日常生活を送る上でなくてはならないものの一つになっているスマートフォンは、実は菌や汚れが付着しています。今回は、スマホの除菌の必要性や除菌のやり方、スマホのお手入れにおすすめの除菌グッズをご紹介します。
日常生活を送る上でなくてはならないものの一つになっているのがスマートフォンですよね。1日の中でスマホを触らないことがない日はないという方も多いと思います。
きれいな手で触っているつもりのスマホですが、実は意外と汚れています。
例えば、頻繁にスマホを触る方の場合、1日に100回以上もスマホを持ちあげたり、タップやスワイプをしています。何度もスマホを触ることで、皮脂汚れが付いてしまいます。
また、スマホは、家の中でもキッチンやバスルーム、ベッドルームなどに持ち運んでいる方もいると思います。また、外出する際にも携帯するものです。したがって、スマホには、ホコリや花粉、飲食物やコスメ、排気ガスなど、さまざまな種類の汚れが付着しています。
また、スマホには、菌やウイルスなども付着しています。例えば、大腸菌や黄色ブドウ球菌、連鎖球菌のような有害な細菌や、インフルエンザウイルスやノロウイルスなどがスマホに付着しやすいですね。
一見汚れていないように見えるスマホも、実は汚れがついていたり、菌やウイルスが付着しています。汚れたままスマホを使用していると、健康被害が起こることもあります。
例えば、汚れたスマホを触った後に飲食物を触った場合、感染症や腹痛などのような体調不良を引き起こしてしまう可能性があります。
また、汚れたスマホを触った手で顔や髪の毛、体に触れたり、汚れたスマホを頬や耳に当てて通話した場合、肌や髪の毛にトラブルが起こることもあります。
したがって、お部屋や洋服と同じように、スマホも定期的なお掃除が必要です。
今回は、スマホの除菌のやり方や注意点をご紹介します。スマホのお手入れにおすすめの除菌アイテムもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
スマートフォンの除菌のやり方は、簡単です。
スマホの除菌に使えるアイテムの種類は、いくつかあります。
■乾拭きをする場合
スマホに付いたゴミやホコリ、皮脂汚れなどを掃除する場合は、スマホを傷つけないような、柔らかく細かい繊維を使用した布の「クリーニングクロス」で拭き掃除を行いましょう。眼鏡拭きやマイクロファイバークロスなどを使用している方もいますね。乾拭きで汚れを取り除くことで、菌も一緒に除去することができます。
一方、タオルやハンカチ、ティッシュペーパーなどで乾拭きをすると、スマホが傷ついてしまう可能性がありますのでやめましょう。タオルやハンカチ、ティッシュペーパーで拭いても、油汚れは取れにくく、乾拭きすることでかえって汚れを広げてしまうケースもありますので、乾拭きにはクリーニングクロスや眼鏡拭き、マイクロファイバークロスなどを使用します。
さらに、スマホの表面にゴミやホコリ、砂などが付いているまま乾拭きをしてしまうと、スマホが傷つく可能性があります。したがって、乾拭きを行う前に、スマホの表面に付いたゴミやホコリをブロアーで吹き飛ばすのがおすすめです。
■水拭きをする場合
スマホの除菌を行う場合は、スマホ用のウェットティッシュや除菌シートで拭き掃除を行いましょう。また、スマホ用のクリーナーや消毒用エタノールやアルコールをクリーニングクロスに付け、拭き掃除を行うという方法もあります。
手指の消毒に使用するような一般的なウェットティッシュは、スマホを傷つけてしまったり、劣化や故障させてしまう危険がありますので、必ず「スマホ用」と指定されているウェットティッシュや除菌シートを使用したいですね。
そして、研磨剤や界面活性剤が含まれていない除菌シートやクリーナーを使用しましょう。漂白剤配合タイプのクリーナーやシートを使用するのもNGです。
■除菌グッズもおすすめ
そして、近年は、スマホに紫外線(UV)ライトを照射して除菌できるグッズも多数販売されていますよ。ゴミやホコリ、皮脂汚れなどを掃除することはできませんが、スマホに付着した菌やウイルスを除去することはできますのでおすすめです。
UVライトを照射するハンディタイプは手軽にスマホを除菌できるアイテムです。また、スマホを箱やケースの中に入れて電源を入れ、UVライトを照射するボックスタイプもあります。
スマホの除菌の頻度に決まりはありませんが、表面に付いたゴミやホコリ、皮脂汚れなどはこまめに掃除したいですね。
スマホの除菌は、頻繁に行うと、スマホの劣化や故障の原因になることがありますので、1週間に2回程度の頻度で行うのがおすすめです。
ただし、インフルエンザやノロウイルスなどの感染症が流行っている場合は、スマホに菌やウイルスが付着しやすくなりますので、除菌の頻度を上げるのが望ましいですね。
スマホの除菌のやり方は、使用しているスマホの種類によって異なります。スマホの掃除方法は、取扱説明書に記載されていますので、お手入れ前に必ず取扱説明書を確認しましょう。
一般的なスマホの除菌のやり方は、
①スマホに繋いでいるケーブル類は全て取り外し、スマホケースを外しましょう。
②スマホの端末の電源を切りましょう。
③乾拭きを行う前に、スマホの表面に付いたゴミやホコリをブロアーで吹き飛ばしましょう。
④クリーニングクロスでスマホを乾拭きしましょう。
⑤スマホ用のウェットティッシュや除菌シートで水拭きを行い、除菌しましょう。ウェットティッシュや除菌シートがたっぷりと水分を含んでいる場合は、そのまま水拭きをするとスマホ内に水分が入ってしまう危険があります。したがって、ウェットティッシュや除菌シートを軽く絞り、水分を落としてから水拭きをしましょう。イヤホン端子やUSB端子、ステレオやマイク部分にクリーナー類が入らないようにしましょう。
スマホ用のクリーナーをクリーニングクロスに付け、スマホを拭いてもOKです。
場合によっては、消毒用エタノールやアルコールで水拭きをすると、スマホの劣化や故障の原因になるケースもありますので、スマホの取扱説明書に従いましょう。
そして、スマホの水拭きを行う際には、水拭きを行う場所にも注意しましょう。スマホのサイドや背面など、スマホの画面以外の場所を水拭きをすると、色落ちや塗装が剥がれたりするなど、劣化の原因になる可能性があります。したがって、使用するクリーナーやウェットティッシュ、除菌シートなどの取扱説明書を確認して水拭きに使用しましょう。スマホの取扱説明書で使用できるクリーナーやウェットティッシュ、除菌シートの種類も確認したいですね。
⑥水拭きが終わったら、スマホを15分程度乾燥させてからスマホを使用しましょう。仕上げにクリーニングクロスや眼鏡拭き、マイクロファイバークロスなどで乾拭きをしてから乾燥させると、拭き跡が残りにくいですよ。
などのように行うのがおすすめです。
スマホを除菌する際には、注意したいことがあります。
例えば、スマホのお手入れをする際には、汚れた手で触らないことは大切ですね。したがって、スマホを除菌する場合は、あらかじめ手を洗って、手を清潔な状態にしてからスマホの除菌をしましょう。
そして、スマホの除菌を行う際には、スマホ用のクリーナーのような液体の除菌アイテムをスマホに直接吹きかけるのはNGです。
揮発性のあるアルコールであっても、スマホの内部に入り込んでしまうと故障の原因になってしまいます。
かならずクリーニングシートのような布類にアルコール類を浸み込ませてから拭き掃除に使用するようにしましょう。
そして、スマホのお手入れは、こまめに行うことは大切ですが、一日に何度も除菌を行うと、劣化しやすくなったり、場合によっては故障の原因になることもあります。
したがって、除菌をしすぎないように注意したいですね。
また、たとえ防水機能を搭載しているスマホでも、本体を水洗いするのは、故障の原因になる可能性がありますので、拭き掃除をするのがおすすめです。
さらに、コーティングが施されているスマホの場合は、ウェットティッシュやクリーナーで拭き掃除をすることで、コーティングが剥がれたり、コーティングの寿命が縮まるケースもありますので、コーティングに合った除菌グッズを使用しましょう。
近年は、スマートフォンを画面割れや破損などから守るために、スマホに保護フィルムを貼っている方も増えていますよね。
したがって、フィルムを貼っているスマホの除菌を行う際には、使用しているフィルムが変色や劣化しないように注意したいですね。スマホの除菌をする前に、保護フィルムの取扱説明書も確認しておきましょう。
その他にも、スマホのお手入れをする際に、何度もスマホを擦ったり、強い力で拭き掃除をすると、劣化や故障の原因になってしまいます。
スマホの掃除を行う場合には、何度も擦らず、力を入れすぎないようにしましょう。
そして、パソコンやキーボードなどに付いたホコリを吹き飛ばすアイテムとして便利なエアダスターですが、スマホのお手入れに使用するのはNGです。
エアダスターの出す強風をスマホに当てると、ゴミを吹き飛ばすどころか、ゴミをスマホの中に押し込んでしまうケースがあります。
したがって、スマホに付いたホコリを掃除したい場合は、風力の弱いエアブロワーを使用しましょう。
さらに、液体の除菌グッズを使用してスマホの拭き掃除を行った場合は、お手入れの後にしっかり乾燥させることが大切です。
スマホが濡れているのにそのまま使用してしまうと、感電してしまったり、スマホが故障するなどの危険がありますので注意しましょう。
さらに、普段スマホにスマホケースを取りつけている方は、スマホの掃除を行う際に、スマホケースのお手入れもしたいですね。
せっかくスマホを掃除しても、汚れたスマホケースを再び取りつけてしまうと、再度スマホに汚れや菌が付着してしまいますので注意しましょう。
スマホケースのお手入れは、スマホケース毎に異なります。スマホケースの取り扱い説明書にしたがって、スマホケースのクリーニングもしましょう。
さらに、スマホに付着したホコリや指紋などの汚れを掃除するアイテムのクリーニングクロスは、手軽に乾拭きにも使用できるので、ぜひ携帯しておきたいですね。
しかし、汚れたクリーニングクロスで掃除をすると、スマホがかえって汚れてしまったり、スマホが傷ついてしまう原因になります。
したがって、クリーニングクロスもこまめに洗濯をして、清潔なクリーニングクロスでスマホの掃除をしたいですね。
スマートフォンを除菌できるグッズはたくさんの種類が販売されており、何を使えばいいのか迷ってしまうことがありますよね。スマホのお手入れにおすすめの除菌アイテムをご紹介します。
最初にご紹介したいのは、コンピューター周辺機器メーカーのELECOM(エレコム)の「超速乾クリーニングリキッド」です。
スマートフォンやタブレット専用のリキッドタイプの除菌アイテムです。
速乾性があるので、スマホの隙間に液体が入り込みにくいですし、拭いた後も残りにくいのが魅力です。お手持ちのクリーニングクロスに超速乾クリーニングリキッドを浸み込ませてサッと吹くだけで、皮脂汚れや除菌ができますよ。
内容量は60mLとコンパクトなので、邪魔になりにくく、日本製というのが嬉しいですね。
ELECOM エレコム 超速乾クリーニングリキッド 60mL / ¥638
ELECOMの「超速乾ウェットティッシュ(大容量ボトルタイプ)」も、スマホやタブレットの除菌におすすめのアイテムです。
スマホのお手入れに使用できるウェットティッシュですので、ボトルからウェットティッシュを出して掃除をしたら、あとはゴミ箱に捨てればOKです。手間なくスマホを除菌できるのが嬉しいですね。
「超速乾ウェットティッシュ(大容量ボトルタイプ)」は120枚入っていますので、こまめに掃除をしたい方におすすめです。オフィスでも邪魔になりにくい60枚入りのボトルや詰替用も販売されていますよ。
ELECOM エレコム 超速乾ウェットティッシュ(大容量ボトルタイプ) 120枚入り / ¥1,298
汚れ落ちの良い洗剤やスポンジなどでお馴染みのメーカー、LEC(レック)の協力の元開発されたKenko Tokina(ケンコー・トキナー)の「激落ちカメラレンズクリーナー」も、スマホの除菌におすすめしたいアイテムです。
スマホと同じようにデリケートなカメラやカメラのレンズ、双眼鏡などのお手入れにも使えるクリーナーです。
超極細の繊維がミックスされた使い捨てタイプのウェットシートで、すぐに乾いてくれるのも魅力です。
30枚入りですが、アルミ個装袋になっていますので、持ち歩きしやすいのもメリットですね。
Kenko Tokina ケンコー・トキナー 激落ちカメラレンズクリーナー 30包入り KENKO ケンコー / ¥946
Blue Green Group(ブルーグリーングループ)の「Whoosh(ウーッシュ)! Screen Shine(スクリーンシャイン) クリーナー」は、アルコールやアンモニアを使用していないクリーナーです。
スマホやタブレットの除菌や掃除に使用できるクリーナーで、全ての液晶に使用できるのが魅力です。
さらに、「スクリーンシャイン クリーナー」で掃除をすることで、スマホの表面がコーティングされ、指紋を付きにくくしてくれるという効果もあるのが嬉しいですね。
クリーナーとクロスがセットになったアイテムとなっています。
Blue Green Group ブルーグリーングループ Whoosh! ウーッシュ Screen Shine スクリーンシャイン クリーナー 30mL / ¥1,813
Dreams(ドリームズ)の「RADICAL S1(ラジカルエスワン) スマホ用除菌・抗菌スプレー」も、スマホの除菌アイテムとしておすすめです。
光と反応してウイルスや菌を分解してくれるグッズで、非アルコールで非塩素系なので、お子さんがいる方も安心して使用できます。スマホ以外のゲーム機やマスクなどの身の回りの物や、手指の除菌にも使えますよ。
スマホのお手入れに使用する場合は、吹きかけるのではなく、「RADICAL S1 スマホ用除菌・抗菌スプレー」をクリーニングクロスに染みこませて拭き掃除をするのがおすすめです。
Dreams ドリームズ RADICAL S1 ラジカルエスワン スマホ用除菌・抗菌スプレー 28mL / ¥638
essGee(エスジー)の「UVマルチ除菌器 ポケットドクター」は、スマホのような形をした除菌グッズです。
UV LEDライトをスマホやタブレット、イヤフォンなどの除菌したいアイテムに近づけ、ライトを照射すれば、10秒間で最大99%除菌を行えるグッズです。
コンパクトサイズで、スライドさせるだけでライトを当てることができますので、使いやすい除菌アイテムです。
充電すれば繰り返し使えるのが嬉しいですね。
カラーバリエーションはブラック、レッド、ホワイト、ブルーの4色展開となっています。
essGee エスジー UVマルチ除菌器 ポケットドクター / ¥6,930
ROA(ロア)の「スマートフォンUV除菌器 Dr.カプセル」も、UVライトを使用してスマホの除菌を行うことができるアイテムです。
使い方も簡単で、「スマートフォンUV除菌器 Dr.カプセル」をスマホの上に乗せ、電源を入れてライトを照射したら、あとはそのまま放置しておけば菌をオフしてくれます。約5分程度で除菌を完了します。
ROA ロア スマートフォンUV除菌器 Dr.カプセル / ¥4,378
LINK(リンク)の「LINK UV + オゾン スマートフォン モバイルアクセサリー 除菌器」は、オゾンやUVの力で菌やウイルスを除去してくれるアイテムです。
カプセルタイプの除菌器で、スマホのようなクリーニングをしたいアイテムを「LINK UV + オゾン スマートフォン モバイルアクセサリー 除菌器」の中に入れて、除菌を開始すれば、6分30秒で除菌が完了します。
スマホの両面やサイドを同時に除菌できるのが魅力です。
USB充電式で、フル充電すれば10回程度は除菌を行える優れものです。
LINK リンク LINK UV + オゾン スマートフォン モバイルアクセサリー 除菌器 / ¥8,690
エイトインターナショナルの「スマホUV除菌スマートクリーナー」は、スマホを除菌するケースです。
紫外線を照射して約6分間で99%の除菌ができるアイテムで、USB充電タイプです。
ボックス内で反射しますので、スマホに付着した菌をしっかり除去してくれます。
ホワイトを基調とした清潔感のあるスタイリッシュな見た目も魅力ですね。
また、アロマ機能も搭載していますので、リラクゼーショングッズとしても活躍してくれますよ。
エイトインターナショナル スマホUV除菌スマートクリーナー / ¥5,980
アピロスの「紙箱でできた紫外線除菌ボックス」は、商品名の通り、軽量な紙でできたボックスタイプの除菌ケースです。
UV-C(深紫外線)LEDライトを照射し、15分でスマホやマスク、布製品などを除菌・消臭してくれるアイテムです。
大きめのサイズですので、さまざまなスマートフォンや小物類の除菌に使いやすいのが魅力です。
USB給電式で、リーズナブルな価格なのも嬉しいですね。
カラーバリエーションはGrey(グレー)とBlue(ブルー)の2色展開となっています。
有効照射エリアは幅190mm、奥行き110mm、高さ35mmとなっています。
アピロス 紙箱でできた紫外線除菌ボックス グレー / ¥2,178
大きいスマホケースを使用している方や、タブレットを使用している方には、アピロスの「紙でできたUVタブレット除菌BOX」がおすすめです。
有効照射エリアは幅290mm、奥行き210mmとなっていますので、スマホやタブレット以外の小物類の除菌にも使用したい場合は、「紙箱でできた紫外線除菌ボックス」よりも大きい「紙でできたUVタブレット除菌BOX」が使いやすいですね。
除菌したいアイテムをボックス内に入れ、スイッチを入れれば、15分程度で除菌が完了しますよ。
こちらもUSB給電式となっています。
アピロス 紙でできたUVタブレット除菌BOX / ¥3,828
1日の中で何度も触るスマートフォンは、菌やウイルス、汚れなどが付着しています。スマホのお手入れに使用できるアイテムは多数販売されていますので、ぜひ、定期的にスマホを除菌して、清潔なスマホを使用するようにしたいですね。