一日中座りっぱなしで仕事をしていると、足のむくみを感じてしまう女性が多くいるようです。夕方になるとパンパンになって、疲れを感じたり、靴が窮屈に感じることも!そこで今回は、デスクワークによるむくみの原因や対策方法をご紹介します。
【目次】
むくみとは、皮膚の下などに余分な体液が溜まっている状態のことを指します。
指で押すとぼこっと凹んだ形になり、元の状態に戻るまで時間がかかるのがむくみのサインだそうです。
デスクワークのように、座りっぱなしの姿勢で仕事をしていると、足の筋肉を使わなくなるので、血めぐりが悪くなり、むくみに繋がってしまうことがあると言われています。
特に筋肉量が少ない人は、血液やリンパ液が足に溜まりやすく、足のむくみを感じてしまうようです。
そのまま放置していては、美脚には程遠い足になってしまいますし、健康にも良くないので、簡単に始められる対策方法を取り入れていきましょう。
デスクワークによる足のむくみの対策をするなら、こまめにストレッチをすることがおすすめです。
ストレッチは血液の流れを良くすることができるので、足元が冷えやすい女性も取り入れてみてください。
■座ったままできるストレッチ方法
①椅子に座り、両膝を曲げた状態で片足ずつ前に伸ばします。
②膝の高さまで上げ、前に伸ばした足のつま先を上に向けて5秒キープしてください。
③つま先を上に向けたままゆっくり足を下ろし、反対側も同じように行いましょう。
仕事中なら、かかとの上げ下げやつま先の上げ下げをするといいですよ。
同じ姿勢でいることは、足のむくみに繋がるので、デスクワークでもこまめに立つことを心掛けましょう。
足の筋肉を動かすことができれば、血液を心臓に戻すポンプの働きを正常にすることができます。
できれば、一時間に一度はお手洗いのために席を離れたり、別室にファイルを取りに行ったりするなどして足の筋肉を動かしましょう。
こまめに立ちあがることが難しい場合は、休憩時間に少し遠めの場所でランチをしたり、軽くお散歩したりする時間を作って活動量を増やすようにしてみてください。
同じ体勢でいることが多いデスクワークは、運動量も少なくなってしまうので体が冷えやすくなっています。
冷えもむくみを招く原因になりますから、対策としてブランケットを使用したり温かい飲み物を飲んだりするようにしましょう。
冬だけでなく、クーラーが利いた夏場も冷えには要注意!
素足やサンダルは控え、カーディガンを羽織ったり、仕事中だけ厚手のストッキングを履いたりするといいですよ。
足のむくみ対策として、ツボを押す方法もあります。
ツボ押しは神経が集中しているところを押すことになるので、直接自律神経に働きかけ、血流促進や内臓機能の活発化などが期待できると言われているのです。
デスクワーク中でも押せるツボでおすすめなのは、三陰交(さんいんこう)というツボ。
内くるぶしの一番高いところから、手の指4本分上がったところにあるツボで、足の冷えの治療でもよく用いられるそうです。
温活になるだけでなく、余分な水分の排出もサポートしてくれます。
食後は控え、ツボに力が伝わるよう垂直にゆっくりと押し、痛気持ちいいくらいの強さで押すようにしてみてくださいね。
デスクワーク中の足のむくみを予防するなら、むくみグッズを取り入れることもおすすめです。
代表的なのは、着圧ソックス。
外から圧力を加えることができ、血管の拡張を抑えて水分の染み出しを防ぐ働きがあるので、むくみ予防に効果が期待できます。
長時間の着用は、本来の機能を低下させることに繋がるので望ましくないですが、デスクワーク中だけであれば日中用の着圧ソックスを使ってみてください。
意外かもしれませんが、むくみにくい座り方もあります。
座り方によって体への負担が変わるので、むくみにくい座り方をすることは、デスクワークの方にとって欠かせなくなりそうです。
■むくみにくい座り方のコツ
・お尻が背もたれに当たるくらいまで深腰を掛け、背もたれに寄り掛からない程度に背筋を伸ばします。
・足の裏を床につけ、腕をデスクにのせた状態で膝や肘が90度くらいになるように椅子の高さを調節しましょう。
足の裏が床に安定してつくように、フットレストなどのグッズも活用してみてください。
デスクワークによる足のむくみ対策をするなら、家に帰ってからの対策も忘れずに取り入れましょう。
基本は、足の血流を良くすることと体を冷やさないこと。
毎日湯船に浸かる習慣をつけ、体を温めながら下から上にさすり上げるようにマッサージを取り入れてみてください。
そして寝る直前まで靴下を履いたり、家でも積極的に温かい飲み物や食べ物を摂るようにしましょう。
デスクワークによる足のむくみの原因や対策方法をご紹介しました。
仕事中でも簡単にできる対策方法もあるので、積極的に取り入れていくことをおすすめします。
家に帰ってからのケアも忘れずに、いつでもすっきりした美脚をキープしましょう。