お気に入りのスニーカーはきれいなまま履き続けたいものですが、白いスニーカーなどはすぐに汚れてしまいがち。そこでマスターしたいのが正しい洗い方。今回は、キャンバス地やレザーなど、様々なスニーカーの洗い方をご紹介します。
【目次】
スニーカーの洗い方に「○回履いたら洗わなければいけない」「○ヶ月に1回は洗うべき」などという決まりはありません。
一般的に、子供のスニーカーは汚れがひどいので頻繁に洗う必要あり。しかし、大人はさほど汚れる機会もないので、気になった時が洗い時。
長持ちさせたいのであれば、汚れがひどくなる前に洗って落としておくのがおすすめです。
スニーカーの洗い方で気をつけるポイントは、頻度よりも素材や色によって洗い方を変えること。
コンバースなどのキャンバス地や、ニューバランスに多いメッシュタイプのスニーカーは、洗剤で水洗いしてもOK。ただし、汚れや黄ばみがひどい場合は洗い方にコツがあります。
水と洗剤でバシャバシャと洗ってはいけないのが、レザースニーカーや合皮、スエード素材のスニーカー。
革素材のスニーカーは、できれば履いた後に靴ブラシで汚れを落としておくのが効果的。あまり力を入れてこすると傷んでしまうので、優しくブラッシングしましょう。
スニーカーが汚れる原因は多岐に渡りますが、一番多いのが土や泥などが付着すること。
舗装されている道路を歩く分にはさほど汚れませんが、公園やキャンプなどに出かけた時はスニーカーの表面に土がついて汚れてしまいます。
また、歩き方によって左右のスニーカーが擦れて内側が汚れたり、誰かに踏まれたり、自分で踏んでしまうことも。
特に白いスニーカーは汚れが目立つので、ちょっとしたことで汚くなってしまいます。
■気になる臭いの原因って
汚れもそうですが、スニーカーの臭いが気になることも。
そもそもスニーカーはなぜ臭くなるのか?それはバクテリアの排泄物が原因です。
スニーカーを履いて歩くと、足の裏がすれて角質が剥がれ落ちます。その角質が皮脂や汗と混ざることで、スニーカーの中にバクテリアが繁殖。
スニーカーの中は、季節を問わず高温多湿の状態。雑菌の繁殖にはもってこいの環境なので、長時間スニーカーを履けば履くほどバクテリアの繁殖が盛んになります。
当然バクテリアの排出物も増え、臭いもどんどんきつくなる一方。
たとえ靴下を履き換えたとしても、スニーカー内にはバクテリアが大量に残っているので、洗わない限り臭いが消えることはありません。
せっかく白いスニーカーをきれいに洗って干したのに、黄ばみが発生して余計に汚くなってしまうことがあります。
これは、乾かす過程でアルカリ性物質が紫外線に反応することが原因で起こる現象。
スニーカーを洗うときは、固形石鹸や洗濯用洗剤、重曹など、アルカリ性物質を使うことが多いです。洗いたては真っ白できれいですが、天日干しで乾かすと紫外線に反応して色素沈着が起こります。
黄ばみを防ぐためには、スニーカーにアルカリ性物質が残らないようにしっかりとすすぐことがポイント。
しかし、完全にアルカリ性物質を取り除くにはかなり洗い流す必要あり。
そこで便利なのがお酢!スニーカーを一旦お酢に浸してアルカリ性を中和させることで、黄ばみをすっきり取り除くことができます。
■ブラシ
靴の汚れをしっかりと落とすために必要。手でゴシゴシするだけでは落とせない汚れも、細かいブラシを使うことでスッキリ落ちます。
ソールなどゴムの部分であれば、不要になった歯ブラシを使用しても良いでしょう。
■洗濯桶・バケツ
つけ置き洗いするには、スニーカーがすっぽり入る大きめの洗濯桶やバケツが便利です。
■洗剤
洗剤は、中性洗剤を使うのがおすすめ。アルカリ性洗剤を使う場合は、黄ばみの原因になるのでしっかりすすぎましょう。
■重曹
頑固な汚れに効果的なのが重曹。粒子が硬すぎないので、素材を傷つける心配もありません。また、消臭効果もあるので、雑菌による嫌な臭いも取り除いてくれます。
■お酢
お酢を使えば、アルカリ性の汚れを中和して黄ばみを取り除くことができます。
■酸素系漂白剤
汚れがひどい場合は、漂白剤も役立ちます。ただし、スニーカーを洗う時に使うのは、塩素系ではなく酸素系漂白剤がおすすめ。
酸素系漂白剤は、主成分が過酸化水素や過炭酸ナトリウムなので色落ちの心配なし。
塩素系の漂白剤は、アルカリ性の次亜塩素酸ナトリウムが主成分。漂白力が強いので、色柄物にはご法度。
酸素系漂白剤は、重曹と共にお湯に溶かすと酸素の泡が発生して、スニーカーの汚れを浮かしながら除去。色素を分解するわけではないので、白以外のスニーカーにも使用できます。
■消しゴム
ソールの汚れが気になる時に役立つのが、消しゴム。水洗いする前に消しゴムである程度汚れを落としておくと楽です。
ただし、消しゴムはついたばかりの汚れには効果的ですが、頑固な汚れには洗剤や重曹が必要です。
■歯磨き粉
歯磨き粉には研磨剤が配合されているので、ソールの汚れに効果的。歯ブラシを使って細かい部分の汚れを落としましょう。
スニーカーを洗う準備ができたら、早速実践!
素材によって少々洗い方にも違いがあるので、様々なパターンを覚えておきましょう。
キャンバススニーカーの場合は、黒ずみ汚れに効果を発揮する弱アルカリ性の粉末洗剤を使う洗い方がおすすめ。
基本的な洗い方なので、必要なものさえ用意できれば初心者でも簡単に洗えます。
■用意するもの
・スニーカーがすっぽり入る洗濯桶(ない場合は洗面台でもOK)
・お湯(最低でも1Lは必要)
・ブラシ(獣毛の洗濯ブラシがおすすめ)
・メラミンスポンジ
・洗濯せっけん
・弱アルカリ性の粉末洗剤(生成りのスニーカーの場合は無蛍光タイプ)
■洗い方
1.洗面桶に40℃のお湯1Lを入れて、弱アルカリ性の粉末洗剤5gを溶かします。特に白いスニーカーの場合は、洗浄力が強い粉末洗剤が効果的です。
2.1.にスニーカーをつけます。ひも付きスニーカーは、ひもを外して洗った方がムラなく洗えます。
3.そのまま30分ほどつけ置きします。時間がない場合は省いてもOKですが、洗剤をしっかりと浸透させた方が汚れが落ちやすくなります。
4.まずはソールなどのラバー部分をブラシでこすり洗いします。
5.ブラシで落ちない頑固な汚れを、メラミンスポンジでこすって落とします。
6.キャンバス部分に洗濯せっけんをつけます。黒ずみ汚れが気になる部分には、ピンポイントでつけます。
7.洗濯せっけんを泡立てるようにして、ブラシでこすります。ナイロン素材のブラシよりも、動物の毛を使ったブラシの方が汚れが落ちやすく生地を傷めません。
8.すすぎは、水よりもぬるま湯の方が石鹸が落ちやすいです。泡が完全になくなるまで、しっかりと洗い流しましょう。
9.スニーカーの中にタオルを詰めて、洗濯機に入れて脱水します。洗ってそのまま干してしまうと水ジミができる場合があるので、できれば脱水してから干すのがおすすめです。
スニーカーの型崩れを防ぐために、中にタオルを詰めて、洗濯ネットに入れて脱水しましょう。
洗濯機に入れる際は、洗濯層に沿わせるように置くのがポイント。脱水する時に洗濯槽に当たって傷つくのを防ぐことができます。
10.脱水が終わったら、できる限り早めに干します。干し方は、天日干し、陰干し、部屋干しのどの方法でもOKです。
干す時もスニーカーの中にタオルを詰めておくと生地が縮むのを防いでくれます。
100均でも購入できる、靴用ハンガーを使うのもあり。また、洋服用のハンガーをアレンジしたり、フックを利用するのもおすすめです。
もちろん、地面に置いて乾かすのも良いですが、スニーカーが他のものに触れている面積を減らした方が早く乾きます。
アディダスやナイキなど、高級感あふれるレザースニーカーはできるだけ長く履きたいもの。キャンバススニーカーよりも繊細に扱う必要がありますが、洗い方にも注意が必要です。
特に白いレザースニーカーは、汚れが目立ちます。全体的に汚れると、もはや白というよりグレーに近い色に。
汚れてしまうと「買い替えた方が良いのかな?」と思う方もいますが、早まるのは禁物!
レザースニーカーは、水に浸したり、ブラシでゴシゴシこすって洗うと生地が傷むので、汚れをふき取る感覚できれいにするのがポイント。
細かい泡が隅々まで行き届けば、タオルでふき取る際に汚れも一緒についてきます。
必要なものさえ準備できれば、キャンバススニーカーよりも手軽で簡単に洗えるので初心者でも安心。汚れが気になった時にマメに洗うと、大切なレザースニーカーが長持ちするでしょう。
■用意するもの
・スニーカーがすっぽり入る洗濯桶(ない場合は洗面台でもOK)
・スポンジ
・メラミンスポンジ
・タオル(数枚)
・中性洗剤(おしゃれ着洗い用洗剤)
・エタノール
■洗い方
1.小さめの容器に中性洗剤を入れて、水で10倍くらいに薄めます。
2.1.をスポンジに含ませます。
3.2.でレザー部分の汚れを落とします。キャンバススニーカーを洗う時のようにこするのではなく、優しく磨くようなイメージで洗います。
4.乾いたタオルを使って、レザー部分に付着している泡や水分をふき取ります。
5.濡れタオルを硬く絞って、レザー部分に残っている洗剤の成分をふき取ります。洗剤が残っていると、生地が傷んだり、変色の原因になるのでしっかりふき取りましょう。
6.ソール部分が汚れている場合は、キャンバススニーカーと同様にメラミンスポンジでこすって汚れを落とします。
レザー部分に頑固な汚れが残っている場合も、メラミンスポンジで傷つけないようにそっとこすってみましょう。
7.どうしても落ちないソールの汚れには、エタノールを使用します。
タオルにエタノールを染み込ませて、ソール部分をふき取ります。ただし、エタノールによってレザーのコーティングが剥がれてしまうこともあるので、ソール部分のみに使用してください。
何かとお掃除に役立つ重曹ですが、スニーカーの頑固な汚れを落とす時にも重宝します。しかも、家にあるものばかりで洗えるので簡単!
重曹は100均でも購入できますし、余っても様々な使い道がある便利なお掃除グッズ。イマイチ使い方がわからないという方は、これを機会に覚えておきましょう。
■用意するもの
・スニーカーがすっぽり入る洗濯桶(ない場合は洗面台でもOK)
・お湯(45℃くらいのお湯を約1L)
・洗濯用洗剤(液体タイプ)
・重曹
・使い古しの歯ブラシ
■洗い方
1.洗う前に、スニーカーのひもや中敷きを外しておきます。
2.45℃くらいのお湯を洗濯桶に入れて、重曹を加えます。量はお湯1Lに対して重曹大さじ3杯が目安です。
3.2.に洗濯用洗剤をキャップ1杯くらい加えます。
4.重曹と洗濯用洗剤をお湯によく溶かしてから、スニーカーを浸します。
5.このまま1時間ほど放置します。
6.一旦すすいで、汚れがきちんと落ちているかどうか確認します。
7.汚れが落ちていない部分は、重曹ペーストで再度磨きます。重曹大さじ4杯分に水大さじ1杯を加えて、ドロッとしたペースト状になるまで混ぜます。
8.使い古しの歯ブラシに重曹ペーストをつけて、汚れている部分をピンポイントで磨きます。特に汚れやすいつま先部分も、重曹の力で汚れを分解!
9.ひもが汚れている場合は、お湯に重曹と洗濯用洗剤を入れた容器に1時間ほどつけておくときれいになります。
10.しっかりとすすいでから、日陰に干して完全に乾かしましょう。
スニーカーの黄ばみが気になる場合は、台所用の中性洗剤とお酢を使うのが効果的。黄ばみの原因であるアルカリ性物質がお酢に反応して中和されます。
正しい洗い方で、白さを復活させましょう。
■用意するもの
・スニーカーがすっぽり入る洗濯桶(ない場合は洗面台でもOK)
・バケツ(スニーカーがすっぽり入る大きさ)
・ブラシ
・台所用中性洗剤
・お酢
■洗い方
1. 洗濯桶にぬるま湯を入れて、スニーカーを15分ほどつけ置きします。
2.ブラシに台所用中性洗剤をつけて、黄ばんだ部分を洗います。
3.流水で洗剤が残らないようにしっかりとすすぎます。
4.バケツに水を入れて、お酢200ccを加えます。そこに洗剤で洗ったスニーカーを入れて、2、3時間ほどつけ置きします。
5.お酢の臭いが消えるまで、再び流水でしっかりとすすぎます。
6.風通しの良い場所で陰干しして乾かしましょう。
ひどい汚れの場合は、漂白剤を使う方法も。ただし、色落ちの心配がない酸素系漂白剤を使うのがポイントです。
■用意するもの
・スニーカーがすっぽり入る洗濯桶(ない場合は洗面台でもOK)
・ブラシ
・酸素系漂白剤
・重曹
■洗い方
1.洗濯桶にスニーカーが浸かるほどの水を入れます。
2.スニーカーの汚れている部分に、酸素系漂白剤と重曹をそれぞれ大さじ1杯ずつかけます。
3.ブラシでこすって汚れを落とします。
4.きれいになったらしっかり洗い流しましょう。
■洗濯機を使用する
最近は靴用の洗濯機が設置されているコインランドリーもありますが、スニーカーを洗濯機でゴロゴロ回しながら洗うのはおすすめできません。
確かに楽ちんではありますが、生地やソールが傷んだり、型崩れを起こす可能性あり。
洗った直後の水気を落とすために、ネットに入れて脱水機能のみを使う程度なら大丈夫です。
■雑な洗い方はNG
スニーカーは、頑丈そうに見えて実は水やお湯に弱いという特徴あり。特にアッパーとソールは接着剤でつながっているので、剥がれたり、染み出てくることもあります。
■洗剤や漂白剤でつけ置きする
衣類など布製品をきれいにするためには、洗剤や漂白剤につけ置きする方法も。
しかし、スニーカーの場合はソール部分が劣化してしまう可能性があるので、長時間のつけ置きは水かお湯のみにするのがおすすめです。
■縮まないようにするには?
キャンバススニーカーの場合は、洗うと縮んでしまうこともあります。
ほとんどは履いているうちに元に戻りますが、気になる場合は洗って乾かす時に中にタオルを詰め込んでおくと縮みを防ぐことができるでしょう。
■レザースニーカーの扱いは丁寧に
レザースニーカーの頑固な汚れを落とす時に、ブラシでゴシゴシこするのはNG。毛羽立ったブラシはレザーの劣化につながるので、メラミンスポンジで優しくこすって下さい。
頑固な汚れに強いウタマロ石けんは、通常の洗濯では落とすのが難しい汚れもしっかり落としてくれる固形石けん。本来の白さを取り戻すために、蛍光増白剤が配合されています。
衣類をはじめ、靴下や靴など幅広い用途で使えるのも特徴。固形タイプですが、水に溶けやすく洗いやすいです。
ただし、白以外のスニーカーは色落ちする可能性も。色柄物には、中性で無蛍光のリキッドタイプを使ってください。また、スニーカーを洗う時に便利な専用ケースも販売されています。
絹や毛以外の繊維に使える、弱アルカリ性の酸素系漂白剤。色落ちの心配がないので、色柄物や加工した商品にも使用できます。
刺激が少なく、生地へのダメージも少ないのがメリット。洗濯石鹸の助剤として、また、重曹と一緒に頑固汚れを落とす時に役立ちます。
スニーカーをきれいにする以外に、除菌、除臭、漂白効果も。漂白剤といっても独特のツーンとした臭いがないので、スニーカー洗いも苦にならないでしょう。
NICHIGA(ニチガ) 酸素系漂白剤 950g 過炭酸ナトリウム / ¥630
世界中で愛されている、スニーカーアクセサリーブランド「JASON MARK(ジェイソンマーク)」。もちろん日本でも大人気で、機能性の高さとおしゃれなパッケージはSNSでも話題に。
こちらは「プレミアムシュークリーナー」と「スタンダードシュークリーニングブラシ」のセット。98.3%が天然素材でできているので、環境に優しいのも人気の理由です。
クリーナーは、コットンやメッシュをはじめ、レザー、スエード、ヌバックなどあらゆる生地に使用できる優れもの。これ1本で100足分洗えるという容量の割にはお値段も控えめです。
JASON MARK(ジェイソンマーク) シューケアキット / ¥2,200
正しい洗い方もスニーカーを長持ちさせるポイントですが、他にもいくつかコツがあります。履き方はもちろん、脱ぐ時や脱いだ後の扱い方にも気をつけましょう。
■スニーカーのひもを緩めて履くのはNG
スニーカーのひもを緩めることで、確かに履きやすく脱ぎやすいというメリットがあります。しかし、便利なだけであまり良いことはありません。
ひもを緩めて履くと、スニーカーが足にフィットせず、無意識のうちにつま先で引っかけるような歩き方に。
ずっとその状態で歩いていれば、足に負担がかかります。
さらに、歩き方も不自然になるので、腰にも負担がかかる結果に。たかがひもを緩くするだけで?と思うでしょうが、辛い腰痛の原因になることも。
スニーカーのひもは、履く時に結び直すのが基本。面倒ではありますが、履き心地も良く、歩き疲れも防いでくれます。
なかなかメリットとデメリットが実感しにくいので、試しに片方だけ常にしっかりと結んで出かけてみてください。驚くほど歩きやすく、疲労感が少ないのが実感できるでしょう。
また、ひもを緩める履き方のデメリットは、以下に説明するスニーカーを長持ちさせる方法にもつながります。
■スニーカーを脱ぐ時の注意点
無意識のうちに行っているのが、スニーカーを脱ぐ時のNG行動。スニーカーは、かかとを使わずに脱ぐのが正しい脱ぎ方です。
かかとを使って足を出す力は、実に腕力の3倍!スニーカーを脱ぐたびに大きい負担がかかるとなれば、ダメージも大きくなり、傷みの原因に。
スニーカーは、ひもをほどいてから手で脱ぐのが正しい脱ぎ方。履く時もその都度ひもを結ぶのが正解なので、ほどいて脱ぐ癖をつけておくのがおすすめです。
■スニーカーを脱いだ後の注意点
スニーカーを脱いだ後に気をつけたいのが、収納の仕方。
スニーカーの内部は、季節を問わず蒸れた状態。足の裏は汗腺が多いので、他の部位よりも汗をかきやすいです。
その汗を全部吸収しているのがスニーカー。脱いでそのまま放っておけば、雑菌が繁殖して臭いやカビの原因に。
一度履いたスニーカーは、すぐに下駄箱にしまわないことが鉄則。通常下駄箱の中は通気性が悪いので、スニーカーが乾きません。
スニーカーにとって湿気は大敵!履いていない時はスニーカーの中に新聞紙を丸めて入れておいたり、靴箱に除湿剤を置くのも効果的。
1度履いたスニーカーは必ず乾燥させた方が良いので、2、3足ローテーションするのがおすすめです。
玄関に出しっぱなしにしておくのが気になる方は、ベランダや庭で陰干ししておくと良いでしょう。
■シーズンオフで収納する時の注意点
シーズンライクなスニーカーは、オフになると下駄箱に長期間収納します。しかし、そのまましまうのは危険。
オフシーズンが明けて久しぶりに履こうと下駄箱から出したスニーカーが、変色してしまった経験がある方もいるでしょう。これは、空気による劣化です。
お気に入りのスニーカーを長持ちさせるためには、オフシーズンに入るときに1足ずつラップで包んでおくのがおすすめ。
そうすることで、空気に触れないので劣化の心配もなく、ホコリがたまる心配もありません。
簡単なひと手間で大切なスニーカーを長持ちさせることができるので、ぜひ実践してみてください。
スニーカーは、何でもかんでも水と石けんでバシャバシャ洗えば良いというわけではありません。生地や汚れ具合によってもお手入れの仕方が違うので、ぜひご紹介した洗い方を参考にしてみてください。