見ているだけで癒されるアロマキャンドル。ディフューザーも良いですが、嗅覚と視覚で楽しめる香りアイテムとして人気があります。そんなアロマキャンドルのおすすめの使い方や手作りする方法についてご紹介します。
【目次】
まずはアロマキャンドルとはどんなものなのか、詳しくご紹介します。
アロマキャンドルとは、キャンドルに香りづけしたものです。一般的なキャンドルは、何かを加熱する時に使用するものがほとんどですが、アロマキャンドルには香りがついています。
火をつけることで香りが立ち、フレグランスアイテムとして楽しむことができます。燃やしている時間だけ香りが続くので、ディフューザーや芳香剤のようにきつさがないのが特徴です。自分の好きな時間に楽しめるのが、アロマキャンドルの魅力です。
アロマキャンドルは、ろうそくと似ていますが形が違います。アロマキャンドルは長時間放置して使用するものなので、安定感のある形をしています。アロマキャンドルもロウでできているため、だんだんとロウが溶けていきます。
しかし、安全に使用するためにロウが溶けても落ちないような形に作られています。自宅で使用しても危なくないように、考えて作られています。
アロマキャンドルはある程度の大きさのものであれば、何度も繰り返し使うことが可能です。1度で使用するロウの量はそこまで多くないので、芯の長さを調整できる範囲であれば、何回も使用できます。
日常的に香りは必要ないけど、たまに癒されたいという時にぴったりです。1度購入すれば長く楽しめるのでとてもコスパが良いです。
さて、アロマキャンドルにはどんな効果があるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
アロマキャンドルの1番の効果といえば、癒し効果です。アロマの香りにはリラックス効果があります。香りは扁桃体という感情をつかさどっている部分に直接働きかける効果があります。そのためアロマのような良い香りをかぐことで、気持ちを落ち着かせることができます。
また、アロマキャンドルの炎は1/fのゆらぎを持つと言われています。波の音や小鳥のさえずりなど、人が心地よく感じる周波数のことです。そのため、アロマキャンドルの匂いを嗅覚で感じながら、視覚でもリラックス効果を感じることができます。
アロマキャンドルには消臭効果がある香りもあります。特にレモングラスやミント系の爽やかな香りのアロマキャンドルは、部屋の消臭にもぴったりです。部屋のニオイが気になるけど、デュフューザーや消臭剤は苦手な人でも、アロマキャンドルであれば自分で調整が可能なので使いやすいです。
消臭効果だけでなく、アロマの香りを広げることで嫌なニオイをリセットすることも可能です。
アロマキャンドルには自律神経を整える効果もあると言われています。自律神経とは交感神経と副交感神経という2つから成り立っています。活動している時は交感神経が優位になり、リラックスしている時は副交感神経が優位になります。
しかし、ストレスや疲労などによりホルモンバランスが低下することで、自律神経は乱れてしまいます。そうすることで、夜眠れなくなったり、日中にやる気が出なかったりといった症状が出てしまいます。
アロマキャンドルの香りには、乱れてしまった自律神経の正常化を促す効果があります。
アロマキャンドルには安眠効果もあります。寝る前にキャンドルの炎を見て良い香りをかぐだけで、眠りにつきやすい状態へと整えます。1/fのゆらぎの効果と、自律神経を整える効果により、心身ともにリラックスさせます。
寝る前にほんの少しだけでもアロマキャンドルの光だけで過ごす時間を作ることで、質の高い睡眠へと誘導してくれますよ。
ここからはアロマキャンドルの香りの種類や特徴についてご紹介します。
フローラル系の香りは、花々の香りをベースとしています。フローラル系の香りは、アロマキャンドルの香りとしてもっとも親しまれています。特に人気が高いのは、ラベンダーやローズです。
ラベンダーは心の緊張をほぐす効果があると言われているため、アロマキャンドルにぴったりです。ローズの香りもリラックス効果が高いと言われているため、とても人気がある香りです。
好き嫌いが分かれる香りでもありますが、心を落ち着かせたい人にはおすすめの香りです。
ウッド系の香りとは、ヒノキやスギなど木々を思い起こさせるような香りです。全体的にスパイシーな香りが強いため、男性の香水などによく使われる香りですが、甘さのある香りが苦手な女性からも人気が高いです。
心を落ち着かせたい時にぴったりな香りで、寝る前の特別な時間にかぐのが特におすすめです。
柑橘系の香りは、リフレッシュしたい時にぴったりな香りです。重さのないレモンやオレンジなどの香りは、どのタイミングでも使いやすいです。くどさのある香りが苦手な人でも、誰もが試しやすい香りなので、アロマキャンドル初心者におすすめです。
万人ウケしやすい香りなので、パーティーなど大勢が集まるような場面で使うのも良いでしょう。
オリエンタル系の香りは、甘さの中にスパイシーさが香る匂いです。女性人気が高い香りで、セクシーさを感じるような香りです。リラックスタイムに使うというよりは、お風呂やディナータイムのように、自分の好きな香りで癒されたい場面におすすめの香りです。
香水のように良い香りがするものもあるので、自宅での香水代わりにつけるのもおすすめです。
ハーブ系は爽やかな植物をイメージするような香りです。ハーブ系のアロマキャンドルは消臭効果も高いです。すっきりした香りが頭をリフレッシュさせてリラックスさせます。
ものによっては薬のように感じてしまうような香りもありますが、無難なミント系の香りを選べば、普段使いしやすいのでおすすめです。
アロマキャンドルを使うおすすめのシーンをご紹介します。
アロマキャンドルを使うのにもっともおすすめなのは、就寝前です。どうしても寝つきが悪いと感じていたり、なかなか疲れが取れないと感じている人は、寝る前にアロマキャンドルを使うのがおすすめです。
アロマキャンドルが心も体も癒してくれます。寝る前に電気を消した状態で、アロマキャンドルだけをつけてみましょう。スマホやパソコンなどは触らずに、アロマキャンドルの炎と香りだけに集中することで、疲れを癒します。
毎日続けていくことで、少しずつ体の不調が改善していくことがありますよ。1日10分でも良いので続けてみると、質の良い睡眠が手に入ります。
アロマキャンドルはバスタイムに使用するのもおすすめです。アロマキャンドルがお風呂でも使用できるような、専用の容器に入れて湯船の周りに置いてみましょう。
ほのかにアロマキャンドルの香りがして、より体がリラックスします。明かりを消した状態でたくさんのアロマキャンドルを置けば、よりリラックス空間に変化します。
アロマキャンドルは食事のシーンにも使えます。キャンドルナイトというイベントを行っている飲食店があるように、テーブルの上にキャンドルを置いて食事をすることで、ロマンチックな雰囲気を味わうことができます。
アロマキャンドルを食事中に使用する時の注意点は、香りがあまり強すぎないものを選ぶことです。香りがきつすぎて食事の香りに支障が出るようなものはあまり向いていないので、嫌味のない香りを選ぶと良いでしょう。
アロマキャンドルはパーティーのようなイベント事でも使うことができます。火が置いてあっても危なくないような場所にアロマキャンドルを置けば、見た目もおしゃれに仕上がります。
なかなか香りを持ち寄ることができないようなパーティーでも、アロマキャンドルであれば、簡単に持ち運ぶことができます。万人ウケするような良い香りのアロマキャンドルで、パーティー会場をさらに盛り上げることができますよ。
リラックスタイムにアロマキャンドルを使うのもおすすめです。アロマキャンドルを灯した状態で、疲れた体を癒していきましょう。アロマキャンドルは瞑想に使うのもおすすめです。
アロマキャンドルの火を見ながら何も考えない時間を作ることで、頭の中がすっきりします。目をつぶった瞑想が苦手だという人でも、アロマキャンドルがあれば簡単にできることもありますよ。
良い香りに包まれながら、リラックスタイムを楽しめるのでおすすめです。
ここからはアロマキャンドルの使い方について、詳しく見ていきましょう。
アロマキャンドルを使用する際は、できるだけ風のない場所で使うようにしましょう。アロマキャンドルは風があると炎が安定しません。また、風がある場所で使用すると、どこかに燃え移ってしまう危険性もあるので、なるべく安全性が確保できる場所で使用するようにしましょう。
どうしても風が当たってしまうという場合は、周りに何か遮るものを置いて風が影響しないようにしてから火をつけるようにしましょう。
アロマキャンドルを最後まできれいに使いきるためには、新しいものを購入したら、1時間程度燃やしておくことが大切になります。なぜかというと、1時間燃やすことで、ロウが均一に溶けるようになるからです。
アロマキャンドルは、そのまま使用すると中央部分のみが溶けていくことになります。このままいくと、外側のロウが残ってしまうことになります。そうすると外側ばかりが残って、中央部分が先に無くなるため燃やしきれない部分が出てきてしまいます。
そうなるともったいないので、均一に燃やしてあげる必要があります。そのためには、買ってすぐに1時間灯し続けることが大切です。そうすることで、ちょうど良く溶けていくようになるので、使用前に燃やしてみるようにしましょう。
アロマキャンドルの芯の部分は、できるだけ決まった長さに整えておくのがおすすめです。もっともおすすめなのが、5mm~6mmです。芯の長さ=火の長さになるので、これ以上長すぎると火が大きくなりすぎてしまいます。
反対に短すぎると火が小さくなり、均一に溶けにくくなってしまいます。できるだけ芯の長さを整えてから、火をつけるようにしましょう。アロマキャンドルに火をつけるときは、できるだけ根元部分につけてあげるのがおすすめです。そうすることで、効率よくロウが溶けていきます。
火をつけたら、思う存分アロマキャンドルを楽しむようにしましょう。
アロマキャンドルを十分楽しんだら、火を消します。火を消す方法といえば、息で吹き消す人がほとんどだと思います。確かに息で吹き消しても問題はありませんが、消した時に煙のニオイが立ってしまいます。
それによりアロマの香りが消されてしまうこともあるので、アロマの香りを楽しみたい人は、できるだけ専用アイテムであるスヌーファーを使った方が良いでしょう。スヌーファーはカップ状になっているので、火を覆い隠すように被せるだけです。
火が消えたことが確認できたら、すぐに芯を縦に戻してあげましょう。ある程度長さのあるピンセットを使うのがおすすめです。
アロマキャンドルを使う上での注意点についてご紹介します。
アロマキャンドルを使用する際は、換気をしながら行うようにしましょう。アロマキャンドルといえど、部屋の中で炎を使用するのはとても危険です。特にたくさんの量のアロマキャンドルを同時に使用する際は、特に注意が必要です。
煙により一酸化炭素中毒になる可能性はゼロではないので、必ず換気をした状態で使用するようにしましょう。換気扇を回したり、少しだけ窓を開けたりしながら、空気の流れを良い状態で使用してください。
アロマキャンドルを長く使うためにも、中央部分に残っているロウは必ず取り除くようにしましょう。アロマキャンドルは中央部分の方が火が近いので、先に溶けていきます。長時間燃やし続けることで均一に溶けていきますが、加熱時間が短かったり、火が小さかったりすると均一に溶けていきません。
中央部分のみ溶けてしまうと、その部分にロウが溜まってしまいます。このままの状態で使い続けると、余計外側のロウが溶けにくくなってしまいます。最後まで使いきるためにも、使用後は中央部分に残っているロウを取り除くようにしましょう。
アロマキャンドルを保管する際は、日の当たらない場所がおすすめです。高温になるような場所や直射日光の当たる場所に置いておくと、アロマキャンドルの成分が劣化してしまいます。
せっかく購入したアロマキャンドルも、保管場所一つですぐにダメになってしまうので、必ず日の当たらない涼しい場所に保管しておくようにしましょう。
アロマキャンドルは、絶対に安全な場所で使用するようにしましょう。アロマキャンドルは家の中で火を使うことになるため、いろいろなリスクを考えて使用しなくてはいけません。
まず絶対にアロマキャンドルの周りに紙などの燃えやすいものを置かないようにしましょう。また、アロマキャンドルの入れ物は必ず耐火性のあるものを使用します。アロマキャンドルにもともとついている梱包が、取り切れていなかった場合燃えてしまう恐れがあるので、使用前にしっかり確認するようにしましょう。
アロマキャンドルは風を通さない場所で、専用のホルダーに入れて使用してください。
アロマキャンドルを使用する際は、絶対につけたまま寝ないようにしましょう。アロマキャンドルが安眠効果があるからといって、つけたまま寝るのはとても危険です。アロマキャンドルが寝ている間に倒れる可能性もあれば、どこかに燃え移ってしまう可能性があります。
炎が小さいから大丈夫だと高を括らずに、就寝前には必ず消してから寝るようにしましょう。
ここからはアロマキャンドルを手作りする方法についてご紹介します。
まずはアロマキャンドル作りに必要な材料を揃えます。アロマキャンドルに必要なものは次の通りです。
・ろうそく
・お好みのアロマオイル
・容器
・鍋
・ボウル
これだけあれば簡単に作ることができます。ろうそくは容器の容量によって変わるので、自分の好みのサイズ感に必要な量を用意してください。容器は必ず耐火性のあるものを用意してください。
鍋とボウルは湯煎するのに使うので、サイズが合うものを用意してください。
ここからは実際にアロマキャンドル作りに入っていきます。まずは、ろうそくを溶かすところから始めます。用意した鍋に水を入れて、沸騰させます。沸騰したらボウルを上に乗せて、ろうそくを湯煎していきます。小さめのボウルの場合は、ろうそくを折ってもOKです。
時間が経つと、ロウが溶けてすべてが透明になるはずです。その中にろうそくの芯があるはずなので、それを取り除いておいてください。
ロウをしっかり溶かしたら、容器に入れていきます。ボウルから直接移しても良いですが、容器が小さいと移しにくいので、その場合はコップなどに移してから容器に入れていきましょう。
自分の作りたいアロマキャンドルのサイズ感に合わせて、ロウを注いでいきましょう。そしたら、ロウの中心に先ほど取っておいた芯を入れていきます。芯は必ずまっすぐに乗せなくてはいけないので、慎重に行ってください。
おすすめは、ピンセットや割り箸を使う方法です。芯をしっかりつまんだ状態で入れていきます。割り箸だと、割り箸を割る前の状態で芯を挟めば、固定されたまま入れることができるのでおすすめですよ。
ロウが固まる前に、お好みのアロマオイルを入れていきましょう。アロマオイルは1種類でもOKですが、何種類かまとめて入れるのもおすすめです。いろいろなブレンドを楽しむことで、自分だけの香りを作ることも可能ですよ。
入れすぎると香りが強くなりすぎるので、お好みで量を調整してみてください。すべてを入れ終わったら、割り箸などを使って全体を混ぜてあげましょう。
最後にしっかり固めます。冷蔵庫などに入れる必要はないので、なるべくそのままの状態で放置してあげましょう。だいたい1時間程度で固まります。どうしても早く固めてしまいたい場合は、冷やしてあげることが大切です。
アロマキャンドルがしっかり固まったら、芯の長さを調整してあげましょう。根元から5mm~6mmくらいの部分に合わせてカットし、まっすぐになるように整えてあげましょう。
アロマキャンドルの完成を見るためにも、できあがったら1時間ほど火を灯してみてください。そうすることで全体的に均一に溶けていくので、次からすぐに使うことができますよ。
ここからは、人気のあるおすすめのアロマキャンドルについてご紹介します。
ROSYRINGSのプティボタニカルキャンドルは、季節のお花やスパイスを閉じ込めたボタニカルキャンドルです。一つ一つハンドメイドで作られています。手のひらサイズの大きさで、1度手に入れれば長期的に香りを楽しむことができます。
ROSYRINGS プティボタニカルキャンドルフィグ&ポピー / ¥5,500
Diorのジャルダンドオランジェは、オレンジの木々が並ぶ庭園をイメージして作られたキャンドルです。ネロリやシトラスの爽やかさと、太陽が交わる様子をフレグランスで表現。穏やかで心地良い雰囲気を感じられるような香りが特徴です。
Dior ジャルダンドオランジェ / ¥10,780
TOCCAのキャンデリーナは美しいグラスに入った、うっとりとするような香りを放つキャンドルです。貝殻をイメージしたグラスに優しいろうそくの明かりが灯ります。2種類のサイズがあるので、自分の好みに合わせたものを選ぶことができます。
TOCCA キャンデリーナ クレオパトラの香り85g / ¥3,850
Francfrancのルブーケキャンドルホワイトは、オブジェとしてもかわいいデザインのキャンドルです。1つ1つ花の香りと花言葉が決まっているので贈り物にもおすすめです。花束のような素敵な香りを自宅で手軽に楽しめるキャンドルです。
Francfranc ルブーケキャンドルホワイト / ¥2,300
diptyqueのキャンドルフィギエフルーティは、地中海地方のイチジクの木をイメージして作られたアロマキャンドルです。グリーンのアクセントも加わり、フルーティな香りに。古代ローマを思い起こすような印象的な香りのキャンドルです。
diptyque キャンドルフィギエ フルーティ190g / ¥8,690
アロマキャンドルについてご紹介しました。アロマキャンドルは1つ持っておくだけでいつでも香りが楽しめる、とても便利なアイテムです。心が沈んでいる時や癒されたい時、疲れがたまっている時などに使うとリラックス効果が得られますよ。自分のお気に入りのアロマキャンドルを見つけて、すてきなリラックスタイムを過ごしてください。