大切な靴やサンダル、ブーツなどを収納しておく下駄箱は、湿気が溜まりやすく、カビが繁殖しやすい場所です。今回は、下駄箱を掃除する頻度や掃除方法をご紹介します。
靴を収納する下駄箱(シューズボックス)は、普段は扉を閉じていることが多いため、湿気が溜まりやすい場所です。
また、靴やサンダル、ブーツなどに付いた皮脂や汗、ホコリや泥、砂や花粉などが原因で、カビや雑菌が繁殖してしまうこともあり、汚れやすく臭いやすい場所でもあるのが靴箱です。
定期的に玄関掃除をしているのに、何だか玄関が臭う場合には、靴箱の内部が汚れていたり、臭いの原因になっている可能性があります。
風水では、玄関は、運気を呼び込むとされている重要な場所です。玄関をきれいな状態にしておくことで、幸運を招くことができるといわれていますので、ぜひ玄関だけでなく、シューズボックスも清潔な状態にしておきたいですね。
■下駄箱を掃除する頻度
下駄箱を掃除する頻度は、下駄箱の使用回数によっても異なります。
まず、下駄箱は湿気が溜まりやすい場所ですので、週に1度は下駄箱の扉を開け、換気をするようにしましょう。
普段は使用しない靴やサンダル、ブーツなどを収納しておく場所としてシューズボックスを使用している場合は、外からの汚れは入りにくいので、汚れにくいですね。掃除する頻度は半年に1回程度でOKですが、定期的に換気を行わないと、カビや雑菌が繁殖してしまいますので注意しましょう。
一方、外出から帰宅したら毎回下駄箱に靴を収納している方は、使用頻度が高いので、その分汚れやすいですね。濡れた靴や汚れた靴は、そのまま下駄箱にしまわず、泥や砂を落として、乾燥させてから収納するようにすれば、軽い掃除は1ヶ月に1回程度でOKです。しっかりとした掃除は半年に1回程度行いましょう。
■晴れた日に換気をしながら行う
まず、下駄箱の掃除は、晴れた日に行うようにしましょう。雨の日は、下駄箱内に湿気が溜まりやすくなります。また、水拭きした後に下駄箱を乾燥させる必要がありますので、空気が乾燥している日に換気をしながら掃除を行うと、カビが繁殖しにくくなりますよ。
■掃除のついでにいらない靴を処分する
そして、下駄箱を掃除をする場合には、この機会に下駄箱の整理も行いましょう。
下駄箱内に靴やサンダル、ブーツなどがたっぷり入っていると、風通しが悪くなり、カビが繁殖しやすくなります。
もう履かない靴やサンダル、ブーツなどは処分してしまいましょう。
■掃除の後にカビや汚れ、ニオイの予防策を
そして、掃除の後は、靴を収納し直す前に、下駄箱の汚れや臭い防止策を実践してみましょう。
・丸めた新聞紙を下駄箱の隅に詰め、週に1度は交換する
・下駄箱用の除湿剤や防カビ剤を置く
・新聞紙や除湿シートを敷いてから靴を収納する
・臭いが気になる場合は、脱臭剤や重曹を置いたり、脱臭シートを敷く
などは、下駄箱を掃除して靴を戻す前にセッティングしましょう。
下駄箱は、締め切ったままにしていると湿度が上がりやすいので、定期的に換気することが大切です。特に、木製の靴箱は、湿気が溜まりやすいので、カビが繁殖しないよう注意が必要です。
外出から帰ったらそのまま靴などをシューズボックスに収納する方は、最低でも1週間に1度は換気を行い、ついでに掃き掃除を行いましょう。
靴箱に入っている靴を取り出したら、ほうきや化学モップで砂や泥、ホコリなどの汚れを取りましょう。専用の掃除機で汚れを吸引してもOKですし、乾いた布で乾拭きをしてもいいですね。
下駄箱の隅に特に汚れが溜まりやすいので、掃除が終わったら隅の汚れが取れているかチェックしましょう。
ただし、カビ汚れが発生している場合は、乾拭きをするとカビの胞子を靴箱全体に広げてしまいます。必ずカビの胞子のみをティッシュなどで取り除いてから、周辺の乾拭きや水拭きを行いましょう。
掃き掃除や乾拭きで汚れが取れない場合は、水や洗剤を付けた布で水拭きを行います。
まずは、下駄箱の目立たない場所に水や洗浄液を付けて、変色がないかどうかをチェックしてから水拭きを行いましょう。
洗剤を使用する場合は、ゴム手袋を着用しましょう。
木製の靴箱を拭き掃除する場合は、固く絞った布で木目に沿って拭き掃除をしたら、木が水分を吸収しないよう、乾いた布で素早く拭き取るようにしましょう。
そして、拭き掃除が終わっても、すぐに靴を戻してしまうのはNGです。しっかり乾燥させてから靴を収納するようにしましょう。
■アルコール除菌スプレーや消毒用エタノールで
下駄箱のお掃除には、アルコール除菌スプレーや消毒用エタノールで拭き掃除を行うのもおすすめです。軽度のカビが繁殖してしまっている場合にも、カビの除去に効果的ですよ。
アルコール除菌スプレーや消毒用エタノールで布を湿らせてから、その布で拭き掃除を行います。
■重曹水で
そして、100mLの水に小さじ1杯の重曹を溶かした重曹水で拭き掃除をするのも臭い対策におすすめです。
重曹水をスプレーして拭き掃除を行う方法は、吹きつけ過ぎてしまうとシューズボックス内に湿気が残ります。したがって、布に重曹水を吹き付けて湿らせてから、その布で拭き掃除を行うのがおすすめです。
あとは数回水拭きを行って汚れや重曹水を拭き取り、最後に乾拭きを行いましょう。
■カビ汚れには
カビ汚れには逆性石けんを使用するのもおすすめです。200倍に薄めた逆性石けんをティッシュにつけて、カビ汚れを拭き取ります。あとは数回水拭きを行って汚れや逆性石けんを拭き取り、最後にアルコール除菌スプレーや消毒用エタノールで消毒します。
アルコール除菌スプレーや消毒用エタノールで取れないカビ汚れは、ハイターのような塩素系漂白剤で掃除をします。
ただし、塩素系漂白剤は非常に強力なので、靴箱を変色させるリスクがあります。
かならず目立たない場所に付けて変色がないかどうかをチェックしてから使用しましょう。
そして、カビが繁殖している部分にのみ塩素系漂白剤をティッシュで付け、5分程度放置してから水拭きを数回行い、最後に乾拭きを行いましょう。塩素系漂白剤は、衣服を脱色させる効果がありますので、汚れてもいい服装で行い、髪や肌に付かないように十分注意しましょう。
お気に入りの靴やサンダル、ブーツなどを長く履くためには、収納場所である下駄箱をきれいな状態にしておくことが重要です。ぜひ、定期的にシューズボックスの掃除をして、大切な靴を守りたいですね。