法事の際、服装マナーには気を付けている女性も多いかと思いますが、意外と見落としがちなのがネイルです。せっかく服装に気を付けているのに、派手なネイルをしていては台無しに……。そこで今回は、法事でのネイル問題についてご紹介します。
【目次】
おしゃれを楽しむために欠かせなくなっているネイルですが、法事の際はどうしていますか?
法事では、ネイルをしていると不快に思う人もいるので、控えた方がいいというお話もよく耳にします。
そもそも法事でのネイルはマナー違反なのか気になりますよね。
“マナー違反”とまではいきませんが、一般的に三回忌までは控えた方がいいと言われています。
指先や足先は意外とよく見られているので、法事ではネイルをしない方がいいですが、急な法事や法事の前後に大事な予定が入っていてすぐに対応ができない場合もありますよね。
そのときはどのような対応をしていけばいいのかご紹介します。
まずは法事でNGなネイルを把握しておきましょう。
■法事で気を付けたいネイル
・爪が長いネイル
・ラメやホログラムなどのキラキラネイル
・赤など派手なネイルカラー
・キャラクターネイル
・べっ甲やマーブルなどデザインが入ったネイル
これらのネイルでは、相手側から「非常識」だと思われてしまうので、注意してください。
極力ネイルはしない方がいいですが、それでもしていきたい場合は、透明かベージュ、もしくは淡いピンクにすることがおすすめです。
特にベージュは肌なじみがよく、爪をキレイに見せてくれますよ。
法事で会う周りの人たちにも失礼になりません。
ただし、ベージュネイルでもラメ入りのものはNG。
目立たない指先にして、失礼のないようにしましょう。
法事でもOKな色でネイルをするなら、デザインにもきちんと注意してください。
基本的には、余計なデザインは入れず、無地にするのが望ましいです。
それでも「もう少し身だしなみを気にしたい」という女性であれば、シンプルなフレンチネイルにしてみましょう。
逆フレンチや変形フレンチではなく、爪の先端に塗る定番のフレンチネイルがおすすめ。
上品で清潔感を保つことができます。
「派手なネイルをしていて、事情があって落とせない」というときは、黒い手袋をすることがおすすめですよ。
お焼香のときだけ少し爪が見えてしまいますが、前に誰もいないので周りの人の視界に入りにくいです。
ただし、ずっと黒い手袋をしているわけにはいきません。
法事後の食事などで外さなければならないので、そのときに周りの視線などが気にならなければ黒の手袋をしていきましょう。
黒の手袋といっても、光沢のあるものは避けてくださいね。
ネイルパーツなどがないネイルであれば、ベージュのマニキュアを重ねて塗ぬこともおすすめですよ。
理想的なのは、元々塗っていたネイルをしっかり隠せるように、ベージュのマニキュアを二度塗りすること。
一度乾かしたら、もう一度色を重ねれば、キレイなベージュネイルにすることができます。
この方法なら100均でもベージュネイルをゲットすることができますし、急な法事にも対応できそうです。
隠す方法をいろいろ試してみても、ジェルネイルだと上手にカバーできないこともあります。
ジェルネイルの場合は、自己流で落としてしまうと爪を傷める原因になるので、本来ならプロの方に落としてもらうのが望ましいです。
しかしお店の予約が取れず、法事を控えているなら自分で落とすことも可能ですよ。
■ジェルネイルのオフのやり方
①爪やすりで自爪を傷付けないように、ジェルネイルの表面を削ります。
②爪のサイズにカットしたコットンにリムーバーを含ませ、ネイル部分に乗せます。
③さらにその上からアルミホイルを巻き付け、15分ほど待ちましょう。
④そして無理にはがさないように気を付けながら、ジェルをはがしてケアしてください。
無理にやるのはよくないので、④で取れそうになかったらもう一度リムーバーを含ませてアルミホイルで巻きましょう。
ネイルは手だけでなく、足にもすることがありますよね。
法事での服装は、基本的に黒のストッキングを合わせることがマナーなので、ベージュ系などであればそのまま黒のストッキングでカバーできる場合もあります。
しかし、派手な色やデザインはやはり目立ってしまうことがあるので、注意が必要。
フットネイルも落とすことがおすすめですが、事情によって落とせなかったときは、厚手の黒のタイツなどを履いてみてください。
法事でのネイルマナーについてご紹介しました。
できるだけネイルを落として行くことがいいですが、やむを得ない場合は色に気を付けたり、手袋などで隠したりすることが大切です。
「常識ない」と思われないように、服装だけでなく指先まで注意してみてくださいね。