20代のスキンケアは、30代や40代になった時の肌の土台を作る意味でとても大切。毎日使う基礎化粧品は少しでも肌にいいものを使いたいですよね。そこで今回は、20代におすすめの基礎化粧品(プチプラ・デパコス)を肌悩み別などでご紹介します。
【目次】
10代から20代にかけてはスキンケアに特に力を入れなくてもきれいな肌をキープできる年代。ただ20代も半ばになると、徐々に肌に変化を感じ始めスキンケアの重要性を感じ始めるようになります。
20代のスキンケアに使う基礎化粧品は、30代以降の大人の肌の土台を作る意味でとても重要。いつまでも若々しい肌を保つためには、20代のうちにお手入れをしっかりしておくことが大切です。
そこで今回は、20代の方におすすめの基礎化粧品をご紹介。20代の基礎化粧品の選び方やおすすめブランド、肌悩み別のおすすめアイテムをご紹介します。未来の美肌のためにも、20代のうちに自分の肌に合った基礎化粧品を見つけてください。
そもそも基礎化粧品とは、化粧品の中でどのアイテムのことを差すのでしょうか。Wikipedia(ウィキペディア)によると、基礎化粧品とは「洗顔料、化粧水、美容液、乳液、クリームといった皮膚を健やかに保ち肌質自体を整えることを目的とする化粧品を指す語」とあります。
つまり、私たちが朝と夜のスキンケアに使っている化粧品は全て基礎化粧品ということ。マスクやパックといったスペシャルケアに使うアイテムももちろん含まれます。
20代は10代の頃とは違って、乾燥やニキビ、毛穴といった肌の悩みが少しずつ増えてくる年代。ただ20代前半ならエイジングケアするほどではないので、特別なスキンケアはまだ必要ありません。
20代に使う基礎化粧品は、むしろ肌の土台を作ってくれる基本的な機能に特化したものを選ぶことが大切。乾燥肌やオイリー肌、混合肌といった肌タイプもはっきりしてくるので、自分の肌に合った基礎化粧品を選ぶこともポイントになります。
ここからは、洗顔料や化粧水といったアイテムごとに、20代の基礎化粧品の選び方を見ていきましょう。
新陳代謝が活発な20代の肌は分泌される皮脂が多く、その影響でニキビや毛穴のトラブルが起きやすい年代。余分な皮脂を落として肌を清潔な状態に保ってくれる洗顔料は、特に重要なアイテム。一日の終わりは、余分な皮脂やメイクなどの汚れをクレンジングでしっかり落とすことも大切です。
ただし、洗顔料やクレンジングは、肌に必要な潤いまで落としてしまうような洗浄力が強すぎるものはNG。皮脂は取りすぎても乾燥やニキビの原因になってしまうので、スキンケア後に肌がつっぱるようなものは避けるようにしましょう。
20代の方の基礎化粧品で洗顔料と同じくらい重要なアイテムが化粧水。スキンケアで最も大切なのは、なんといってもやっぱり”保湿“。化粧水でしっかり水分を与えて、肌の潤いをキープすることがポイントです。
化粧水にはしっとりタイプやさっぱりタイプ、低刺激のタイプなどさまざまな種類があります。選ぶ際は自分の肌のタイプや状態に合うものを選ぶことが大切です。
20代の方の中には基礎化粧品を化粧水だけで済ませる方もいらっしゃるかもしれませんが、肌には水分と同時に油分を与えることも必要です。
乳液には水分と油分がバランスよく配合されているので、20代前半など皮脂の分泌が活発な方におすすめのアイテム。ニキビができやすい方やオイリー肌の方は、肌なじみが良くてクリームより油分が少ない乳液がおすすめです。
徐々に肌の変化を感じ始める20代後半。化粧水と乳液だけのシンプルケアに加えてそろそろ美容液をプラスしようか、と考え始める方も多いと思います。
20代の方の美容液選びのポイントは、それぞれの肌悩みに合ったものを選ぶこと。30代以降に使うような高価なエイジングケア用美容液はまだ必要ありませんが、シミ対策などの美白美容液は20代から始めるのに早すぎるということはありません。秋冬など特に乾燥する時期は、保湿のための美容液を取り入れるのもおすすめです。
20代の方の中にも乾燥肌で悩んでいる方は多いと思います。基礎化粧品の中で乾燥対策に効果的なのは、化粧水で補った水分を肌の中に閉じ込める”ふた“の役割を担うクリーム。特に秋冬など乾燥する時期のスキンケアには、保湿に特化したクリームを取り入れるのがおすすめです。
仕事や遊びで忙しい毎日の中でスキンケアの時間がなかなか作れないという方におすすめなのが、手軽にお手入れが完了するシートマスク。オールインワンタイプのシートマスクは、スキンケアが数分で完了するので忙しい時の救世主的なアイテムです。
美白や毛穴ケアを目的としたパックは、じっくりお手入れができる週末などに取り入れると◎。肌悩みの解消や肌力向上のために、マスクやパックをスペシャルケアとして使うのもおすすめです。
一口に20代といっても、前半と後半の方ではその肌悩みの内容は違うもの。皮脂の分泌が盛んな20代前半はニキビなどが主な肌悩みだったのが、20代後半になってくるとシミやしわといったエイジングサインも徐々に出始めます。
ですから、20代も半ばを過ぎて肌の変化を感じ始めたら、それまで使っていた基礎化粧品を見直してみることをおすすめします。ここからは、20代前半と20代後半に分けて、それぞれの肌悩みとおすすめの基礎化粧品についてご紹介していきます。
20代前半の方は新陳代謝が活発なために皮脂の分泌量が多く、ニキビや毛穴の開き、黒ずみなどが主な肌悩み。オイリー肌で肌がベタつくのを理由に、スキンケアは化粧水のみという方も多いかもしれません。
オイリー肌や混合肌の方も、化粧水で補った水分を閉じ込める乳液やクリームがマストです。ベタつくからと敬遠していると、肌の水分と油分のバランスが崩れてしまう場合もあります。ニキビや毛穴が気になる方も、対応のスキンケアアイテムを使ってしっかり保湿をすることが大切です。
20代後半になると、今までは感じなかったエイジングサインが徐々に目立ち始めます。日々の忙しさやストレスなどでホルモンバランスが崩れると、乾燥やシミ、しわ、くすみなどさまざまな肌悩みが増えていきます。
スキンケアに使う基礎化粧品も、保湿重視のものやエイジングケアしてくれるものに徐々にチェンジしていきましょう。今まではスペシャルケアだった美白美容液を、日々のスキンケアに取り入れるのもおすすめです。
20代の方に必要な基礎化粧品が分かってきたら、次は自分の肌に合ったスキンケアブランドを見つけましょう。ここでは、20代の方におすすめのブランドを10選ピックアップしてご紹介します。
それぞれのブランドの特徴やおすすめポイントをご紹介するので、自分の肌に合いそうなブランドがあればぜひ挑戦してみてください。
シンプルなパッケージが目を引く「ORBIS(オルビス)」は、デパコスに比べてリーズナブルな価格なのに高機能なのがおすすめポイント。繰り返す大人ニキビや20代から始めるエイジングケアに最適なラインナップが揃います。
毎日のお手入れの中でエイジングサインが出てきたら、まずは自分の肌悩みに合ったスキンケアシリーズから試してみてください。
「肌ラボ(ハダラボ)」はロート製薬が”保湿“に着目して作ったブランド。保湿成分の”ヒアルロン酸“をたっぷり配合してあるので、肌の乾燥に困っている方におすすめです。20代の方に特におすすめのポイントは、ドラッグストアなどで買えるお手軽さとリーズナブルな価格。
「肌ラボ」のベストセラーといえば「極潤」シリーズの化粧水「ヒアルロン液」。プチプラでシンプルな化粧水なので、顔はもちろん体や髪にも使えるのが◎。「極潤」シリーズは、化粧水のほかにもクリームや美容液もあります。
20代になると今までは感じなかった顔全体のくすみが気になり始めます。大人女子のくすみは日焼けはもちろん乾燥も原因の一つなので、美白効果だけでなく保湿効果も高いものを取り入れるのがポイントです。
KOSE(コーセー)の「雪肌精(セッキセイ)」は、みずみずしいうるおいを肌に与えて乾燥によるくすみを防ぎ、透明感のある肌に導くスキンケアシリーズ。ドラッグストアやコンビニで買えるお手軽さも魅力です。
デパコスで20代の方におすすめのブランドは、幅広い年代でファンの多い「ALBION(アルビオン)」。 ”スキコン“や乳液などベスコスの常連を多く持つブランドで、一度は使ってみて欲しいスキンケアブランドの一つです。
「アルビオン」に初めて挑戦するなら、やはり ”スキコン“から始めるのがおすすめ。乾燥やニキビ、毛穴、くすみなど20代のあらゆる肌悩みに効果があります。
衣料品や生活雑貨が人気の「無印良品(ムジルシ リョウヒン)」はスキンケアアイテムも優秀。リーズナブルな価格なのに高品質でコスパが高いと口コミでも高評価です。
「無印良品」のスキンケアは、敏感肌用やニキビケア、エイジングケアなど肌悩みに応じて選べる種類の多さも魅力。例えば、敏感肌用の化粧水は高保湿タイプ、しっとりタイプ、さっぱりタイプと分かれているので、季節や肌の状態に合わせて使い分けることができます。
無印良品(ムジルシ リョウヒン) 化粧水・敏感肌用・高保湿タイプ 200ml / ¥690
日本の老舗プチプラコスメブランド「ちふれ」は、スキンケアも充実していて無香料・無着色など成分にもこだわっているブランド。「ちふれ」もしっとりタイプやさっぱりタイプ、ノンアルコールタイプと同じアイテムでも好みの使用感を選ぶことができます。
ただ「ちふれ」のスキンケアが20代の方におすすめなのは、なんといってもその価格。リピートして詰替用を買えばさらにお得な価格で買えるので、20代前半の方がスキンケアを揃えるのにぴったりなブランドです。
「頬はカサつくのにTゾーンはベタつく」「乾燥肌なのにニキビはできる」といった特に20代前半の方に多い肌悩み。そんな混合肌の方のために花王が作ったスキンケアシリーズが「SOFINA jenne(ソフィーナ ジェンヌ)」。
しっとりしたいけどベタつくのは嫌という方が多い混合肌さん向けに作られたスキンケアアイテムは、”さっぱり“と”しっとり“を融合させた独自処方がポイント。混合肌でスキンケア難民になっている方にぜひ試して欲しいブランドです。
女性ならみんな一度は使ってみたいと憧れる高級スキンケアブランド「SKⅡ(エスケーツー)」。値段は張りますが、肌に合う方にとってはその価格に見合うだけの効果はあります。20代後半になって、乾燥や毛穴、くすみといった大人肌の悩みが増えてきたら、ぜひ挑戦してみて欲しいブランドです。
「SKⅡ」のベストセラーといえば、「フェイシャル トリートメント エッセンス」。「SKⅡ」独自の美容成分”ピテラ“が90%以上配合された美容液のような化粧水。20代後半から増えるあらゆるエイジングサインに効果が期待できます。
20代の方の肌は、季節の変わり目や月経前などさまざまな変化によって一時的に敏感な状態になりがち。そんなゆらぎやすい肌のためのブランドが、資生堂の「dプラグラム(ディープログラム)」。
花粉やPM2.5など外的なアレルゲンから肌を守ってくれるアイテムもあるので、花粉症やアレルギーによる肌荒れで悩んでいる方にも◎。SOS的な存在として取り入れるのにおすすめです。
20代後半になって肌質が変わったと感じる方は、これまで使っていたスキンケアアイテムを見直す時期かもしれません。そんな方におすすめのブランドが、口コミなどでも人気の高いデパコスブランドの「IPSA(イプサ)」。
「イプサ」のおすすめポイントは、コスメカウンターで受けられる丁寧なカウンセリング。自分の肌質や今の肌の状態、それに応じたお手入れポイントを提案してくれます。20代は特に肌の状態が変化しやすい年代。「イプサ」のカウンセリングで自分の肌を科学的に分析してもらうのも、いい体験になるのではないでしょうか。
20代の方の肌は、乾燥やニキビ、毛穴など肌悩みは人それぞれで違います。ここからは、それぞれの肌悩み別におすすめの基礎化粧品をご紹介します。プチプラからデパコスまで肌悩みに効くアイテムを集めたので、ぜひチェックしてください、
20代の方でニキビと同じくらい多い肌悩みが乾燥。秋冬だけでなく春夏も乾くという乾燥肌の方は、まず化粧水でしっかり水分を肌に与えて、油分でふたをするのが鉄則です。
ACSEINE(アクセーヌ)の「モイストバランス ローション」は、さらっとしたテクスチャーなのにしっかり浸透してうるおい感が持続する化粧水。毎日惜しみなく使える大容量なのも魅力です。
皮脂の分泌が活発な20代前半はオイリー肌で悩む方が多い年代。オイリー肌の方は、ベタつく乳液やクリームが苦手という方が多いと思います。
そんなオイリー肌の方におすすめなのが、ALBION(アルビオン)のEXAGE(エクサージュ)シリーズ「モイスト アドバンス ミルク I」。3種類ある「モイスト アドバンス ミルク」の中でも「Ⅰ」の乳液はオイリー肌用の乳液。軽やかな使用感でベタつくことなく浸透して、爽やかに肌をうるおしてくれます。アルビオンのロングセラー”スキコン“とセットで使うのもおすすめです。
頬はカサつくのにTゾーンはベタつく混合肌は、20代の方に多い肌悩み。なかなかしっくりくるスキンケアアイテムがなくて困っている方も多いと思います。
混合肌の方が使う基礎化粧品でポイントとなるのは、油分を補う乳液やクリームなどのアイテムの選び方。クリームなどのテクスチャーの重いアイテムだと、Tゾーンには油分が多すぎる場合があります。
SOFINA jenne(ソフィーナ ジェンヌ)の「混合肌のための高保湿ジェル乳液」は、ベタつかないさっぱりとした使用感なのに保湿はしっかりしてくれる乳液。肌に必要なセラミドを守り補う効果があるので、うるおいを長時間キープしてくれます。
SOFINA jenne(ソフィーナ ジェンヌ) 混合肌のための高保湿ジェル乳液 / ¥2,420
月経前のニキビやあご周りに周期的にできるニキビなど、繰り返す大人のニキビにおすすめなのが、ORBIS(オルビス)の「クリアシリーズ」。
オルビスは肌のバリア機能を高めることでニキビの根本にアプローチ。周期ニキビができにくい強い肌を作ってくれます。トライアルセットもあるので、ぜひライン使いしてみて欲しいシリーズです。
ORBIS(オルビス) 薬用 クリアトライアルセット(医薬部外品) / ¥1,320
皮脂の分泌が盛んな20代の方は、毛穴の開きや黒ずみに悩んでいる方が多いと思います。毛穴の黒ずみは、毛穴に詰まった角栓が汚れと混ざって酸化してしまうことから起きる肌トラブル。
20代の毛穴の黒ずみにおすすめの基礎化粧品は、毛穴に詰まった皮脂や汚れをしっかり落としてくれる洗顔料。ORBIS(オルビス)の「オルビスユー ウォッシュ」は、配合されたモロッコ溶岩クレイが毛穴の皮脂や汚れを吸着して洗浄。ブースター洗顔料なので、そのあとに使う化粧水が浸透しやすくなってよりうるおいやすい肌を作ってくれます。
ORBIS(オルビス) オルビスユー ウォッシュ / ¥1,980
20代の方の毛穴の開きはそのまま放置しておくと、30代以降になってたるみ毛穴などの老け顔の原因になる可能性があります。毛穴の開きを改善するには、皮脂や汚れを取り除くのと同時に引き締め効果もある基礎化粧品を使うのがポイント。
おすすめなのは毛穴悩みに特化したクレンジング。DUO(デュオ)の「ザ クレンジングバーム クリア」は、クレンジングバームの人気者デュオの毛穴ケアに特化したタイプ。
おすすめポイントは、毛穴汚れをしっかり落とすだけでなく肌を整え引き締める成分を配合していること。デュオはW洗顔不要で肌に優しい成分にこだわっているので、乾燥肌や敏感肌の方にもおすすめです。
DUO(デュオ) ザ クレンジングバーム クリア / ¥3,960
季節の変わり目や月経前など、突然肌が敏感になって何を塗ってもヒリヒリして沁みるといった時におすすめなのが、dプログラム(ディープログラム)の「モイストケア エマルジョン R」。
dプログラムのピンクのシリーズは、カサつきや肌荒れを起こして敏感になった肌をしっかり保湿してくれるシリーズ。肌が敏感なうちは、同シリーズの化粧水とのセット使いなどシンプルケアがおすすめです。
dプログラム(ディープログラム) モイストケア エマルジョン R / ¥4,180
20代後半頃から徐々に増える肌悩みの一つが肌のくすみ。くすみにはさまざまな原因がありますが、主なものとして考えられるのが乾燥です。肌のくすみを改善しようと美白美容液などを使っても、肌が乾燥していたら根本的な解決にはならない場合があります。
KOSE(コーセー)の雪肌精(セッキセイ)は、和漢植物などの成分が肌をうるおして乾燥によるくすみを防いでくれるスキンケアシリーズ。ロングセラーの「薬用 雪肌精」は、肌のキメが整って透明感のある肌に導いてくれる化粧水。みずみずしい使用感も魅力です。
20代の方が日々のお手入れに使う基礎化粧品は、保湿に重点をおいた基本的なスキンケアアイテムがおすすめです。ただ少しずつ肌悩みも増えていくので、自分の肌質や肌悩みに合った基礎化粧品を選ぶことも大切。自分の肌に合う基礎化粧品を見つけて、20代のうちに美肌の土台を作っておきましょう。