エネルギー源になるフルーツとして人気の高いバナナには、さまざまな効果があると言われています。これを知ったらもっとバナナが食べたくなること間違いなし!期待できる効果や効果的な食べ方、注意点をご紹介します。
【目次】
一年中安い価格で購入することができ、最近ではコンビニなどでも手軽に購入することができるようになったフルーツがバナナです。
とても甘いのでいろいろなデザートと組み合わせることもできますし、一時「バナナダイエット」というものも流行りましたよね。
しかしバナナは、ただコストパフォーマンスが良くて、甘いだけではありません!
多くの人が好んで食べる理由には、バナナによるさまざまな効果が関係しています。
■バナナに含まれる主な栄養素
・タンパク質
・脂質
・炭水化物
・食物繊維
・カリウムなどのミネラル
・βカロテン
・ビタミンC
・ビタミンB群
・葉酸
・トリプトファン
これだけ栄養満点なのに、実は1本(約100g)あたりのカロリーは86kcal。
ご飯や食パンよりもかなりヘルシーであることが分かります。
バナナを食べることで期待できる代表的な効果をもっと詳しく見ていきましょう。
バナナによる効果として有名なのが、腸内環境を整えてくれることです。
腸内環境を整えるためには、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維という2種類の食物繊維をバランスよく摂る必要があります。
バナナにはこの2つの食物繊維が含まれているので、バランスよく摂取することができ、便秘を改善してくれるのです。
便秘が改善されて腸内環境が整えば、老廃物を溜め込まない身体作りにすることができるので、痩せやすい体質や肌荒れなどを招かない健康的な肌作りをすることが期待できます。
バナナに含まれる不溶性食物繊維には、咀嚼回数を増やして、満腹感を与える効果があるとされています。
しっかり噛んで食べることによって満腹感を感じられるので、そのあとの食事の食べ過ぎを予防することが期待できますよ。
バナナは腹持ちがいいフルーツとしても有名ですから、ダイエット中の人にとっては心強い食べ物だと言えそうです。
バナナには、人体の水分を除いた重量の2分の1以上を占めるとされる成分であるタンパク質も含まれています。
このタンパク質は、皮膚や髪、筋肉を作るために必要不可欠な栄養素であり、一日活動する上で必要なエネルギー源にもなってくれるんです。
すぐに吸収されてエネルギー源になってくれるので、運動前の軽食などでもバナナは大人気!
アスリートは朝ランニングの前にバナナを一本食べて、栄養やエネルギーをチャージしているようですよ。
炭水化物や脂質も体内でエネルギー源や細胞構成成分等として重要な栄養素ですから、バナナを食べれば活動的な一日をスタートさせる効果が期待できそうです。
バナナは運動前のエネルギーチャージとして人気のフルーツですが、実は運動後に食べることである効果が期待できるのです。
それが疲労回復効果!
なんとバナナを運動後に食べると、身体の炎症を軽くする効果が研究によって分かっているそうです。
また、バナナに含まれる葉酸には、貧血を予防したり、消化器系の機能を促したり、胎児の神経細胞の発達に重要な役割を果たしたりする働きもあるので、貧血気味の女性や妊娠中、授乳中の女性にもおすすめしたいフルーツですよ。
バナナには、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」を生み出す元になるトリプトファンや、イライラした気持ちを解消してくれるビタミンCも含まれています。
つまり、バナナを食べることによって、ストレスが緩和され、心が穏やかになる効果を実感できるということ。
ダイエット時のイライラ感を何とかしたいときはもちろん、仕事の合間のリフレッシュにもプラスの働きをしてくれるのではないでしょうか。
バナナに含まれるカリウムには、体内の余分な塩分や水分を排出して、むくみを予防、改善する効果があります。
さらに、ナトリウムを排泄し血圧を正常に保ったり、心臓、筋肉の機能を調節したりする働きもあるんですよ!
同じ姿勢で仕事をするデスクワークや立ち仕事の女性は、特にむくみやすいと言われているので、美脚を保つためにも積極的に食べたいですね。
バナナには、さまざまな美容効果もあります。
バナナを継続的に摂取すると、肌の水分、油分、弾力が改善されることが分かっているそうなので、ハリのある若々しい美肌へ改善する効果が期待できるんです。
さらにバナナには、「美容ビタミン」と呼ばれるビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンB6というビタミンB群も豊富!
ビタミンCには、皮膚の健康を維持する働きや抗酸化作用がありますし、体内でビタミンAに変換されて作用するβカロテンには、抗酸化作用があることでも知られています。
このことから、肌荒れなどを防ぎながら、シワやシミなどの肌老化を遅らせる効果も期待できますよ。
バナナはそのまま食べても美味しいですが、効果的な食べ方をするなら、ヨーグルトやシリアルと一緒に食べるか、スムージーにするか、オーブンで軽く温めて食べることがおすすめです。
キリンの模様のような茶色い斑点ができたバナナには、甘さも栄養価も最高になっていると言われているので、バナナの選び方にも注目してみてくださいね。
ただし、バナナばかり食べれば栄養バランスは崩れてしまいますし、飽きて暴飲暴食に繋がってしまう可能性もあります。
バナナだけを食べる単品ダイエットは控え、バランスのいい食生活を基本にしましょう。
バナナを食べることで期待できる効果をご紹介しました。さまざまな効果が期待できるので、早速食べたくなった方も多いのではないでしょうか。とは言っても、バナナダイエットでバナナばかり食べるのは、栄養バランスが乱れる原因になってしまうので、他の食事もしっかり摂りながら食べるようにしてみてくださいね。