一年の始まりの恒例行事といえば初詣。毎年何を着ようか迷う方も多いと思います。そこで今回は、初詣で気になる参拝マナーのおさらいと最適な服装についてご紹介します。参拝デートにおすすめの男女別のコーデもご紹介するのでぜひ参考にしてください。
【目次】
一年の始まりは初詣に行かないとなんだか落ち着かないですよね。そんな大切な日本行事の初詣ですが、皆さんはどんな服装で参拝されていますか?毎年何を着たらいいのか迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか。
今回は初詣に着て行く服装の選び方や、初詣デートにおすすめの女性・男性別のコーデなどをご紹介します。まずは、初詣の参拝マナーからおさらいしましょう。もし知らなかったものがあれば、ぜひ来年の初詣から取り入れてみてください。
■初詣の参拝マナー
・鳥居をくぐる時は一礼を
神社に着いたらまず目に入るのが鳥居。鳥居の下をくぐる前には一礼をして、神様へご挨拶をしましょう。
・参道は真ん中を歩かない
参道の真ん中は神様の通り道なので、必ず端を歩きましょう。
・昨年のお守りは返却する
昨年買ったお守りは、一年無事に過ごせたことに感謝しながら神社にお納めして、お焚き上げをしてもらいましょう。
・参拝前に「手水舎」で手を清める
神社にある「手水舎」で手を清めましょう。左手→右手の順番で水で清めます。
・神社では「二拝二拍手一拝」
参拝は、まず鈴を鳴らしてお賽銭を賽銭箱に静かに入れます。次に二拝(深いお辞儀を二回)→二拍手(拍手する際の両手は少しずらして)→お願い事→一拝(深いお辞儀を一回)の順番で。お願い事の順番は、心の中でまずは住所と名前、次に感謝の気持ちとお願い事を。
お寺にお参りした時は拍手は厳禁。静かにお祈りします。
ここまでは参拝の際のマナーをご紹介しました。マナーでご紹介したように、初詣は一年無事に過ごせたことへの感謝と、今年の家族や大切な人の無事を祈る神聖な行事。神社やお寺は神様や仏様がいらっしゃる場所ですから、服装もカジュアル過ぎるものは避けましょう。かといって格式の高いフォーマルウェアでないといけないわけではありません。ある程度きちんと感のあるアイテムを選んでコーディネートしましょう。
ここからは、そんな初詣の服装選びのポイントを、女性と男性とでわけてご紹介していきます。
■初詣の服装選びのポイント【女性】
・アウターはウールコートやジャケットを
アウターはウールのきちんと感のあるコートやジャケットが最適です。
・パンツはきれいめのものを
初詣は寒いので、無理にスカートでなくてもOK。パンツはデニムは避けて、ウールのきれいめパンツにしましょう。
・デートにはぜひ和装を。レンタルが便利
初詣デートなら女性らしい着物もおすすめ。レンタルなら気軽に着物にチャレンジできます。
■初詣の服装選びのポイント【男性】
・アウターはきちんと感のあるコートやジャケットを
フォーマルスーツやビジネススーツでなくてもOKですが、アウターは襟がついたコートやジャケットを着用しましょう。
・ボトムはデニムは避けて
ボトムはデニムではなく、ウールのパンツが最適です。きちんと感のあるものを選びましょう。
・デートなら彼女とお揃いで着物レンタルもあり
初詣は彼女とデートと言う方も多いと思います。いい機会なので、彼女と相談してお揃いの着物にしてみるのもいいかもしれません。レンタルならわざわざ着物を買う必要がないので気軽に和装が楽しめます。
初詣は日本の伝統行事ですが、近年は着物よりカジュアルな洋装でお参りする方が圧倒的に多く見られます。ただ、一生に一度は着物で初詣に行ってみるのも、厳かな気持ちになっていいものです。
成人式に着た振袖がタンスに眠っているという方は、この機会に初詣に着てみるのはいかがでしょうか。振袖は未婚女性の正装にあたります。成人式なら華やかな柄の着物のはずなので、初詣にもぴったりです。赤が地色の振袖は華やかで、新年のお祝いに相応しい雰囲気を作ってくれます。
新年初めてのデートは初詣という方も多いと思います。そんなカップルにおすすめなのが、服装を着物で揃える初詣デート。着物を持っていないという方なら、気軽に着物に挑戦できるレンタルもありです。
彼と着物で揃えた初詣デートなら、記念写真を撮影したり、お互いのご両親にご挨拶に行ったり、いい思い出が新年から作れそうですね。
初詣にはカジュアル過ぎる服装はあまりおすすめしません。お正月はお休みでリラックスムードなこともあり、初詣コーデにもついついデニムコーデなどを選んでしまいそうですが、カジュアル過ぎるものはできる限り避けましょう。
スタンドカラーのウールコートは、きちんと感があってフォーマルな席にも着用できるアウターなので最適です。カジュアル過ぎないワンピースも◎。カラーもネイビー×グレーの落ち着いた雰囲気が、大人の初詣コーデにぴったりです。
初詣デートならきちんと感にプラスして女性らしさも取り入れたいですよね。デートの定番コーデのニット×花柄スカートなら、パステルカラーでも甘口加減が程良いライトグレーのチェスターコートを合わせて。
初詣を意識した少し辛口なチェスターが、TPOに合わせた服装選びが出来る女性を印象付けてくれます。
天気予報のお天気マークが雪の日でかなり冷え込む日の初詣には、ダウンコートを投入。ダウンの中でもきれいめコーデにマッチするものを選びましょう。冷える日は首元にもマフラーを巻いてしっかり防寒を。
神社の境内は砂利が敷き詰められている場所があるので、細いヒールのパンプスやブーツ、石で傷つきやすい繊細な素材の靴は避けましょう。
雪が降らないにしてもお正月は冷え込む日が多いので、防寒できる服装選びは初詣コーデにマストです。首元は暖かいマフラーでしっかり冷気の侵入を防いで、足元はパンプスよりブーツがおすすめです。上品なベージュと黒のキレカジスタイルは、初詣コーデにぴったりです。
初詣の後に親戚や知人の方のところへ挨拶回りに行かれる方も多いと思います。そんな時には、きちんと感にプラスして好感度の高い服装選びもポイントです。
きちんと感と爽やかさを印象付けてくれるセンタープレスが入った白パンツにネイビーのジャケットを合わせたコーデ。白×ネイビーという好感度抜群のカラーコーデは、初詣と挨拶回りに最適です。
男性の初詣には、きちんと感のあるジャケットやコートをウールのパンツに合わせたコーデがおすすめです。端正な雰囲気なのに防風性もある膝丈コートなら、風が冷たい日の初詣コーデにも対応してくれます。インには暖色カラーのニットをプラス。首元はしっかりマフラーで冷気をシャットダウンするのが、初詣コーデのお約束です。
一年の始まりの大切な行事の初詣。神様や仏様に感謝の気持ちとお願い事をする場ですから、服装も相応しいものを選ぶのがポイントです。雪が降る日もあるくらい寒い時期なので、しっかり防寒することも大切。今回ご紹介したコーデで参考になるものがあれば、ぜひ来年の初詣から取り入れてみてください。