医療事務のお仕事が決まったものの、服装にお悩みの女性も多いはず。女性が多い職場ですし、勤務中はもちろんのこと出勤時もマナーのある着こなしで、好印象を与えたいところです。そこで今回は、医療事務勤務におすすめの服装をご紹介します。
【目次】
服装をご紹介する前に、まずは医療事務のお仕事の内容について解説します。そこで医療事務の仕事は主に、病院やクリニックなどの医療機関での受付や会計、そして診療報酬の請求業務。患者様へ笑顔で接遇するスキルはもちろんのこと、医療費の計算や保険者に診療報酬を請求したりなど、スピーディーかつ正確に処理する能力も、医療事務では求められます。
とは言え医療事務は、基礎知識さえあれば未経験の女性でも年齢を問わずチャレンジできる職業です。安定して長く働くことができることもあって、高い人気を誇る職種だと言えるでしょう。そんな事務職でありながらも、高い接客スキルが求められる医療事務。病院の顔とも言えるお仕事で、大きなやりがいを感じられること間違いありません。
医療事務のお仕事に就きたい場合にも、一般企業と同じように就職活動を行わなければなりません。未経験でもOKの職種ではあるものの、誰でも簡単に就職できるというわけではありませんので、正しい身だしなみのマナーで面接に臨みましょう。
そこで医療事務の面接時には、必ず「スーツ」を着用しましょう。色は黒や紺、グレーなどのベーシックなもので、柄のないシンプルなデザインがベター。インナーもフリルなどの華美な装飾があるものは避け、シンプルで清潔感のある白シャツなどを選んでください。
何らかの事情があって、面接でスーツを着用できない場合もあるかもしれません。そこでスーツの着用が厳しいのなら、私服でもかっちり感のある、きれいめなスタイルを心掛けましょう。可能であればジャケットを着用し、フォーマル感を意識すると好印象です。
例えば、黒ブラウスにライトグレーのスラックス、黒のノーカラージャケットで、オフィスカジュアルな着こなしに。足元は、ソックスタイプのストッキングと軽めのヒールのあるパンプスで、きちんと感を引き立てると良いでしょう。また、カバンもきれいめなハンドバッグで、とことん上品にまとめて。
いざ医療事務の就職が決まって頭を悩ませるのが、出勤時の服装ではないかと思います。そこで医療事務の職場では圧倒的に女性の割合が多いため、服装選びでは周りの目を意識することが大切。目立った服装では周りから浮いてしまう可能性があるため、極力シンプルで控えめ、そしてきれいめな着こなしを心掛けましょう。
例えば白ブラウスにベージュのテーパードパンツで、シンプルながらも品の漂うきれいめコーデに。出勤時の足元は、ヒールのないややカジュアルなパンプスでも問題ないでしょう。また、カバンはかっちりとしたハンドバッグをチョイスして、きちんと感を引き立てるとなお良し。
病院によって規定は異なるものの、医療事務の勤務は基本的に制服となりますので、特に服装の心配をする必要はないでしょう。いわゆる「事務服」が用意される場合もありますし、中には看護師さんと同じ服装を指定されるケースもありますので、病院の規定に従ってください。
医療事務は『病院の顔』であることを意識して、清潔感を意識した着こなしを。制服にはシワやしみがついていることのないよう、しっかりと身だしなみのチェックを行ってください。また、アクセサリーやネイルは原則禁止の病院が多いため、事前にチェックをしましょう。
医療事務では基本的には制服が支給されますが、稀に私服姿に白衣を羽織るだけのスタイルをとっている病院もあります。この場合の私服は、カジュアルすぎる普段着ではなく、きれいめな「オフィスカジュアル」風の着こなしを意識すると良いでしょう。
例えば、襟付きの白シャツに黒のスラックスを合わせた、フォーマル感のあるコーディネート。トップスは華美な装飾のついていないシンプルなデザインで、目立ちすぎないように。ボトムスはパンツでもスカートでも問題ありませんが、スカートスタイルの場合には丈の長さに注意し、かつ必ずストッキングを着用してください。
さらに気になるのが、医療事務の勤務中の足元ではないかと思います。そこで病院やクリニックによって異なるものの、医療事務・看護師共に、靴は「自前」というスタイルをとっているケースが多いです。その場合、規定の色や形であればどのような靴を用意しても良いのですが、あまりにもみすぼらしいものは避けた方が良いでしょう。
そこで靴の規定で多いのが「ナースサンダル」で、色は清潔感のある「白色」。とはいえ最近では、ナースシューズの着用を義務化していないクリニックも増えてきており、スニーカーを推奨しているところもありますので、ぜひ事前にチェックしてください。また靴下は、ベージュのストッキングや白・黒のハイソックスが多い印象です。
ここからは番外編として、医療事務勤務のその他の身だしなみについてご紹介します。そこで髪型で重要となるのは、ズバリ「清潔感を意識する」というポイント。髪型は目につきやすい部分であり、周囲に与える印象も大きいため、きちんと感のあるスタイルを心掛けてください。
髪が顔にかからないよう、長さがある方はしっかりと束ねましょう。ただ巻き髪やアップヘアなどの華美なヘアスタイルは、清潔感・きちんと感に欠ける場合もあるので避けた方が無難です。さらに髪色は、黒やダークブラウンのような暗めの色がベター。「金髪のような派手な髪色はNG」といった風に、病院によって規定がありますので、必ずご確認ください。
今トレンドの「ボブヘア」は、どのようなヘアスタイルにまとめたら良いのか気になるところ。そもそもトレンドライクでおしゃれな雰囲気のボブヘアですが、髪の色が明るくない限り、医療事務勤務にも問題はありません。毛先をアレンジしたりと遊ばせなければ、十分に清潔感を演出でき、好印象を与えることができるでしょう。
肩にかからないくらいの長さであれば、サイドの髪を耳にかけるだけの簡単アレンジでもOK。もしも下を向いた時に顔に髪がかかってしまうのなら、サイドの髪をピンで留めたり、後ろでハーフアップアレンジをしたりと、工夫をしてください。
さらに身だしなみにおいて重要視されるのが、「メイク」です。派手なメイクがNGなのはもちろんですが、ノーメイクはご法度なのでご注意を。すっぴん風でも顔色がパッと明るく見えるようなメイクで、好印象を狙いましょう。
例えば肌は下地でトーンアップした後、軽くファンデーションを塗って粗をカバーし、綺麗に見せて。アイシャドウは落ち着きのあるブラウンで、マスカラは軽めに塗り、目をナチュラルに大きく見せましょう。眉毛は軽く整え、口紅やチークはほんのり血色感を出すようなイメージでのせると、薄づきでも好印象のメイクが完成!
いかがでしたか?今回は、医療事務の面接から出勤、勤務まで、様々なシーンにおすすめの服装を徹底解説しました。医療事務の面接では、何か特別な理由がない限りスーツ姿がマスト。さらに出勤時はカジュアルすぎる服装を避け、きれいめな着こなしにまとめると好印象です。また、勤務時は、病院の顔であることを意識して清潔感のある身だしなみを心掛けましょう。ぜひ参考にして、正しい服装で医療事務を勤めてください!