光沢のないコスメを使ったマットメイクは、スタイリッシュな印象になるのが魅力です。今回は、マットメイクが似合う人や、マットメイクのやり方や注意点、おすすめのコスメをご紹介します。
【目次】
まずはマットメイクの魅力からおさらいしていきましょう♡
「マットメイク」とは、光沢がないマットな質感のコスメを使用したメイクテクニックです。パールやラメ、グリッターなどが入っていないコスメを使用したり、ツヤ感のないさらっとした質感の化粧品を使うのがマットメイクの特徴です。
マットメイクは、主に秋冬のメイクのトレンドになっていますが、スタイリッシュできちんとした印象になることから、春夏メイクに取り入れている方や、オフィスメイクとして活用している方も多いです。
光沢がないコスメを使ったマットメイクは、輝きがない分、シックで大人っぽい印象にしてくれるのが魅力です。
また、光沢がない分、コスメの色合いやグラデーションが引き立ち、陰影が際立つのも、マットメイクの特徴だといえるでしょう。
さらに、マットメイクは、ピンクやレッド、オレンジやパステルカラーなどの甘さを上手に調整してくれるので、華やかなカラーのコスメも可愛くなりすぎずに取り入れやすいというメリットもあります。
今回は、そんな魅力たっぷりのマットメイクが似合う人の特徴や、マットメイクのやり方をご紹介します。マットメイクにおすすめのデパコスやプチプラのコスメもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
さらっとした質感のマットメイクは、パーソナルカラーの違いによって、似合う人と似合いにくい人がいます。
一般的には、パーソナルカラー肌色診断で、イエローベースのオータム(イエベ秋)に分類される方と、ブルーベースのサマー(ブルベ夏)に分類される方は、マット肌が似合う人とされています。イエベ秋やブルベ夏の方は、彩度の低く落ち着いたトーンの色が似合うのが、マットメイクが似合う理由です。
一方、パーソナルカラー肌色診断で、イエローベースのスプリング(イエベ春)に分類される方と、ブルーベースのウィンター(ブルベ冬)に分類される方は、ツヤ肌が似合う人とされています。イエベ春やブルベ冬の方は、彩度の高く、発色のコスメが似合うので、ツヤ肌メイクが似合いやすく、マットメイクは似合いにくい傾向があります。
ただし、マットメイクといっても、全てマットな質感のコスメを使った「フルマットメイク」をしなくてはいけないというわけではありません。ベースメイクやポイントメイクの一部に、マットな質感のコスメを使用して、セミマットにするのもおすすめです。
自分に似合う形でマットメイクを取り入れることはできますよ。
ベースメイクをマットメイクにすると、スタイリッシュな印象になるのがメリットです。思わず触れたくなるようなさらっとした陶器のような美しいマット肌は、ポイントメイクを引き立ててくれますよ。
マットメイクのベースの作り方は、以下の手順で作っていきましょう。
①お肌が乾燥しないよう、メイク前のスキンケアを念入りにしましょう。洗顔後は、化粧水や美容液でうるおいを補給し、乳液やクリームを塗って、お肌に蓋をしてあげましょう。
②次に、化粧下地を塗りましょう。マット肌には、皮脂やテカリはNGですので、皮脂を吸着してテカリを防止できるような化粧下地を使いたいですね。
③今度は、ファンデーションを塗っていきます。ただし、ファンデーションを厚塗りして、気になる部分をカバーしようとすると、お肌が粉っぽく見えてしまいます。したがって、コンシーラーで、色ムラやニキビ跡などの気になる部分をカバーしましょう。
また、マット系ファンデーションは、カバー力が高いものが多いので、厚塗りに見えないように薄く塗るように心掛けたいですね。
リキッドファンデーションを使う場合は、ファンデーションをスポンジに取ったら、ファンデーションを頬やおでこ、アゴに乗せ、顔の中心から外側に向かって伸ばしていきましょう。口周りや目元にも塗りましょう。
ファンデーションを伸ばす際に便利なメイク道具が、メイクブラシです。始めにブラシでファンデーションを塗り、仕上げにスポンジを使ってファンデーションを馴染ませながら調整するというメイク方法もおすすめです。あとは、コンシーラーで気になる部分をカバーし、フェイスパウダーを塗って仕上げましょう。
パウダーファンデーションを使う場合は、始めにコンシーラーでお肌の気になる部分を隠しておきましょう。パウダーファンデーションをスポンジに取ったら、手の甲で馴染ませながら、軽く粉を落としたら、パフでポンポンとお肌を押さえるようにしてファンデーションを塗っていきます。お肌を擦らないようにしましょう。
④最後に、マット系のチークをふんわり乗せて完成です。パウダーチークを頬の高い場所に薄く乗せるのがおすすめです。
リップを使ったマットメイクのやり方は簡単です。いつものメイクでも、マットリップを使用するだけでも、かっこいいマットメイクが楽しめます。
ただし、マットリップは、メイク方法にもいくつかポイントがあります。
例えば、マット系のリップは、光沢がなく、色がはっきりと出るリップですので、唇の色ムラや唇の荒れ、縦ジワなどが目立ちやすいリップです。したがって、マットリップを塗る前に、リップクリームやリップバームなどで唇を保湿してケアしてからリップを塗るようにしましょう。
唇の色ムラが気になる場合は、コンシーラーを塗って、唇のくすみや色を消してからマットリップを塗るという方法もあります。
そして、マットリップは、他のリップと比べると伸びにくいので、サッと塗るだけでは唇の形を整えるのが難しい傾向があります。したがって、始めにリップブラシで唇の輪郭を描いてからマットリップを塗ると、きれいに仕上がりますよ。
また、マットリップが苦手な方は、唇全体にマットリップを塗るのではなく、あらかじめお好きなリップを塗ってから、下唇の中央のみにマットリップを乗せて、軽く馴染ませるだけでも、程よいマット感のあるリップメイクが楽しめますよ。
その他にも、マットリップの中には、伸びがよい「クリーミーマットリップ」や、パウダーを重ねたようなさらっとした付け心地の「パウダリーマットリップ」、ややツヤ感のある「セミマットリップ」などがあります。マットリップが苦手な方は、まずはセミマットリップから挑戦してみるのもおすすめです。
マットメイクの中でも、誰でも取り入れやすいのが、アイメイクです。マット系のアイシャドウがあればできますよ。
ただし、目の形に合わせてアイシャドウの塗り方を変えるのがおすすめです。
例えば、一重の方の場合は、アイシャドウを濃く塗ってしまうと、上まぶたが腫れぼったく見えやすいので注意したいですね。ホワイトやライトベージュのマットアイシャドウを上まぶたや涙袋に薄く塗りましょう。次に、腫れぼったく見えにくく、シックなブラウンやグレーのマットなアイシャドウを目のキワや目尻にも締め色として塗りましょう。目のキワから目の外側に向かって色が薄くなるように塗ってグラデーションを作ってもいいですね。
奥二重の方の場合は、ベージュ系やブラウン系などのヌーディーカラーのマットアイシャドウを使うのがおすすめです。上まぶたにホワイトやベージュ系、ブラウン系のマットアイシャドウを塗りましょう。次に、目のキワや目尻にアイシャドウを重ねて馴染ませ、グラデーションを作りましょう。
二重の方の場合は、比較的どのカラーのアイシャドウでも使いやすいですね。上まぶたに薄くアイシャドウを塗ったら、ベースよりも濃いアイシャドウを二重幅からややはみ出す位に塗りましょう。ただし、二重の方は、アイシャドウを濃く塗りすぎると、場合によっては化粧が濃く見えてしまいますので、アイホールや涙袋に薄くマットアイシャドウを塗るだけでもおしゃれに見えますよ。
アイライナーやマスカラは、アイシャドウのカラーに馴染みやすい色を選びましょう。
マットメイクにおすすめのコスメをご紹介します。
LANCOME(ランコム)の「タンイドル ウルトラ ウェア リキッド」は、伸びが良く、崩れにくいと定評のあるデパコスファンデーションです。
マットメイクにおすすめのセミマットに仕上がるリキッドファンデーションで、カラーラインナップも豊富なのも嬉しいですね。
韓国コスメブランドETUDE(エチュード)の「ダブルラスティング ファンデーション」は、マットメイクにおすすめのプチプラリキッドファンデーションです。
サッと伸びるので、薄付きのマット肌に仕上がる大人気のアイテムです。
GUERLAIN(ゲラン)の「パリュール ゴールド コンパクト」は、マットメイクにおすすめのパウダーファンデーションです。細かいパウダーがお肌にぴたっと密着して、さらっとした美肌に見せてくれますよ。
INTEGRATE(インテグレート)の「プロフィニッシュファンデーション」は、マットメイクにおすすめのプチプラパウダーファンデーションです。
カバー力があり、キープ力もあると評判のアイテムで、程よいセミマットな肌に仕上げてくれます。
CANMAKE(キャンメイク)の「マシュマロフィニッシュパウダー」は、プチプラ派の方はもちろん、デパコス好きさんからも好評の大人気フィニッシュパウダーです。
通常のリキッドファンデーションの上に重ね塗りするだけでも、マットな質感の肌に整えてくれますよ。
マットメイクはもちろん、メイク直し用のパウダーとして愛用している方も多いですね。
CLINIQUE(クリニーク)の「チークポップ 02ピーチポップ」は、マットメイクにおすすめのチークです。
パウダーでありながらしっとりとしたつけ心地なので、血色感をアップさせたい場所にピンポイントで塗りやすいのが魅力です。
LUNASOL(ルナソル)の「マカロングロウアイズ03」は、マットメイクにおすすめのアイシャドウパレットです。
ハイライトカラー、軽やかなオレンジとシックなブラウン、そして肌なじみの良いベージュが入った、捨て色なしのアイテム。マットな質感で鮮やかなカラーがふわりとまぶたを色付けてくれます。
CANMAKE(キャンメイク)の「パーフェクトマルチアイズ」は、マットアイシャドウとして不動の人気を誇っているアイテムです。
すでにマットメイクに取り入れている方も多いと思います。
5色がセットになって1,000円以下というリーズナブルな価格でありながら、粉飛びせずにまぶたにフィットしてきれいに発色してくれます。
NARS(ナーズ)の「パワーマットリップピグメント」は、マットメイクにおすすめのマットリップです。
リキッドタイプなので唇に馴染みやすく、チップで唇に色を乗せるのが使いやすいですよ。
発色も良く、カラーバリエーションが豊富な所も人気の秘密ですね。
韓国の人気ブランド3CE(スリーシーイー)の「ムードレシピ マット リップカラー」は、マットメイクにおすすめのプチプラリップです。
落ち着いた色味の適度なマット感のあるリップが揃っており、滑らかな塗り心地とキュートなパケ、そして見たままの発色が高い評価を得ています。
マットな質感のコスメを使ったマットメイクは、ベースメイクやポイントメイクの一部に取り入れるだけでも、シックで大人っぽい印象に仕上がります。マットメイクは、オンオフ問わず使えるメイク方法ですので、ぜひメイクに取り入れてみてくださいね。