口角が下がると、不機嫌で疲れて見えてしまい、老けて見える原因にもなってしまいます。今回は、口角が下がる原因や、習慣やエクササイズなどの口角を上げる方法をご紹介します。
【目次】
機嫌が悪いわけではないのに「怒ってる?」「具合が悪いの?」と聞かれたり、疲れていないのに「疲れてる?」と周囲の人から聞かれやすい方は、実は口角が下がっていることが原因かもしれません。
口角が下がると、ほうれい線が目立ち、疲れて見えたり、老けて見えてしまいやすいですし、口が平仮名の「へ」の字のようになってしまい、機嫌が悪く見えてしまうこともあります。
■口角が下がる原因
口角が下がる原因は、色々な理由があります。例えば、口角を上げる筋肉は、年齢とともに衰えてしまいますので、定期的に鍛えることが必要です。
また、大人になると大笑いをすることが減る方もいると思いますが、表情の変化が少ないと、口角を上げる筋肉を使う機会が減って衰えてしまいます。
その他にも、口呼吸になっていたり、食事の際にあまり噛まずに食べている場合も、口角を上げる筋肉が衰えやすいですね。
スマホを長時間使って下ばかり見ていると、口角を支えているあごの筋肉が衰えてしまい、口角が下がることもあります。
■口角を上げるメリット
口角を上げると、普段から明るくポジティブに見えるので、周囲の人からは好印象を持たれやすいのがメリットです。
口角を上げるエクササイズをすることで、あごや口の周り、頬などのたるみやシワが軽減されたり、顔が痩せる効果も期待できるので、すっきり小顔に見えるようになるメリットもあります。
血行が促進されれば、むくみも改善しやすくなりますよ。
また、口角を上げるだけで、脳が笑顔を作っていると認識し、幸せホルモンのセロトニンが脳内で分泌されるというデータもあります。
口角を上げるためには、専用のグッズを使うのも効果的ですが、エクササイズで自力で口角を上げることもできます。
まずは、どれくらい口角が上がっているのか、笑顔を作って口角を上げた様子を鏡を見てチェックしてみましょう。
口角が下がっている方の場合、口角を上げていると思っていても、実は意外に口角が上がっていないケースがあります。したがって、慣れるまでは、鏡を見ながら口角が上がっているかどうかをチェックして正しい口角の上げ方を覚えるのが、エクササイズを効果的に行うコツですね。
■箸やペンを加えて口角を上げる
口角を上げるエクササイズの定番となっているのが、箸やペンを咥えたまま、口角を上げる方法です。
箸やペンを咥えて口角を上げて笑顔を作ったたら、箸やペンを外して、口角を上げたままの状態を30秒間キープします。
1日10セット行いましょう。
入浴中やスマホを見ながらできる口角を上げるエクササイズは、頬を膨らませるトレーニングです。
①目を見開きながら唇に力を入れて空気が漏れないようにします。
②片方の頬に空気を入れて膨らませて、そのままの状態を10秒間キープします。
③今度はもう片方の頬に空気を入れて膨らませて、そのままの状態を10秒間キープします。
左右それぞれの頬を膨らませるエクササイズを1セットとして、1日5セット程度行いましょう。
ウインクを使ったエクササイズも、口角を上げる効果的なトレーニングです。
①右目をウインクしたら、そのまま右の口角もできるだけ上げ、10秒間キープします。
②今度は、左目をウインクしたら、そのまま左の口角をできるだけ上げ、10秒間キープします。
③①と②を1セットとして、1日5セット行いましょう。
こちらのエクササイズは、顔の様々な表情筋を使うエクササイズで、ウインクができなかったり、10秒間キープできない場合は、表情筋が衰えているサインかもしれません。慣れるまではキツイと感じたり、頬が震えることもありますので、無理のない範囲で行いましょう。
口角を上げるためには、舌の筋力を鍛えるのも効果的です。
■舌のばしエクササイズ
①正面を向いて舌を前にできるだけ出して、そのままの状態を10秒間キープします。
②今度は舌を下にできるだけのばして、そのままの状態を10秒間キープします。
③次に顔を上に向けて、舌を天井に向かってできるだけのばして、そのままの状態を10秒間キープします。
④再度顔を正面に向けて、今度は舌を左にできるだけのばして10秒間キープした後、右にできるだけ舌をのばして10秒間キープしましょう。
⑤①~④を5セット行いましょう。目は見開いて行うと、より効果的ですよ。
■舌のスライドエクササイズ
さらに、舌を歯と唇の間に入れて動かすエクササイズもおすすめです。
右の上の奥歯と頬の間に舌を入れ、そこから左の上の奥歯に向かって舌をスライドさせます。そのまま舌を左下の奥歯と頬の間に移動させ、そこから右下の奥歯までスライドさせて、口の中を1周させます。
今度は、左上の奥歯から右上の奥歯、右下の奥歯から左下の奥歯まで舌をスライドさせて、口の中を逆回りで1周させます。
右回り、左回りをそれぞれ1日30回行いましょう。
フェイスマッサージは、メイク前や入浴中、むくみ予防として行っている方もいると思いますが、口角を上げたい方にもおすすめです。
口角を上げるリフトアップマッサージは、両手の握りこぶしで頬を押し上げるように下から上へスライドさせてマッサージしていくだけです。カッサのようなマッサージ器具を使用してもOKです。
ただし、何度も擦ったり、強い力で押してしまうと刺激が強すぎますので、クリームやオイルを使って滑りを良くしながら、気持ちいいと感じる程度の強さでマッサージを行いましょう。
口角を上げるためには、毎日の生活習慣を見直すだけでも効果的です。
例えば、食事をする際には、よく噛むようにするだけでも、頬や口周り、あごの筋肉などが鍛えられます。
また、話す時には、口を開け、口を大きく動かすように意識するだけでも、ちょっとしたエクササイズになります。
笑顔を増やすことも、口角を上げるトレーニングになりますね。
その他にも、口呼吸をやめて鼻呼吸するように意識したり、スマホやPCなどを見ている際には、背筋を伸ばしてできるだけ下を向かないようにしたり、口角を上げるエクササイズを取り入れるのもおすすめです。
口角を今すぐ上げたい方は、口角を上げるメイクを取り入れるのもおすすめです。
①コンシーラーで口角が上がっているように唇の形を整えます。上下の唇の両サイドを、少し上にカーブするように整えましょう。
②リップライナーで唇の形を口角が上がっているように縁取ります。口角を少し跳ね上げるように描くのがポイントですが、やりすぎると不自然になってしまうので注意しましょう。
③あとはリップを乗って馴染ませれば完成です。
元気で明るい印象になり、若々しく見えるのが口角を上げるメリットです。口角を上げるためには、毎日の積み重ねが大切です。口角が下がってしまってお悩みの方は、ぜひご紹介した口角を上げる方法を実践してみてくださいね。