大人の女性ならば、ラグジュアリーな「ハイブランド」のアイテムで品格を身につけたいところ。しかしそもそもハイブランドの定義は何なのか、どんなブランドが人気なのか、分からない方も多いはずです。そこで今回は、ハイブランドに関する基本事項をご紹介した上で、オトナ女子に人気のブランドをランキング形式で解説します!
【目次】
まず「ハイブランド」とは、数あるブランドの中でも最上級クラスのものであり、元はと言えば上流顧客のためのブランド。伝統や品質にこだわって作られているため決してリーズナブルとは言えませんが、信頼性とファッション性の高さは群を抜いていると言えます。
つまりハイブランドの定義は、「ブランド創立以来富裕層に向けて商品を提供するブランド」だと理解しておけば間違いありません。今となっては一般市民の手にも渡るようになったため、そのボーダーが曖昧になりつつありますが、例えば元々貴族向けに商売をしていたヴィトン等は根っからのハイブランド、ポールスミスのように庶民向けから始まったのは高級でもハイブランドとは言えない、と理解すると良いでしょう。
ハイブランドの下は、「セカンドライン」と言われています。ざっくりと言えば高級ブランドの普及版を指し、デザイナーのイメージを崩さずに、若者向けに価格を抑えた商品を提供するブランドです。メインライン(ハイブランド)で使用される素材のランクを落とし、かつ作業を簡略することによって低価格化を実現しています。
セカンドラインとして有名なのが、「SEE BY CHLOE(シーバイクロエ)」。本家のクロエはフランス製やイタリア製のものが多く、一級品のみを扱っていますが、シーバイクロエは中国製のものが一般的で、若者向けとして低価格の商品を扱っているところがポイントです。
「ハイブランドのアイテムを身につけると、何となく“いやらしく”感じて抵抗がある」という方も多いはず。そこでさりげなくハイブランド品を取り入れるなら、全身を固めるのではなく一点だけ取り入れると良いでしょう。コーデ全体を見て「ブランドのバランス」を考えて、ハイブランド品を取り入れれば嫌味のないスタイルに仕上がります。
例えば全身をプチプラアイテムで揃えていては、チープな印象が強く大人の女性には不似合い。そこで活躍するのが、ハイブランドのちょっとした小物です。プチプラコーデの中に「バッグ」や「腕時計」を取り入れたら、一気にコーデが高見えして品のある印象に仕上がります。
ハイブランドの王道として、最も女性人気が高いのが「CHANEL(シャネル)」です!フランスでココシャネルによって設立されたブランドで、彼女自身修道院で黒などのベーシックな服装を着用していたことから、モノトーンのシックなファッションが中心となったブランド。シンプル&エレガンスを追究し、女性が在るべきスタイルを確立しています。
ブランドのラインナップは、ファッションから化粧品、時計、香水とラインを増やしていき、トレンドセッターとしての地位を確立。そのスタイルは、他ブランドにも大きな影響を与え、ハイブランドの頂点として人々から愛され続けています。
シャネルとともに、フランスのファッション業界をリードしたのが、世界的ブランドとして人気を誇る「Yves Saint Laurent(イヴ・サンローラン)」です。創始者であるイヴ・サン=ローランは、トップデザイナーとして「モードの帝王」と称され40年もの間第一線で活躍。イブ・サンローランは現在も、ラグジュアリーなファッションを提案しています。
コレクションは、レディースだけでなくメンズの既製服はもちろんのこと、シューズやバッグ、ジュエリー、アイウェア、コスメティックまで幅広く展開。中でもコスメに関しては、「デパコスの王道」として女性から愛され続けています。
フランスを代表するクチュールメゾン(仕立服店)のトップに君臨するのが「Christian Dior(クリスチャン・ディオール)」。高級注文服から服飾、バッグ、宝飾品、コスメ・香水など展開分野が広く、かつメンズラインやベビーライン、ホームコレクションまで取り扱っています。
モダンでエレガントな女性にピッタリのアイテムで、世界中のファンを魅了し続けるクリスチャン・ディオール。時代の変化や流れに合わせ、トレンド感がありつつも高級感を忘れない上質なアイテムを提案することにより、いつの時代も人気が絶えることのないハイブランドだと言えます。
「Chloe(クロエ)」は、ウィメンズウェアやバッグを中心とし、アクセサリーや香水までトータルで手掛けるハイブランド。ブランドコンセプトは「ラグジュアリー・プレタポルテ(贅沢な既製服)」であり、高品質でありながらも着心地を追究し、女性の魅力を最大限に引き出す時代に合ったアイテムを提案しています。
クロエブランドで特に人気があるのが、「バッグ」です。中でも、中央に大きめの南京錠がついたデザインが特徴的で、肌触りの良い上質な皮素材を使用した「パディントン」は世界中の女性から支持されており、圧倒的な人気を誇るアイテムです。
イタリアを代表する、ラグジュアリーブランドと言えば「PRADA(プラダ)」。コレクションはレディース、メンズともに展開しており、ウェアからバッグ、ジュエリー、フレグランスまで、幅広い分野のアイテムを提供します。モード界を牽引するブランドとして名高く、どの時代にも大人の女性から愛されるのがプラダなのです。
上品かつエレガントなアイテムを、次々と世に送り出しているプラダ。中でも高級感が漂うスマートなデザイン、使い勝手の良さ、バリエーションの豊富さが魅力的な「財布」や「バッグ」が人気を博しています。
プラダの創始者の孫娘により創立されたのが、「miumiu(ミュウミュウ)」です。プラダよりも幅広い年齢層をターゲットとしたブランドであり、斬新でモダンなデザインが注目を集め人気を博しています。いい意味で個性が強く、他ブランドとは一線を画した発展を見せており、独自の世界観から徹底的なこだわりが感じられるブランドだと言えます。
ミュウミュウの商品は、プラダのクールでシックな印象とは反対に、リボンなどで甘めのテイストをミックスしているところが特徴的。定番カラーは華やかな赤やピンクですが、落ち着いた雰囲気のクロコ調により上品な印象が加わり、大人の女性からも人気のあるハイブランドです。
ロゴマークから分かるように、高級馬具の興亡として事業をスタートした「Hermès(エルメス)」。ナポレオン3世やロシア皇帝を顧客としたことにより事業が発展し、皮製品や腕時計、スカーフ、香水など、高い商品価値のを持つ上質なアイテムを提供し続けています。
時代を超えても変わらぬ人気を誇る、エルメスの人気アイテムは90cm四方のスカーフである「カレ」。デザイン性の高さ、華やかさ、高級感、使い勝手の良さにより、いつの時代にも世界中から愛されるスカーフです。
いかがでしたか?今回は、ハイブランドの定義をご紹介した上で、おすすめのブランドをランキング形式でご紹介しました。大人の女性ともなれば、一つくらい質の良いハイブランド品を持っておきたいところ。ぜひこれらを参考にして、一生モノのハイブランド品を手に入れてください!