ドレスシャツやご主人のワイシャツは、クリーニングに出すという方が多いかもしれません。そういった方が気になっているのは、自宅で洗うとしわになったりするからですよね。そこで今回は、ワイシャツを美しい仕上がりで洗濯する方法をご紹介します。
【目次】
ワイシャツはいつもクリーニングに出している方も、ぜひ自宅で洗濯することをおすすめします。クリーニングは確かに美しく仕上がりますが、実はシャツの生地へのダメージも大きく、劣化を早めてしまう原因にも。自宅で洗えないものは専門のクリーニングにお任せして、自宅で洗濯できるワイシャツこそ自宅で洗濯しましょう。
とはいっても、タオルと同じような感覚で洗濯してしまうと、しわになって美しいとは言い難い仕上がりに。しわのない美しい仕上がりで洗濯するには、いくつかの注意点やコツがあります。今回ご紹介する洗濯方法をまずはチェックしてみてください。
ワイシャツの洗濯で気になるのが洗う頻度。頻度は人によってそれぞれです。ただ、シャツを美しく着こなすには、しわのない清潔な状態で着ること。一度着たらその都度洗濯することをおすすめします。劣化を防ぐためにも何枚かをローテーションさせることも、ワイシャツを長持ちさせるコツです。
ワイシャツを自宅で洗濯する前に、必ず洗濯表示を確認しましょう。ワイシャツのほとんどが、洗濯機で普通に洗っていいものばかりですが、中には「手洗いマーク」のものがあります。その場合は、洗濯機で洗う場合も少し洗い方を変えなくてはいけません。確認せずに普通に洗って、シャツの生地が劣化したといったことがないように気をつけましょう。
【洗濯表示の意味】
■洗濯機で洗えるマーク
たらいの中に水が張ってあるマーク。水の中の数字は、水温の上限の温度を示しています。その温度を守って洗いましょう。
■手洗いのマーク
たらいの中の水に手が入ったマーク。洗濯機で洗う時には必ず「手洗いコース」などの弱水流で洗います。洗剤はおしゃれ着用洗剤などの中性洗剤で洗いましょう。
■自宅で水洗い不可のマーク
水の入ったたらいの上から×がしてあるマーク。自宅で水洗いはできないという意味なので、クリーニングに出しましょう。
では、ワイシャツを洗濯機で洗っていきましょう。ご紹介の中で、洗濯する時の注意点やしわを抑えるコツが度々出てきます。ご自分で洗濯する際には、必ずそのコツを押さえるようにしてください。
【ワイシャツの洗濯方法】
■用意するもの
・弱アルカリ性洗剤(通常の洗剤)
・おしゃれ着用洗剤(「手洗いマーク」の時には中性洗剤で洗いましょう)
・洗濯ネット
■洗濯する手順
①ワイシャツをしわを抑えて洗濯するコツの一つが洗濯ネットを使うこと。シャツ1枚につきネット1枚が理想的です。
②ネットに入れる時のシャツのたたみ方をご説明します。シャツはボタンを全てとめて裏返します。シャツを購入する時にお店でたたんである時の様にたたんでください。
ワイシャツのしわを抑える最も大事なコツが出てきます。しっかりチェックしてください。
■洗濯する手順の続き
③ワイシャツの襟元の汚れが気になる場合など汚れがひどい場合は、洗濯機を回す前にしばらくつけ置きしておいたり、気になる箇所に洗剤をつけてつまみ洗いするのも有効です。
④洗濯機の水温は40℃くらいに設定すると、汚れが落ちやすくなります。黄ばみや黒ずみが気になる場合も、40℃くらいの水温で洗ってみてください。ただし、「手洗いマーク」のシャツは30℃以下の水で洗いましょう。
⑤洗濯機の設定は通常のコースで大丈夫です。ただし、「手洗いマーク」のものは「手洗いコース」などの弱水流がマストです。
⑥ワイシャツのしわを抑えるコツが脱水時間。15秒から30秒以内で設定してください。
⑦しわを抑えるには柔軟剤を使うのも有効です。しわを抑える効果のある柔軟剤は、より効果を高めることができます。
シャツを美しく洗い上げるには干し方も重要なので、ここでご紹介する干し方もしっかりチェックしてください。
■ワイシャツの干し方
①ワイシャツを脱水したら、すぐに洗濯ネットからワイシャツを取り出します。時間を置いてしまうと、しわの原因になるので気をつけてください。
②たたんであるシャツはそのままで、たたいてしわを伸ばします。たたくことで細かいしわは取れるので、この工程は必ず行いましょう。
③シャツを干す時には、シャツの肩の幅に合った太めのハンガーにかけるのが理想的です。ハンガーにかけたら、手でしわを伸ばしていきます。風通しのいい場所で陰干しして乾かしましょう。
いかがでしたか?今回はワイシャツを自宅で洗濯する方法をご紹介しました。しわを抑えたり美しく仕上げるには、いくつか注意点やコツがあります。今回ご紹介した洗濯方法を参考にしていただいて、ぜひ自宅でワイシャツを洗ってみてください。