1年の始まりのお正月の食卓は、食事内容だけでなく、おめでたい日に合わせた食器のコーディネートも重要です。そこで今回は、お正月の食器のコーディネートのアイディアやコツをご紹介します。
【目次】
1年の始まりのお正月は、おめでたい祝日でもあり、家族が集まる特別な日ですよね。お正月は、いつもよりも贅沢なご馳走を食べる方も多いと思います。また、おせち料理やお雑煮など、お正月ならではの伝統料理を作る機会でもあります。
そんなお正月の食事を素敵に見せてくれるのが、食器のコーディネートです。
■漆塗りや漆器風の食器で高級感を
例えば、伝統的な和風のテーブルコーディネートにしたい場合は、漆塗りの食器を使用するのがおすすめです。華やかな赤やシックな黒の汁椀やお皿などの食器は、テーブルを格式高く見せてくれます。漆器風の食器は、100均でも購入できますので、お正月が来る前にぜひ揃えておきたいですね。
その他にも、お重や半月盆などもあると、大皿料理を出す際に便利ですね。
■お正月のテーマカラーは紅白&黒
そして、お正月の食器のコーディネートは、おめでたい印象になる紅白や、高級感のある黒を使用するのがおすすめです。金や銀をプラスすると豪華な印象になりますね。
木製のお重や升も和風のテーブルコーディネートと相性がいいですね。
近年は、洋風や中華料理を取り入れたおせち料理も人気を集めています。お正月のテーブルコーディネートを洋風にしたい場合でも、お正月の特別感は演出したいので、漆塗りの食器を使用し、グラスや取り皿などは洋風にするのもおすすめです。また、使用する食器を赤と白、黒などのお正月カラーに統一するのも、さりげなくお正月らしさを演出できるコツです。白色の食器が多い場合は、明るく清潔感のある印象になります。黒色の食器が多いと、スタイリッシュな印象になりますが、食卓が暗い印象になってしまう可能性もありますので注意は必要ですね。
■お箸やカトラリー、グラスで特別感を
さらに、お箸は、お正月用の祝箸を用意しておくだけでも、ぐっと特別感が増しますよ。ただし、お箸は箸先が左に来るように置き、箸置きも用意するのがマナーです。
金や銀のカトラリーで食卓を豪華に見せるのもおすすめです。
高級感のあるグラスや、お屠蘇セットを使用するのもいいですね。
お正月の定番メニューのおせち料理は、重箱に詰めるのが一般的です。
しかし、近年は、市販されているおせち料理を購入する方も増えてきましたし、和食以外の洋食や中華料理を取り入れたような、さまざまな種類のおせち料理も販売されていますよね。
したがって、おせち料理を盛り付ける際の食器も、重箱以外を使用する方も増えてきました。
おせちの量に合わせた漆器を使えば、家族の人数が少ない場合でも重箱のスペースが余ってしまうということはないですね。
例えば、大皿におせち料理をきれいに盛り付けるだけでも、モダンな雰囲気になり、色々な種類のおせち料理に合いやすいですね。一つ一つの料理が見えやすく、お重に詰めているよりも取りやすいのもメリットです。
お重を持っていても1年に1度しか使用しない方は、パーティーに使用するような大皿や、漆器におせち料理を盛り付けてみましょう。洋風の大皿を使用すれば、その他の料理のお皿や取り皿も、洋風のものを使用しやすいので、テーブルコーディネートもしやすいですね。
お重に詰めたおせち料理は、料理が取りにくいというのがデメリットですよね。
近年ブームになっているのが、おせち料理を1人前ずつワンプレートに盛り付ける方法です。
カフェのワンプレートご飯のように、おしゃれな雰囲気になりますね。あらかじめ1人前を盛り付けておけば、好きな物ばかりを食べてしまうということがないので、食卓に集まった人の栄養が偏りにくいのもメリットですね。
使用する食器は、おせち料理が美しく見え、スタイリッシュに見える白のシンプルなスクエア型がおすすめです。
漆塗りや漆器風のお皿やお盆を使用すれば、お正月らしいテーブルコーディネートになりますね。
おしゃれな食器のコーディネートになるテクニックとして欠かせないのが、小鉢や豆皿を使用することです。
和食器は、本来は重ねて使うのはマナー違反になる場合もありますが、近年は食器を重ねて使用する盛り付け方は、おしゃれなテクニックとして定着してきていますよね。
小鉢や豆皿におせち料理やパーティー料理を盛り付けるだけでも丁寧な印象になりますし、スペシャル感がアップしますよ。料理同士の味も混ざりにくいのもメリットですね。
富士山や松竹梅などの和柄の豆皿や、花や葉の形をした豆皿や小鉢は、お正月の食卓を美しく彩ってくれます。
大皿やお重、お盆などに料理を盛り付ける際に使用するのはもちろん、取り皿としておしゃれなデザインの豆皿があるといいですね。
豆皿に盛り付けたおせち料理を竹かごに入れるのも、料亭のような高級感のあるテーブルコーディネートになりますね。
ミニサイズの漆器でもいいですね。
お正月料理として欠かせないお雑煮の盛り付けに使用する食器は、漆塗りや漆器風のお汁椀を使うことで、お正月のムードを高めてくれます。蓋つきのお汁椀は、高級感があり、持っておくと重宝しますよ。
また、祝箸やお正月用のランチョンマットを敷くだけでも、素敵なお正月のテーブルコーディネートに仕上がります。ランチョンマットはペーパータイプもありますよ。
さらに、かまぼこやおかずは、お重やお盆などの和食器を使用すると、より高級感が出ますね。
もちろん、小鉢や豆皿を使って盛り付けるのもおすすめですよ。
おめでたいお正月の食卓は、食事内容はもちろん、食器のコーディネートにもこだわって特別感を演出したいですね。ぜひ、お正月を迎える前に、食材だけでなく食器類の準備も済ませておきましょう。