社会人として身につけておきたいのがマナーですが、皆さんは職場でのマナーに自信はありますか?現場で学ぶことも多いですが、前もって学んでおきたいこともいくつかあります。そこで今回は、職場での基本マナーについてご紹介します。
【目次】
社会人になり、働くようになると学校では教えてくれなかったことがたくさん出てきます。
その中のひとつとして、ある程度勉強しておかないと恥ずかしいことが「基本のマナー」です。
働きながら、その職場のマナーを身につけていけばいいですが、どの会社でも共通するマナーは前もってチェックしておくと安心!
基本のマナーが身についているだけで、「期待できる」と上司から一目置かれる存在になることが期待できるので、良い社会人生活を送るためにもぜひチェックしてみてください。
職場での基本マナーになるのが、挨拶です。
出勤時や退社時、すれ違ったときなど、挨拶がないとやる気がないように感じ取られてしまいます。
人として挨拶ができないと、良い人間関係も築けなくなってしまうので、相手から言われるよりも先に挨拶をしてみましょう。
さらに意識するなら、お辞儀をするときの角度にも注目してみて!
■お辞儀の角度
・通りすがりなどの会釈は15度
・一般的なお辞儀などの敬礼は30度
・謝罪や感謝などの最敬礼は45度
さらっとできる人ほど、相手に好印象を与えることができます。
職場では挨拶の他にも基本マナーがあります。
それが「ほう・れん・そう」です。
「ほう」は「報告」、「れん」は「連絡」、「そう」は「相談」という意味です。
仕事をするときは、一人ではなくチームワークが大切になるので、みんなで情報を共有しなければなりません。
どんな些細なことでも、報告して連絡しておけば、何かあったときもみんなで対応することができます。
そして一人で抱え込むのではなく、相談することも大切です。
「ほう・れん・そう」を心掛けることで、自然とコミュニケーションがとれるようになりますよ。
職場では時間厳守が基本マナー。
前もって予定が分かっていたのにも関わらず、寝坊して遅れてしまっては評価が下がるばかり。
また、遅刻はしていなくても、始業時刻ぎりぎりに駆け込むような生活では、仕事に対する姿勢が疑われてしまうので、時間には余裕を持って行動するようにしましょう。
始業時刻は仕事をはじめる時刻ですから、少なくとも10分から15分くらい前に到着できるように逆算して行動し、仕事にとりかかる準備をするようにしてみてくださいね。
職場では、敬語や丁寧語をきちんと使えるようにしておくと安心です。
目上の人と話すことになったとき、言葉遣いは意外と細かくチェックされているので、社会人のマナーとして正しい言葉遣いを身につけましょう。
■覚えておくべき言葉遣い
・×了解しました、わかりました→ 〇かしこまりました、承知しました
・×伝えます→ 〇申し伝えます
・×すみません→ 〇申し訳ありません、恐れ入ります
・×ご苦労様です→ 〇お疲れ様です
・×お世話様です→ 〇お世話になっております
など、いつもの言葉遣いで言ってしまいそうになる部分もありますが、職場では相手に不快な思いをさせないように注意してくださいね。
職場での人間関係を円満に保つためのマナーとして心得ておきたいのが、お金の貸し借りはしないことです。
同僚のような話やすい関係でよくあることのようですが、実はタブー。
自分から貸してもらうのはもちろん、相手に貸すこともNGです。
断りづらく、少額なら貸してあげるのもいいですが、一回限りだということをはっきり伝えるようにしましょう。
職場に慣れていけば、親しくなる人も出てきます。
そこからどんどん仲良くなれば、休日に一緒に出掛けることもあるでしょう。
仲良くなることは良いことですが、職場でのマナーとして仕事中とプライベートはしっかり分けることを忘れずに!
職場でも仲良く、べらべら喋っていたりしていては仕事もスムーズにできなくなってしまいます。
また、プライベートではため口で喋っていても、職場では敬語にするなど、節度ある行動を心掛けることが社会人としてのマナーです。
言葉遣いや挨拶など、職場ではさまざまなマナーがありますが、身だしなみにもマナーがあることをご存知でしたか?
身だしなみは相手に与える印象を大きく左右します。
初対面の場合、まずは見た目からどんな人かある程度決まってしまうので、好印象を残すなら清楚さを重視しましょう。
メイクも程よく血色感がある程度のナチュラルメイクにシフトし、服装も露出の多いものは控えて、きちんと感のあるものを着るようにするといいですよ。
髪型も清潔感のあるまとめ髪にするなどして、こまめに鏡でチェックするようにしてくださいね。
職場での基本マナーについてご紹介しました。
周りとのコミュニケーションをしっかりとりながら、自分の行動に責任を持って仕事をしていくことが大切になります。
先輩や上司など、目上の人に対しては敬意をもって接し、良い人間関係や働きやすい職場を作っていってくださいね。