引っ越しでは、物件選びや旧居の掃除も大変ですが、荷造りも時間がかかる大仕事ですよね。そこで今回は、引っ越しの荷造りをいつから始めればよいのかや、荷造りのコツをご紹介します。
■いつから始めればいい?引っ越しの荷造り
引っ越しの際の荷造りは、時間も手間もかかるものですので、できるだけ早く始めた方が良いとわかっているのに、なかなかやる気がでない方もいると思います。
一人暮らしの方の引っ越しの場合、仕事や家事の合間に自分で荷造りを行うとなると、引っ越しの2週間前から荷造りを始めておくのがおすすめです。
荷造りの後に旧居の掃除を行う場合には、引っ越しの1週間前にはある程度荷造りを終えておき、掃除する時間を作るようにしたいですね。
■荷造りに必要な物
荷造りをするためには、荷物の梱包に必要な資材をあらかじめ用意しておく必要があります。
特に、荷物を入れるダンボールは、多くの枚数が必要になります。一人暮らしの場合、最低でも10枚以上のダンボールが必要になります。
引っ越し業者に荷物の運搬を依頼する場合には、無料でダンボールがサービスされる場合がありますが、荷物の量によっては使用するダンボールが足りない場合もあります。引っ越しの直前になってダンボールが足りなくなると、荷造りが進まなくなりますので注意したいですね。
足りないダンボールは引っ越し業者からも購入できます。また、ホームセンターやネット通販でも購入できますよ。そして、強度やサイズはバラバラですが、家電量販店やドラッグストア、スーパーやコンビニなどで無料でダンボールをもらえる場合もありますよ。
その他にも
・ガムテープ
・黒と赤の油性ペン
・新聞紙
・気泡入りの緩衝材
なども準備しておきましょう。
■2色のペンを使い分ける
荷造りをする際には、ダンボールの外に何が入っているかや、新居のどこで使用するものなのかを黒のマジックで記入しておくと、ダンボールを新居の各部屋にそのまま運び込むことができ、引っ越し後の荷物の移動や荷解きが楽になりますね。
ワレモノがある場合は、赤のマジックで「ワレモノ」と記載しておきましょう。
■ダンボールのサイズ
引っ越し用のダンボールは、ダンボールの縦、横、高さの辺の長さの合計が100cm程度がSサイズ、120cm程度がMサイズ、140cm程度がLサイズとなっています。
Sサイズの小さなダンボールには、本、CDやDVD、食器類、日用品などの重い物を入れます。MサイズやLサイズのダンボールには、洋服、バッグ、帽子、靴類、コスメ類など、比較的軽い物を入れましょう。
ただし、ダンボールには、自分が持ち運べる程度の重さになるようにしましょう。重くしすぎると底が抜けてしまう可能性があります。
また、ダンボールの中に隙間ができていると、運んだ際にダンボール内で荷物が動いてしまいます。新聞紙や緩衝材、タオルなどで隙間を埋めましょう。あらかじめダンボールの底に新聞紙や緩衝材、タオルなどを敷いてから荷物を入れることで、ダンボールを置いた時の衝撃を軽減できます。
■洋服は
洋服はMサイズやLサイズのダンボールに詰めますが、荷造りや引っ越し後の荷解きが楽になる方法を活用しましょう。
例えば、ハンガーにかけたまま運べる「ハンガーボックス」を利用すると便利ですね。また、衣装ケースの洋服も、そのまま運んでくれる引っ越し業者が多いので、確認しておきましょう。
■食器
食器類の荷造りは、一つ一つの食器を新聞紙や緩衝材などで梱包しなくてはいけないので手間がかかります。
しかし、引っ越し業者によっては、食器を梱包せずに済む食器専用のケースを利用できる場合もありますよ。
■本やDVD、CD
本やDVD、CDは、Sサイズのダンボールに入れます。ダンボール内で重ねて詰めるのではなく、立てて入れるようにすることで、重なった重さで壊れてしまうのを予防できます。
■荷物は部屋ごとにまとめる
引っ越しの荷造りを行う場合には、まずは引っ越しのスケジュールを立てていきましょう。
引っ越しは、荷造りも大変ですが、新居に入居した後の荷解きも大変です。荷物は、リビングや寝室、キッチン、などのように、部屋ごとに分けてダンボールに詰めるようにしましょう。
荷物が少ない場合は、旧居、もしくは新居の部屋の位置が近い場所の荷物をまとめます。例えば洗面所やバスルーム関連の荷物を一緒に梱包したり、キッチンとダイニングの荷物を一緒に梱包すると便利ですね。
■荷造りしたダンボールは使用頻度の低い部屋やエリアにまとめていく
引っ越しの荷造りは、普段あまり使用していない部屋や場所から行っていきます。
引っ越しの荷造りが進んでいくと、部屋の中がダンボールで埋まっていき、生活しにくくなります。始めに普段使用していない部屋やエリアの荷造りをして、後は荷造りをしたダンボールをその部屋やエリアに集めるという方法がおすすめです。
他の場所がすっきりとするので、荷造りや荷物の運び出しがしやすくなりますよ。
■使用頻度の低い部屋や物とは
普段手にする機会が少ないものは、真っ先にダンボールに詰めてしまいましょう。
例えば
・今着ていないシーズンの服
・最近使用していない帽子やバッグ、靴
・来客用のタオル
・本、DVD、CDなど
・キッチンにストックしている調味料
・普段は使わない食器や調理器具
・来客用の布団や毛布、まくら
・シーツやカバー
・ベッド下に収納しているアイテム
・シャンプーやトリートメントのストック
・洗剤や柔軟剤などのストック
・最近使っていないコスメ
・インテリア小物や絵画、植物類など、生活していく上で使用することはないインテリア類
・文房具やメモ帳など、テーブルやデスクの引き出しの中の細々としたもの
などですね。
日常生活を送る上で必要な物は残しておきます。不要品はこの機会に処分してしまいましょう。
引っ越しの日までに使うかもしれないと迷うようなものは、一度ダンボールに詰めて、封はしないでおくと、必要な時にすぐ取り出せますね。
・一週間以内には着ない洋服や履かない靴
・使いかけの調味料
・普段使っている食器や調理器具
などは、必要になったら取り出してくるようにしましょう。
引っ越しは荷造りも大変ですが、引っ越しした後の新居での荷物の整理も手間がかかりますよね。
旧居で荷造りする際に、新居ですぐ使いたいものはダンボールにまとめて入れておくと、引っ越し後にダンボールの山から必要な物を探す手間が省けますよ。
例えば、
・トイレットペーパー
・ティッシュ
・照明
・電球
・ごみ袋
・掃除機
・バケツや雑巾、洗剤
・カーテン
・必要最低限の食器やカトラリー
・包丁、まな板、フライパンやケトルなどの調理器具
・シャンプーやトリートメント、ボディソープ、石鹸
・タオル
・ドライヤー
・歯磨き粉や歯ブラシ
・着替え
・薬
・オムツやミルク
・ドライバー
・携帯電話の充電器
などですね。
引っ越しする際の荷造りは、大変手間がかかるものです。荷物をそのまま入れることができる引っ越し業者のケースを利用したり、荷物の詰め方を工夫することで、引っ越し後の荷解きがしやすくなりますよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。