朝起きると、前髪のうねりが気になってしまったことはありませんか?朝のスタイリングで直したつもりでも、夕方になるとさらに気になってくることも。前髪のうねりの原因は一体何なのでしょうか?対策法や外出先での直し方についてご紹介します。
【目次】
まずは前髪のうねりの原因についてご紹介します。
前髪のうねりには、遺伝が関係していることがあります。前髪だけでなく、髪全体のうねりが気になる場合は、生まれ持った髪質によりうねりが起こっている可能性が高いです。遺伝でクセがついてしまっている場合は、根元から直すというのが難しいです。
前髪のうねりが気になったら、都度対策をしていくしかないのですが、年齢を重ねるにつれてクセが気にならなくなったという例もありますよ。
髪が乾燥していると、前髪のうねりが気になってしまうことも。髪が乾燥していると、髪の中が空洞のような状態になり、髪の毛が広がりやすくなってしまいます。しっかり髪の毛の保湿ケアをしていないと、前髪のうねりの原因になることがあります。
髪の乾燥はなかなか気がつかない人も多いため、もともとの髪質のせいでうねりが出ていると思っていても、実際は髪の保湿が足りずにクセがついてしまっているケースも多いです。
普段はうねりがとても気になるのに、美容室に行った後はうねりが気にならなくなる、という人は保湿が足りていない可能性が高いです。
前髪のうねりは、普段髪を乾かさずに自然乾燥している人に起こりやすいです。濡れている状態の髪は、とてもダメージを受けやすいです。その状態で長時間放置していると、さまざまなものに触れるため摩擦が起こります。
濡れた髪に摩擦が起こることで、髪はダメージを受けてしまいます。毎日自然乾燥で髪を乾かしているということは、そのダメージが毎日蓄積されていくことになります。
知らず知らずのうちに髪の毛の傷みが酷くなり、水分が保てなくなるため髪のうねりが気になるようになります。
日中になると前髪のうねりが気になるという人は、汗や湿気が影響していることが多いです。湿度が多いと、せっかくストレートにしたはずの前髪が濡れてしまい、跡がつきやすくなります。
汗をたくさんかくと、おでこに前髪が貼りつきやすくなるため、よりうねりやすくなります。朝起きた時にうねりができている場合も、寝ている間にかいた汗が原因となっていることがほとんどです。
前髪のうねりは、長さがあまりにも短い時にもクセがつきやすいです。前髪が短いと、生えグセの影響が受けやすくなります。生えグセがつかないくらいストレートな人はそこまで気にならないかもしれませんが、もともとクセがつきやすい人が前髪を短くすると、思い通りに髪を流すことができないことがあります。
また、髪が短ければ重力の影響を受けにくくなるため、うねりが出やすくなってしまいます。
前髪が短い人やクセが酷い人は、しっかり前髪のうねりを直してからスタイリングする人が多いかと思いますが、内側の髪のうねりを直さずにスタイリングしている人もいるかと思います。前髪のうねりを直さずにスタイリングするとどうなるのか、詳しくご紹介します。
前髪のうねりを直さずに、ストレートアイロンのみでスタイリングしようとしても、なかなか思い通りのストレートヘアになりません。前髪のうねりは、根元からクセがついていることも多いため、そのままの状態でまっすぐにしようとしても、きれいなストレートヘアを作るのは難しいです。
内側の部分が浮いて見えてしまったり、ぱっくりと割れてしまったり、思い通りのスタイリングができないことがほとんどです。
前髪のうねりを直さないと、カールもきれいにつきません。前髪のカールをきれいにつけたいのであれば、ベースの髪をフラットな状態に戻さなくてはいけません。戻っていない状態でカールをつけたら、均一なカールができにくくなってしまいます。
ふんわりとした前髪を作りたくても、不自然なふくらみや割れが目立ってしまいます。
前髪のうねりを直さないままセットすると、すぐに崩れてしまいます。前髪のうねりが一時的なものだとしたら、時間が経てばだんだんと元の状態に戻ってきます。クセがついた状態で前髪をセットしたとしたら、だんだんとそのクセがとれてくるので、せっかくセットした前髪も崩れてきてしまいます。
不自然な状態でセットをしたからこそ、崩れてきた状態の前髪も不自然になってしまいます。
前髪のうねりを直さない状態でセットすると、見栄えも悪くなります。前髪のうねりがある状態は、髪が全体的に広がって見えます。広がりがあると髪が傷んでいるように見えるため、きれいな前髪には見えません。
まとまりがなく、全体的に散らばっているような状態の前髪は、清潔感がなくおしゃれには見えない仕上がりになってしまいます。
前髪のうねりをつけないためには、どんなことに気をつければいいのでしょうか?前髪のうねり対策についてご紹介します。
まず、前髪を自然乾燥しているという人は、絶対に乾かしてから寝るようにしましょう。自然乾燥は楽ですが、その代わりにたくさんのダメージを与えることになります。お風呂から上がってから時間を置いてから乾かすという人もいますが、髪が濡れている状態でいる時間が長ければ長いほど髪に悪いです。
前髪のうねりが気になっているのであれば、できるだけお風呂から上がったらすぐにドライヤーで乾かす習慣をつけるようにしましょう。
前髪のうねりをなくすためには、髪をしっかり保湿して保護することも大切です。髪が傷んでいるなら、トリートメントをする習慣をつけるようにしましょう。傷みが酷いのであれば、週に1度はインバスのトリートメントでケアするのがおすすめです。
ドライヤーやヘアアイロンなど、熱を当てる時には必ず洗い流さないトリートメントを使って、髪を保護するようにしましょう。寝る前にトリートメントをつけることで、寝ている間の摩擦によるダメージを軽減することにもつながりますよ。
前髪のうねりが気になる場合は、髪を乾かしてから時間を置いてから寝るようにしましょう。お風呂に入ってすぐに寝ているという人は、前髪の形状記憶がされていないうちに寝てしまっている可能性が高いです。
髪は冷えている時に跡がつくようになっているので、乾かしてすぐの状態で寝てしまうと、クセがつきやすくなります。できれば髪を乾かしたら冷風を使って冷やし、時間をある程度置いてから寝るようにしましょう。
前髪のうねりが気になる場合は、髪のダメージが影響していることが多いです。うねりが気にならないようにするためには、ダメージが気になる毛先部分を定期的に切ってしまうのがおすすめです。
前髪は他の部分に比べると伸びやすいため、ダメージによりうねりが出ている場合は、毛先だけでも定期的にカットして、ダメージのない健康的な髪を保つようにすると良いでしょう。
前髪のうねりを作らないためのドライヤーのかけ方についてご紹介します。
髪を乾かす前に、髪の水気をある程度取ってから乾かしていきますが、タオルドライをする時にゴシゴシと擦らないようにしましょう。力強く擦ると濡れた髪への摩擦により髪が傷ついてしまいます。
濡れた髪を拭くときはゴシゴシと擦るように拭くのではなく、タオルに水滴を染み込ませていくように、優しいタッチで叩くのがおすすめです。前髪だけでなく髪全体にも言えることなので、優しくタオルドライする習慣をつけるようにしましょう。
前髪を乾かす前に、クシを使ってしっかりとかすことが大切です。濡れたままの状態でそのまま乾かすと、絡まっている状態で乾かすことになるのでクセがつきやすくなります。前髪を乾かす前に、必ずクシを通すようにしましょう。
特に生えグセがある人は、この状態でしっかりとかしておくことで、毛流れを整えることができます。この時使用するのはブラシではなくコームの方が整えやすいです。前髪をまっすぐにとかしていくイメージで、整えてからドライヤーをかけていきましょう。
実際に前髪をドライヤーで乾かしていきます。ドライヤーを使って乾かす時は、適当に乾かすのではなく根元部分から乾かしていくのがおすすめです。まずは前髪の中央部分の根元から乾かしていきましょう。前髪の始まりである三角の部分を、指で左右に揺らしながら乾かしていきます。
この時ドライヤーは上から下に向かって当てるようにしましょう。下からや横から風を当ててしまうと、キューティクルを整えることができなくなるため、広がりやアホ毛が目立つようになります。
前髪を乾かす時は毛流れに沿って上から下に向かって乾かしていきましょう。
前髪の中央部分がしっかり乾いたら、両サイドもしっかり乾かしていきましょう。両サイドを乾かす時は、前髪の終わりの端部分から一気に反対方向に流し、斜め上からドライヤーを当てていきましょう。こうすることで、端の毛や内側の毛までしっかり乾かすことができます。
片方だけでなく両サイド行うことで、髪全体がしっかり乾きます。乾かし終わったら、すぐに髪の毛をまっすぐに整えてくせがつかないようにしましょう。ある程度乾かしたら、乾ききっていない毛先や内側部分に風を送るため、手ぐしで髪を左右に揺らしながら全体にまんべんなく風を与えていきましょう。
髪全体が乾いたら、最後に冷風を使って髪をクセづけしていきましょう。ここでしっかり冷やすことで、寝ている間にクセがつきにくくなります。冷風をしっかり当てて、髪がしっかり冷えたと思ったらドライヤー完了です。
できるだけドライヤーを使ってすぐに横にならず、1時間~2時間程度経ってから就寝すると良いでしょう。
朝起きて、前髪のうねりが気になっていたらどう対処すればいいのでしょうか?おすすめのクセの直し方についてご紹介します。
うねりが気になる場合は、髪を根元から濡らしてしまうのが1番です。ストレートアイロンのみで直そうと思ってもなかなか難しく、ヘアセットに時間がかかってしまいます。うねりが気になる時は、最初からしっかり濡らしてリセットするのがおすすめです。
水や寝癖直しウォーターを使い、根元部分をしっかり濡らしていきます。前髪自体短いので、根元だけでなく前髪全体が濡れてしまってもOKです。ただし毛先だけが濡れていて、根元だけ濡れていない状態では直すことができないので、根元だけはしっかり濡らすようにしましょう。
実際にドライヤーを使って髪を乾かしていきます。うねりは根元からついていることがほとんどなので、根元を中心に乾かしていきましょう。指の腹を使いながら、左右に揺らしてクセを取るようにドライヤーをかけていきます。
この時ドライヤーを強風にしてしまうとすぐに乾いてしまい、クセをしっかり取る前に乾いてしまうことがあるので、できるだけ弱めの温風でセットしていくのがおすすめですよ。
前髪の両サイド部分のクセを取っていきます。前髪の中央だけでなく左右からもしっかり乾かすことで、うねりがリセットされます。まずは指先を使って根元にしっかり風が当たるようにドライヤーをかけていきます。
ある程度乾いてきたら、コームを使って左右にとかしながら乾かしていくのがおすすめです。ある程度うねりがリセットされてきたら、前髪をセットしやすいようにコームでまっすぐにすることを意識しながら髪を整えていきましょう。
前髪を流しているという人は、前髪を流す方向と反対方向に前髪を分けて、空気を含ませるように乾かしていくと、クセがつきやすくなります。かきあげ前髪など、ふんわりとした前髪を作りたい人は、この段階でふんわりとなるようにクセをつけていくのがおすすめです。
程よくボリュームのあるカール前髪にしたい場合は、ロールブラシを使ってとかしながらクセをつけていきましょう。
最後に冷風を使って、髪の形を固定していきましょう。しっかり髪を冷やしたら、髪のスタイリングをしていきます。さらにストレートにしたい場合は、ヘアアイロンを使って、まっすぐにしていきましょう。
ふんわりとした前髪を作りたい場合は、前髪カーラーやコテを使うのがおすすめです。前髪のうねりをしっかりリセットしているので、どんなヘアセットをしても扱いやすくなっているはずですよ。
外出先で突然前髪のうねりが気になってしまった時には、いったいどうすればいいのでしょうか?外出先でもできる前髪のうねり対処法をご紹介します。
持ち物を減らしたいなら、持ち運びに便利な前髪用のワックスコームを使うのがおすすめです。前髪用のワックスコームは、マスカラのような形状をしていて、中にワックスがついています。
前髪に通すだけで、程よくワックスが髪についてまとまりを出してくれます。うねりが気になる部分にワックスをつけて、流したい方向に固定すればうねりが目立ちにくくなりますよ。サイズ感も小さいので、出先での応急処置に便利なアイテムです。
うねりとべたつきの両方が気になる人には、ドライシャンプーがおすすめです。ドライシャンプーは水なしで髪をリセットできるアイテムとして注目を集めています。最近では持ち運び用の小さなサイズ感のものも登場しています。
ドライシャンプーを根元部分につけて揉みこむだけで、べたつきを抑えることができますよ。根元にしっかり揉みこむことによって、うねりも解消されます。1つポーチに入れておくととても便利なアイテムですよ。
日中になるとうねりが気になることがよくある人は、コードレスのアイロンを持ち歩くのもおすすめです。最近では持ち運びタイプのヘアアイロンもたくさん登場しています。ヘアアイロンを持っていれば、ある程度うねりをごまかすことができるのでおすすめです。
しっかり内側からアイロンをかけることで、うねりが気にならなくなります。前髪だけでなく髪全体のうねりを取りたいという人は、コードレスのヘアアイロンを持ち運ぶのが1番おすすめです。
前髪のうねりとともにボリュームダウンが気になるという人には、前髪カーラーがおすすめです。最近ではUSBで温めるようなホットカーラーもあるので、バッグの中に入れておくのもおすすめです。
ドライシャンプーなどのお直しアイテムでは、ボリューム感を出すのは難しいので、温まるタイプでなくてもいいのでカーラーを使うのがおすすめです。時間があまりなくても、何もしないよりは少しでもカーラーをつけておいた方がましになります。
ボリュームダウンが気になる人は、ぜひカーラーを活用してみてください。
前髪のうねりを直す時の注意点についてご紹介します。
前髪のうねりを直すために使用するアイロンは、高温で使用しないようにしましょう。ヘアアイロンは高温でなくてはいけないと思っている人が多いですが、温度が高ければ高いほど髪へのダメージが強くなります。前髪は長さもそこまでないため、熱への負担がとても大きいです。
そのため、ヘアアイロンの温度はできるだけ120度~160度程度の温度で使うのがおすすめです。200度以上で使っている人が多いですが、より髪の毛を傷めるだけなのでやめるようにしましょう。
また、アイロンをする時は何度も何度もかけるのではなく、できるだけ少ない回数で済むようにする必要があります。うねりが直らないからと何度もかけるのではなく、しっかり濡らしてドライヤーをかけるなど、ヘアアイロンに頼り過ぎない直し方を心がけましょう。
髪へのダメージを減らすためにトリートメントを使うことは大切ですが、自分の髪質に合ったトリートメントを選ぶようにしましょう。髪がもともと太くて硬い人は、軽さのあるトリートメントではしっかり髪に浸透していかないこともあり、保湿しているのに乾燥してしまうこともあります。
反対に髪が細くて柔らかい人がオイルのような重ためのトリートメントを使うと、髪のべたつきが気になりボリュームダウンしてしまうこともあります。自分の髪に合ったトリートメントを使うことも大切ですよ。
前髪のうねりがあまりにも酷い時には、縮毛矯正するのがおすすめです。自分でうねりを直すには限界があります。ヘアセットしても直らなかったり、すぐにうねりが出てきてしまうような場合は、縮毛矯正を使ってまっすぐにするのが1番です。
髪質自体を変えたいのであれば、髪質改善トリートメントによりまっすぐにするのもいいでしょう。
前髪のうねりケアにおすすめなアイテムをご紹介します。
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前髪のうねりについてご紹介しました。前髪のうねりがあるとスタイリングもうまくいきません。根元からしっかりクセを直して、保湿してあげる必要があります。前髪がうねる原因を見つけて対策を取ることで、うねり知らずの前髪を手に入れてくださいね。