リラックス作用のあるドリンクとして愛されているハーブティーですが、実はダイエットにも利用できます。今回は、ハーブティーに期待できるダイエット効果やダイエットのやり方、おすすめのハーブティーをご紹介します。
【目次】
カフェやレストラン、サロンなどで出されることが多いハーブティーは、独特の風味があり、リラックスできるお茶として親しまれていますよね。ハーブティーをおうちでのリラックスタイムに飲んでいる方も多いと思います。そもそも、ハーブとは、心や体の調子を整えるサポートをしてくれたり、生活に役立つ植物類を乾燥させたものです。ハーブは、ハーブのエキスを飲むハーブティーの他、お菓子やご飯などに使われています。また、ハーブの成分を凝縮したエッセンシャルオイルや、ハーブを乾燥させたサシェやポプリなども身近な存在ですね。
さまざまな場所で利用されているハーブですが、実はダイエットにも効果的といわれています。
ハーブティーには、体の中に溜まっている不要物を排出する手助けをしてくれるデトックス効果が期待できるものがあります。
例えば、発汗作用や利尿作用のあるハーブティーなどを飲んでデトックスすることで、血行や代謝が改善され、内側から痩せやすい体作りをすることができますよ。
そして、ハーブティーを飲んでデトックスをすることは、むくみ改善にも役立つといわれています。むくみにお悩みの方は、体に不要な水分や塩分を溜めこんでしまう傾向があります。
したがって、利尿作用や発汗作用のあるハーブティーを飲むことでむくみが軽減されると、短期間で見た目がシャープになるケースもありますよ。
そして、ハーブティーの中には、消化を助ける効果やお腹の調子を整えてくれる効果が期待できるものもあります。
お通じが滞ると、むくみやすくなるだけでなく、内臓の血行も滞ってしまいますので、代謝が落ちる傾向があります。お通じがスムーズになれば、ぽっこりお腹が解消されるだけでなく、不要物によって妨げられていた内臓の血行が改善されますので、代謝アップしやすくなりますよ。
さらに、ハーブティーの中には、脂肪燃焼効果が期待できるものもあります。また、すでに蓄積している脂肪の分解を促す効果や、脂肪の蓄積を抑える効果が期待できるハーブティーもあります。
その他にも、ハーブティーの中には、食欲抑制に効果的といわれているものもあります。
ダイエット中は、消費カロリーよりも摂取カロリーを低く抑える必要がありますが、食欲との戦いは辛いものです。ハーブティーを飲むことで食欲がダウンすれば、食事制限もしやすくなりますね。
そして、ハーブティーは、ダイエット以外にも役立つアイテムです。
例えば、ハーブティーのデトックス効果や整腸作用は、ダイエットだけでなく、美容にも役立ちます。美肌に欠かせないビタミンCを多く含むハーブティーや、新陳代謝アップが期待できるハーブティー、アンチエイジングに役立つといわれているハーブティーなどもありますよ。
また、ハーブティーを飲んで代謝が上がることで、冷え性の改善にもつながるというのも嬉しいですね。
ハーブティーは、リラックス効果や安眠効果があるものもあります。
したがって、ハーブティーダイエットは、心身ともにヘルシーで美しく痩せたい方におすすめのダイエット方法です。
今回は、そんなハーブティーダイエットのやり方や注意点をご紹介します。おいしいハーブティーの淹れ方や保存方法、ダイエットにおすすめのハーブティーもご紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ハーブティーダイエットのやり方は簡単で、毎日ハーブティーを飲むだけです。
ただし、ハーブティーダイエットをする際には、自分の体のお悩みに合ったハーブを選ぶことが、減量成功のコツです。
例えば、むくみやすい方や冷え性の方は、デトックス効果や利尿作用、発汗作用があるハーブティーを選ぶのがおすすめです。
お通じが滞りやすい方や、胃もたれしやすい方は、お腹の調子を整える効果が期待できるハーブティーを選ぶのがいいですね。
食欲をコントロールするのが苦手な方は、食欲を抑えるサポートをしてくれるようなハーブティーを選びたいですね。
脂肪が付きやすい方や、すでに蓄積している脂肪を落としたい方は、脂肪燃焼効果や代謝アップ効果が期待できるハーブティーを選ぶのもいいですね。
■複数のハーブを組み合わせるのもおすすめ
そして、ハーブティーは、独特の香りや風味があります。したがって、1種類のハーブティーですと飲みにくいと感じる場合でも、複数のハーブを組み合わせたハーブティーを飲むことで、飲みやすさもアップします。また、ミックスハーブティーは、それぞれのハーブの効果効能を有効利用できるのでおすすめです。
また、毎日同じハーブティーを飲んでいると飽きてしまいますので、複数のハーブティーを気分に合わせてセレクトして飲むのも、ダイエットが継続しやすくなるコツですね。
ハーブティーには、1万以上の種類があるといわれています。ハーブティー初心者さんの場合、自分でハーブティーを選ぶのはハードルが高いと感じる方もいると思います。そのような場合は、ハーブ専門店のスタッフにお悩みを相談し、自分に合ったハーブティーを選んでもらうのがおすすめですよ。
そして、ハーブティーの飲み方にもポイントがあります。
■プレーンなハーブティーを飲む
まず、余計なカロリーや糖質を摂取しないように、砂糖やハチミツなどは入れないようにしましょう。ハーブティーには何も入れないで飲むようにしましょう。ハーブティーそのものの風味を楽しみたいですね。
■こまめに飲んで水分補給
例えば、ハーブティーは、ノンカフェインノンカロリーですので、基本的には朝から夜までいつでも飲んでもOKです。しかし、一度にたくさんのハーブティーを飲んでも、ハーブの成分が吸収されないまま排出されてしまいます。
したがって、ハーブティーはこまめに飲むことが大切です。
■おすすめは食前や食間
ハーブティーを飲むおすすめのタイミングは、食前や食間です。お腹が空いている時にハーブティーを飲むと、効率よくハーブの成分を吸収することができます。
また、空腹時にハーブティーを飲むと、水分でお腹が満たされ、満腹感を得やすいので、食べすぎを予防できます。食欲を抑えてくれるハーブティーでしたら、さらに食べすぎを抑制してくれますね。
また、ハーブティーの中には甘みのあるものもありますので、おやつの替わりとしてハーブティーを飲めば、間食したような満足感を得ることもできますよ。
■運動前もおすすめ
そして、ハーブティーダイエットを短期間で成功させたい方は、脂肪燃焼効果が期待できるハーブティーを運動前に飲むのもおすすめです。
ハーブティーダイエットを楽しく続けられるかどうかは、ハーブティーのおいしさも重要ですよね。おいしいハーブティーの淹れ方や保存方法をご紹介します。
まず、ハーブティーには、主に4種類のタイプがあります。ティースプーンで必要な量を取り出して淹れることができるのが「リーフタイプ」です。1回分のハーブティーが小分けになっているのが便利な「ティーバッグタイプ」です。その他にも、生のハーブを使った「フレッシュタイプ」や「ハーブチンキタイプ」があります。ハーブチンキタイプは、ドライハーブをアルコールで抽出するので、ダイエット中は、お湯で煮出して飲めるリーフタイプやティーバッグタイプ、フレッシュタイプのハーブティーがおすすめです。
■ポットを使用したハーブティーの淹れ方
①お湯を沸かします。
②ティーポットとティーカップにお湯を注ぎ、温めましょう。
③ティーポットにハーブを入れましょう。1人分当たりティースプーン山盛り1杯(1g~2g)のリーフハーブを入れます。フレッシュハーブは、事前に水洗いをしてカットしておき、1人分当たり4g~8g程度のハーブを入れます。ティーバッグはそのままティーポットに入れてOKです。
④95度以上の熱湯をティーポットに注ぎ入れ、蓋をして3分~5分蒸らしましょう。お湯は1人分当たり150mL~180mLです。ただし、蒸らし時間は、ハーブの種類によって異なります。ただし、10分以上蒸らしていると苦みが出てしまいますので、注意しましょう。
⑤ティーポットを水平にしたまま、こぼさないように軽く回して、ポット内のハーブエキスの濃度を均一にしましょう。
⑥ティーカップに入れておいたお湯を捨てたら、ティーポットからティーカップにハーブティーを注ぎましょう。茶こしが付いていないティーポットの場合は、ここで茶こしを通しながらティーポットにハーブティーを注ぎ入れましょう。
■ティーカップとティーバッグを使用してハーブティーを淹れる場合
1人前のティバッグタイプのハーブティーをティーカップを使用して淹れる場合は、ティーバッグに記載されている方法に従いましょう。基本的には、
①お湯を沸かします。
②あらかじめ熱湯をティーカップに入れてティーカップを温めておきましょう。
③ティーパックをティーカップに入れ、熱湯を注ぎ、蓋をして3分~5分蒸らしましょう。蓋がない場合は、食品用のラップをティーカップに被せましょう。
④蒸らし終わったら蓋を開け、ティーバッグを取り出せば飲むことができますよ。
ただし、ハーブティーは、1人分を淹れるよりも、2人分~3人分淹れた方がおいしく抽出できる傾向があります。
■アイスティーの淹れ方
アイスティーにする場合は、濃く抽出したハーブティーを水や氷で薄めましょう。また、ホットティーよりも多めのハーブに常温の水を入れ、3時間~6時間程度かけてハーブエキスを抽出する水出しハーブティーもいいですね。ただし、冷たい飲み物は体を冷やしてしまい、血行や代謝がダウンする可能性があります。よりダイエット効果を実感したい方は、体を温めて血行改善や代謝アップもサポートしてくれるホットティーがおすすめです。
ハーブティーのおいしさを左右するのが、ハーブの保存方法です。
ドライハーブを使用したリーフタイプやティーパックタイプのハーブティーは、直射日光の当たらない涼しく乾燥した冷暗所や冷蔵庫で保存するのがおすすめです。また、ハーブティーは、密閉できる容器やジップ付きの保存袋に入れ、空気や湿気に触れないようにしたいですね。
手軽にできるハーブティーダイエットですが、いくつか注意したいことがあります。
例えば、ハーブティーダイエットは、自然界に生息している植物の成分を取り入れることができるナチュラルなダイエット方法です。
しかし、ハーブティーには、さまざまな種類があり、それぞれ期待できる作用も異なります。また、場合によっては、ハーブティーを飲んだ場合、薬を飲んだ場合と似たような効果効能が表れるケースもあります。
したがって、持病がある方や通院中の方、服薬中の方がハーブティーダイエットをする場合には、かかりつけの医師に相談してから開始しましょう。
また、健康面に問題がない方も、人によってはハーブティーを飲むのは避けた方が良いケースもあります。
例えば、お年寄りや子どもは、ハーブティーが健康面を左右することもあります。
また、ハーブティーは、ノンカフェインではありますが、ハーブの種類によっては、妊娠中や授乳中の方が飲むのは避けた方がいい場合もあります。妊娠中や授乳中、そして妊活中の方がハーブティーダイエットをする場合も、ハーブの専門家やかかりつけの医師に相談してから開始しましょう。
その他にも、ハーブティーは、ハーブエキスが濃すぎたり、ハーブティーを飲みすぎると、健康面やメンタル面に悪影響を及ぼすケースもあります。したがって、ハーブティーダイエットを始める場合には、最初は薄めのハーブティーを飲んでみましょう。また、始めは1日当たりカップ3杯程度を飲む位に留めておくようにして、徐々に量を増やしていきましょう。
早く痩せたいからといってたくさん飲みすぎないようにしましょう。
その他にも、女性の体は、非常にデリケートです。また、忙しい毎日を送る中で、心身ともに変化が起こることも珍しくはありませんよね。
また、ハーブティーの中には、副作用が出やすいものやアレルギーが出やすいものもあります。
したがって、ハーブティーダイエットをしている際に、体や心に異変を感じたら、すぐに飲むのをやめ、ハーブの専門店のスタッフやかかりつけの医師に相談しましょう。
そして、ハーブティーダイエットは、ハーブティーを飲めばスルスルと痩せていくというわけではありません。
ハーブティーは、体や心の状態を整え、痩せやすい体作りをサポートしてくれるアイテムです。したがって、ダイエットの結果がすぐに出ないからといって焦らず、最低でも3ヶ月は継続するのがおすすめです。
また、1日の消費カロリーよりも摂取カロリーが上回っていれば、余ったエネルギーは脂肪として蓄えられてしまいます。したがって、カロリーや糖質、脂質などを抑えたヘルシーな食事を摂ったり、運動不足を解消することも大切ですね。
ダイエットをサポートしてくれるといわれているハーブティーにも、たくさんの種類があります。市販されているダイエットにおすすめのハーブティーや口コミ人気の高いダイエットに役立つハーブティーをご紹介します。
カフェやレストラン、ヒーリングサロンなどで飲むことも多いローズヒップを使ったハーブティーは、ハーブティーショップで必ずといっていいほど販売されているハーブティーの代表格です。
ローズヒップは美肌に効果的といわれているビタミンCやアンチエイジングに役立つビタミンEが豊富に含まれていますので、美容のために飲んでいる方もいると思いますが、ダイエットにもおすすめです。
ローズヒップには、脂肪の燃焼を促すといわれているポリフェノールの「ティリロサイド」が含まれています。また、お腹の調子を整える食物繊維も含まれているハーブティーですよ。
ビタミンCや老化予防をサポートしてくれるアントシアニンを含むハイビスカスを使ったハーブティーは、近年「美容茶」として注目度が上昇しています。
また、ハイビスカスには、塩分を排出する際に必要なカリウムが含まれていますので、むくみ解消したい方におすすめのダイエットティーです。
また、ハイビスカスティーは、酸味が特徴ですが、これはクエン酸やリンゴ酸などが含まれていることが原因です。クエン酸やリンゴ酸は、代謝を促して、脂肪燃焼を働きかけてくれる栄養素です。
ハーブティーの中でもダイエットティーとして紹介されることが多いのが、フェンネルです。
フェンネルは、血行改善を促す効果が期待できるハーブティーですので、冷え性の方や、むくみにお悩みの方におすすめです。
また、フェンネルには、食欲を抑えてくれる働きや、消化をサポートする役割もありますので、お悩みに合わせて食前や食後に飲むのがおすすめです。
さらに、フェンネルには、デトックスに役立つ利尿作用と発汗作用もあるとされていますので、まさにダイエットに最適のハーブティーですね。
ダイエットにおすすめのハーブティーの人気ランキングに入っていることも多いのがネトルです。
ネトルには、代謝には欠かせないビタミンやミネラルが含まれています。
また、ネトルには、新陳代謝を高めてくれる作用があるといわれていますので、代謝やデトックスをサポートしてくれるといわれていますよ。
メジャーなハーブティーとして多くの方に愛されているカモミールは、気持ちを安定させてくれたり、安眠を促してくれるといわれていますので、ストレスや睡眠不足で過食しやすい方におすすめです。
また、カモミールには、お腹の調子を整えてくれる効果も期待できますので、便秘がちで老廃物を溜めこみやすい方にもおすすめしたいダイエットティーです。
アジア料理にも使うことが多いレモングラスですが、実はダイエットハーブティーとして使用するのもおすすめです。
レモングラスには、リンパの流れや新陳代謝を改善するサポートをしてくれるといわれています。
また、レモングラスは、お通じの改善や消化促進にも役立つといわれています。
レモンバームを使ったハーブティーもダイエットにおすすめです。
レモンバームに含まれる「ロスマリン酸」は、食べ物を分解する際に、糖に分解されるのを防いでくれる効果があるといわれています。糖が脂肪として蓄積されにくくなる作用があるとされています。
また、ロズマリン酸には、内臓脂肪を減らしてくれる効果も期待できるので、ダイエットサプリにも採用されている栄養素ですよ。
デトックス作用が特徴的なダンデライオンを使ったハーブティーも、ダイエットにおすすめです。
ダンデライオンは、たんぽぽの英名で、むくみ改善に欠かせないカリウムが多く含まれています。また、ダンデライオンは、老廃物の排出に関わる腎臓や、消化や代謝に関わる肝臓やお腹の調子を整えてくれる効果も期待できるハーブです。
抗酸化作用や抗アレルギー作用があるハーブティーとして人気のあるルイボスティーは、スーパーやドラッグストアで購入できる身近なハーブティーです。
ルイボスには、代謝アップを促してくれる効果が期待できますので、ダイエット中の方や冷え性の方などにもおすすめですよ。
落ち込んだ気持ちをケアして、気分を上向きにするように促してくれるハーブティーとして支持を集めているセントジョーンズワートは、サプリメントとしても販売されています。
セントジョーンズワートには、ストレスを緩和させてくれる効果も期待できますので、ストレスによって食欲が増してしまう傾向がある方は、ダイエット中に取り入れたいですね。
スースーとした清涼感のあるペパーミントは、ガーデニング初心者さんでも育てやすいハーブです。
そんなペパーミントを使ったハーブティーは、胃や腸の働きを整えてくれる効果が期待できるので、ダイエット中におすすめです。
また、ペパーミントの香りは、食欲を抑える作用もありますので、食事制限をサポートしてくれますよ。
リラックス効果のあるハーブティーとして人気のリンデンフラワーは、イライラによる過食を予防してくれるのでダイエット中におすすめです。
また、リンデンフラワーには、発汗作用や代謝を高めてくれる作用もあります。
クセのない味わいなので飲みやすいのも魅力です。
ハーブティーの中でも脂肪燃焼効果が期待できるとして注目されているのがガルシニアです。ダイエット中で運動をする前にぜひ飲みたいハーブティーですね。
また、ガルシニアには、食欲をダウンさせてくれる作用がありますので、カロリーコントロールもサポートしてくれますね。
ダイエットをサポートしてくれるハーブティーにはたくさんの種類があります。食欲を抑えてくれるものや、デトックスやむくみ改善に役立つもの、代謝や脂肪燃焼を促してくれる効果が期待できるものなどがありますので、ぜひ自分に合ったハーブティーを選びたいですね。