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2019.10.25

狂言の服装はこれでOK!鑑賞マナーからコーディネートまで徹底解説

狂言の服装はこれでOK!鑑賞マナーからコーディネートまで徹底解説 狂言の服装はこれでOK!鑑賞マナーからコーディネートまで徹底解説

狂言の鑑賞にはどのような服装が好ましいのか、お悩みの女性も多いはず。伝統芸能ともあれば、マナーのある着こなしで足を運びたいところです。そこで今回は、絶対に知っておきたい狂言の基本情報から鑑賞のおすすめコーデをご紹介します!

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狂言の服装を徹底解説!着こなしのポイントをチェックしよう

 

日本の伝統芸能として長年慣れ親しまれているのが、ズバリ「狂言」。ただし伝統芸能というだけあって、舞台へ足を運ぶとなると、なんだか敷居が高く尻込みしている女性も多くいらっしゃるはずです。鑑賞のルールからマナーのある着こなしをしっかりとチェックした上で、万全の体制で足を運びたいところ。

そこで今回は、狂言鑑賞におすすめのレディースコーディネートを一挙ご紹介します!まずは、鑑賞前に絶対に知っておきたい狂言の基本情報やマナーを解説し、その後鑑賞にぴったりの服装を具体的にご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

そもそも「狂言」って何?まずは知っておきたい基本をチェック

 

まずは、「狂言」とは何なのか、その特徴について解説していきます。そもそも狂言は、能と同様に猿楽から発展した伝統芸能で、猿楽の滑稽味を洗練させた笑劇。大掛かりな舞台装置などは一切用いず、言葉や仕草によって表現する、対話を中心としたせりふ劇です。さらに狂言の大きな特徴は、人間の特徴や本質を鋭く切り取って「笑い」や「おかしみ」として表現するところにあると言えます。

能が、歴史のある神話や物語を題材にした悲劇を中心としているのに対し、狂言は日常生活や一般市民を題材としたお笑いの寸劇。現在でも「笑いの芸術」として親しみを持たれており、歴史に詳しくなくても気軽に楽しめるところが魅力だと言えるでしょう。

狂言鑑賞のマナーを一挙ご紹介!初心者は必ずご確認を

 

狂言の鑑賞には、どのようなマナーが求められるのか気になるところ。そこでまず観劇の際には、必ず携帯電話の電源を切るか、マナーモードに設定を。演者や他の観客に迷惑を掛けないよう、開演後の席の移動も控えましょう。もちろん私語や咳、物音を立てたりなど周囲の迷惑になる行為は、常識的にNGです。

また、基本的にほとんどの能楽堂や劇場では、写真撮影は禁止されているのでご注意を。演者の撮影はもちろんですが、開演前の舞台の撮影もNGとされている場合もあるので、控えた方が良いでしょう。また、客席での飲食は禁止となっているため、腹ごしらえは開演前にロビーで済ませてください。

狂言の服装【1】基本は楽なスタイルでOK!ラクに鑑賞しよう

Tシャツを使った狂言の服装

ここからは、狂言の鑑賞におすすめのコーディネートを具体的にご紹介します。まず基本として、狂言鑑賞にはドレスコードなどは設けられておりませんので、ご安心ください!鑑賞に集中してしっかりと楽しめるよう、堅苦しいスタイルではなく、普段通りの楽な着こなしで足を運びましょう。

極端な話、Tシャツにジーンズ、スニーカーのラフなコーディネートでも全く問題はありません。ただし見苦しさのないよう、ハリのある素材感のTシャツをチョイスしたり、シルエットの綺麗なデニムパンツを合わせたりと、大人の女性として最低限場をわきまえたスタイルにまとめてください。

狂言の服装【2】春はスカートスタイルで軽やかに

フレアスカートを使った狂言の服装

ポカポカ陽気の日が増え、軽やかな装いでお出かけを楽しめるこの季節。春には、エアリーなスカートスタイルでシーズンムードを高めつつ、女子らしく品のある着こなしにまとめましょう。コーデの色合いは淡いカラーで、季節感を意識するとgood!

ベージュのVネックニットに、淡いグリーンのフレアスカートを合わせた、レディライクなコーディネート。足元はフラットなバレエシューズでこなれ感を加え、女性らしさと品の良さを引き立てつつも、肩の力が抜けたような旬の着こなしを完成させましょう。

狂言の服装【3】夏は過度な露出を控えたら問題なし

カットソーを使った狂言の服装

暑い夏の狂言鑑賞では、過度に肌の露出をしなければOK。例え暑さの厳しい日でも、露出控えめな大人の女性らしいスタイルにまとめてください。もしもタンクトップなどの腕が出るものを着用する場合は、薄手のカーディガンを用意しておき、劇場内でさっと羽織ると良いでしょう。

例えば、鮮やかなピンクパープルの裾フレアカットソーに、モノトーンの小花柄フレアスカートを合わせたコーディネート。夏らしくフレッシュなトップスを主役とする場合には、ボトムスはダークトーンをチョイスして、大人っぽく落としてあげるのが正解です。足元はサンダルで問題ありませんが、ビーチサンダルのようにラフすぎるものは避けてください。

狂言の服装【4】秋はチェックパンツで品良くトレンドライクに

チェックパンツを使った狂言の服装

落ち着いた雰囲気のファッションがトレンドとなる、この季節。秋には、知性の溢れるトラッドな着こなしで、品良くおしゃれに狂言鑑賞へと足を運びましょう。例えば、チェック柄アイテムを取り入れ、上品でもトレンド感バッチリの秋スタイルを完成させてみてはいかがでしょうか。

女性らしい白のVネックニットには、タック入りでワイドフォルムが特徴的な、ブラウンのチェックパンツを合わせてとことん品良く!さらに足元には黒ブーツをチョイスして、シックな雰囲気を引き立てましょう。シンプルながらも洗練された印象の、大人の秋スタイルの完成です。

狂言の服装【5】冬はきれいめコートできちんと感を意識

チェスターコートを使った狂言の服装

寒い冬には、きれいめなコートを主役にきちんと感を演出。さらっと羽織るだけできちんと見えるコートは、フォーマルからデイリーシーンまで使える一着。カジュアルに合わせて抜け感を意識するのもおしゃれですし、着回しの幅も広く重宝できるワードローブです。

くすみパープルのトップスに、ハイウエストのチェック柄ワイドパンツを合わせたコーディネート。そこにかっちり感のあるグレーのチェスターコートを合わせつつ、足元はスニーカーでカジュアルダウンして、トレンドライクなこなれコーデに仕上げましょう。

狂言の服装【6】国立能楽堂もドレスコードはないのでご安心を

テーパードパンツを使った狂言の服装

そもそも「能楽堂」とは、能と狂言を専門に演じる劇場。中でも東京都渋谷区の千駄ヶ谷に位置する「国立能楽堂」は、日本の伝統芸能の発信拠点であり、能や狂言を楽しもうと沢山の人々が各地から足を運びます。そんな特別な場となると、普段通りの服装でも問題ないのか、不安に思う方もいらっしゃるはずです。

そこで国立能楽堂でも、基本的にドレスコードなどはありませんのでご安心を。とはいえ能楽の聖地ともいえるこの場で「普段着ではちょっと……」と心配な方は、きれいめカジュアルなスタイルにまとめるとOK。例えばブラウスにテーパードパンツ、足元はパンプスと、よそ行きくらいのきれいめなコーデを意識しましょう。

狂言の服装【7】スニーカーもOK!大人カジュアルにまとめて

スニーカーを使った狂言の服装

狂言観劇では、もちろんスニーカースタイルでも問題ありません。カジュアルファッションだからと言って周囲から浮くことはありませんので、ご心配なく足を運んでください。ただラフすぎる着こなしは大人の女性としてふさわしくありませんので、カジュアルでもきちんと見せる工夫を!

例えば、ハイネックのボーダートップスにカーキのテーパードパンツ、足元は白スニーカーで、大人カジュアルなスタイルに。ベルトをプラスしてきちんと見えを誘いつつ、カバンは品のある小さめショルダーバッグをチョイスし、カジュアルスタイルを大人っぽく格上げしましょう。

いかがでしたか?今回は、狂言の鑑賞におすすめのレディースコーディネートを7パターン厳選してご紹介しました。狂言というと敷居が高く感じてしまいますが、基本的にはドレスコードなどはありませんし、普段の着こなしで足を運んでOK。ただし大人の女性として、最低限のマナーのあるきれいめなスタイルを意識すると安心でしょう。ぜひ参考にして、正しいスタイルで心配なく狂言鑑賞を楽しんでください!

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