お部屋をおしゃれに見せてくれる絨毯やカーペットは、大きい物だと簡単には取り外すことができないので、自分で洗おうとすると大変で掃除しにくいですよね。そこで今回は、絨毯やカーペットの簡単お掃除方法をご紹介します。
【目次】
絨毯やカーペットをきれいな状態にするためには、こまめなお掃除が重要です。
■表面のゴミはコロコロ
例えば、毎日手軽に使える粘着テープがついたローラーの「コロコロ」は、ホコリや髪の毛などを隙間時間に使える簡単な掃除道具で、活用している方も多いですよね。コロコロで毎日掃除することで、表面のゴミが奥に入っていってしまうのを予防できます。
■掃除機はゆっくり角度を変える
コロコロでは取り切れないゴミは、掃除機が活躍してくれます。絨毯やカーペットは、毛の長い物もあり、ゴミが繊維の奥まで入っていってしまっています。掃除機のかけ方も、実は少しのコツがあります。
例えば、絨毯やカーペットに掃除機をかける場合は、最初にブラシを使って毛のブラッシングをして、絡まっている毛をほどいたり、横になっている毛をふんわり立たせておきましょう。
掃除機をかける際には、奥に入ったごみを吸い取るようにゆっくり動かします。また、同じ方向からではなく、角度を変えて色々な方向から掃除機をかけると、毛の中に入っていったゴミが吸い取りやすくなります。
■外せる場合は天日干しを
また、部屋の換気をしたり、取り外せる場合は天日干しするなど、絨毯やカーペットに湿気が溜まったり、ダニが繁殖したり、臭いが染みつかないようにしましょう。
外に干す場合は、カーペット入り込んでいるゴミやダニを払い落とすようにしましょう。
取り外しできる絨毯やカーペットの場合は、洗濯やクリーニングして洗うことができますよね。しかし、敷き込みカーペットの場合は、簡単には取り外すことはできないので、拭き掃除をして清潔な状態にするのがおすすめです。
特に「重曹」は、リーズナブルに購入できて、食塩水と二酸化炭素が結びついた身近なエコ素材なので、家中のお掃除に安心して使えますので、ぜひ揃えておきたいアイテムですね。
重曹の使い方は、水100mLを入れ、重曹のパウダーを小さじ1杯入れて溶かしたら、スプレーボトルに入れて使用します。いらない布や雑巾を重曹水で濡らし、拭き掃除をすれば、汗や皮脂の汚れを落とすことができます。
ジュースやコーヒー、ワインなどのしっかりとした飲み物の汚れも、水溶性の汚れでしたら重曹水を使って落とすことができます。汚れがついたら、なるべく早く掃除するようにしましょう。擦ると汚れが広がってしまいますので、上からトントンと汚れを吸い取るようなイメージで掃除をしていくのが失敗しないポイントです。
■掃除の手順
①まずは、ついてしまった汚れをキッチンペーパーやぞうきんでできるだけ拭き取りましょう。
②次に、汚れに重曹水をたっぷり吹きかけましょう。
③汚れを中心部分に集めるようにして、シミの外側から内側に向かって、いらない布や雑巾で水拭きをしていきましょう。
④最後に、乾いた布や雑巾で乾拭きをして終了です。
重曹水で汚れが落ちない場合は、「マイペット」のような市販の絨毯やカーペット用の洗剤を使いましょう。
また、食器用の中性洗剤を1、2滴垂らして汚れを浮かせたら、浮いた汚れを少しずつ上から拭き取っていく方法もあります。
食べ物の汚れは、油性の汚れが多いので、絨毯やカーペットについた場合には、固まってしまう前に早めに掃除を行いましょう。酸素系漂白剤は、塩素系漂白剤と比べると、漂白する力は弱いですが、絨毯やカーペットを変色させてしまう場合があります。手袋の着用も忘れないようにしましょう。
汚れを掃除する際は、まずは見えない場所に液剤をかけ、テストして、変色していないようなら掃除に使用しましょう。漂白されてしまう場合は、先ほどご紹介した食器洗い用の中性洗剤を使用します。
■掃除の手順
①酸素系漂白剤20mLに、重曹大さじ1杯を入れ、よく混ぜたら、できた液剤を汚れにかけます。
②濡らした雑巾を電子レンジで温めたら、先ほどの液剤と汚れを上から叩くようにして拭き取っていきましょう。擦ると汚れが広がってしまいますので注意しましょう。
③次に、水を少しかけて雑巾で拭き取る「すすぎ」を、数回繰り返します。
④汚れが落ちていない場合は、②と③を繰り返します。すすぎが不十分ですと、変色の原因になってしまいます。
⑤最後に、濡れた雑巾で水拭きをして完了です。
ペットや赤ちゃんによるトイレなどの汚れは、重曹パウダーを振りかけて掃除をするのがおすすめです。ただし、こちらも掃除の前に、まずは絨毯やカーペットの見えない場所に重曹をかけ、変色していないようなら掃除に使用しましょう。
■掃除の手順
①まずはキッチンペーパーで汚れをできるだけ取り除きます。
②汚れに重曹パウダーをかけ、2時間ほど放置して、乾燥させます。
③次に、重曹と汚れを掃除機で吸い取ります。
④濡れた雑巾で数回水拭きをして、最後に乾拭きをして完了です。
絨毯やカーペットに汚れがしみ込んでしまっている場合は、2Lのお湯に先ほどご紹介した酸素系漂白剤を10mL入れたもので汚れを拭き取りましょう。こちらも、必ず手袋を着用して掃除をしましょう。
汚れを拭き取ったら、濡れた雑巾で数回水拭きをして、最後に乾拭きをしたら、お掃除の完了です。
ただし、こちらも色落ちする可能性がありますので、色の濃い絨毯やカーペットのお掃除には向きません。また、掃除する前に目立たない所で一度色落ちしないかテストしてから掃除をしましょう。
また、市販されている「スチームクリーナー」は、蒸気の力で汚れを浮かせ、吸い取るので、驚くほどスッキリ汚れが取れます。また、取り扱いも簡単なので、絨毯やカーペットが汚れやすい方に特におすすめです。
絨毯やカーペットの掃除は、汚れが染みついてしまわないように、こまめに掃除しておくことが重要です。また、汚れに合った掃除グッズを選ぶことも、綺麗にするポイントです。ぜひ、お部屋のベースになる絨毯やカーペットを清潔にして、快適に過ごしたいですね。