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2019.03.13

手作り石鹸の材料や作り方は?おしゃれなアレンジ方法もご紹介

手作り石鹸の材料や作り方は?おしゃれなアレンジ方法もご紹介 手作り石鹸の材料や作り方は?おしゃれなアレンジ方法もご紹介

肌に触れる石鹸は、素材にこだわりたいという方におすすめしたいのが、手作り石鹸です。今回は、手作り石鹸の材料や作り方、おしゃれなアレンジ方法などをご紹介します。

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ナチュラルな材料を使うから優しい!手作り石鹸の魅力

手作り石鹸と材料

肌に直接触れる石鹸を手作りしたいという方は多く、DIY好きの方から、美容や健康に気を使っている方、肌の弱い方やナチュラルな素材にこだわりたい方など、たくさんの方から人気を集めています。


■手作り石鹸の魅力

手作り石鹸は、手間はかかりますが、作る際の材料を自分で選ぶことができるのが魅力です。添加物を入れずに作ることができますし、自分の好きな香りを選ぶことができるのもメリットです。

最近では、体験教室やイベントで手作り石鹸を作れるだけでなく、ブログやSNSで情報収集をして手作り石鹸に挑戦している方も増えています。

一言で「手作り石鹸」と言っても、実は様々な種類があります。今回は、そんな自宅で作れる手作り石鹸の作り方やレシピをご紹介します。

少ない材料でできる!手作り石鹸の作り方【1】苛性ソーダを使用したキャスティール石鹸

手作り石鹸と材料

ベーシックな手作り石鹸は、コールドプロセス法で作ることができます。コールドプロセス法とは、オイルに熱を加えずに作る石鹸で、熱によってオイルに含まれている美容成分が壊れにくいのがメリットです。

オリーブオイル100%で作成する石鹸は「キャスティール石鹸」と呼ばれています。オリーブオイルやココナッツオイル、アボカドオイルなど、複数のオイルを混ぜて作った石鹸は「マルセイユ石鹸」と呼ばれます。

キャスティール石鹸やマルセイユ石鹸は、植物オイルに熱を加えず、苛性ソーダを加え、20分~30分程度かき混ぜます。その後、1ヶ月程度乾燥させながら熟成させて作る、手間をかけて作成する石鹸です。分量や温度管理が難しく、初心者には難易度が高い手作り石鹸です。


■材料

・苛性ソーダ(45g)
・オリーブオイル(370g)
・精製水(110g)

材料はシンプルです。

使用する苛性ソーダは、購入する際には、身分証明書を提出し、印鑑が必要になる劇薬です。強アルカリ性の危険な液体になりますので、扱いには十分注意が必要です。


■準備物

また、石鹸を作る際には、強アルカリ性に溶けず、耐熱性のあるガラスのビーカーやポリプロピレンやステンレスの容器、かき混ぜ棒を用意します。

また、ゴム手袋やゴーグル、エプロン、マスクを装着し、汚れてもいい服装で行いましょう。

その他にも

・ガラス製の料理用温度計
・計量カップ
・デジタルスケール
・ゴムベラ、スプーン
・泡立て器かブレンダー
・ペーパーモールドか牛乳パック
・紙コップ

などを準備します。


■作り方

①紙コップをデジタルスケールにのせ、苛性ソーダを計量します。
②計量カップに精製水を入れて計量します。
③耐熱製のガラスのビーカーに精製水を入れ、さらに苛性ソーダを入れ、かき混ぜて苛性ソーダ水を作りましょう。この時、高温になりますので注意しましょう。
④苛性ソーダ水の温度を測りながら、50度まで冷やします。
⑤この間に、ステンレス製のボールをデジタルスケールに乗せてオリーブオイルを計量し、湯煎して40度に温めます。
⑥⑤に④の苛性ソーダ水を入れ、泡立て器かブレンダーで素早くかき混ぜ、石鹸生地を作りましょう。この時、空気が入らないようにします。
⑦石鹸生地を泡立て器で持ち上げた時に、持ち上げた跡がしばらく残る位まで20分~30分程度かき混ぜます。
⑧石鹸生地ができあがったら、ペーパーモールドや牛乳パックに流し入れます。
⑨2、3日は20度~30度の室温に入れて固めます。冬期は50度程度のお湯を入れた容器と石鹸生地を発泡スチロールのケースに入れて保温しておきます。
⑩石鹸生地が固まったら、ペーパーモールドや牛乳パックから取り出し、石鹸生地をカットして、網の上に乗せ、日陰の風当たりの良い場所で1ヶ月程度乾燥させたら完成です。

少ない材料でできる!手作り石鹸の作り方【2】石鹸素地を利用したアロマ石鹸

手作り石鹸と材料

■石鹸素地を利用する

苛性ソーダを扱うのが怖い方や、分量や温度管理が難しいと感じる方は、石鹸素地で手軽に石鹸作りを楽しんでみるのがおすすめです。

「石鹸素地」とは、オイルと苛性ソーダ、美容成分などを混ぜて作られたものです。石鹸素地は、通販やアロマ用品の専門店などでリーズナブルに購入できます。


■手作りアロマ石鹸の材料

アロマ石鹸の材料は

・石鹸素地(300g)
・エッセンシャルオイル(合計10滴~15滴程度)
・キャリアオイル(45mL)

お好みに合わせて
・ミルクの乾燥粉末などの美容成分

です。


■必要な道具

・ビーカー
・かき混ぜ棒
・計量カップ
・ジップロック
・ラップや牛乳パック、シリコンの型やクッキーのくり抜き型

エッセンシャルオイルは、精油のことで、植物の香り成分を抽出した100%天然のエッセンスです。100%天然ではないものは、アロマオイルと呼ばれることが多いですね。自分の好きな香りをセレクトしたり、複数の精油をブレンドして、手作り石鹸に香り付けをしましょう。

キャリアオイルは、オリーブオイルでも良いですし、ココナッツオイルやホホバオイル、アルガンオイル、アボカドオイルなどもおすすめです。

アロマ石鹸は、まずは手洗い用に使用し、皮膚トラブルが起きないようでしたら体や顔に使用していきましょう。1ヶ月程度で使い切りましょう。


■アロマ石鹸の作り方

アロマ石鹸は、苛性ソーダを使った石鹸作りと比べると、必要な道具も少なく、短時間で作ることができます。

①キャリアオイルをビーカーに入れ、乾燥粉末を入れかき混ぜたら、ジップロックに入れた石鹸素地に加えます。
②エッセンシャルオイルを加えます。
③次に、ジップロックの封をして、上から手でこねて、石鹸素地と混ぜ合わせていきます。ジップロックが破れる可能性があるので、ジップロックを二重にしてからこねていきましょう。
③混ぜ合わせたら、袋から取り出し、ラップを使って成形します。牛乳パックでも良いですし、100均でも購入できるシリコンの型に入れたり、クッキー用の型でくり抜くのもおすすめです。
④成形が終了したら、網にのせ、日陰の風当たりの良い場所で3日程度乾燥させたら完成です。


■アロマ&ハーブ石鹸

エッセンシャルオイルとハーブを使った手作り石鹸の場合は、10gのハーブに40mLのお湯を入れてハーブエキスを抽出し、石鹸素地(300g)に加えます。お好みで、エッセンシャルオイル(8滴程度)やハチミツ(5mL)を加えます。

石鹸素地と混ぜてこね、成形したら、網にのせ、日陰の風当たりの良い場所で数日乾燥させたら完成です。

少ない材料でできる!手作り石鹸の作り方【3】グリセリンソープを使った手作り石鹸

手作り石鹸

手軽に手作り石鹸を作ってみたいという方におすすめしたいのが、苛性ソーダを使わない、グリセリンソープを使った石鹸です。

グリセリンソープは、通販でリーズナブルに手に入れることができます。「MPソープ」や「透明せっけん」とも呼ばれています。苛性ソーダを使った場合に比べると、作り方も簡単で、短時間で作ることができます。

グリセリンソープを使用した手作り石鹸は、宝石のような透明感のある石鹸です。作成してからすぐに使用することもでき、アレンジもしやすいのが魅力で、初心者の方にもおすすめです。コーヒーやお茶などでも色付けして、コーヒー石鹸やティー石鹸を作ることもできます。


■グリセリンソープを使った手作り石鹸の材料

・グリセリンソープ100g

色付けに
・食用色素
・クレイ
・コーヒー
・お茶

香り付けに
・精油(合計10滴~30滴)

彩りで
・ハーブ
・果物の皮
・ドライフラワー
・デパコージュ


■必要な道具

・電子レンジで使用できる耐熱容器
・カッターやナイフ
・シリコン製やプラスチック製、ステンレス製などの成形用の型
・スプーン
・紙コップ


■グリセリンソープを使った手作り石鹸の作り方

①グリセリンソープをカッターやナイフで1cm~2cm角に刻み、耐熱容器に入れ、電子レンジで加熱します。500Wの場合20秒~30秒程度加熱するのが目安です。すぐに溶けだしますので、様子を見ながら調整しましょう。
②①に精油を入れ、かき混ぜます。
③次に、食用色素で色付けを行います。ムラなく作りたい場合は、食用色素を水で溶かしてから入れます。マーブル模様にしたい場合は、グリセリンソープに直接食用色素を入れ、軽く混ぜて模様を描きます。
④100均でも購入できるシリコンの型に入れて成形し、1時間程度乾燥させたら完成です。飾りのハーブやフルーツの皮、ドライフラワーを入れてもOKです。
クッキーの型でくり抜く場合は、平らにならして固まってきてからくり抜き、成形します。
⑤2~3日程度で完全に固まります。


■アート作品にも

完成後には、100均でも購入できるデパコージュで手作り石鹸をアレンジしたり、カッターでカットし、宝石やお花の形に成形するのもおすすめです。

また、クッキー型で星やハートにくり抜いた色つきの石鹸を、別のカラーのグリセリンソープに入れて固めるような、複数の色のグリセリンソープをミックスするアレンジもSNSやブログで人気ですよ。

少ない材料でできる!手作り石鹸の作り方【4】重曹米ぬか石鹸

手作り石鹸と材料

エコな手作り石鹸を作りたい方におすすめなのが、重曹と米ぬかで作る石鹸です。メディアやブログでも多く紹介されているナチュラル石鹸で、汚れ落ちが良く、しっとりとした洗い上がりが魅力です。

作り方は簡単で、材料もシンプルです。

①大きな鍋に水600mLを入れて沸騰させ、重曹を入れます。この時、泡が発生しますので、大きな鍋を使用して、換気を行いながら作りましょう。
②泡が落ち着いてきたら、弱火にし、米ぬか200gを少しずつ入れながら混ぜていくだけです。
③15分程度混ぜ、ペースト状になったら、耐熱容器に流し込み、風当たりの良い場所で乾燥させて完成です。

近年人気が高まっている手作り石鹸は、色々な種類があり、初心者でも手軽に挑戦しやすいものもあります。ぜひ、材料や香り、デザインなどにこだわった手作り石鹸作りにチャレンジしてみてくださいね。

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