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2022.01.30

スープのマナーをご紹介!スプーンの使い方や食べ終わりのサインとは

スープのマナーをご紹介!スプーンの使い方や食べ終わりのサインとは スープのマナーをご紹介!スプーンの使い方や食べ終わりのサインとは

コース料理でも出てくることが多いスープには、飲み方やスプーンの使い方のマナーがあります。そこで今回は、スープの飲み方や、スプーンの向きや置き方などのマナーをご紹介します。

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スプーンのテーブルマナー【1】スプーンの使い方の基本マナー

スープの食べ方のマナー

■スープはスプーンで静かにいただこう

スープを飲む際には、スプーンを使って飲むのが基本のマナーです。

食事のマナーというと、音を出さずに静かに食べるのが基本ですが、スープの場合も同じで、音を立てずに静かに飲むようにしましょう。また、熱いからといって、冷ますために息をフーフーと吹きかけるのもNGマナーとされています。

そして、自宅ではポタージュスープやビーフシチューなどにパンを浸して食べている方もいると思いますが、外食先では控えるようにするのがマナーです。

スプーンの使い方は、ペンを持つときのように、親指と人差し指、中指で軽く支えるように持ちましょう。スープを飲む時にポタポタと落ちてしまうことがないように、スプーンの70%程度になるようにすくうようにしましょう。

また、スプーンは口に入れるのではなく、スプーンの縁に口をつけるようにしていただくのがマナーとなっています。

スープを少しだけ残すのもマナーとされています。

スプーンのテーブルマナー【2】スープの飲み方

スープの食べ方のテーブルマナー

スープのすくい方は、横方向ではなく、スプーンを横に水平にして、縦方向に動かしてすくいますが、フランス式とイギリス式のマナーがあります。

日本には明治時代に洋食文化とともにイギリス式のマナーが入ってきたので、現在もこちらが主流となっています。

違いを知ることでフランス料理のお店ではフランス式で、その他ではイギリス式でといった使い分けがスマートです。

イギリス式とフランス式の違いは色々あるのですが、最もよく知られていることは「すくい方が真逆である」ことで、次のようになっています。

■フランス式

フランス式のスープのすくい方は、お皿の奥からスプーンを入れて、手前側に向かって、縦方向にスープをすくうのが一般的です。スプーンの先に少し口をつけてスープをいただきます。
スープが少なくなってきたら、左手でお皿の奥を持ち上げて、お皿を傾けるようにしてスープをすくいましょう。

■イギリス式

イギリス式のスープのすくい方は、お皿の手前からスプーンを入れて、奥側に向かって、縦方向にスープをすくうのが一般的です。スプーンを横向きにして、少し口をつけてスープをいただきます。

スープが少なくなってきたら、お皿の手前を持ち上げて、お皿を傾けながらスープをすくいましょう。

ただし、スプーンの形が丸い場合は、どこに口をつけて飲んでもOKです。

 

イギリス式とフランス式、なぜこのようにマナーが全く真逆かというと、どちらも相手への思いやりから生まれたマナーなのですが、次のように着眼点が異なるからなのです。

■フランス式

相手にスープがはねたりこぼれたりしないようにという考え方。
そのため、スープを奥から手前にすくいます。また、お皿の奥を持ち上げて(傾けて)スープをすくいます。

■イギリス式

相手にお皿の裏側が見えると失礼という考え方。
そのため、そうならないよう、スープの残りが少なくなったら皿の手前を持ち上げて(傾けて)スープをすくいます。

 

スプーンのテーブルマナー【3】カップスープの場合

ポタージュスープの食べ方のマナー

コース料理で出てくるスープは、平らなお皿に入っていることが多いので、スープを食べる場合は、スプーンですくっていただくのが基本のマナーですが、料理やお皿によっても食べ方に少し違いがあります。

取っ手のついたカップスープをいただく場合も、平皿と同じようにスプーンですくって食べます。

スープの残りが少なくなってきたら、取っ手を左手で添えてカップを傾けるか、持ち上げて口をつけて飲んでもOKです。

スプーンのテーブルマナー【4】パイ皮のついたスープの場合

パイ皮つきスープ

パイ皮のついたスープを食べる場合のマナーは、左手で支えながら、ゆっくりとパイの中央をスプーンで崩していきましょう。

ナイフやフォークがついている場合は、最初にナイフやフォークでパイ皮を切って、崩しやすくしてから、スプーンでスープと一緒にパイ皮を食べていきます。

外に落ちてしまったパイ皮は、自分では集めたり下に落としたりしないようにするのがマナーです。お店の方にお任せしましょう。

また、縁についているパイは、すべて取り切らないようにするのもマナーですね。

スプーンのテーブルマナー【5】スープパスタの場合

スープパスタ

スープパスタを食べる場合は、注意が必要です。

右手でフォークを持ち、左手に持ったスプーンを受け皿にしながらパスタを巻いて食べるような振る舞いは、実は正しいマナーではありません。

本来は、右手でフォークを持ち、器の端を使って麺をくるくるとフォークに巻きつけながら食べるのがパスタの正しい食べ方のマナーです。

麺をいただいたら、一度右手に持っているフォークを置き、スプーンに持ち替えてからスープをいただくようにしましょう。

スプーンのテーブルマナー【6】スプーンの置き方

スープの食べ方のマナー

スプーンの置き方には、フランス式やイギリス式に差はありません。

■食べている途中でスプーンを置く場合

スープをいただいていて、途中でスプーンを置き、パンをいただくような場合は、スプーンの腹を上にして、皿の中に置きましょう。

■食べ終わりのサイン

スープが食べ終わったり、途中でスープを下げてほしいような場合の「食べ終わり」のサインは、2種類あります。

平皿の場合は、時計の4時の短針の向きになるように、お皿の中にスプーンを置きましょう。もう一つの方法は、受け皿の手前か奥に水平になるようにしてスプーンを置くのがマナーです。
最近では、スプーンが安定することから、お皿の中にスプーンを置くのがテーブルマナーの定番となってきているようです。

カップスープの場合は、カップが置いてある受け皿の手前か奥に水平になるようにして置くようにしましょう。

 

 

口にすることも多いスープのマナーは、あまり難しいものではありませんが、知っておくことでコース料理やお呼ばれの際にも安心して食事を楽しむことができます。ぜひ、スマートにスープをいただいて、上品な大人の女性を目指しましょう。

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