食器類やカトラリーを収納する食器棚は、実は意外に汚れが蓄積していることがあります。そこで今回は、食器棚を掃除する頻度や、お掃除方法をご紹介します。
グラスやお皿などの食器類やカトラリーを収納しておく食器棚は、普段は扉を閉めている方が多く、汚れにくい印象がありますよね。
しかし、食器棚は、実は意外に汚れていることがあります。
例えば、食器類やカトラリーを出し入れする際に、ホコリが入ってしまいますよね。また、キッチンにある食品のカスや、調味料がいつの間にか食器棚に入り込んでしまうこともあります。
汚れたままの食器棚には、ダニのような虫が入り込む可能性もあります。
また、食器棚は、湿気の多いキッチンにありますので、カビが繁殖してしまうこともあります。
さらに、油汚れが食器棚の外側に付いてしまい、その汚れが食器棚の中まで入り込んでしまうこともあります。
食器を出し入れする際に手垢も付けてしまっています。
■食器棚を掃除する頻度
食器棚は、食器類やカトラリーを出し入れする際に汚れが付きやすいので、掃除は月に1回程度でOKです。
食器棚の内側だけでなく、外側のお掃除も行いましょう。
■換気を行う
食器棚の掃除をする際には、必ず換気を行いましょう。また、水拭きをした後は、すぐに食器類やカトラリーを収納したり、扉を閉めず、1時間程度は食器棚の内部を乾燥させるようにしましょう。
特に木製の食器棚は水分を吸いやすいので注意したいですね。
■食器棚の周りを汚さないように
食器棚には、色々な汚れが付いています。したがって、食器棚の掃除をする前に、キッチンの床にシートや新聞紙などを敷いておき、汚れが床に付かないようにしておくと、その後の掃除が楽になります。
また、掃除中にホコリが舞ってしまいますので、食器類や食品などは片づけておくか、シートや紙などを被せておきましょう。
■掃除の後にスピーディーに片づけるためには
食器棚を掃除する際には、内部に収納している食器類やカトラリーは一度全部取り出します。したがって、掃除の後に食器類やカトラリーを収納しようとしているのに、元の食器の配置を忘れてしまい、食器類が上手く収納できないこともあります。
あらかじめ食器を収納して様子を写真に撮っておくか、メモを残しておくと、掃除の後に食器を収納する際に迷ってしまうことがありませんね。
また、食器類やカトラリーを取り出す際に、同じ種類や同じエリアにある食器はまとめておくと、収納しやすくなりますね。
ただし、この機会に食器の整理をするのもおすすめです。
■掃除の後は
食器棚を掃除しても、食器棚に匂いが残ってしまうことがあります。
したがって、食器棚の掃除が終わった後は、消臭グッズや防虫グッズなどを使用するのがおすすめです。
例えば
・備長炭
・乾燥させたコーヒーを抽出したカスやお茶の出し殻
・レモングラスやレモンユーカリ、ペパーミント、タイムなどのハーブ
・食器棚シート
・食器棚用の消臭剤や防虫剤
などがおすすめです。
乾拭きは、どの素材の食器棚にも使える掃除方法です。
きれいな布を使用して乾拭きをしていいのですが、ホコリやゴミを吸着しやすい帯電性のハタキや化学モップを使用すると、食器棚の内部のホコリやゴミを取り除きやすいですね。
ハタキやモップで汚れが取れない場合は、乾いた清潔な布巾で拭き掃除を行いましょう。
■水拭きする際は素材に注意
食器棚の汚れが乾拭きで取れない場合は、マイクロファイバークロスで水拭きを行いましょう。ただし、食器棚が白木の場合は水拭きはできません。
水拭きをする際は、マイクロファイバークロスや布巾は固く絞り、できるだけ水分を残さないようにしましょう。汚れ落ちが悪い場合は、お湯で濡らして拭き掃除を行いましょう。
もし水やお湯だけでは汚れが取れず、洗剤を使用する場合も、注意が必要です。素材によっては、アルミや銅や鉄、漆器や大理石などを変色させたり劣化させることもありますので、目立たない場所でテストをしてから水拭きを行いましょう。
■食器棚の内側
食器棚の内側は、食器類を収納する場所ですので、人体に影響が少ない洗剤を使うのがおすすめです。
例えば、食器洗い用の中性洗剤を1Lのぬるま湯に1滴程度入れて混ぜ、拭き掃除を行いましょう。汚れが落ちたら数回水拭きを行って洗剤を拭き取り、乾拭きをして仕上げます。
また、エコなお掃除洗剤にもなる重曹も、食器棚の内部のお掃除に使用できます。100mLの水に小さじ1杯の重曹を入れて溶かし、スプレーボトルに入れます。後はマイクロファイバークロスや布巾に重曹水を吹きかけて拭き掃除を行います。汚れが落ちたら数回水拭きを行って洗剤を拭き取り、乾拭きをして仕上げましょう。
その他にも、アルコール除菌スプレーをマイクロファイバークロスや布巾に吹きかけて拭き掃除を行う方法もあります。食器棚がカビ臭い場合に特におすすめです。アルコールは引火性がありますので、スプレーするのは避け、布に染みこませて掃除に使用した方がいいですね。
■食器棚の外側や食器棚の下
食器棚の外側や食器棚の下のお掃除には、二度拭きがいらない住宅用の洗剤を使った水拭きがおすすめです。
油汚れが付いている場合は、先ほどご紹介した重曹水を拭き掃除に使用しましょう。
重曹水汚れが落ちない場合は、重曹よりも汚れ落ちが良いセスキ炭酸ソーダを使いましょう。500mLの水に小さじ1杯のセスキ炭酸ソーダを入れて溶かし、スプレーボトルに入れて使用します。汚れが落ちたら数回水拭きを行って洗剤を拭き取り、乾拭きをして仕上げましょう。
■ガラス扉は
ガラス扉の場合は、ガラス用の洗剤かセスキ炭酸ソーダ水を使用しましょう。
食器棚の掃除は、月に1回程度の頻度で行うのがおすすめです。食器棚を掃除する際は、食器棚を傷めてしまわないよう、素材に合ったお掃除方法を選びたいですね。