頬骨の悩みをメイクでどうにかできないかと、悩んでいませんか?頬骨の悩みは骨格の問題だからと、諦めてしまっている人もいるかもしれませんが、頬骨はメイクで印象を変えることができます。本記事では、目立つ頬骨の解消メイクについてご紹介します。
【目次】
頬骨の目立ちをコンプレックスに感じている人は意外と多いもの。実は、頬骨の目立ちは、メイクを使ってある程度目立ちにくくすることができるんです♡
骨格を変えるメイクは難しかったり、特別な技術がいるように思われたりしがちですが、コツさえ掴めばそれほど難しくなく、自然にコンプレックス部分をカバーできるようになりますよ。まずは、頬骨の目立ちを解消するためのコツについてご紹介します。
頬骨の目立ちを解消するメイクは、チーク・シェーディング・ハイライトの3つを駆使して行います。この3つを使い、色使いや光の当たり具合を総合的にコントロールすることで、頬骨の目立ちを和らげられます。1つでも欠けてしまうと不自然な印象になってしまうので、これら3つは必ず用意するようにしてください。
頬骨を解消するためには、チークやシェーディングなどを入れる位置に注意する必要があります。頬骨の目立ちに悩んでいるという人の多くが、頬骨部分が出っ張っていて、その下の部分がこけて見えてしまっているタイプです。
そのため、一般的に紹介されているメイクの方法では、逆に頬骨とその下のこけた部分を強調してしまっていて、逆効果になっている可能性があります。
頬骨解消メイクでは、出っ張っている部分を目立たなくしながら、凹んでいる部分を立体的に見せていくことがポイント。入れる場所を間違えないように、凹ませる部分と目立たせる部分を意識しながらメイクをしていきましょう。
トレンドのツヤ肌ですが、実は頬骨解消メイクには、あまりツヤ肌は向いていません。パール感のあるアイテムやオイルでベースにツヤを与えてしまうと、その後に行なう光の加減をコントロールするテクニックがあまり映えず、顔の陰影が目立ちやすくなってしまいます。そのため、ベースメイクはマットでフラットな状態に整えるようにすることがポイント。セミマットからマット肌に仕上がるファンデーションを使うことで、頬骨を目立ちにくいメイクの効果を感じやすくなるでしょう。
頬骨解消メイクのファーストステップは、チークです。まずは、チークのやり方について詳しくご紹介します。
チークには主に、パウダータイプとクリームタイプがありますよね。頬骨解消メイクには、クリームチークを用いるのがおすすめです。なぜかというと、クリームチークは指で塗っていくため、自分の頬骨を意識しやすいから。少しずつ量を調整しながら塗ることができるので、頬骨解消メイクにはぴったりです。
パウダーチークを使う場合は、頬骨の形を意識しながら塗れるように、毛先のカットが斜めになっているものや毛足の短いブラシを使うことがおすすめです。
頬骨の目立ちを解消するためには、チークを入れる位置が大切です。頬骨の目立ちをナチュラルにカバーするためには、頬骨の最も高いところよりも少し下に入れることがポイントです。
最も高い位置に入れたくなってしまいますが、よりコンプレックスを目立たせてしまうことに繋がります。少し下げて入れることで、その後のプロセスと合わせて頬骨の高さを自然にカバーできるはずです。黒目の外側部分の位置から、こめかみに向かって色を乗せていきます。
頬骨の目立ちを解消するためには、チークの色選びも重要になります。発色の濃い色味を選んでしまうと、頬骨が逆に目立ちやすくなってしまいます。肌なじみのいいピンクベージュ系のカラーやヘルシーなオレンジベージュ系がおすすめです。
ではここからは、頬骨の目立ちを解消するのにぴったりのチークをご紹介します。
MiMC(エムアイエムシー)のミネラルクリーミーチークは、ナチュラルな血色感を与えてくれるチーク。ジュワッと内側から滲み出るような色づきが特徴で、肌色によくなじむところが魅力です。
頬骨解消メイクには、05 ベースコントロールピンクか11 カームピンクがおすすめ。どちらも柔らかいピンクベージュカラーで、頬骨を自然な形でカバーしてくれるでしょう。
ヴィセのリップ&チーククリーム Nは、透明感あるクリームチーク。ぴったり肌にフィットし、メイクのもちと潤い感もアップしてくれることが特徴です。
カラーはBE-5ヌーディベージュがおすすめ。肌なじみがよく、ほどよいツヤ感と血色感を与えてくれるはずです。
また、リップにも使えるアイテムなので、チークとカラーを合わせて統一感を持たせてもいいでしょう。
キャンメイクのクリームチークは、触るとジェル状なのに、頰にサッと乗せた瞬間にさらっとした質感に変わることが特徴のアイテム。潤いは失わず、質感はサラサラになるので、ヨレやすい夏場でも使いやすいところが嬉しいポイントです。
頬骨解消メイクに取り入れるなら、カラーは07 コーラルオレンジがおすすめ。どんな肌色にもなじみやすいコーラルカラーなので、頬骨解消メイクに適しています。頰に乗せて発色をコントロールして自然にカバーしてみてはいかがでしょうか。
チークを入れたあとは、次にシェーディングを行いましょう。次に、頬骨解消メイクのシェーディングのやり方についてご紹介します。
頬骨の目立ちを解消するためには、頬骨の下にシェーディングを入れるといいのではないかと思っている人は多くいます。しかし、先ほどのプロセスでチークを頬骨の下部分に入れているので、シェーディングも同じ位置に入れるのは避けるべきです。
また、頬骨に下にくぼみがあることで、より頬骨が出っ張って見えてしまいます。シェーディングを頬骨の下に乗せるということは、そのくぼみをより強調してしまうことに繋がります。こけた印象にならないよう、シェーディングを入れる位置には注意しましょう。
シェーディングの役割は、横に張っている頬骨をカバーすることです。前に向かって出っ張っている頬骨を目立たせないようにすることはチークやハイライトが担ってくれています。しかし、横に出っ張っている頬骨はなかなかカバーするのがむずかしいのです。横に出っ張っているエラは、シェーディングを活用してカバーしていきましょう。
こめかみの部分からエラの部分に向かって直線にシェーディングを乗せていきます。最も濃い部分が頬骨部分に来るので、自然にカバーすることができます。
正面から確認するだけでなく、横からの角度も確認しながら、シェーディングの濃さも確認していきましょう。
シェーディングの入れ方を覚えたところで、続いておすすめのシェーディングアイテムをご紹介します。
クリームタイプのシェーディングアイテムの中で特に人気があるのが、THREE シマリンググローデュオ。ハイライトとブロンザーの2色が入っているので、これひとつで立体的なメイクを仕上げることが可能です。
自然なツヤと陰影、血色感を叶えてくれる万能アイテムなので、ひとつ持っておくと安心できる万能アイテムです。
日本でも大人気を誇る韓国コスメである、too cool for schoolのアートクラスバイロダンシェーディング。濃淡異なる3色が入ったシェーディングパレットで、ほんのり陰影を作ってくれるパウダータイプのアイテムです。
パウダータイプは乗せる量を調整しやすいので、シェーディング初心者さんにおすすめですよ。
色をブレンディングしながら自分の肌に合う色合いを見つけやすいので、「シェーディングの色があわない」と悩んでいる人にもぴったりです。
セザンヌ ミックスカラーチークは、4色のカラーをミックスしながらナチュラルな陰影をつけられるマットタイプのシェーディングです。
パウダータイプなので、ナチュラルに仕上げたい場合はひと塗りで、より濃さを足したい場合はブラシで重ねるといったように、濃淡を調節しやすいところがポイントです。
自分の肌色に合わせて濃さをコントロールできる万能さが魅力。ミックスしやすいブラシ付きでコストパフォーマンスの高さに驚くことでしょう。
他のシェーディングアイテムよりも淡い色合いなので、「色白でシェーディングが浮いてしまう……」という方にもチャレンジしてもらいたいアイテムです。
シェーディングを入れたあとは、最後の仕上げにハイライトを入れて完成しましょう。最後に頬骨解消メイクのハイライトについてご紹介します。
ハイライトの入れる位置といえば、頬骨の上の部分が一般的。しかし、これは頬骨を立体的に見せるために使うメイク術なので、頬骨が目立つ人は使わない方がいい技だといえます。
ハイライトは、入れたところでその部分に光が当たり、前に出ているように見せられるというもの。そのため、日本人の多くは鼻を高く見せようと鼻筋にハイライトを入れるメイクを取り入れているのです。
頬骨を目立ちにくくするためには、凹んでいる部分をふっくらと見せる必要があります。そのため、もともとふっくらしている部分には乗せないようにしましょう。
ハイライトは、凹んでしまっている部分に乗せるのがコツ。頬骨が目立ってしまっている人は、頬骨の影響でその下に影ができてしまっている人が多いのです。それをそのままにしておくと影の部分が目立ってしまい、より頬骨を強調させることになるわけです。
この影になっている部分にハイライトを乗せることで、頬骨自体を目立ちにくくしていきましょう。ギラギラと発色するようなハイライトを選ぶのではなく、ナチュラルに発色するようなハイライトを使って、凹んでいる部分を立体的に見せていきましょう。
最後に、頬骨解消メイクに使えるおすすめのハイライトをご紹介します。
発売当初から話題になっていたCHANEL(シャネル)のボーム エサンシエル フェイスカラー。サッとひと塗りするだけで、その部分に柔らかく光が当たり、ふっくら見せられることがポイント。頬骨の目立ちもあっという間にカバーできちゃいます。一度使うと、高い評価に納得するクオリティの高さを感じられるアイテムです。
スティック状で乗せやすいことも魅力のひとつ。直接塗るよりも、指にとって少しずつ入れることで調節しやすくなりますよ。しっかりツヤ感が出るけれど、ギラギラしていない上品な輝きを手に入れられること間違いなしです。
上品でほどよい光沢感を与えてくれると人気の、rms beauty(アールエムエスビューティー)ルミナイザー。指で乗せると肌が持っている透明感を引き出してくれて、若々しいツヤを手に入れられます。
指で乗せていくタイプのハイライターなので、つける位置や量を自分の感覚でコントロールしやすいといえます。
ナチュラルな成分で作られているので、オーガニック志向な方でも安心して使えます。しっとりしたツヤ感がお好みの方にぴったりのアイテムです。
「コストパフォーマンスが高すぎる」と人気の高い、セザンヌのパールグロウハイライト。パールがぎっしり詰まっているパウダータイプのハイライトで、内側から発光したようなツヤ感を与えてくれるアイテムです。
高輝度なパールがくすみや影を飛ばしてくれるので、頬骨下のくぼみや陰影をしっかりカバー。含まれているのは細かいパールなので、ギラついた印象には仕上がりません。
保湿成分もたっぷり配合されており、パウダータイプだと乾燥してしまいそうと感じる人でも安心。乗せた部分に光を集めてふっくら立体的に見せてくれるので、頬骨解消メイクで大活躍してくれるでしょう。
頬骨はメイクでカバーできるのはもちろん、髪型で上手に隠すことも可能です。
ショートヘアの場合は、頬骨に毛先がかかるくらいのワンレンショートや、顔まわりに毛先を持ってくるスタイルがおすすめ。
ミディアムヘアの場合は、毛先に重みを持たせたスタイルがぴったり。重心を下に持ってくることで高さのある頬骨を目立たせません。前髪と後ろ髪の長さを同じに整えたワンレンミディアムヘアもおすすめです。
ロングヘアの場合も、変わらず重心を下めに持ってくるのがポイント。顔から下を大きく巻いて動きを出すことで、より頬骨に視線がいかないようにコントロールできるでしょう。
前髪が重たいと頬骨が目立ちやすくなってしまうので、もはや定番となったシースルーバングもおすすめ。軽やかにすることで上手に頬骨をカバーできます。
頬骨を解消するメイク術についてご紹介しました。必要なアイテムはチーク・シェーディング・ハイライトの3つだけ。むずかしい技も、手に入れにくい道具も必要ありません。すでに手持ちのアイテムでまかなえる方もいるでしょう。頬骨は骨格の問題だからと諦めている人は、ぜひ一度紹介したポイントを押さえてメイクに挑戦してみてくださいね。簡単に使えるテクニックなので、メイク初心者でも取り入れられるはずです。自然にコンプレックスをカバーしてくれるでしょう。