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2018.09.28

別居婚ってどう?メリットやデメリット、子育てなど生活のカタチとは

別居婚ってどう?メリットやデメリット、子育てなど生活のカタチとは 別居婚ってどう?メリットやデメリット、子育てなど生活のカタチとは

人それぞれのライフスタイルの自由が認められてきている現代では、結婚後も同居しない「別居婚」を選択する夫婦も珍しくなくなってきました。そこで今回は、別居婚のメリットやデメリット、家計や手続き方法などをご紹介します。これから別居婚を考えている方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

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夫婦の一つのカタチ「別居婚」

新郎新婦

「別居婚」とは、夫婦二人で別々の場所に住む結婚のカタチです。

本来なら、夫婦は同居することが法律でも定められていますが、夫婦の事情で別居婚を選択している夫婦の場合は、違法ではありません。
別居婚の認知度も上がっていますよね。


■別居婚の種類

「別居婚」といっても、夫婦によって理由はさまざまです。

・同じマンションやアパートに夫用と妻用の部屋を借りる
・お互いに近所に住む
・お互いに職場が離れているので、通勤の利便性を考えて別居している
・国内や海外で夫が単身赴任をしている
・夫婦仲が悪化して一時的に別居している

などの形があります。

お互いに別居を希望している場合や、仕事の関係でやむを得ない場合、別居婚を選択しています。


また、普段は別々の場所に住んでいる夫婦も、

・夕食は一緒に食べる
・平日はそれぞれの家に住み、週末は一緒に過ごす
・大型連休のみ一緒に過ごす
・気が向いた時に会う

など、会う頻度にも夫婦それぞれのスタイルがあります。

別居婚のメリット

別居婚で自由に過ごしている女性

■自由

別居婚のメリットは、何といっても自由な事です。
帰宅時間や食事、寝る時間や入浴時間、趣味にかける時間など、全て自分のペースでコントロールできるのが魅力です。

特に、一人暮らしが長く、自分のペースで生活することに慣れている場合は、結婚後もお互いに遠慮したり我慢する必要がない別居婚を選択したいと考える人がいますね。


■子供の進学に影響しない

また、夫婦どちらかが転勤族の場合は、転勤になるたびに子供が転校を強いられるのがかわいそうで、単身赴任をしている場合も少なくありません。転勤族でも同じ場所で子育てができる所も、別居婚のメリットです。


■持ち家やマンションを購入できる

また、転勤族でも、持ち家やマンションを購入できるのも魅力です。
長い目で見れば、家賃を払い続けて賃貸で生活するよりも、家賃を持ち家やマンションの購入費に充てた方が、老後は安心ですね。


■いつまでも恋人気分を味わえる

別居婚は、毎日顔を合わせないからこそ、お互いにマンネリを感じにくいというメリットもあります。

別居婚のデメリット

別居婚の夫婦

■出費がかさむ

別居婚のデメリットは、生活費がかかることです。家賃や、水光熱費、夫が自炊をしない場合は外食費などがかかります。また、会うための交通費もかかりますね。


■寂しい

お互いがそばにいない分、寂しさを感じるのは当たり前ですよね。寂しさからどちらかが浮気してしまうこともあります。

また、子どもが生まれた後に別居婚をしている場合も、父親か母親、どちらかにはあまり会う機会がないと、子どもが混乱したり、寂しさを感じる事もあります。

中には、別居することで、結婚する意味がわからなくなり、夫婦関係に溝ができたり、家族としての一体感が薄れることもあり、離婚に発展することもあります。

したがって、新婚の頃は別居婚を選択していましたが、妻の妊娠を機に別居婚をやめる夫婦もいます。

別居婚の手続き方法

別居婚の手続きをしている夫婦

■結婚後も引っ越しをしない場合

別居婚の手続き方法は、結婚後に住んでいる場所によって変わります。

結婚後も、夫婦で引っ越しの必要がなく、どちらも結婚前と同じ場所に住み続ける場合は、婚姻届けを提出し、戸籍や苗字は変更になります。
しかし、住民票を移すわけではないので、保険料には変わりがありません。その代わり、家族手当は受け取れないこともあります。

また、どちらかの年収が130万円未満で、パートナーからの仕送り額よりも少ない場合は、扶養に入ることもできます。

子供が生まれた場合は、子供は母親と同じ住所であることが求められることが多いですね。また、児童手当は、同居している親に支給されますが、一般的には夫婦で所得が高い方に支給されることが多いようですね。


■結婚後に一旦同居し、その後別居する場合

しかし、一度は同居し、後から別居婚を選択する場合は、世帯を分けることになるので、住民票を移すだけでなく、新たに健康保険料を払う必要があります。

同居しているからこそ受けることができていた、家賃補助や家族手当てなども受けられなくなったり、金額が変更になる場合があります。

また、夫婦どちらかが亡くなった場合、遺族年金がもらうために、こまめに連絡を取って夫婦で協力し合っていたということを証明する必要が出てくる場合もあります。

別居婚には、自由でいられるメリットもありますが、生活費が多くかかったり、夫婦や家族内で心の距離ができてしまう、というデメリットもあります。夫婦それぞれが納得のいく形でいられることが大切です。これから別居婚を検討している方は、デメリットを考えた上で、後悔しないような選択をしたいですね。

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