卒業式や結婚式など、特別なイベント時に着ることが多い和服。普段から着るものではないからこそ、髪型にもこだわりたいですよね。そこで今回は、和服を美しく引き立てる髪型をご紹介します。
【目次】
特別な日に着る機会が多い和装スタイルには、髪型にもこだわって和装を美しく引き立てたいですよね。
和服と言えば、やはりアップスタイルが定番ですが、最近ではダウンスタイルを楽しむ女性も増えており、自分で簡単にできるようなアレンジを合わせている女性も多くいます。髪飾りなども上手に取り入れていけば、“和服美人”も目指すことができますよ。
和服ではすっきりまとめることを意識して、いつもより少し華やかな髪型を目指していきましょう。
ショートからロングまで、髪の長さ問わずできるのが、前髪にボリュームを持たせながらサイドに流したアップスタイルです。
おでこを出すことで、パッと明るい印象になると同時に清潔感も出ます。大人の女性にとってもよく似合うエレガントがシルエットになるので、しっとり華やかに決めたい女性におすすめ。
ショートヘアであれば後頭部にボリュームを持たせ、ミディアム~ロングヘアであればまとめ髪で後ろ姿はすっきり決めてみてください。
ボブヘアであれば、さり気ないアップスタイルができます。低めの位置で一つのまとめ、毛先を隠すように内側に丸めて留めてみましょう。
ナチュラルなアップスタイルに決まり、和服を引き立たせてくれるので、華やかさよりも控えめに決めたいときにおすすめです。
うなじも見せることができるので、大人の色っぽさも引き立ちますよ。
ボブでもできる髪型として定番のハーフアップも、和服に合わせやすい髪型です。
ただ上下に分けて上部分を結ぶよりも、サイドからねじってまとめたほうが特別感がアップします。長さに余裕があるようであれば、下の髪は強めのカールをかけて和モダンに決めることがおすすめです。
和服に合うかんざしなどで髪を飾りながら、上品に仕上げてみてくださいね。
和服にダウンスタイルを合わせたいのであれば、編み下ろしがぴったりです。左右どちらかに髪を集め、三つ編みや四つ編み、ロープ編みなどの編み込みを毛先まで繰り返してみましょう。
最後に少しだけ編み目などをほぐしてあげると、和服×編み下ろしへの地味な印象が消え、今っぽく決めることができます。
顔周りの後れ毛も少しだけ出しておくことがおすすめです。
落ち着いた髪型が苦手なのであれば、アップスタイルでもカールをかけてあげると違った印象になります。
前髪やサイドはストレートですっきりまとめ、アップにするところだけカールをつけることがポイントです。
品の良さも華やかさもあり、その中に可愛らしさも残るので、若い女性もトライしやすいですよ。
今っぽさを感じさせる髪型で和服に合わせたいのであれば、編み込みアップがおすすめです。
トップの位置から表編み込みをしていき、すくえる髪がなくなったところで三つ編みに切り替えて毛先まで編み込みます。あとは毛先を内側に隠すようにアップにすればいいので、比較的簡単にセットすることができますよ。
サイドがさみしいときは、和服に合わせたお花で華やかさを添えましょう。
後頭部ですっきりまとめるだけでなく、サイドに寄せてまとめたアップスタイルも素敵です。
ウェーブをかけた髪をベースに、流れるようにサイドに集めてアップにすればいいので、自分でやる女性も多くいます。
正面から見たときのアシンメトリー感もおしゃれで、さり気なく今っぽさをプラスしたような髪型です。
上品なヘアアレンジの一つとして定番のシニヨンは、ちょっとしたポイントを押さえることで和服に合う髪型を作ることができます。
和服に合わせるときのポイントは、重心を下にして、サイドや縦に幅のあるシニヨンを作ることです。
低めの位置に作ることでうなじは隠れてしまうのですが、なぜか色っぽく見えてしまうのが不思議。おしとやかな印象も強くなり、和服が似合う素敵な女性にしてくれそうですね。
日本髪とは日本固有の髪型であり、和服に合う髪型として古くから取り入れられています。
前髪、トップ、両サイドにボリュームを持たせているので、今まではかつらをかぶることが定番でした。
しかし最近の「新日本髪」と呼ばれているもの、自分の髪で日本髪に近づけているので、生え際などを自然に見せることができます。
和服だけでなく、髪型も日本の伝統に触れたい女性におすすめです。
日本の伝統である和服に似合う髪型をご紹介しました。昔ながらの髪型もあれば、今っぽさを盛り込んだ髪型もあるので気になる髪型を見つけられた女性もいるのではないでしょうか。ぜひお気に入りの髪型を見つけて、“和服美人”になってくださいね。