大学院入試の面接を受ける時は「スーツを着るべき?」「私服でも良いの?」などと服装に悩む人が多いです。ここでは、院試の面接に適した服装をご紹介します。
【目次】
大学院入試(院試)はほとんどの場合、筆記試験に加えて面接があります。面接は受験者が作成した研究計画に沿って進められ、志望動機や研究の予定、先行研究などについて質問されることが多いです。
大学院入試の面接は回答の内容で合否が決まるため、就職活動の面接ほどマナーや服装に気を使わなくても良いという意見もあります。しかし、マナーを押さえていなければ、面接官からの印象が悪くなり、質問に対する答えをしっかりと聞いてもらえない可能性も否定できません。
面接が終わってから「マナーや服装が原因で落ちた」と後悔しないためにも、院試には万全の準備をして臨みましょう。
大学院入試の面接を受けるなら、最低でも次のマナーは押さえておきましょう。
■身なりを整える
外見は初対面の人の第一印象を大きく左右します。そのため、大学院入試の面接では、身なりを整えることが大切です。「服にしわや汚れがないか」「髪型は乱れていないか」などを確認し、清楚感のある外見で面接に挑みましょう。
■姿勢を正す
大学院入試の面接を受ける時は正しい姿勢を心がけましょう。女性はおなかに力を入れて背筋を伸ばし、両手は膝の上で合わせてください。脚を開いたり、猫背になったりすると、だらしない印象になるので、普段から姿勢の悪さを自覚している人は注意が必要です。
■言葉使いに気を付ける
面接で質問に答える時は言葉使いに気を付けましょう。大学院に進学し、研究が進むと、学会で発表することもあるので、丁寧な言葉使いではっきりとわかりやすく話すのがポイントです。話している間は面接官全員に目配せするのも忘れないようにしてください。
大学院入試の面接の服装は大学によって違います。そのため、学部と同じ大学の大学院入試を受ける場合は、研究室の先輩にアドバイスをもらうのがおすすめです。学部と違う大学院に進学したい場合は、研究室見学などの際に確認しておくと良いでしょう。
■基本はスーツ
大学によって受験者の服装に違いはありますが、基本は日本人も留学生もスーツを着用します。服装が原因で落とされることはないと考えられていますが、他の受験者がスーツで自分だけが私服の場合は焦ってしまうので、迷ったらスーツを着るのが安心でしょう。
■内部進学なら私服の人も多い
学部と同じ大学の大学院に入学するための試験は私服で受ける人も多いです。大学によっては、空調などの理由で「平服でお越しください」などと指定されることもあります。
■筆記試験と同日の場合は着替える人も
大学院の入試は筆記試験と面接が課されるのが一般的です。多くの場合、筆記試験と面接は別日程で行われますが、一部の大学院では筆記試験と面接が同じ日に実施されます。
筆記試験はリラックスできるように私服で受験する人が多いため、同日に筆記試験と面接がある場合、試験の合間に着替える人もいます。リラックスできる私服で筆記試験を受けて、スーツで面接に臨めば、十分に実力を発揮できるでしょう。
大学院の面接で失敗したくない場合は、リクルートスーツを選ぶのが無難。リクルートスーツは初対面の人に好印象を与えられるように作られた服なので、服装で印象が悪くなる心配はありません。
鞄や靴も服装に合わせてシンプルなものにすると、面接官にやる気をアピールできます。
大学院の面接で知的な雰囲気を出したいならネイビーのスーツを着るのがおすすめ。パンツスーツを選ぶと、クールで大人っぽく見えるでしょう。派手にならないように、インナーは白を選ぶのがポイントです。
グレーは柔らかいカラー。優しく、近寄りやすいイメージに仕上げたい時に適しています。大学院の面接でグレーのスーツを着る場合は、黒の靴や鞄で引き締めると、「学びたい」という意思をしっかりとアピールできるでしょう。
内部の大学院に進学する場合などは、私服で面接を受ける人も少なくありません。Tシャツやサンダル、白衣などで面接にチャレンジする人もいますが、ジャケットとブラウスを着ておくと、印象が良いでしょう。
ベージュジャケット×白ブラウスのコーデは女性らしさを感じられるのが魅力です。
カーディガンやタイトスカートを取り入れた服装は上品で、大学院の面接にぴったり。カーディガンの下にシンプルなブラウスやカットソーなどを着ておけば、空調の関係で暑さを感じた時に体温調節しやすいです。
大学院の入試は夏に実施されることが多いです。夏の面接では、暑苦しく見えないように半袖のトップスを着るのも良いでしょう。白ニットとネイビーのフレアスカートをコーディネートすれば、さわやかできれいめな服装が完成します。
私服で大学院の面接を受ける場合は、女性のパンツスタイルも問題ないとされています。ただし、ジーンズなどのカジュアルなパンツはTPOに合っていないので、避けた方が無難です。
黒のパンツをブラウスと組み合わせたシンプルなコーデはカジュアルすぎず、大学院の面接でも好印象でしょう。
ベーシックな白シャツとネイビーのパンツのコーデは大人っぽいイメージ。シャツの裾をパンツにインすると、メリハリが出てきちんと感がアップします。大学院の面接で透け感のあるシャツを着る場合は、下着が映って下品に見えないように注意してください。
ゆったりとしたシャツワンピースはリラックスできるのが魅力。緊張せずに大学院の面接にチャレンジしたい人におすすめです。体を締め付けないデザインを選べば、筆記試験と同日に面接が実施されても疲れにくいでしょう。
かっちりと見せたい場合は、ジャケットを羽織るのもおすすめです。
大学院入試で面接を受けるなら、先輩などに服装を相談してみると良いでしょう。面接に適した服装で院試に挑めば、好印象を与えられて合格に近づけます。