥を防ぐためには、保湿系のアイテムと組み合わせることが大切です。化粧下地に皮脂吸着成分が入っているようなものであれば、ファンデーションは保湿系のアイテムを取り入れましょう。
反対に皮脂ケアができるようなファンデーションを選んだ時は、保湿系の化粧下地を使うようにしましょう。
皮脂ケアができるコスメを使ったメイクの方法についてご紹介します。
■しっかり保湿をしておく
皮脂ケアができるコスメを使う前は、必ず保湿を行うようにしましょう。肌が乾燥している状態だと、より皮脂が出やすくなってしまいます。皮脂崩れの上に乾燥崩れがプラスされることもあるので、しっかり保湿した状態で行いましょう。
■化粧下地は薄く全体に広げる
化粧下地は顔全体にしっかり広げていきます。使っていく化粧下地は皮脂ケアができるような化粧下地でも、保湿系の化粧下地でも好きな方でOKですが、使い方は同じです。両頬、鼻、おでこ、あごの5ヶ所に化粧下地を置いて伸ばしていきます。
この時毛穴が目立つ部分にはしっかり塗りこむようにしましょう。くるくると円を描くように塗ることで、毛穴にしっかり入れこむことができます。
■ファンデーションを乗せる
ファンデーションを乗せていきます。ファンデーションは少量使うことを心がけましょう。ファンデーションが厚いと、皮脂と混ざりやすくなり、崩れやすくなります。ファンデーションはできるだけ少なく乗せます。必要な部分だけに乗せればいいので、5点置きする必要はありません。
鼻周りや頬など、皮脂崩れが気になる部分を中心に乗せていきましょう。そして、スポンジを使って余分なファンデーションを取り除きながら肌へ密着させていきましょう。
皮脂崩れはコスメによって軽減することができますが、スキンケアを使うことも大切です。皮脂ケアするのに有効だと言われているスキンケアについてご紹介します。
■収れん化粧水を使う
収れん化粧水を使うことで、毛穴を引き締めることができます。毛穴を引き締めることによって、皮脂の分泌を抑える効果が期待できます。メイクの前に収れん化粧水を使って、より皮脂崩れにくい環境を作っていきましょう。
■しっかり保湿する
皮脂が気になる肌の場合、あまり保湿をしない方が良いのではないかと考えてしまう人は多いです。しかし、それは違います。皮脂が気になる状態だからこそ、しっかり保湿する必要があります。
クリームや乳液はべたつくから嫌だという人もいますが、しっかり保湿するようにしましょう。べたつきが気になる人は保湿系の美容液を使い、ジェル状の乳液を使うと、べたつくことなく肌を保湿することができます。
皮脂ケアができるコスメについてご紹介しました。皮脂崩れを防止できるようなコスメはたくさん登場しています。メイクの段階で皮脂を吸着し、化粧崩れを防ぐことができますが、根本的な改善も大切です。しっかり保湿して、ストレスを溜めない生活を心がけましょう。