FASHION
2019.05.23

四十九日の服装マナーを解説!シーン別に正しい着こなしをご紹介

四十九日の服装マナーを解説!シーン別に正しい着こなしをご紹介 四十九日の服装マナーを解説!シーン別に正しい着こなしをご紹介

四十九日という大切な日を前にして、服装にお悩みの女性も多いはず。お悔やみやお供えのマナーは、できる限り間違えずに正しい着こなしを心掛けたいところです。そこで今回は、四十九日で知っておきたいマナーからおすすめの服装まで徹底解説します。

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四十九日の服装はこれで安心!知っておきたい着こなしを丸ごと解説

 

命日を含め七日目に行うのが「初七日」で、故人が三途の川のほとりに到着する日。そしてその初七日から、七日ごとに受けたお裁きにより来世の行き先が決まる最も重要な日が「四十九日」です。そして四十九日では、故人が極楽浄土に行けるよう縁の深かった方々を招いて法要を営み、その後に忌明けの会食を開くのが基本となります。

故人にとっても我々にとっても非常に大切な意味を持ち、一つの区切りとも言える「四十九日」。そこで今回は、四十九日の服装マナーについて一挙ご紹介します!お供えや香典などの知っておきたいポイントを解説した上で、様々なシーンからおすすめの着こなしをご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

四十九日のお供えはどうする?基本をチェックしよう

 

四十九日のお供えは法要に持参するものであり、香典として、もしくは香典とは別に用意されます。主なお供えは「線香」「供花」「ろうそく(灯明)」「仏飯」「お水」などであり、これらは総称して『五供(ごくう)』と言われています。

しかし最近では、お供えにこれらの品物を持参するのではなく、「御供物料」として現金を包む人が増えています(=香典)。これはなぜかというと、会場のお供えのスペースに限りがあること、遺族が受け取って困るケースも考えられることから。また、香典を持ち寄った場合には、お供えの品物を別に用意する必要はありませんので、ぜひ頭に入れておいてください。

四十九日の香典袋の書き方って?正しいマナーとは

 

先ほどご紹介したように、四十九日の法要では、香典もしくはお供え物を持参するのが基本。そこでここでは、知っておきたい香典袋の『表書き』についてご紹介します。まず、そもそも四十九日は故人が仏様になるとされる境の日であることから、供養のための香典の表書きが変わるので要注意です。

宗派によって異なるのですが、一般的には四十九日の前までの香典の表書きは『御霊前』。そして四十九日からは『御仏前』『御佛前』『御供物料』などとなり、水引は黒白や双銀などの結び切りのものとなるため、ぜひ頭に入れておいてください。故人の宗派が分からない場合も、こちらの一般的な作法に従うと安心です。

四十九日の香典の相場は?孫はどうする?

 

そこで気になるのが、四十九日の香典の金額。一般的に相場は、食事代や引き出物を考えて、20〜30代なら「1〜2万円」だとされています。また、孫として香典を用意する場合には、「3千円」程度でも良いでしょう。

もしも故人が実の父親や母親、兄弟、祖父母ではなく、血縁が遠いのであれば、やや少なめに包んでもOK。さらに直接の親族ではない友人などなら、あまり多くは包まなくても問題ありません。故人との関係性を考慮して、香典の金額を考えてください。また、包む金額は縁起の悪い「4」や「9」のつく数字にならないように気をつけましょう。

四十九日の服装【1】基本的には喪服を!稀に平服の場合も

 

四十九日の法要では、施主や遺族は正式な喪服を着用します。参列者よりも軽装にならないよう、格式の高い礼服を選びましょう。また、喪服の色は漆黒に近いほど格式が高く、四十九日の法要に適しているとされています。

もちろん法要の参列者も、喪服を着用するのがマナー。女性は、光沢のない無地の黒色のワンピースやアンサンブル、スーツなどを着用し、ストッキング(30デニール以下)やバッグなどの装飾品も黒色のものをチョイスしてください。もしも遺族側が平服(略喪服)で四十九日の法要を行う場合には、「平服でお越しください」と案内があるため、そちらに従うと良いでしょう。

四十九日の服装【2】冬場はコートを!材質には要注意

四十九日におすすめのコート

悩ましいのが、寒い冬場の四十九日の服装。この季節はコートの着用は認められていますが、ビジネスマナーと同じく葬儀会場内では脱ぎましょう。また、気を付けなければならないのがコートの「素材」。動物の皮を使った毛皮や皮革などは、殺生や死を連想させるため避けなければなりません。もちろんコートのみならず、カバンなどの小物にも注意しましょう。

また、黒色でシンプルだからと、リクルート用のコートを着用する方もいらっしゃいますが、四十九日の法要にはふさわしくありません。たとえ黒色でも色味の濃さや仕立てが異なりますし、喪服用のコートとははっきりと違いが分かるため、社会人ならばきちんと喪服を用意しておいてください。

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四十九日の服装【3】身内だけの場合にも準喪服が理想!

 

四十九日の法要を身内だけで行う場合、「私服でもいいのでは?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。実際のところ身内だけなら、「略喪服」(準喪服に準ずる喪服、礼服ではない地味な服装)でも良いとされています。しかし四十九日は、故人にとっても遺族にとっても大事な日ですので、「準喪服」を着用しての参列が望ましいでしょう。

準喪服は、黒無地もしくは地味な織り柄で、光沢のないものや透けすぎていないものを。派手にならなければ、夏はレース、冬はベロアのような季節感のある素材の部分使いも問題ないでしょう。また、スカートはふくらはぎくらいの長さが好ましいとされており、トップスは夏場は半袖でも構いません。

四十九日の服装【4】平服なら何を着る?あくまでも地味な服装に

 

四十九日の法要に平服で参列する場合、どのような着こなしにまとめるべきか気になるところ。そこで、知っておくべき着こなしのポイントを一挙ご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

■平服の着こなしのポイント
①洋服……黒、濃紺、グレー等の地味なもの(ワンピース、スーツ、アンサンブル等)
②靴……黒パンプス
③ストッキング……黒色(30デニール以下)
④アクセサリー……金色に光るものはNG(結婚指輪、一連パール、オニキスは可)

平服は、これらのポイントが守れていれば問題ありません。また、冬場でも平服にタイツはマナー違反ですので要注意。というのも、タイツはカジュアル扱いされるため、必ず黒色の薄手のストッキングを着用しましょう。

四十九日の服装【5】子供の服装は制服が一般的

 

四十九日の子供の服装は、学生ならば「制服」を着用するのが一般的です。靴は黒色のものが好ましいのですが、もしもなければ学生らしい白色、もしくは紺色のように地味な色のものを選んでください(スニーカーも可)。また、靴下は白、黒、紺、グレーのような派手ではない色のものをチョイスしましょう。

もしも制服がなければ、私服でも構いません。男の子はブレザーにズボン、白、黒、紺などのシャツを。女の子はブレザーにスカート、白、黒、紺などのブラウス。もしくは清楚なワンピーススタイルでもOKです。

四十九日の服装【6】赤ちゃんや小さいお子さんは黒っぽいお洋服を

 

赤ちゃんや小さいお子さんを連れて、四十九日の法要に参列して問題ありません。そこで赤ちゃんや小さいお子さんには、黒、白、紺、グレーなどの派手でないお洋服を着させましょう。

さらに、赤ちゃんはよだれや汗などでお洋服を汚す可能性があるため、着替えを用意しておくと安心。さらに式場内と外で気温差があるようであれば、さっと体温調節ができる羽織りものを持っておくと便利です。

いかがでしたか?今回は、四十九日で知っておきたいポイントから、失敗のない服装マナーまで一挙ご紹介しました。基本的に四十九日では、準喪服を着用すべき。平服での参列を指定された場合には、あくまでも地味な服装を心掛けるようにしましょう。お子さんは制服があればそちらを着用、そして赤ちゃんは黒っぽいお洋服で問題ありません。ぜひ参考にして、正しい身なりマナーで四十九日を迎えてください。

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