お風呂前とお風呂上がりではどちらが筋トレにおすすめなのでしょう。筋トレはタイミングや時間、栄養などの影響で、成果が思うように出ないこともあります。
本記事では、お風呂上がりの筋トレが効果的なのか、お風呂上がりにおすすめのエクササイズをご紹介します。
【目次】
ダイエットや体力アップのために行う筋トレは、決して楽なものではありませんので、やるからには成果を実感したいですよね。
筋トレは、内容やフォームだけでなく、筋トレを行うタイミングを意識することで、より効果を実感しやすくなります。
例えば、お風呂上がりは、心も体もリラックスした状態になっているので、無理に筋トレをしようとすると、リラックス効果が減ってしまい、筋力アップや脂肪燃焼しにくいといわれています。
したがって、筋トレを行うのは、お風呂上がりよりもお風呂に入る前がおすすめです。
入浴する前に筋トレすることによって、入浴中に汗が出やすくなり、代謝アップも期待できます。また、緊張した筋肉をお風呂に入ることでリラックスさせることができます。
ただし、筋トレをした後は、筋肉がダメージを受けていますので、熱いお湯に浸かったり、長い時間お湯に入っていたりするとダメージが悪化してしまうといわれています。したがって、熱いお湯に浸かりたい日や、半身浴をしたい日は、入浴前に筋トレをするのも避けた方がいいですね。
そして、キツい筋トレをした後は、お風呂ではなくシャワーを浴びた方がいいでしょう。筋トレのあとに長湯をするのはやめましょう。
まずは、お風呂上がりに筋トレをするメリット・デメリットをご紹介します。
お風呂上がりは体が温まっているので、筋肉の緊張もほぐれている状態です。そのため、体が硬い方は、お風呂上がりに筋トレをした方が体を動かしやすく感じるでしょう。
筋トレ前に合わせてストレッチを行うことで、より体の可動域が広くなることを感じられるはずです。
お風呂に入ると、水圧によって血流がよくなります。血流がよくなると、体温が上がり、代謝がアップすることにつながるといわれているのです。
代謝がアップした状態で筋トレをすると、通常時よりも消費カロリーが多くなるので、ダイエットをするにおいてメリットだといえます。
先程、お風呂に入ることで筋肉の緊張をほぐせると説明しました。しかし、そのあとで筋トレをすると、再度筋肉を緊張状態へと導いてしまうことになります。
せっかくお風呂でほぐした筋肉を戻してしまう点においては、お風呂後の筋トレはデメリットがあるといえるでしょう。
人は、緊張状態のときには交感神経が優位になり、反対にリラックスしているときは副交感神経が優位になるといわれています。
睡眠に入る前はできるだけリラックスした状態にしておいた方がよいとされており、湯船に浸かって体をほぐすことは、副交感神経を優位にするのに適しています。
筋トレをすることは、体に負荷をかけ交感神経を優位にする行為。そのため、お風呂上がりの筋トレは上手に睡眠に入れない原因を作ってしまう可能性があるのです。
筋トレの負荷にもよりますが、体を動かすと少なからず汗をかきます。お風呂上がりに筋トレをすると、せっかく洗ったあとにまた汗をかいてしまうのです。再度お風呂に入るのも大変ですし、かといって汚れたまま寝るのも嫌ですよね。
お風呂上がりに筋トレをする場合には、汗をかかない程度の軽い負荷をかけて行うようにしてみてはいかがでしょうか。
続いて、お風呂前に筋トレをするメリット・デメリットをご紹介します。
お風呂前に筋トレをすることで、その後のお風呂で筋肉の疲労回復ができます。
お風呂に入ることで副交感神経が優位になりリラックスした状態になるうえ、お風呂の温かさや水圧によって体の疲れが取れやすくなるのです。
湯船に浸かりながら体をマッサージしてあげることで、より疲れが取れるでしょう。
しっかりと筋トレをしたあとにゆっくり湯船に浸かることで、ほどよい疲労感を感じつつ、体はリラックスした状態になります。
質のいい睡眠に向けたいい流れができることは、お風呂前の筋トレのメリットといえます。
お風呂前に筋トレをすることはメリットがある一方で、1日中デスクワークをしたあとにいきなり筋トレをすると、体がほぐれていない状態で急に体を動かすことになるため、可動域が狭くなり質の高いトレーニングができない可能性があります。
筋トレを始める前に入念にストレッチをして体をある程度ほぐしてからの方が、筋トレの効果をより感じられることでしょう。
お風呂上がりに比べてお風呂前は体が冷えて固くなっているため、その状態でいきなり筋トレをすると、怪我につながることがあります。
せっかく健康のためにスタートした習慣で怪我をするのはもったいないこと。しっかりとストレッチで体を温めてから筋トレを始めることをおすすめします。
お風呂上りの筋トレは、お風呂上りに行うよりも、お風呂の前に行うのが効果的ですが、脂肪燃焼に役立つ有酸素運動は、お風呂上りにおすすめのメニューです。
ウォーキングやランニング、ジョギングやダンスなどがおすすめです。
有酸素運動の前には、体を温めるウォーミングアップをすることで、酸素が供給され、脂肪燃焼しやすくなります。また、体が温まってほぐれていることで、体が動かしやすくなっていますし、ケガを予防することもできます。
体を温めるお風呂がウォーミングアップの一種になりますよ。
ただし、お風呂上りは、汗をかいた後で、体が水分不足になっていますので、有酸素運動でさらに汗をかくと脱水状態になってしまって危険です。必ず水分補給を行うようにしましょう。
そして、お風呂上りには、筋トレよりもストレッチを行うのがおすすめです。入浴後は体が温まっていて、体が硬い方でもストレッチしやすくなっています。
ストレッチは、体の柔軟性を高めるだけでなく、冷えやむくみ、姿勢の改善にも役立ってくれます。就寝前に行えば、リラックスできるので、安眠効果も期待できますよ。
例えば、開脚やランジストレッチ、両手を上にのばして組み、サイドに倒すことで、脇腹をのばすようなストレッチもおすすめです。
脚や腰、お尻やウエストのサイド、肩甲骨などを動かしてほぐすようなストレッチを行ってみましょう。
そして、お風呂あがりには、体幹を鍛えるようなトレーニングを行うのもおすすめです。
体幹トレーニングは、ヨガやピラティス、プランクなど、筋トレのように激しい運動ではありませんが、体のバランスを取り、姿勢を保つような、体の内側のインナーマッスルにアプローチするトレーニングです。
基礎代謝アップも期待できるので、ダイエットにもおすすめですよ。
最後に、お風呂前後の筋トレに使えるおすすめアイテムをご紹介します。
筋トレに使えるアイテムを取り入れることで、より効果的に筋トレを進められますよ。気になるものをチェックしてみてくださいね♡
ボディテックのプッシュアップバーは、その名の通りプッシュアップ=腕立て伏せの時に使えるアイテム。傾斜グリップになっているので、手首の負担を軽減しながら筋トレができます。
手の位置がズレないように固定できるので、初心者の方でもプッシュアップにチャレンジしやすくなります。
腹筋を鍛えたい方におすすめなのが、AUOPLUSの腹筋ローラー。腹筋はもちろんのこと、ローラーを使うことで全身を効果的に引き締められます。
膝マットも付属されているものだと、膝への負担や摩擦に関しても問題なく、すぐに筋トレにローラーを取り入れられるでしょう。
自重トレーニングも大切ですが、より負荷をかけて筋トレをしたい方にはPROIRONのダンベルがおすすめ。
今回紹介した2kgをはじめ、1kgから10kgまで幅広く展開されているので、ちょうどいい重さのダンベルを見つけられるでしょう。
筋トレやストレッチをする時には、滑りにくくするためにマットを使用するのがおすすめです。
Reebok(リーボック)のトレーニングマットは、しっかりとした耐久性があるので筋トレをする際にぴったりです。
MRGのトレーニングマットもおすすめアイテムです。PVC生地のためカッターやはさみで自由にカット可能でき、自分の部屋のサイズに合わせて大きさを変えられるところがポイントです。
トレーニング器具を取り入れる際には、トレーニングマットを敷くことで、騒音を軽減したり床への傷を防いだりできます。
筋トレはもちろんですが、お風呂あがりにストレッチをするのもおすすめです。ストレッチチューブを取り入れることで、より柔軟性を高めやすくなるでしょう。
グリップ部がほどよく手にフィットし、過度な力をかけることなく、リラックスしたままストレッチが可能。さまざまなストレッチに使用できるところがポイントです。
筋トレと同時に使った筋肉を日々ほぐすことも重要。トリガーポイントのグリッドフォームローラーは、筋膜リリースができるアイテムです。
人の手を模した凹凸がしっかりと筋繊維の奥まで入り込んでくれるので、しっかりと筋肉をほぐし、ボディラインを美しく整えてくれます。
筋力アップを目的として筋トレをする場合は、お風呂上りよりもお風呂前に行うのがおすすめです。入浴後は、ストレッチや体幹トレーニング、有酸素運動がおすすめですよ。本記事で紹介した筋トレアイテムも取り入れながら、筋トレに挑戦してみてはいかがでしょうか。