顔の印象を大きく左右する目の下のクマ。暗くなっているだけで老け顔になってしまうので、普段のケアから解消していきたいですが、突然できてしまうこともありますよね。そこで今回は、メイクでクマを隠す方法をご紹介します。
【目次】
多くの女性を悩ませているのが、目の下のクマです。
他の肌の色よりくすみや暗みがあり、顔全体の印象をどんより見せてしまうので、老け顔や疲れ顔に見える原因になります。
だからこそ、毎日のメイクで少しでも上手に隠して、顔の印象を明るく、若々しく見せたいものです。
ただ、この目の下のクマは、主に4種類あることをご存知でしたか?
クマの種類によって、そのクマに適した隠し方が変わってくるので、自分はどのクマのタイプかチェックしてみてください。
■青クマ
目の下を軽く引っ張ると、クマが薄くなるタイプが青クマです。
目の疲れ、血行不良、寝不足などが主な原因であると言われており、目の周りの毛細血管の血流が滞ることで青っぽく見えます。
■茶クマ
目の下を引っ張ったり上を向いたりしても、薄くならないタイプが茶クマです。
目を擦ることで起こる色素沈着や、角質の肥厚が主な原因ですが、小さなシミが集まることで茶色く見えてしまうこともあるそう。
■黒クマ
目の下にくぼみができ、その影がクマに見えるタイプが黒クマです。
コラーゲンの減少によってたるみが生じていることや、加齢によって目の下の皮膚が薄くなっていることが主な原因で、むくんでいるとさらに目立ちます。
■赤クマ
眼輪筋と呼ばれる目の下の筋肉が押し出され、皮膚から透けて赤く見えるタイプが赤クマです。
血流が悪く、うっ血した状態、もしくは眼球を支えているロックウッド靭帯の衰えによって眼球を包む眼窩脂肪が前に押し出されていることが原因で、色の見え方は異なるものの青クマと同じような原因になります。
クマを隠すときのメイクで必要になるものは、コンシーラーです。
ただし、厚塗りになってしまうと不自然になってしまうので、できればカバー力が高く、少量でもしっかり隠せるスティックタイプのコンシーラーがおすすめですよ。
クマが薄いなら、リキッドタイプでもいいでしょう。
そしてメイクで上手にクマを隠すためには、まずコンシーラーの色選びに注目してみてください。
コンシーラーと言えばベージュ系をイメージしますが、クマの色に合わせて補正に優れた色を選ぶことで、よりキレイに隠すことが期待できます。
■コンシーラーの色の選び方
・青クマ……肌の色に近いオレンジ系
・茶クマ……クマと肌の中間色になるイエロー系
・黒クマ……光で影を飛ばすことができるようなパール系、もしくはベージュ系
・赤クマ……クマと肌の中間色になるベージュ系やイエロー系
これらを参考に、コンシーラーの色を選んでみてください。
コンシーラーの選び方が分かったところで、早速クマを上手にカバーする基本的なメイク方法をチェックしていきましょう。
■クマを上手にカバーする基本的なメイク方法
①まずは化粧下地、リキッドファンデーション(パウダーファンデーションならコンシーラーの後)を、薄く顔全体に伸ばしておきます。
②青クマや赤クマは、血液がうすく見えている場所をピンポイントでカバーし、茶クマはくすみが気になるところにポンポンとのせ、黒クマはくぼんで影になっているところにラインを引きます。
③あとは肌との境目をなじませるように指でぼかし、仕上げにスポンジで軽く押さえて、余分な油分を取りましょう。
最後にフェイスパウダーを優しく重ねると、ヨレにくくなりますよ。
基本的なクマである、青クマ・茶クマ・黒クマを簡単に隠せるメイク方法として注目されているのが、赤い口紅を使ったカバー方法です。
用意するものは、赤リップとベージュ系のコンシーラー、ファンデーション、フェイスパウダーのみ。
■赤リップを使ったクマの隠し方
①下地を顔全体に薄く塗った後に、赤リップをクマ周辺にポンポンと塗ります。
②指やスポンジで肌に馴染ませたら、赤リップを塗った上にベージュ系のコンシーラーもポンポンと重ねます。
③同じように馴染ませたら、ヨレないように注意しながらファンデーションを乗せ、仕上げにフェイスパウダーを軽くつけましょう。
いきなりチャレンジすると難しいかもしれないので、事前に練習しておくことがおすすめですよ。
クマを隠すときのメイク方法では、自然に隠すために覚えておきたい注意点もいくつかあります。
■厚く重ねすぎない
隠そうと思うほど重ねてしまいがちですが、厚塗りになってしまうと目の下のクマだけ変に浮いてしまうことがありますし、ヨレにくくなってしまいます。
少量のコンシーラーや赤リップで、トントンと肌に馴染ませていきましょう。
■広範囲に伸ばしすぎない
広範囲に伸ばしすぎることで、目元だけ色ムラになってしまいますので、クマの種類に合わせてピンポイントで塗ったり、ラインを引くように塗ったりしてみてください。
目の下のクマを隠すメイク方法をご紹介しました。
あるのとないのでは、顔全体の印象も大きく変わってくるので、クマの種類に合わせてコンシーラーの色の選び方にも注意し、メイク方法をマスターしてみてくださいね。