普段手が回らない場所まで、しっかり掃除をする「大掃除」は、実は色々な掃除のコツがあります。そこで今回は、大掃除をする場所の順番や、大掃除のコツをご紹介します。
【目次】
大掃除を始める前には、準備をしっかりしておくことが掃除をスムーズに進めるコツです。
■大掃除をしたい場所をリストアップ
まずは、大掃除をしたい場所をリストアップしていきます。一人暮らしの場合でも、掃除する場所は意外にたくさんあります。
・キッチン
・バスルーム
・リビング
・玄関
・自分の部屋
などですね。
次に、さらに大掃除をしたい場所を細かくリストアップしていきましょう。
例えば、キッチンの場合は、
・換気扇
・コンロ
・シンク
などになります。
リビングの場合は、
・窓
・カーテン
・絨毯
・床
などになります。
次に、大掃除にかかる時間や、待ち時間なども考慮しながら、リストアップした大掃除のチェックリストを見て、スケジュールを立てていきましょう。
大掃除の順番は、ライフスタイルや生活に合わせてOKです。
3日間かけて集中的に行っても良いですし、週末に1か所ずつ進めていく方法もあります。
■大掃除の順番に注意
注意が必要なのは、せっかく掃除した場所が汚れてしまうような掃除の方法は、モチベーションが下がってしまいます。例えば、床のワックスがけをした後に窓掃除やエアコンの掃除を行うと、また床を掃除しなくてはいけませんよね。そんな事にならないように、大掃除をする場所の順番を決めておくことは大切です。
そして、掃除は高い所から低い方に向かって掃除していくのが、大掃除が上手くいくコツです。
また、洗剤につけおきをしたり、洗剤を吹きかけてしばらく時間を置くような場合は、待っている間に他の場所の掃除ができるようにスケジュールを組みましょう。
・窓やエアコンを掃除したり、カーテンを洗濯した後にリビングの床を掃除する
・キッチンの換気扇や絨毯などをお風呂場を使って掃除や洗濯する場合は、先にキッチンの換気扇の掃除や絨毯の洗濯を行う
などがおすすめです。
まずは窓やキッチンの掃除を行った後に、リビング、そしてバスルームのお掃除をするのがおすすめです。
■天候にも注意
また、雨の日にはカーテンや絨毯の洗濯した後に外に干すことはできませんので、天候に左右されるものは最初に終わらせておきましょう。
■一気にできるものはまとめて行う
また、ワックスがけを行う場合、リビングや廊下など、一気に行った方が効率よく進みますね。
大掃除のスケジュールが立て終わると、掃除をしていくイメージが湧いてきますよね。
大掃除を始める前には、掃除に必要なものを書き出して、足りないものは買い足しておくのも、大掃除をスムーズに進めるコツです。
大掃除に必要なものは、掃除グッズの他にも、掃除する際の服装も準備しておきましょう。例えば、
■掃除グッズ
・掃除機
・フローリングワイパー
・窓掃除グッズ
・掃除する場所それぞれの洗剤、もしくは重曹やクエン酸、セスキ炭酸
・消毒用エタノール
・スプレーボトル
・バケツ
・スポンジ
・古くなった歯ブラシ
・要らなくなった布や雑巾、マイクロファイバークロス
・キッチンペーパー
・ラップ
・新聞紙
・ごみ袋
などです。
肌に触れる場所や食べ物を扱う場所には、重曹やクエン酸のようなエコな素材を使うと安心です。また、色々な洗剤を用意しなくて済むので、経済的ですし、大掃除を時短できるコツでもあります。
■掃除する時の服装
・エプロン
・三角巾
・ゴム手袋
・スリッパ
・マスク
・ゴーグル
などを準備してから掃除を始めましょう。
廊下の場合は、
・ライト
・窓
・スイッチ
・床
などで、リビングや個室を掃除する際に一緒に掃除を済ませるのがコツです。
リビングや自分の部屋などの大掃除する箇所は、
・エアコン
・窓
・ライトやインテリア
・カーテン
・スイッチ
・カーペットや絨毯
・床
などが定番ですね。リビングや自分の部屋などは、水洗いできない場所がほとんどです。「マイペット」のような拭き取りのいらない洗剤を使うのは、大掃除を時短できるコツです。
その他にも、水100mLに対して、小さじ1杯の重曹パウダーを入れて溶かした「重曹水」をスプレーボトルに入れて、スプレー洗剤として拭き掃除に使用するのもおすすめです。
キッチンの大掃除の場合は、最初に換気扇の中やレンジフードを掃除した後に、コンロを掃除し、最後にシンクの掃除をするのがコツです。
特に、換気扇の中のプロペラや、コンロの五徳は、油汚れがこびりついていて、つけおきが必要になりますし、洗った後にしっかり乾かすことも必要です。
換気扇の内部の部品や五徳を洗浄して乾燥させている間に、換気扇の外側やキッチンのシンクを掃除すると、効率よく大掃除を進めることができますね。
キッチンの汚れには、2種類あり、それぞれ専用の洗剤も販売されています。
また、重曹やセスキ炭酸ソーダ、クエン酸などのエコなお掃除アイテムを使うのもおすすめです。
油汚れには、先ほどご紹介した重曹水や、重曹よりも汚れ落ちが良い「セスキ炭酸ソーダ」を水500mLに対して小さじ1杯入れて溶かし、スプレー洗剤として使用しましょう。
水回りの白くなった水垢には、酢1:水1を混ぜて洗剤として使用するか、水200mLに小さじ1杯の「クエン酸」を溶かし、スプレー洗剤として使用しましょう。
頑固な排水溝のヌメリには、重曹のパウダーを直接振りかけ、その後にクエン酸水をスプレーすると、発泡効果で汚れを浮き上がらせてくれるので、後は要らなくなった歯ブラシで擦って落とす方法がおすすめです。
トイレの大掃除は、普段の週末に行っているお掃除と大体同じですが、普段はあまり手が出せないトイレの隅や、蛇口、タンクの中なども掃除できると良いですね。
タンクの中は、強力な洗剤で掃除をしてしまうと故障の原因になりますので、注意しましょう。重曹1カップ程度(約120g)をタンクに入れて、数時間放置したら、あとは水を流すだけでも、簡単にお掃除ができますよ。
トイレのタンクの掃除が終わったら、
・トイレの壁
・タンクの水道の蛇口やレバー
・便座カバー
・便器の外
・ウォシュレット
・便器の中
・壁
の順で掃除していきましょう。
トイレのお掃除も、大きく分けて2種類の汚れがありますので、専用の洗剤を使用するのがコツです。
または、トイレの黒ずみや拭き掃除には、重曹水やセスキ炭酸ソーダ水がおすすめです。黄ばみには、クエン酸水がおすすめです。
バスルームや洗面台の大掃除の場合は、天井や床、バスタブには、専用の洗剤か、重曹水やセスキ炭酸ソーダ水を使用しましょう。
蛇口の白くなっている汚れや、鏡の曇りには、クエン酸水がおすすめですよ。
ゴムパッキンの黒くなっているカビ汚れは、掃除を行って、水を拭き取った後に、塩素系漂白剤を使用してカビ取り掃除を行いましょう。すぐに水で洗い流したり擦ったりせず、キッチンペーパーやラップでパックして、時間を置くようにするのが、効率よくカビ取りができるコツですよ。
大掃除をスムーズに進めるコツは、効率よく進むような順番で掃除する場所の順番を決めたり、お掃除グッズをあらかじめ準備しておくことが大切です。ぜひ、大掃除をする際の参考にしてみてくださいね。