将来が大きく左右される就職活動は、自分の希望通りに行かないこともあり、さまざまな悩みがありますよね。そこで今回は、就活生のお悩みや、悩み別の解決方法をご紹介します。
【目次】
就職活動中には、自分の希望通りに行かないことも多く、多くの就活生がさまざまな悩みを抱えていますよね。
例えば、「エントリーシートや履歴書を提出したのに書類選考が通らない」「面接を受けたけれど内定がもらえない」など、不採用通知が来ることは珍しくないことだとわかっていても落ち込んでしまうものです。
家族から就職活動の経過を聞かれてプレッシャーをかけられることもありますよね。
■書類選考が通らない場合
書類選考は、書類の内容だけで審査されますし、短い文章で入社したいという情熱を伝えなくてはいけませんので、非常に難しいものです。応募者が多い場合は、多くの就活生の中から選ばれるような特徴や魅力が必要になります。
例えば、書類選考がなかなか通らない場合は、企業が求める人物だということをアピールできているか見直してみましょう。就職活動では「自分が企業で何をしたいか」も重要ですが、「自分がどのように企業で役立ち、利益を生み出せるか」「困難があっても試行錯誤しながら継続して仕事をこなせる根気強さや情熱があるか」を重要だとされる傾向があります。志望動機や自己PRは、定番の答えではなく、オリジナリティを出すことで、他の就活生と差をつけることができますね。
また、提出する書類は、提出前に誤字脱字や文章の内容をしっかり確認をすることも、真面目で几帳面な性格をアピールするためには重要ですね。
筆記試験の点数が不足している場合は、勉強時間を増やしたり、勉強の仕方を変えることで得点アップを狙うことができます。
■面接が通らない場合
面接が通らない場合は、面接の質問に対する答えをある程度用意して、簡潔に、なおかつスムーズに答えられるように準備しておくことは必要です。定番の答えではなく、オリジナリティを出すことで、他の就活生と差をつけましょう。
しかし、回答内容が素晴らしくても、表情や声の大きさや話し方、敬語の使い方やジェスチャー、身だしなみなどで印象は大きく変わります。明るくハキハキ笑顔を交えながら話せることで、採用担当者に好感を持ってもらえますし、印象にも残りやすくなりますよ。
多くの就活生が悩んでいるのが「志望動機がうまくまとまらない」という悩みです。
志望動機は、就職活動中に書類選考や面接で必ずと言っていいほど聞かれる質問です。たとえ希望の企業でも、志望動機がうまくまとまらないという悩みは多いですね。
■志望動機のコツ
志望動機をまとめるコツは
・企業の事業内容や社風で興味のある内容や自分に合う点を入れる
・自分が企業や職業に興味関心を持ったエピソードを盛り込む
・自分の能力をどのように事業に生かせるかを書く
・採用担当者の言葉で印象に残っている言葉があれば引用する
などを盛り込むのがおすすめですよ。
就活の採用試験では、自分の長所や魅力をアピールすることが求められるものです。短い文章や短い言葉で自分の性格や強みを伝えるのは難しく、悩みますよね。
また、自分について何をアピールしたらいいのか分からない方も少なくありません。
■自己PRや長所のアピールの仕方
自己PRや長所は、他の人と比べて特に優れていることや輝かしい実績を伝えられなくてもOKです。自分の中で強みだと思っている部分を自己分析して見つけてみましょう。
例えば、長く継続している部活やバイト、習い事や研究について、どのように続ける努力をしてきたかを整理してみましょう。時にはうまくいかないこともあったと思いますので、どのように乗り越えたかも盛り込みましょう。
また、長所や自己PRは、応募先の企業にマッチしていることをアピールするのもおすすめです。営業職の場合は「何事にもめげずに最後までやり遂げる粘り強さがある」「学生時代のアルバイトで、相手の希望を汲み取って売り上げを伸ばした」「初対面の人とも打ち解けやすい」などが適任だと思われる長所になります。
もし自分では長所がわからない場合は、友人や先生などに自分の長所や魅力を聞いてみるのも、自分では気づけなかった強みを発見する一つの方法ですね。
「企業研究をしたいのに情報を得る手段がわからない」という悩みも、多くの就活生が抱えている悩みです。
特に、地方の就活生が都内の企業への就職を希望している場合は、周囲に話を聞けるようなOBやOGがいないですし、インターンシップできる機会も少ないですよね。
■企業の情報を得る手段
企業研究をする手段としては、
・企業のHP
・企業の説明会で配布されたパンフレット
・就活サイトの口コミ
などが定番ですよね。
もしすでに就職を希望している企業が決まっている場合は、長期休暇の間にインターンシップに行ってみたり、OBやOG訪問をして話を聞いてみるのがおすすめです。
自分から積極的に動くことで、熱意が伝わりますし、採用担当者に良い印象を与えられる可能性がありますよ。
就職活動中は、自分の採用試験の結果だけでなく、周囲の人の就活の進捗も気になりますよね。
友達が内定をもらったと聞くと、焦りを感じたり落ち込んでしまうこともあります。
■自分にとって大切なことを見つめよう
しかし、早く内定をもらったり、多くの企業から内定をもらうことが、必ずしも良い事ではありません。また、大手企業や有名企業であっても、自分がやりがいを持って働ける職場なら、採用先の知名度や規模はあまり関係ありませんよね。
他の人と比べて自信をなくしてしまうよりは、自分の人生に何が必要なのかを考え、目標のために進んでいきましょう。
他人の就活の結果を聞いて悩みすぎてしまったり落ち込んでしまう場合は、就活の話題は避けるのも一つの方法ですよ。
学校の卒業を控え、就職活動を始めていても、「将来やりたい仕事がない」「就職したい企業がない」とお悩みの就活女子は多いですよね。
■就活は将来のビジョンを考える機会
就活は、自分にとって何が大切なのかを見つめる機会でもあります。
・有名企業や大手企業で働きたい
・ファッションやメイクのような好きなことに関わる仕事がしたい
・年収の高い仕事に就きたい
・社会に貢献できるような仕事をしたい
・実家から通える企業に就職したい
・福利厚生がしっかりしているホワイト企業で働きたい
など、働き方や将来のビジョンは人によってさまざまです。就活は自分が将来どのように生きたいかを考える機会になりますので、焦らず自分の将来の理想を思い描いてみましょう。
自分だけでは分からない場合は、家族や先輩などに、就活の経緯や就活中に重要視したことなどを聞いてみるのも一つの方法ですね。
また、あまり興味のない企業の説明会に参加してみることで、新しい発見がある可能性もありますよ。
就職活動や進学など、人生に関する悩みは、たとえ仲の良い友達同士でも相談しにくい場合もありますよね。
履歴書の書き方やエントリーシートの書き方、面接対策など、誰にも相談できずに一人で悩んでいる方は少なくありません。
■一人で抱え込まない
就活の悩みは、家族や先輩に相談するという方法もありますが、より専門的なアドバイスをしてもらいたい方は、大学や専門学校のキャリアセンターや就職課などに相談してみるのがおすすめです。
近寄りがたいと思っている方もいると思いますが、学生に親身になってくれるのが学校のサービスです。
また、最近では、就職支援サイトや電話相談窓口も充実しており、無料で就活の悩みを相談できる就職支援サービスも増えてきていますよ。
今後の人生の大きな転機になる就活中は、志望動機の伝え方や自己PRの仕方など、いろいろな悩みがありますよね。就活中の悩みは、一人で抱え込まず、周囲の人に相談したり、就活支援サービスを利用して乗り切っていきたいですね。