韓国で人気の水光肌(すいこうはだ)を知っていますか?みずみずしいツヤ肌の水光肌が韓国女性の間で人気を集めています。水光肌の特徴やメイク方法、おすすめのファンデーションやスキンケアなどの化粧品についてご紹介します。
【目次】
水光肌(すいこうはだ)とは韓国で流行ったというメイク方法で、韓国では「ムルグァンピブ」と呼ばれているそうです。この水光肌というメイク方法は、内側からにじみ出ているような潤いたっぷりのツヤがあることが特徴です。
ツヤを出すというと、クリームハイライトを使って出すツヤ感をイメージする人が多いのではないでしょうか。そのみずみずしさが、メイク全体から溢れ出ていることを水光肌といいます。
パウダーハイライトでは作ることができないような水面のような輝きを持ち、若々しい印象を作れることが特徴。水光肌を作る場合、粉っぽさを感じるようなアイテムは基本的に使いません。どこから見てもみずみずしい雰囲気のある肌こそが水光肌なのです。
水光肌を作るうえで気になるのが、テカリとの違いです。水光肌などのツヤ感は下手するとテカリに見えてしまうことがあります。とはいえ、水光肌とテカリではみずみずしく感じる部分が異なります。水光肌の場合は、頬を中心に光を集めるイメージ。対して、テカリはTゾーンや鼻周りが光っているとイメージするとわかりやすいでしょう。
水光肌が流行り出した理由は、今では定番アイテムとなったクッションファンデーションが人気を集めたからです。リキッドファンデをスポンジ状のクッションに染み込ませてコンパクトにぎゅっと詰め込み、それをパフで肌に乗せていくクッションファンデーション。おかげでパウダーファンデーションでは得られないツヤ感や潤いを楽しめるようになりましたよね。そんなクッションファンデーション特有のみずみずしさから、水光肌という名前が付けられました。
最近ではクッションファンデーションだけでなく、水光肌を作るためのボリューマーというアイテムも販売されるようになりました。
実際に水光肌(すいこうはだ)を作るには、どうすればいいのでしょうか。水光肌を作るためのベースメイクをご紹介します。
クッションファンデーションで水光肌を作る場合は、みずみずしいテクスチャーのものを選ぶようにしましょう。ただし、ウォータリー系のファンデーションの多くは、カバー力がそれほどないものです。気になる箇所には、コンシーラーを使ってしっかりカバーするようにしましょう。
クッションファンデーションで水光肌を作る場合は、下地不要なものであれば、スキンケアの後にそのまま乗せてしまってOKです。その後、カバーしたい部分にコンシーラーを乗せていきましょう。
カバーする場所が多い場合は、クッションファンデーションの前にコンシーラーを仕込むと、ツヤ感を失うことなくカバーできます。
リキッドファンデーションで水光肌を作る場合は、ボリューマーと呼ばれるアイテムを使うのがおすすめ。ボリューマーとは、肌に光やツヤを与えるために作られた、リキッドファンデーションに混ぜて使うアイテムです。
化粧下地を塗った後に、リキッドファンデーションとボリューマーを混ぜます。ボリューマーの量は少量でOK。ファンデーションとボリューマーが3:1の割合くらいが目安です。混ざったら、リキッドファンデーションを肌に乗せていきます。このとき、頬の高い位置にツヤ感が集まるように多めに乗せてから、顔の外側へとぼかしていくと上手に水光肌が作れるでしょう。
ツヤがテカリに見えてしまいそうなTゾーンや鼻周りには、最後にしっかりフェイスパウダーを乗せてテカリを防止するのがおすすめです。
水光肌メイクをする時には、次のポイントに注意しましょう。
肌が乾燥していると、水光肌メイクをしてもみずみずしさを感じられません。反対に、皮脂が多いと、ツヤがテカリに見えてしまいます。水光肌を作る時には、丁寧にスキンケアをして肌の水分と油分のバランスを整えておきましょう。
ファンデーションを厚塗りすると、透明感や自然なツヤが失われて美しい水光肌を作れません。また、化粧崩れも目立ちやすくなります。ニキビ跡やシミ、毛穴などのトラブルが目立つ人は、コンシーラーで部分的にカバーし、ファンデーションの厚塗りを避けましょう。
マットすぎるリップやアイシャドウを使うと、ベースメイクとの統一感が失われて顔だけがテカって見えます。そのため、水光肌を作る時は、メイク全体に統一感を出すこともポイントです。適度なツヤや透明感のあるコスメを使い、顔全体をみずみずしい印象に仕上げましょう。
水光肌を作るためには、土台作りも重要です。ジュワッとにじみ出るようなみずみずしさを出すには、カサついた乾燥肌を放置していてはダメですよね。肌がふっくらと潤いがある状態でないと、美しい水光肌は作れません。ファンデーション選びも大切ですが、充分な水分量をキープできるようにスキンケアにも力を入れましょう。
土台づくりをするためのスキンケアアイテムをご紹介します。
水光肌を作るには、土台となる肌そのもののうるおいが必要不可欠。
ONE TOPは、オルチャンメイクのトレンド"水光肌"に必要なツヤと透明感を与えるスキンケア。毎日のケアで、うるおい溢れる美肌へ導いてくれます。
プラチナコラーゲンや真珠エキスなど、輝くうるおい肌を目指す4つのジュエリー成分と、引き締めてうるおい肌に導く5つのビタミンC誘導体を配合。
さらに、5種コラーゲン+3種ヒアルロン酸とプライズモイスト配合で、肌のハリとうるおいにアプローチします。
毛穴の目立つゆるみ肌をケアし、透明感のある印象を目指したい人におすすめですよ。
バブルローションの後に、同ラインのビューティージェルを一緒に使うと、さらにみずみずしさを実感できます。
2つのシンプルケアで、水光肌に欠かせないうるおいをプラスして。
ケースに入っているジェルとパウダーをヘラで混ぜ、よく混ざったら顔にヘラを使って広げていきます。洗い流すタイプかと思いきや、そのまま20分程度放置しておくと徐々に表面が乾いていき、ペラっと剥がせるようになるのです。
毛穴がキュッと引き締まり、みずみずしい肌を手に入れられます。肌がワントーン明るくなったことを感じられるでしょう。
シートマスクと比べて手間と時間はかかりますが、水光肌を作る土台づくりにぴったりのアイテムです。
韓国発のスキンケアブランドであるSERENDI(セレンディ)。洗顔料からマスク、アンプルまで幅広いアイテムが発売されており、そのアイテムのクオリティの高さからどんどん人気が高まっています。
水光肌に肌荒れは禁物。しっかりバリア機能を高めて健やかで潤いたっぷりな肌をキープする必要があります。SERENDIのラ・ブルーム バイタル リペア クリームは、リペア機能を持ちながら、みずみずしさを長時間持続させる水分保湿力も兼ね備えている優れものです。キメ細かく弾力のある、水光肌を作るのにぴったりの肌へと整えてくれるでしょう。
韓国のシートマスクとして有名なMediheal(メディヒール)。その中でもさまざまな種類のマスクが取り揃えられているのはご存知でしょうか。
DNA プロアチン マスクパックは、マスク部分に密着力の高い素材を使用しているプロアチンシリーズの中でも、ヒアルロン酸などの保湿成分が、疲れた肌を復活させるとともにツヤ感やなめらかさを与えてくれるマスクです。水光肌を作る土台をしっかり整えてくれること間違いなしのアイテムだといえます。
メディヒールと同じように、土台を作るシートマスクの中でもおすすめなのが、Abib(アビブ)のMILD ACIDIC pH SHEET MASK AQUA FIT。水分補給パックとも呼ばれ、みずみずしい肌を作ってくれるのがポイントです。Abibのシートマスクは、その独自の製法によって肌に吸い付くように吸着してピタッと密着するように作られているので、肌により潤いを与えてくれるのです。
水光肌(すいこうはだ)に欠かせない「内側からにじみ出ているような潤いたっぷりのツヤ」を出すためには、ベースを整えることが必須です。ベースアイテムにこだわって、ジュワッとにじみ出るような濡れツヤ感を作っていきましょう。
おすすめなのが、プライマー・ボリューマーを使用すること。ベースアイテムに混ぜて使ったり、ベースメイクの仕上げにプラスしたりすることで、水分とツヤたっぷりの水光肌を作れるのです。
ここからは具体的におすすめのプライマー・ボリューマーをご紹介します。
ETUDEHOUSEのニンフオーラボリューマートランスペアレントは、ファンデーションに混ぜることで簡単に水光肌を作れるアイテム。潤い成分で肌を守りながら卵のようなツヤを作ります。自由自在に光を操り立体的に仕上げます。
ETUDE(エチュード)のグロウオンベースは、3種のジュエル成分配合でお肌に贅沢な艶めきを与えてくれるアイテム。下地として顔全体に広げて使用するもよし、ベースメイクの最後にツヤを足したい部分にプラスしてもよし。艶やかな水光肌を作ってくれます。
CLIO(クリオ)プレステップ モイスト プライマーは、肌の水分バランスを整え、しっとりした肌をキープしてくれるアイテム。顔全体に仕込んで水分たっぷりのベースを作り、さらに鼻先や頬、顎などに追加して塗ることで、水光肌に仕上げられます。
続いては下地をご紹介します。
リルレナのヌードスキンフィットは、簡単にツヤヴェールのある肌を作り出す化粧下地です。ファンデーションの下に使用するだけで、ツヤをプラスすることができます。角度によって変化するパールで、くすみを飛ばして明るくします。
ヘレナ ルビンスタインのプロディジー CELグロウ ローズ UV ベースは、みずみずしく、軽やかさが魅力のベースメイクアイテム。うるおいのある艶やかな肌へ仕上げられます。
eSpoir(エスプア)のオイル カット プライマーは、オイルカットして肌を整え、その後の水光肌作りを支えてくれるアイテム。ミルクのようなしっとりしたテクスチャーで塗りやすく、肌馴染みが良いところが魅力です。
続いては、おすすめのファンデーションをご紹介します。
MISSHAのクッションファンデーションは、みずみずしい肌に仕上げるファンデーションです。微細な粒子のパウダー入りで毛穴や色ムラをカバーします。さらに光を乱反射させることで、輝きのある明るいツヤ肌を作ります。
水光肌を作ってくれるクッションファンデーションとしての人気が高く、発売当初はなかなか手に入らなかったHERA(ヘラ)のUVミスト クッション カバー。赤みをほどよくカバーしつつ、透明感たっぷりのみずみずしい肌に仕上げてくれるアイテムです。厚塗り感がないのにしっかり気になる部分は隠してくれるところが嬉しいポイント。憧れの水光肌を叶えてくれます。
みずみずしさかつ肌への優しさを考えるなら、ナチュラグラッセのウォータリーファンデーションがおすすめ。美容成分が79%を占める肌のことを考えられた美容液ファンデで、軽やかな付け心地が特徴です。サッと素肌全体に広げると、薄く均一に密着しながら美しいツヤ感を出してくれます。紫外線やブルーライトをカットしてくれるのに、石けんでオフできるところがポイント。肌への負担を抑えつつ、ジュワッとにじみ出る水光肌を実現できるでしょう。
水光肌は艶やかさが魅力。その反面、テカリのように感じてしまうこともあります。気になる場合は、ツヤがなくならない程度にパウダーでテカリを抑えるのがおすすめです。
全体にパウダーを塗ってしまうとせっかくの艶やかさがなくなってしまうので、テカリが気になる部分のみに塗るといいでしょう。
続いて、水光肌メイクのテカリを抑えるパウダーをご紹介します。
コスメデコルテのフェイスパウダーは、毛穴をふんわりとカバーしてくれるフェイスパウダー。きめ細かく上品な仕上がりが特徴です。ほどよいツヤ感を残してくれるので、艶やかさを極端に消さず、水光肌をキープしてくれます。
ナチュラグラッセ ルースパウダーは、紫外線をカットしながら、ふんわりやわらかな肌に仕上げてくれるフェイスパウダー。02はツヤのあるベージュカラーで、透明感ある仕上がりを叶えてくれます。
水光肌(すいこうはだ)に合わせるメイクについて詳しくご紹介します。
水光肌に合わせるアイメイクは、ナチュラルがおすすめ。アイシャドウはほとんど色味が出ないようなマットなものが似合います。パール感やラメ感が強すぎると、水光肌のツヤ感と喧嘩してしまう可能性があるので、控えめなマットなアイシャドウを使いましょう。
アイライナーとマスカラを強めにすると韓国風メイクに仕上がります。アイライナーはリキッドを使ってしっかり引くことで、目元がぱっちりした印象に仕上がります。マスカラを塗るときは、まずはしっかりとまつ毛をビューラーで上げましょう。1本1本ダマにならないように塗ることで、目を大きく見せられます。
水光肌に合うチークは、ほぼカラーレスです。存在感のあまりない色味を選んだ方がいいでしょう。ほんの少しだけ血色感を与えられるような、肌なじみのいい白みピンク系がおすすめです。パウダーチークはせっかく土台から整えたツヤ感を消してしまうので、使う場合はクリームタイプを選びましょう。チークも内側から発色しているように見せるために、頬に丸く乗せていくとかわいく仕上がります。
リップは比較的マットなものを合わせるのがポイント。顔にツヤが多すぎると、パーツ同士で喧嘩してしまう可能性があります。そのため、ポイントメイクは基本的にマットな質感を意識して選びましょう。色味は肌なじみのいいピンク系がおすすめです。
潤いをたっぷりと含んだクリームチーク。肌に乗せた瞬間、溶け込むようにフィットします。内側から血色がにじんでいるように見えるナチュラルな発色もおすすめのポイントです。水光肌を邪魔せず、統一感のあるメイクに仕上げます。
カラーバリエーションが多いため、肌に合う色を見つけやすいところも多くの人に支持されている理由です。
濡れたように透明感のある仕上がりで、水光肌と相性の良いクリームチーク。ジュワっと上気したような肌を演出します。ラスティングキープ成分を配合しているため、ヨレたり、崩れたりしないのもおすすめのポイント。
潤いを抱え込むエモリエントオイルが含まれているので、乾燥しやすい人でも長時間みずみずしい肌をキープできます。
水光肌に合わせやすいナチュラルな発色のチーク。しっとりとしたテクスチャーのクリームタイプですが、肌に乗せるとパウダー状に変化するため、ファンデーションがヨレず、長時間美しい水光肌をキープできます。
また、ムラになりにくいところも人気の理由です。
ファンデーションで仕上げた水光肌にイキイキとした血色をプラスするチーク。肌馴染みが良いため、チークだけが浮いてしまう心配がありません。ふんわり色づき、ナチュラルに透明感を高められるでしょう。
肌に溶け込むようにフィットするクリームタイプのチーク。透明度の高いパウダーが使われているため、クリアな発色です。また、オイルの働きでツヤを演出できるのも魅力です。水光肌と合い、統一感のある自然なメイクを叶えます。
皮脂に強いため、美しい水光肌メイクを長時間キープできます。
ハイライトとしても使える化粧下地。BBクリームなどのアイテムと混ぜて使うと、簡単に内側から輝く水光肌を作れます。アルガンオイルとアボカドオイルが配合されているため、ツヤを与えながら肌の潤いをキープできるところもおすすめのポイントです。
美しい微細パールをたっぷりと配合したゴージャスなハイライト。透明感とツヤ感を与え、水光肌の仕上がりをワンランクアップさせます。しっとりとしたテクスチャーなので、粉飛びやヨレの心配が少ないのも特徴。
豊富なカラーバリエーションから、肌に馴染む色を見つけられます。
触れた瞬間、肌の温度でとろけてフィットするハイライト。肌と親和性の高いオイルと透明度の高いパールの働きで、スキンケアの直後のようなナチュラルなツヤを演出します。
さまざまなタイプのファンデーションと合わせやすいのも魅力。ヨレずにファンデーションを密着させながら、輝きをプラスし、メリハリのある水光肌を作ります。
肌に自然なツヤと血色感をプラスするハイライトとチークベースのセット。クリーミーなテクスチャーですが、肌に乗せるとサラサラのパウダーに変化し、キメの整った肌を演出します。
水光肌メイクの仕上げにプラスするだけで、ハリのある洗練された美肌を作れるでしょう。
水光肌メイクの上からさっと塗るだけで透明感やツヤ感をプラスできるスティック状のハイライト。ほんのりとピンクがかったカラーなので、日本人の肌に馴染みやすいです。
ローヤルゼリーエキスなどの保湿成分が含まれているため、メイク中の乾燥に悩んでいる人にも向いています。
水光肌(すいこうはだ)についてご紹介しました。水光肌は韓国で人気のメイク方法であり、ツヤ肌ブームな日本にもぴったりなメイクテクニックです。ベースでしっかりとツヤを出した分だけ、ポイントメイクはマットにすることで全体のバランスが取れるはずです。ぜひ水光肌メイクに挑戦してみてくださいね。