おしゃれなヘアスタイルを楽しむために欠かせないコテですが、いつも何度に設定していますか?温度が高ければいいという訳ではないので、毎日使うならしっかりチェックしておきたいところです。今回はコテの最適な温度をご紹介します。
【目次】
巻き髪にしたり、トレンドのウェーブヘアや外ハネヘアを作ったりするときに活躍してくれるコテは、おしゃれ女子にとって必須アイテムですよね。
毎日コテを使ってヘアセットをしている女性も多いのではないでしょうか。
しかしこのコテ、正しい温度設定で使用することはできていますか?
高温にしていた方が、しっかり癖をつけることができますが、それだと髪への負担が大きくなってしまいます。
かといって低温だと上手にセットすることができないこともありますよね。
間違った温度でコテを使っていると、スタイリングの持ちが悪くなったり、髪が傷んだりしてしまうので毎日使う女性は特に注意したいところです。
では、コテを使うときの温度は一体何度が最適なのでしょうか。
コテにはシンプルな機能だけのものや、温度調節機能付きのもの、ストレート専用、巻き髪専用など、さまざまな種類があります。
ここ最近は温度調節ができるコテが増えたかと思いますが、その温度を見てみると最高温度が200~220℃と少し高めですよね。
しっかりセットするために、一番高い温度に設定して使用してしまう女性もいるかと思いますが、これは少し高すぎるかも!
熱によって髪に癖をつけることができるのですが、その熱は髪のうるおいを守るキューティクルを傷つける原因になります。
キューティクルが開いてしまうと、うるおいも水分と同じように蒸発してしまうので、パサついた髪やダメージが気になる髪質になってしまうそうです。
また、熱によるダメージによって、色が抜ける場合もあるので、カラーリング後の使用は注意が必要かもしれません。
ではコテの温度は何度に設定するのがいいのでしょうか。
■髪が傷みにくいコテの温度
初心者:140~150℃
上級者:160~180℃
タンパク質の熱変性によって、髪内部のタンパク質が集まった状態で固まってしまうと、あちこちに埋まらない空洞が出来てしまい、髪が濡れてキューティクルが開くたびに流出してパサつきやすくなると言われています。
このタンパク質の熱変性は、髪が乾いている状態だと約130℃ぐらいから始まっていくそうなので、熱変性の心配がない130℃以下でヘアセットをした方が髪に優しいです。
ただ、コテを髪に当てたとき、冷えた髪に熱を奪われることから約50℃ほど温度が下がるそうなので、180℃に設定したとしても130℃まで下がるということ!
同じ毛束に何度も熱を加えるのは傷む原因になりますが、ささっとスタイリングができるのであれば180℃でもいいでしょう。
基本的なコテの温度は、初心者か上級者に分けてご紹介させていただきましたが、仕上げたいスタイリング別にコテの温度を選ぶという方法もありますよ。
■スタイリング別で見るコテの温度の選び方
・ワンカールヘア:毛先だけを挟み、コテを1回転するだけで完成できるワンカールは、140℃くらいの低い温度でOK!
・前髪イメチェン:前髪をセットしたいときも、140℃くらいの温度で大丈夫です。
・ストレートヘア:癖がない髪はカールが付きやすいので、150~160℃がおすすめです。
・リバース巻き・フォワード巻き:スタンダードな巻き方であるリバース巻きは、160~180℃にすることでしっかりカールさせることができます。内巻きであるフォワード巻きは160℃くらいがおすすめですよ。
・ミックス巻き:内巻きと外巻きをミックスする場合は、それぞれの温度設定を変えながら巻くことで立体感のある仕上がりになります。
仕上がり別ではなく、自分の髪質別にコテの温度を選ぶのも一つの方法です。
髪の毛の太さが一般的な女性であれば、コテは適温といわれている160~180℃がおすすめです。
髪の毛にできるだけダメージを与えたくないときは、140℃前後にしてみてください。
■髪の毛が細く、髪質が柔らかい女性
高温設定にすると髪の毛が傷みやすくなってしまうので、160℃前後が◎。
柔毛であれば140℃くらいでもしっかりカールをつけることができますよ。
■髪の毛が太く、髪質が硬い女性
170~180℃くらいにすると、カールをキレイに作ることができます。
高温すぎると逆にカール感が強くなってしまうので、様子を見ながら調節してみてくださいね。
髪へのダメージを最小限にするなら、コテの温度だけでなく使うタイミングや時間などにも気を付けてみてください。
コテを使う前に癖を直すために髪を濡らすことがあるでしょうが、髪が濡れたままコテを使用するのは禁物!
洗い流さないトリートメントやヘアオイルをなじませて、髪を保護した後にドライヤーでちゃんと乾かすようにしましょう。
そのあとでコテを使えば、ダメージを少なくすることができます。
また、コテで髪を挟んでいる時間も長すぎないようにしましょう。
低温であれば5~10秒ほどキープしても大丈夫ですが、高温の場合は3秒以内のキープでパパッと巻くようにしてみてくださいね。
コテの最適な温度をご紹介しました。スタイリング別や髪質別で選べば、髪の毛へのダメージを少なくしつつ、理想的な仕上がりを目指すことができます。温度調節ができるコテはとても便利なので、まずは低温から様子を見ながら自分に合った温度を見つけてみてください。