筋肉を作るために取り入れるイメージがあるプロテインですが、実は髪の毛とも関係していることをご存知でしたか?もしかするとプロテインでツヤのある髪にすることができるかもしれません。今回はそんなプロテインと髪の毛の関係についてご紹介します。
【目次】
そもそもプロテインって何?と思う女性も多いのではないでしょうか。
よく耳にするワードであっても、詳しく知らないことってありますよね。
プロテインとは、簡単に説明するとタンパク質のことです。
良質なタンパク質源は主に、肉、魚、卵、大豆製品、乳製品などが挙げられます。
ただ、日本語でプロテインといった場合は、タンパク質を主成分とするプロテインサプリメントのことを指すことが多いようです。
普段の食生活でもタンパク質を摂取することはできますが、プロテインで手軽に足りないタンパク質を補うことができます。
プロテインといえば、筋肉作りをサポートするイメージが強く、多くのアスリートも実際に取り入れています。
このプロテインは髪の毛とどんな関係があるのでしょうか。
実は、髪の毛の成分の8~9割程度がケラチンというタンパク質でできていると言われているんです。
そのため、健康的な髪作りにはタンパク質が必要不可欠になることが分かります。
毛根に十分な栄養を与えないと髪の毛は生えてこないですし、ツヤやコシのある健康的な髪を育てることができないので、薄毛などの髪トラブルに悩んでいる方はしっかり栄養を補う必要がありそうです。
プロテインを飲むメリット・デメリットは何でしょうか。
■プロテインを飲むメリット
・食事では補えないタンパク質を効率よく摂取できる
・筋肉作りに役立つ
・髪の毛や肌のうるおいにも関係してくる
■プロテインを飲むデメリット
・タンパク質をしっかり摂っている場合、過剰摂取になってしまう
・過剰摂取になると肝臓への負担が大きくなってしまう
・主成分に対するアレルギーに注意しなければならない
タンパク質の1日の摂取量目安は、体重1kgに対して1gだと言われており、50kgの場合50gのタンパク質を補うことが推奨されています。
この量に足りていないとき、手軽に補えるプロテインは大変便利です。
プロテインには主に3つの種類があります。
髪の毛の育毛やうるおいなどに役立てるなら、プロテインに選び方にも注意してみてください。
■プロテインの種類と特徴
①ホイエプロテイン
牛乳を原材料としているプロテインで、体内への吸収が速く、筋肉組織や細胞組織になりやすいというメリットからアスリートなどが筋肉増強のためによく飲んでいるプロテインです。
②カゼインプロテイン
牛乳が原材料のプロテインですが、筋肉の衰弱を阻止する働きがあり、効果の持続時間が長いという性質があります。
③ソイプロテイン
大豆を原材料としたプロテインで、細胞の新陳代謝の活性化効果を期待することができ、ダイエット時に人気があります。
また、大豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモンと似た働きをすることから、美肌や髪の毛のうるおいに効果が期待できると言われているそうです。
これらの特徴から見ると、髪の毛にいいプロテインはソイプロテインになることが分かります。
髪の毛に嬉しいプロテインを飲む場合は、タイミングも意識してみましょう。
■プロテインを飲むタイミング
髪の毛にいいソイプロテインは、就寝する1時間前がおすすめです。
睡眠中に分泌される成長ホルモンは、タンパク質を吸収することで高め活発にすることができるそう。
ソイプロテインは飲んでから吸収までに時間がかかるので、1時間から2時間前を意識して飲んでみてください。
寝る直前になってしまうと、胃腸が休まらずに逆効果になってしまうので気を付けましょう。
また、吸収率が良くなっている朝一番にプロテインを飲むこともおすすめです。
髪の毛のためにプロテインを飲む場合、注意しなければならないこともあります。
タンパク質を摂ったからといって、髪の毛がいきなり生えたりツヤが出てきたりするという問題ではないからです。
■プロテイン=育毛剤ではない
プロテインは食生活で足りていない栄養をサポートするものです。
育毛剤のようなものではなく、あくまでも「育毛や健康な髪のサポート程度」で考えましょう。
■普段の生活習慣やヘアケアも見直す
バランスのとれた食生活になっているか、睡眠はしっかりとれているかなども重要なポイントになります。
また、シャープなどのヘアケアが丁寧に行われていない場合も、頭皮環境を悪くする原因になりますので、全体的に見直しをするようにしてみてください。
髪の毛とプロテインの関係についてご紹介しました。健康な髪を育てるためにはタンパク質を補うことが大切で、その足りないタンパク質を効率よく補えるのがプロテインだということが分かりましたね。プロテインはあくまでも補助食品ですので、頼りすぎには気を付けながら賢く取り入れてみてはいかがでしょうか!