MAR.05.2019

来客時のお茶出しのマナーは?お茶の出し方の手順やタイミングとは

来客時のお茶出しのマナーは?お茶の出し方の手順やタイミングとは 来客時のお茶出しのマナーは?お茶の出し方の手順やタイミングとは

来客時のお茶出しは、相手に失礼のないようにしたいものですが、基本のマナーをおさえておくことで、落ち着いてお茶をお出しすることができます。そこで今回は、お茶の出し方やお茶菓子の位置、タイミングなどをご紹介します。

来客時のお茶出しのマナー【1】美味しいお茶を出す

お茶出し

来客時のお茶出しの仕方は、ビジネスマナーの基本でもあります。

新社会人の方にとっては、お茶出しは緊張するものですが、基本のマナーを覚えておくことで、落ち着いてお茶を出すことができます。

また、来客時のお茶出しの仕方は、ビジネスシーンだけでなく、自宅にお客さまが来た場合や、彼氏や夫の実家に行った際にも活用できます。ぜひ正しいお茶の出し方をおさえておきたいですね。


■美味しいお茶の淹れ方

来客時にお茶出しをする場合は、お茶を出す順番や、お茶やお茶菓子の出し方の手順、言葉遣いなどのマナーも大切ですが、美味しいお茶をお出しすることが大切です。

お茶は、茶葉に熱湯を入れ、後は器にお茶を注ぐだけですが、少し淹れ方に手間を加えたり、コツを意識するだけで、同じ茶葉でもぐっと美味しく淹れることができます。お客様からは見えませんが、ぜひ、お茶の淹れ方にも気を配りたいですね。

①まずは、お湯を沸かして、人数分の湯のみと茶托を準備します。
②お湯が湧いたら、急須と湯のみにお湯を入れて温めたら、一度お湯を捨てます。
③次に、急須に茶葉を入れてお湯を注ぎます。
 お湯の温度は、お茶の種類によって適温があります。煎茶の場合は、80度前後のお湯を注ぐのが美味しいお茶を入れるコツです。煎茶よりも高級な玉露の場合は、60度程度にします。
④急須にお湯を入れて1分ほど待って茶葉を蒸らします。この時に、湯のみを並べて、お茶を注ぐ準備をしておきましょう。
⑤1分後、湯のみにお茶を注いでいきます。この際に、各湯のみのお茶の濃さが一定になるよう、各湯のみに少しずつ注いでいきます。各湯のみに合計3回程度注いで、湯のみの7割程度になるように注げるのがベストですね。
⑥最後に湯のみの外側を拭いてから、お盆にのせます。茶托は重ねたままお盆にのせましょう。きれいな布巾も持って行きます。最初から茶托の上に湯飲みを乗せて運ぶとこぼれてしまいますので、お茶出しする際に茶托にのせるのがマナーです。

来客時のお茶出しのマナー【2】お茶出しの手順

お茶とお茶菓子

来客時にお茶をお出しする場合は、左手でお盆を持ち、自分の息がかからないようにします。右手で3回ノックをして入室し「失礼いたします」と一礼をしましょう。この時、髪の毛がお茶に入ってしまわないように注意しましょう。

お盆をサイドテーブルに置きます。サイドテーブルがない場合は、下座のテーブルの端に置きます。和室の場合は、お客様の脇の畳の上に置きましょう。

まずはお客様にお茶を出してから、社内の人間にお茶を出すのがマナーです。お客様にお茶出しする場合は、上座に座っている方からお出しします。


■お茶の出し方の流れ

まずは湯のみの底を布巾で拭いてから、茶托の上にのせます。湯のみが濡れていると、茶托にくっついてしまいますので、濡れた湯のみを茶托にのせて出さないようにしましょう。

お客様の右後に立ち、両手で「失礼いたします」「どうぞ」と言いながらお茶を出しましょう。会議や商談が始まっている場合は、目礼のみでOKです。やむを得ずお客様の左側からお茶を出す場合は「左から失礼いたします」と声をかけましょう。お客様の後ろが狭い場合は「前から失礼いたします」と言いながら、前からお出しします。

お茶は、お客様の右前辺りに出すと良いですね。ただし、スペースがない場合は「失礼いたします」と声をかけて、お茶を置くスペースをさりげなく作ります。

この時、湯のみの一部分に絵柄がある場合は、お客様が絵柄がよく見えるよう、絵柄が正面に来るような向きで出します。

和室でテーブルがない場合は、湯のみを茶托にのせて、畳の上にお茶をお出ししても失礼にはなりません。

お茶出しが終わったら、お盆を左の脇に抱えて持ち「失礼いたします」と一礼してから退出します。部屋に来客のみの場合は、「お待たせして申し訳ありません」「もうすぐ参りますので」と一声かけると良いですね。


■おしぼりやお茶菓子は

おしぼりやお茶菓子がある場合は、

①お客様の右側におしぼりを置く
②お客様の左側にお茶菓子を出す
③おしぼりとお茶菓子の間にお茶を出す

のような順番で出しましょう。


■コーヒーや紅茶を出す場合

コーヒーや紅茶を出す場合は、ソーサーの上にカップをのせて出します。

カップの取っ手を右側にして、お茶の場合と同じようにお客様に出します。

スプーンや砂糖、ミルクなどは、ソーサーの手前に置きます。最近では、砂糖やミルクは別の小皿に入れて出し、「どうぞお使いください」と声がけするというスタイルも一般的になってきました。


■冷たい飲み物を出す場合

冷たい麦茶やアイスコーヒー、アイスティーなどを出す場合は、先にコースターをお客様の前に置き、飲み物を出した後にグラスの手前にストローを添えます。

来客時のお茶出しのマナー【3】二杯目以降のお茶出しをする場合

会議中のお茶出しのタイミング

来客時にお茶出しをする場合、二杯目以降のお茶出しのタイミングに迷うことがありますよね。

一般的には、最初の飲み物を出してから1時間程度で二杯目のお茶出しを行います。2時間以上経過してしまうと、マナー違反になりますので注意しましょう。

ただし、あまり頻繁にお茶出しをすると、会話の邪魔になることもあります。

一杯目にお茶を出したら、二杯目はコーヒーを出すというように、違う飲み物を出すと、丁寧な印象になります。ただし、「コーヒーをお持ちしてよろしいでしょうか」と相手に了承を得ておくのがおすすめです。

二杯目をお出しする際には、一杯目に使用した器は下げます。お茶出しの手順は、一杯目と同じです。

来客時のお茶出しのマナー【4】お茶出しする際の注意点

コーヒーとケーキ

■数が足りない場合

来客時にお茶出しをする際に、数が足りないという事態に遭った場合は、上座の方からお茶出しをしていき、「申し訳ございません。改めてもう一つお持ちいたします」と一言声をかけてから、再度お持ちすれば失礼にはなりません。


■ペットボトルのお茶はOK?

近年はお茶出し禁止の企業や、お茶をペットボトルで出す企業も増えてきました。

ペットボトルでお茶出しをする場合は、紙コップをつけるのがおすすめです。ペットボトルのキャップの上に紙コップを被せて渡すとコンパクトで、ゴミも入りにくいですね。


■いただいたお茶菓子を出す場合は

お客様からいただいたお茶菓子を出す際にもマナーがあります。

温かいものや冷たいもの、ケーキのような生菓子の場合は、時間が経つと味が落ちますので、「お持たせですが、いただいてもよろしいでしょうか」と声がけをしてからお茶菓子としてお出ししましょう。

ただし、遠方からのお客様の日持ちするお土産の場合は、その場ではお茶菓子として出さない方が良いですね。

来客時のお茶出しは、慣れるまでは緊張してしまうものです。ビジネスシーンだけでなく、プライベートでもお茶出しをする機会は多くありますので、ぜひ基本のマナーはマスターしておきたいですね。