身近なコスメでもあるマニキュアですが、実際にどうやって捨てたらいいのか、迷ってしまうことってありますよね。マニキュアを捨てるタイミングは、いつがいいのでしょうか?正しい捨て方や、捨てる時の注意点についてご紹介します。
マニキュアを捨てるタイミングは、マニキュアの質が悪くなってきたと感じた時です。爪にマニキュアを塗ってみると、ドロドロでなかなか伸び広げることができなくなってきたら、劣化しているサインです。
マニキュアは、本来サラサラとしているものです。少しでも硬さが出てきたら、劣化してきています。少しくらいの硬さであれば、まだ使うことができますが、爪の上に乗せて塗りにくさを感じたら、捨てるタイミングが来ています。
また、マニキュアだけでなく、ハケの部分が劣化してきた時も捨て時です。ハケが外側に広がってしまったり、折れてしまったりすると、マニキュアが塗りにくくなります。爪に塗って、線が入るようになってしまったら、ハケが寿命を迎えているサインです。
マニキュアは劣化するのが早いため、できるだけこまめに買い替えるのがおすすめですよ。
マニキュアを捨てる時に、もっとも重要なのが分別です。マニキュアはいろいろな素材が混ざって作られているため、分別をしっかり行う必要があります。
まずマニキュアのボトル部分は、ほとんどがガラスでできています。そしてキャップの部分はプラスチックでできています。ハケと中身は燃えるごみの扱いです。
基本の分別はこの通りなのですが、自治体によってマニキュアの分別方法は違いがあります。すべて一緒に捨ててもOKなところもあれば、すべてきれいに分別して捨てる必要があるところもあります。
自分の住んでいる地域の分別情報を確認してみてください。
マニキュアを捨てたくても、中身が残っているということもありますよね。分別する必要がある自治体で使える、中身が入っているマニキュアの捨て方をご紹介します。
■中身が固まっていない場合
中身が固まっていないマニキュアの場合は、新聞紙を何枚か引いて、その上にマニキュアを逆さにして乗せます。そのままマニキュアがある程度流れ落ちてくるのを待ちましょう。
これだけできれいに出すのは難しいので、綿棒などを使って奥の方までしっかり出すようにするのがおすすめです。また、最後までしっかりきれいにするためには、中に少しだけ除光液を入れて、フタをした状態で振ると取り出しやすくなりますよ。
マニキュアの中身は、そのまま新聞紙に包んで燃えるゴミで捨てるようにしましょう。
■中身が固まっている場合
マニキュアの中身が固まってしまっている場合は、除光液や薄め液を使って溶かす必要があります。除光液や薄め液をマニキュアの中に入れたら、しっかり振ります。そうすることで、マニキュアがとけるので、新聞紙の上に中身を出すようにしましょう。
1度で溶けない場合は、何度か同じことを繰り返すのがおすすめです。また、どうしても取れない部分については、綿棒などを使って取り出していくようにしましょう。
すべてを取り出したいと思っても、どうしても中身の塊が取れないという場合もあります。そういった場合は無理せずに燃えないゴミとして出すようにしましょう。
マニキュアの捨て方の注意点についてご紹介します。
■絶対にマニキュアを流さない
マニキュアを捨てる時は、絶対に排水口に流さないようにしましょう。マニキュアは水にほとんど溶けないので、そのまま流すと詰まりの原因になります。薄め液で薄めたマニキュアだとしても、絶対に排水口には流さないようにしましょう。
マニキュアを入れる時に、除光液を入れすぎてサラサラになってしまった場合は、新聞紙ではなく布を使うのがおすすめです。吸水性のいいものに染み込ませて捨てるようにしましょう。
■ニオイに注意する
マニキュアを捨てる時は、ニオイに注意するようにしましょう。もともとマニキュアのニオイはきついので、すべての中身を出すとなると、さらにきつくなります。できるだけ家の窓を開けた状態で行うようにしましょう。
マニキュアを捨てる時も、そのままごみ袋に入れるのではなく、小さめのごみ袋に入れてしっかり口を閉じてから、大きなごみ袋に入れるようにしましょう。
また、1度にたくさんのマニキュアを捨てずに、少しずつ作業をするのがおすすめです。さらに、マニキュアが固まっていると処分が大変なので、日頃からマニキュアが固まらないように、しっかりフタをとじることを忘れないようにしましょう。
マニキュアの捨て方についてご紹介しました。マニキュアの捨て方は自治体によって違っているため、一概には言えません。いろいろな素材が使われているものだからこそ、しっかり分別方法を学んで捨てるようにしましょう。