毎日行うメイクでは、特にポイントメイクに力を入れているという方が多いのではないでしょうか。不可欠なものだからこそ、メイクをするときだけでなく、落とすときにも気を付けなければなりません。今回は、ポイントメイク落としについてご紹介します。
【目次】
メイクには、基本的にベースメイクとポイントメイクの2つがあります。
ベースメイクは、スキンケア後に顔全体に塗る化粧下地やファンデーションのことです。
次のメイクをするための土台作りといえます。
ポイントメイクは、その名の通りポイント部分のメイクのことです。
アイブロウ、アイメイク、チーク、リップメイクがポイントメイクに分類されます。
女性の身だしなみのひとつであるメイクは、このベースメイクとポイントメイクをすることが欠かせないですよね。
そしてポイントメイクは、印象を華やかに見せたり、きちんと感を出したりするために欠かせないメイクです。
ポイントメイクは、印象的な目元を作ったり、魅力的な口元にするために欠かせない部分なので、ついしっかりメイクをしてしまう方もいるのではないでしょうか。
濃いメイクにしていなくても、落ちにくさを重視して崩れにくいポイントメイクアイテムを使う方もいますよね。
そこで必要になってくるのが、ポイントメイク落としです。
ポイントメイク落としとは、その名の通りポイントメイク専用のメイク落としのことです。
今では多くのコスメブランドから出ているポイントメイク落としですが、普通のクレンジングではだめなの?と思っている方もいるのではないでしょうか。
なぜ、ポイントメイクは普通のクレンジングではなく、専用のポイントメイク落としを使った方がいいのか見ていきましょう。
汗や皮脂、乾燥によってメイクは落ちてしまいます。
ポイントメイクだけでなく、ベースメイクも崩れてしまうのですが、崩れにくさを重視したコスメが今ではたくさんありますよね。
汗や皮脂に強いものや、水でも落ちにくいウォータープルーフなど、ポイントメイクで使われるアイテムは特に落ちにくく作られているので、ベースメイクは比較的すぐ落とすことができても、ポイントメイクは残ってしまうことがあります。
実際に、「いつも使っているメイク落としでクレンジングしたけど、アイメイクが残ってる……」なんて経験をしたことがある女性も多いのではないでしょうか。
それだけポイントメイクはしっかり肌に密着していることが分かります。
普段のクレンジングでポイントメイクをしっかり落とすことができる場合もあります。
ただし、ポイントメイクをしっかり落とそうとしてゴシゴシ洗いになってしまい、肌に余計な負担をかけてしまうこともあるのです。
ポイントメイク落としであれば、ポイントメイクを落とすために考えて作られているので、余計な負担をかけることなく、ポイントメイクを浮かして汚れを落とすことができます。
目元や口元に余計な負担をかけないためにも、ポイントメイク落としが必要になってくるでしょう。
ポイントメイクのコスメは落ちにくくできているからこそ、普通のクレンジングでは余計な負担をかけてしまいます。
だからこそ、毎日メイクをしているのであれば、ポイントメイク落としで丁寧に落としてあげる必要があることは分かりましたよね。
もしもポイントメイクの汚れが肌に残ってしまった場合、どうなってしまうのかも気になりませんか?
なぜそれほどポイントメイク落としが必要だといわれているのか……それは、ポイントメイクが落ちなかったときや、無理やり落とそうとする肌への負担に原因が考えられます。
誰もがクレンジングをした後は化粧水や乳液などで保湿しますよね。
ただ、ポイントメイクが残ったままだと、そのメイク汚れが毛穴の詰まりの原因になってしまいます。
基礎化粧品の浸透が悪くなってしまい、きちんと保湿できない状態に。
そのままだと乾燥しやすい肌になってしまいますよね。
それだけでなく、汚れが毛穴に詰まったままだと、酸化して黒ずみ毛穴を招く原因にもなります。
他にも、ニキビができやすくなったり、ヒリヒリしたりするなど、さまざまな肌トラブルを招く可能性があるのです。
目元や口元の皮膚は、思っている以上にデリケートだといわれています。
そのため、ゴシゴシ洗いは避けた方がいいとよくいわれているのです。
そしてポイントメイクを完全に落としきれていないと、色素沈着して目元や口元のくすみやシワの原因になることがあるともいわれているんですよ。
そう考えると、若々しさを保ちたい女性にとって嫌なトラブルですよね。
毎日のクレンジング次第で、若く見えるか、老けて見えるかが変わってくるといっても過言ではなさそうです。
ポイントメイクの落とし方次第で、5年後、10年後の見た目年齢が変わってくるかもしれません。
肌トラブルのない健やかな肌を維持するためには、今こそポイントメイクの落とし方を見直すべきかも!
クレンジング後に、ふき取り化粧水でチェックしてみましょう。
コットンで優しくふき取った時に、コットンに色がつくようであればそれは落ちていない証拠です。
また、ゴシゴシと力を入れなければ落ちないという場合も、お肌はSOSを出しているかもしれません。
必ず行うポイントメイクだからこそ、専用のポイントメイク落としを導入していきたいですね。
「早速ポイントメイク落としを手に入れたいけど、どう選べばいいのか分からない」という女性は少なくありません。
さまざまなコスメブランドから出ているので、そのブランドによって配合されている成分や特徴が変わってくるのは当然のことです。
そして、そのものによって自分のメイクや肌に合うか合わないかも出てきます。
メイク残りによる肌トラブルを防ぐためには、ポイントメイク落としを使うことがいいですが、使うポイントメイク落としが自分に合っていなければ、肌の負担になってしまうこともあるので、できるだけ合うものを探すことが大切です。
ここでは、ポイントメイク落としの選び方についてご紹介するので、参考にしてみてくださいね。
ポイントメイクをしっかり落とすためには、ある程度洗浄力のあることが大切です。
公式サイトの紹介を見るだけでなく、さまざまな口コミなども確認してきちんと落とすことができるのかどうか見ることがおすすめですよ。
自分で選ぶのは心配……という方であれば、お店の方に聞きながら洗浄力についても聞くといいでしょう。
洗浄力があることは大切ですが、洗浄力が高いということはそれだけ肌への負担も大きくなってしまうということです。
それだけだと、ポイントメイクは落とせても肌を労わることはできないので、ポイントメイク落としを選ぶときは「保湿力が高いかどうか」という点についても確認する必要があります。
クレンジング後のつっぱり感や乾燥を感じるのであれば、それは保湿力が足りていないのかもしれません。
肌を守るためにも、保湿力に優れたセラミド・ヒアルロン酸Na・コラーゲン・PCA-Na・乳酸Naなどの保湿成分が配合されているものを選んでみてくださいね。
ポイントメイク落としと一口に言っても、さまざまなタイプがあることをご存知でしたか?
ポイントメイク落としには主に、シートタイプ・ふき取りタイプ・マスカラタイプの3種類があります。
■シートタイプ
クレンジングシートのようにあらかじめリムーバーの液体が含ませてあるシートのことです。さっと取り出してすぐにポイントメイクをオフすることができますし、コンパクトサイズのものが多いので旅行などでも活用します。
■ふき取りタイプ
ふき取りタイプは、コットンや綿棒にポイントメイク落としを染み込ませてふき取るような形になります。ポイントメイク落としではこちらの拭き取りタイプが最も多く、メジャーと言えるでしょう。
■マスカラタイプ
マスカラタイプはその名の通り、マスカラを落とすためのポイントメイク落としです。マスカラを塗るときと同じように、マスカラがついたまつ毛にリムーバーを塗って、コットンでふき取る形になります。
このように特徴も使いやすさも違うので、併用するなどして自分に合ったものを選びましょう。
ポイントメイク落としを使うのであれば、肌や条件に合っているかどうかで選ぶことも大切です。
例えば、敏感肌の女性であれば、洗浄力が強いポイントメイク落としだと肌がヒリヒリしてしまうことがあります。
現在化粧品に使われている成分は、厳しい検査に合格した安全性のあるものが使用されているようですが、バリア機能が低下した肌では刺激に感じる成分もありますので、低刺激性など敏感肌用に作られているポイントメイク落としを使うことがおすすめです。
また、マツエクをしている場合は、マツエクでも使えるものやオイルフリーのものを使うといいですよ。
ポイントメイク落としの選び方で迷ったときや、落ちにくいメイク用品を扱っているブランドのものを使っているようであれば、使用しているブランドから出ているものを使うことがおすすめです。
落ちにくいポイントメイクを落とすことができるように、専用のポイントメイク落としを販売していることがほとんどなんですよ。
自分のメーカーのものは、そのメイクの落とし方を一番よく分かっているので、使っているブランドにポイントメイク落としがあるならセットで購入するのもアリです。
メイク全てを同じブランドで使用している人はあまりいないかと思いますので、その場合はポイントメイクで最も落としにくいマスカラのブランドに合わせると良さそうです。
ポイントメイク落としの選び方は分かりましたか?
「選び方は分かったけれど、ポイントメイク落としにも種類がいっぱいあって何がいいのか分からない!」という女性もいるでしょう。
そこでここからは、おすすめのポイントメイク落としをご紹介します。
今回は、プチプラ5選、デパコス5選に分けてご紹介するので、選び方を基本に自分が求めているポイントメイク落としを見つけてみてくださいね。
まずはプチプラで手に取ることができるポイントメイク落としをご紹介します。
プチプラなら、初めて使う方でも試しやすいですよね。
「安いと落ちにくそう……」と思ってしまう方もいるでしょうが、最近のプチプラコスメは優秀なアイテムばかりです。
プチプラなので長期的に使うことを考えると、お財布にも嬉しいのではないでしょうか。
試してみたい、自分に合うものを見つけたいという方は必見です。
softymo(ソフティモ)のメイクアップリムーバーは、高いメイク落ちを発揮するだけでなく、スキンケア効果も叶えてくれるポイントメイク落としです。
乳液のような見た目ですが、濃密なジェルが濃いアイメイクにもすっと馴染んで落とすことができますよ。
1,000円以下とは思えないと口コミでも大好評です。
softymo(ソフティモ) メイクアップリムーバー / ¥627
ポイントメイク落としの中でも、特に落ちにくいマスカラのオフに特化したアイテムを探しているなら、ヒロインメイクのスピーディーマスカラリムーバーがおすすめですよ。
ウォータープルーフタイプのマスカラにもすっとなじんでくれますし、目にしみにくい処方やまつ毛をケアする成分なども含まれているので、オフしながらまつ毛を守ることが期待できます。
ヒロインメイク スピーディーマスカラリムーバー / ¥924
CANMAKE(キャンメイク)のクイックラッシュカーラー リムーバーも、マスカラをしっかり落としたい女性におすすめのアイテムです。
コームでまつ毛の根元から毛先までたっぷり液を塗り、3分置いてぬるま湯で流すだけ!
ウォータープルーフタイプのマスカラにも、フィルムタイプのマスカラにも使うことができますよ。
CANMAKE(キャンメイク) クイックラッシュカーラー リムーバー / ¥550
コスパがいいと口コミでも人気のポイントメイク落としは、韓国コスメでお馴染みのETUDE HOUSE(エチュードハウス)から登場したリップ&アイメイク リムーバーです。
無香料、無着色でデリケートな目元、口元のメイクを優しくオフしてくれるだけでなく、ウォータープルーフのコスメも軽く落とせます。
さらっとしたテクスチャーも人気の理由のひとつ!
マスカラ専用のポイントメイク落としもあるので、チェックしてみてくださいね。
ETUDE HOUSE(エチュードハウス) リップ&アイメイク リムーバー / ¥484
無印良品(むじるしりょうひん)のマイルドアイメイクアップリムーバーは、天然うるおい成分としてオリーブスクワラン、カミツレ花エキス、モモ葉エキスを加えており、さらに保湿成分としてヒアルロン酸Naを配合しているので、敏感な目元を労わりながらオフすることができます。
ただ、肌への負担を軽減してくれる分、アイライナーが落ちにくいという声もありますので、同じブランド内にあるクレンジング綿棒と併用することもおすすめです。
無印良品(むじるしりょうひん) マイルドアイメイクアップリムーバー 110ml / ¥790
次にデパコスの中からおすすめのポイントメイク落としをご紹介します。
デパコスのポイントメイク落としは、保湿力に優れているものがぎゅっと詰まっているものが多いです。
しっかり落ちるのに、その後のケアもサポートしてくれるようなアイテムが多いので、お値段はプチプラよりも高くなりますが、納得の名品ばかり!
ポイントメイク落としにはこだわりたい方、オフと保湿をしっかり両立したい方、プチプラからデパコスにランクアップしたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
RMK(アールエムケー)のポイントメイクアップリムーバーは、見た目がキレイな2層タイプのポイントメイク落としです。
保湿力の高いスクワランがうるおいをキープしながら、落ちにくいアイメイクもキレイにオフしてくれます。
まつ毛にツヤとうるおいを与えるトリートメント成分も配合されているので、まつ毛を保護してくれるのも嬉しいポイントです。
RMK(アールエムケー) ポイントメイクアップリムーバー / ¥2,200
デパコスでもLUNASOL(ルナソル)のポイントメイクオフNのように、手に取りやすいポイントメイク落としもありますよ。
オリーブ油やオレンジ油が配合されているだけあって、さらりとしつつもオイル感のあるテクスチャーがポイントメイクにしっかり密着してオフしてくれます。
優しくなじませるだけでいいので、肌への負担がかなり軽減できそう!
LUNASOL(ルナソル) ポイントメイクオフN / ¥1,320
THREE(スリー)のバランシング ポイントメイクアップ リムーバー Rは、植物油やボタニカルウォーターをブレンドした2層タイプのポイントメイク落としです。
目元や口元のうるおいを守りながら、メイクを浮かしてくれます。
しっかりメイクをしている多くの女性が愛用している人気クレンジングですよ。
爽やかな香りもリフレッシュできると人気です。
THREE(スリー) バランシング ポイントメイクアップ リムーバー R / ¥3,850
デパコスのポイントメイク落としといえば、naturaglace(ナチュラグラッセ)のポイントメイクリムーバーも有名です。
デリケートな目元や口元を守るだけでなく、エモリエント効果で自然なツヤを与えるアルガンと、保湿・保護・肌荒れ防止効果に優れるトウキンセンカが配合されています。
擦らず落とせて、健やかさを保てるので、手放せないという方が多いです。
naturaglace(ナチュラグラッセ) ポイントメイクリムーバー / ¥2,530
LA ROCHE-POSAY(ラ ロッシュ ポゼ)のレスペクティッシム ポイントメイクアップリムーバーは、普通肌はもちろん、乾燥肌やオイリー肌、敏感肌の女性でも使えるポイントメイク落としです。
肌に負担をかけることなく、ウォータープルーフマスカラもするんっと落とせるでしょう。
LA ROCHE-POSAY(ラ ロッシュ ポゼ) レスペクティッシム ポイントメイクアップリムーバー / ¥1,980
CHANEL(シャネル)のデマキヤン ユー アンタンスは、肌への優しさとリムーバー効果を備えた2層タイプのポイントメイク落としです。
CHANELのアイライナーなどは落ちにくいと定評がありますが、そのアイライナーも強く擦らずにすっと落とすことができます。
少量でも落ちますし、べたつきのなさも愛される理由の一つ。
そして高級感のあるパッケージにも気分が上がりますね。
CHANEL(シャネル) デマキヤン ユー アンタンス / ¥4,230
「ポイントメイク落としはどう使えばいいんだろう……」と思っている方も多いのではないでしょうか。
基本的には、購入したポイントメイク落としの使い方をチェックし、そこに記載されている使い方で使用することがおすすめです。
順番としては、ポイントメイク落としで落としてから、顔全体に使うクレンジングでメイクを落とし、W洗顔でないものは洗顔をして終わりになります。
ただ、記載されていない場合やよく分からないということもありますよね。
使い方を間違えるとせっかくの効果が台無しになることもありますので、ポイントメイク落としの正しい使い方を知り、ストレスのないメイク落としができるようにしましょう。
ポイントメイクのパーツごとにご紹介します。
まずは、アイシャドウやアイラインの落とし方です。
①専用のポイントメイク落としを、コットンに10円玉大ほどとります。
②コットンを指で挟んだら、まぶたの上に数秒おき、アイシャドウになじませたらまぶたの丸みに沿わせて目頭から目尻に向かって、コットンをずらして優しくふき取ります。
③残ったメイクを、ポイントメイク落としを含んだ綿棒を使って優しくふき取れば終わりです。
目を閉じた状態で10秒ほど待ってからやった方が、落ちやすくなりますよ!
ふき取りタイプのポイントメイク落としでマスカラを落とす場合は、最初にご紹介したアイシャドウの落とし方と同じで大丈夫です。
コットンをまつ毛に数秒おき、マスカラとなじませた後にまつ毛の根元から毛先に向かって、優しくふき取りましょう。
マスカラが落ちるまで、数回繰り返せば落とすことができます。
また。マスカラを落とす場合は、マスカラタイプのポイントメイク落としを使うこともおすすめです。
マスカラを塗るようにまつ毛に塗布すれば、あとは強くこすらなくても落とすことができますよ。
最後にリップメイクの落とし方を見てみましょう。
①リップを落とす際はポイントメイク落としをコットンに染み込ませ、唇にそのコットンを当てて10秒待ちます。
②10秒経ったら、コットンを唇の内側に向かってゆっくりと動かし、優しくふき取りましょう。
リップを落とすときは、上唇と下唇は別々にし、コットンは新しいものに変えることがおすすめです。
基本的にメイクを落としてから洗顔をしますよね。
その後に必ずしてほしいのが、肌の保湿です。
ポイントメイク落としでも保湿力のあるものを選んでいるでしょうが、それだけでは保湿は不十分!
その後のスキンケアでしっかり肌をうるおわせることができますので、クレンジング後に放置なんてことは禁物ですよ。
せっかくメイク落としにもこだわっているのですから、その努力が台無しにならないようにクレンジング、そして洗顔後はすぐに保湿してくださいね。
ポイントメイク落としの選び方や使い方、おすすめをご紹介しました。毎日するメイクだからこそ、毎日きちんと落としていきたいですよね。ポイントメイク落としにもこだわって5年後、10年後の肌を守っていきましょう。