職場の同僚の結婚が決まった際には、結婚祝いを贈りたいですね。今回は、結婚祝いを同僚に贈る時期やマナーをご紹介します。金額の相場やおすすめのギフトもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
普段職場でお世話になっている同僚が結婚する際には、お祝いの気持ちをこめてプレゼントを贈りたいですよね。
■結婚祝いを贈る時期
結婚祝いを贈る時期は、結婚式に招待されているかどうかによって異なります。
結婚式に招待されている場合は、結婚式に参列する際にお金をご祝儀袋に包んで持参します。
結婚式に招待されていない場合は、結婚式の1ヶ月前~2ヶ月前に結婚祝いを贈るのがマナーとされています。品物が準備できなかった場合や、なかなか顔を合わせられなかった場合でも、遅くとも結婚式の1週間前位までにはお祝いを贈るようにしましょう。
万が一プレゼントの準備が間に合わなかった場合は、結婚式の当日に持参するのは避け、後日渡しましょう。
■結婚祝いの贈り方
結婚祝いは、相手の結婚祝いを贈る相手のスケジュールに合わせて、吉日の午前中に自宅に持参するのがマナーとされています。しかし、職場で顔を合わせる同僚に贈る場合は、お昼休みや始業前、就業後などに手渡しする方が多いですね。結婚祝いがかさばるものや重いものの場合は、相手の了承を得て、自宅に郵送するという方法もありますよ。
結婚祝いを現金で贈る場合には、紅白か金銀の「結び切り」か「あわじ結び」の水引きのご祝儀袋を使います。水引きの上に「御結婚御祝」や「寿」と書いている、のし付きのご祝儀袋を選びましょう。水引きの下には名前を書き、新札を包みましょう。
ただし、ご祝儀袋は、贈る金額の10%程度の金額のものを選ぶのがマナーです。立派なご祝儀袋に少額のお祝い金を包むのはマナー違反とされています。
結婚祝いとして品物を贈る場合にも、同じように紅白か金銀の「結び切り」か「あわじ結び」の水引きののし紙をかけましょう。水引きの上には「御結婚御祝」や「寿」と書き、水引きの下には名前を書きましょう。
連名で贈る場合は、水引きの下に書く名前は3名以内にしましょう。連名の場合の名前の書き方は、最初に役職や年齢が上の人の名前を、水引きの下の中央か、中央よりやや右に書きます。その後、左に向かって順番に役職や年齢順に名前を記入しましょう。
4名以上の場合は、水引きの下の中央に代表者の名前を書き、左に名前よりも少し小さい字で「外一同」と書きます。
同僚に結婚祝いを贈る場合は、結婚式に参列するかどうかや、連名にするかによって異なります。
結婚式に参列し、ご祝儀を持参する場合は、30,000円を包む方が多いですね。特にお世話になっている方には50,000円包むケースもあります。30代以降に部下にご祝儀を包む場合は、1人当たりのご祝儀は50,000円以上を包むケースが増えますが、職場の上司よりも金額の高いお祝いを贈るのは失礼にあたる場合がありますので注意しましょう。
一方、結婚式に参列せず、結婚祝いを個人で贈る場合は5,000円~10,000円程度、連名で贈る場合は10,000円~20,000円程度が相場となっています。ただし、同僚間でお祝いの金額に差があると、トラブルになることもありますので、お祝い金やプレゼントの金額や内容は、事前に同僚と相談して決めた方がいいですね。
また、すでに自分が結婚祝いをもらっている場合は、相手か贈られた結婚祝いと同額程度のお祝いを贈るのがマナーですよ。
同僚の結婚祝いは、新婚のカップルに喜ばれるようなプレゼントを贈りたいですよね。
■キッチン用品
例えば、親しい同僚の女性に贈る結婚祝いは、相手の好みが分かっている場合は、おしゃれなペアの食器やグラス、カトラリーなどがおすすめです。ホームパーティーで活躍してくれるような、おもてなし用の大皿や取り皿、グラスセットやカトラリーセットもいいですね。
また、鍋やフライパンのセットなども、新婚でキッチン用品が揃っていない場合には喜ばれやすいですね。
■家電
コーヒーメーカーや高級トースター、ホットプレートやミキサー、空気清浄機やサーキュレーター、デジタルフォトフレームなど、実用的な家電も人気の結婚祝いの品物です。
■ギフトカードやカタログギフト
結婚する際には、結婚式やハネムーン、引っ越しなどの費用がかさみますので、実用的な商品券やギフトカードも喜ばれやすいですね。
また、結婚祝いを贈った相手が欲しいものを選べるカタログギフトも、相手の好みが分からなくても金額を決めて贈ることができるので、おすすめのプレゼントです。
■定番ギフトも根強い人気
また、何枚あっても使えるタオルセットやバスグッズも根強い人気です。
普段は買わないような高級感のあるコーヒーセットや紅茶セットもおすすめです。相手の好みが分かっている場合は、好きなお酒やスイーツも喜ばれやすいですよ。
結婚祝いとして贈るギフトとしてはふさわしくないとされている品物も意外に多くあります。
■縁起が良くないとされているもの
例えば、一般的に結婚祝いとして贈るのは避けた方がいいのは、
・「縁が切れる」ことを連想させる刃物類やハンカチ
・割り切れることから「離婚」をイメージさせる偶数のアイテム
・割れることから「仲が壊れる」ことを連想させる食器類
・消費してなくなることから、消え物として「縁が切れる」ことをイメージさせる飲食物や日用品
などですね。
■年上の方に贈るのは失礼とされているもの
さらに、
・相手を踏みつける「スリッパ」
・「下」という文字が入っていることから、相手を下に見るという意味になってしまう下着類や靴下
・「勉強しなさい」という意味になる筆記用具
などは、年上の方に贈るのは失礼にあたるといわれているギフトでもあります。
■迷った場合は同僚にリサーチを
同僚への結婚祝いに何を贈ればいいのか迷った場合には、贈る相手にリクエストしてもらうのがおすすめです。特に、連名で高額な結婚祝いを贈る場合には、相手の好みに合うものや、持っていないものを贈った方が喜ばれますよね。
そして、結婚する際には、たくさんのお祝いをいただきますので、場合によっては他の人と同じ物を贈ってしまう場合もあります。
結婚祝いとして贈るギフトとしてはふさわしくないとされている品物でも、結婚祝いを贈る同僚からリクエストされている場合は気にしすぎない方がいいですね。
また、相手の好みを分かった上で喜ばれるものを贈ろうとする場合には、そのプレゼントを選んだ理由をしっかり伝えた上で渡すのがおすすめですよ。
同僚への結婚祝いは、職場の他の同僚と相談しながら選びたいですね。結婚祝いを贈る相手が喜べるようなものをリクエストしてもらうのもおすすめですよ。