はめた指輪が抜けなくなって、困ったことはありませんか?抜けない状態を放置しておくと、煩わしいだけでハンク、うっ血や腫れの原因になることも!いざという時のために、外れない指輪をスムーズに抜く方法を知っておきたいところです。 そこで今回は、指輪が抜けない時の正しい対処法について徹底解説します!
【目次】
「指輪が抜けなくなった!」と焦った経験はありませんか?実は、消防に寄せられる「指輪が抜けない」という相談は年間何百件にも及ぶほどであり、沢山の人々がこのトラブルに悩んでいるようです。抜けないだけならまだしも、うっ血したり腫れたり、痛みを伴ったりでもしたら一大事です。
そこで今回は、指輪が抜けなくなった時に自分でできる対処法をご紹介した上で、それでも抜けない場合の最終手段まで徹底解説します!もしもの事態に備えて、ここで対処法をチェックしておきましょう。
指輪が抜けない原因の一つとして、「指のむくみ」が挙げられます。朝にはめた指輪が夕方になると抜けなくなった、というのは非常に多く見受けられるケースです。
むくみによって、なんと人によっては指のサイズが1号分も変わると言われているのです。そこでまずは、むくみを取ることを先決にして取り組みましょう。
冷水で指を30秒間冷やし、その後ゆっくりと指輪を左右に動かしてみてください。もしもそれでも抜けない場合には、手のひら全体を優しく押すようにマッサージして、揉みほぐしましょう。これによって血行がよくなり、溜まった老廃物が押し流されて指のむくみが改善されます。
むくみをとっても指輪が抜けない場合には、指の滑りをよくすることによって、外れる場合もあります。そこで、使うアイテムは「ハンドクリーム」「油」「石鹸」「洗剤」など。ここで、これらのアイテムを使った指輪の外し方の手順をご紹介します。
1. ハンドクリームなどを指輪と指の間に塗ってクルクルと馴染ませる
2. 指輪を左右に小刻みに動かしたり、ゆっくりと回しながら、指先の方へと動かして外す
手順はたったの2ステップです。この時無理に持ち上げるのではなく、少しずつ指のお肉からずらしていくように指輪を動かすのがポイントです。これでも指輪が外れない場合には、指のマッサージを行ってむくみを取りつつ再チャレンジすると良いでしょう。
指輪はスルスルと動くにも関わらず、関節で止まって抜けない場合もあるはずです。指輪を選ぶ時、関節ではなく指の根元でサイズを決めるため、関節が太い方は特にこのような事態に陥りやすいと言えます。
この場合には、まずは関節まで指輪を動かして、手のひら側に向かって指輪をグッと押し付けてください。その状態で、ぐるぐると指輪を回すのではなく、左右に小刻みに動かしながらゆっくりと持ち上げると、少しずつ指輪が関節から動いてくれます。
指輪の外し方としてポピュラーなのが、たった1本の「糸」を使った方法。この時使うのは、タコ糸や手縫い糸のような太めの糸ではなく、デンタルフロスのような細い糸がおすすめです。ここで、糸を使って指輪を抜く方法の手順をご紹介します。
1.指先から指の根元に向かって、指輪に糸を通す
2.指先側の糸を、指の第二関節あたりに向かってぐるぐるときつく巻きつける
3.指の根元側の糸を持って指先に引っ張り上げ、糸を解いていくように指輪を外す
できるだけきつく糸を巻きつけることにより、指を一時的に細くして、指輪が抜けやすくなるという仕組みです。しかしきつく巻きつける分、時間が経つと指がうっ血する可能性もあるため、手早く行うのが重要なポイントとなります。
ここで、輪ゴムを使って手軽に指輪を抜く方法をご紹介します。まずは指輪が動くところまで持ってきて、指先側を輪ゴムでしっかりと巻きつけます。約1cm程の幅になるように巻きつけたら、そのまま数分放置しましょう。
輪ゴムを取ると、締め付けていた分指が細くなっていることを実感できます。そこで、指輪を左右に動かしながら動かしてください!もしも、あと少しのところで抜けない場合には、ハンドクリーム等で指を滑りやすくすると、指輪がスルリと抜けるはずです。
指輪がどうしても抜けない場合には、最終手段として「消防署」に足を運びましょう。消防署では、「リングカッター」という指輪を切断する刃物を用意しています。なんと24時間いつでも、無料で指輪を切断してくれるため、緊急を要している場合には消防署へ駆け込んでください!
また、消防署ではトラブル防止のために、切断した指輪の対価を請求しない、などという内容の「誓約書」への署名が求められるため、この点だけ頭に入れておきましょう。
指もうっ血や腫れ、痛みが酷いのであれば病院の「整形外科」へ足を運ぶ方法もあります。指輪を切断した上で診察してもらえますし、必要であれば薬を処方してもらえるため、指の状態が酷い場合には安心です。
もちろん病院で指輪を切断してもらうには、消防署と違って費用がかかるため、健康状態に影響がある場合のみに駆け込むと良いでしょう。
また、病院によっては指輪を切断してもらえず、消防署を紹介される場合もあります。その場合には、指示に従って消防署へ足を運び、指輪が外れた後に病院を訪れてください。
もしくは、痛み止めの注射を打って、力ずくで抜かれることもあるんだとか……事前に病院へ問い合わせて、相談しておくのが賢明です。
「指輪なんて、いつか抜けるだろう」と楽観視して放置しておくと、うっ血したのちに、最悪の場合には指が「壊死」してしまう場合もあるため、できる限り早く対処すべきです。
長時間うっ血した状態が続くと、指の細胞までに悪い影響を及ぼしてしまうのです。指の色が紫色になり、冷たくなったような酷い状態はもう手遅れ。これが壊死であり、最悪指を切断する必要性も出てきます。
指輪が大事だから切りたくない、という気持ちは十分に理解できますが、そうは言っていられません。手遅れの状態にならないためにも、早期の処置を心掛けてください。
むくみはもちろんのこと、体重が増えると指も同じように太くなるため要注意です。というのも、指が太くなる原因は「脂肪」や「水分量」。お気に入りの指輪が入らないという残念なことにもならないためにも、急激な体重増加には注意してください。
また、エクササイズをすることによって指をほっそりとさせることも可能です。例えば、手に力を入れて交互にグー、パーの状態にする動作を20回程度繰り返すと、脂肪燃焼効果を期待することが可能です。
とは言え、エクササイズでは根本的に指を細くすることはできませんので、何より体重管理に気をつけるべきです。
いかがでしたか?今回は、指輪が抜けなくなった時に効果的な対処法を一挙ご紹介しました。まずは自分で抜く方法を試してみて、最終手段として病院や消防を頼ってみてください。「いつか抜けるだろう」と楽観視していては、後に最悪の事態に陥る可能性もあるため、早期の対処を心掛けましょう!