コットンパックといえば、化粧水を使って手軽にできるスキンケアとして人気を集めています。コットンパックを行うことで、どんなメリットがあるのでしょうか?コットンパックの効果ややり方のコツ、注意点についてご紹介します。
コットンパックとは、化粧水をコットンに浸した状態で肌に貼るパックのことをいいます。コットンパックをすることで、肌にはどんな効果が得られるのでしょうか?
■潤いを与える
コットンパックをすることで、肌に潤いを与えます。化粧水をコットンに浸すことで、手で付けるよりも角質層にしっかり浸透します。肌の乾燥が気になっているという人や、敏感肌でフェイスパックがなかなか使えないという人におすすめの方法です。
■キメを整える
コットンパックをすることで、肌のキメを整えることができます。肌に保湿成分をしっかり浸透させることによって、肌がふっくらとなりキメが整った肌へと導くことができます。
■肌を柔らかくする
コットンパックを行うことで、肌を柔らかくすることができます。長時間肌にコットンを乗せておくことで、しっかり肌に浸透し角質をほぐしてくれる効果が期待できます。柔らかくなった肌は美容液やクリームなどの浸透が良くなります。
コットンパックを行う時には、どんな化粧水を使ったらいいのでしょうか?コットンパックをする上で必要になるアイテムについてご紹介します。
■化粧水
コットンパックに化粧水は必需品となります。毎日使っているお気に入りの化粧水があれば、それを使ってもOKです。コットンパックに使う化粧水は、なるべくアルコールが入っていないものを選ぶようにしましょう。アルコールが入っている化粧水は蒸発しやすいので、コットンパックに使うと乾きやすくなってしまいます。
美白に特化したケアを行いたい場合は美白タイプを、しっかり肌に潤いを与えたいときは保湿タイプを選ぶようにしましょう。
■コットン
コットンパックに必要なコットンは、裂きやすいタイプのものを選ぶ必要があります。コットンが毛羽立たないように両端が縫い付けられているコットンは、コットンパックには向いていません。
コットンは、できるだけサイズが大きいものを選んだ方が顔全体を覆うことができます。大判タイプのコットンを使うようにしましょう。
■ラップやシリコンマスク
これは必須アイテムではありませんが、コットンパックの水分の蒸発を防ぐために、ラップやシリコンマスクを使う方法がおすすめです。コットンはシートマスクに比べると水分が蒸発しやすいです。それを防ぐためには、コットンの上からラップやシリコンマスクを使って、乾燥から守りましょう。
実際のコットンパックのやり方についてご紹介します。
■コットンを濡らす
コットンパックを行う前に、まずはコットンを水でぬらすようにしましょう。この一手間を挟むことによって、化粧水の浸透が良くなります。乾いた状態で化粧水を乗せるのではなく、コットンを水で濡らして、手のひら同士で余分な水分を切ってから行うようにしましょう。
■化粧水を乗せる
湿った状態のコットンに、化粧水を乗せていきます。コットンに乗せる化粧水の量は、コットンが化粧水でいっぱいになるくらいの量です。ひたひたになるくらいの量をしっかり乗せていきましょう。コットンパックをする時は、化粧水の量はケチらずに、たっぷり使うようにしましょう。
■コットンを裂いて乗せる
コットンにたっぷり化粧水をなじませたら、コットンを5枚になるように裂いていきましょう。コットンを裂いたら、肌に乗せていきます。両頬とおでこ、あご、鼻の5ヶ所にコットンを乗せていきましょう。
目の周りやほうれい線、フェイスラインなど、気になる部分があればもう1つコットンパックを作って乗せていきましょう。
■3分程度時間を置く
コットンパックを肌に乗せたら、3分程度時間を置いていきます。これより多く乗せたい場合は、ラップやシリコンマスクを使うようにしましょう。コットンパックは乾くのが早いので、なるべく短時間で済ませるようにしましょう。
しっかり時間を置いたら、優しく剥がし、次のスキンケアへ移りましょう。
では、コットンパックを行うにはどのようなコットンが適しているのでしょうか。
おすすめを5つピックアップしてご紹介します。
コットンパックにぴったりなコットンといえば、シルコットのうるうるスポンジ仕立てコットンです。
いつもの半分の量の化粧水でも十分ヒタヒタになるので、過剰に使わなくてもうるおいをコットンに閉じ込めてパックをすることが可能です。
また、簡単に2枚にはがして使用できるので、コットンパック使いにぴったり。カーブの形状になっており、目元にもしっかりフィットするところがポイントといえるでしょう。
続いておすすめしたいのが、無印良品のはがして使えるコットンです。4枚にはがして使える仕様になっているので、両頬とおでこ、あご、鼻を一気にカバーしやすくなることが魅力。
コストパフォーマンスが高く、一度買うと長く使えるところがおすすめポイントです。
資生堂のビューティーアップコットンFも、コットンパックにぴったりのアイテムです。
天然綿を何層にも重ねて作られた柔らかい肌触りが特徴です。化粧水の含みがよく、しっかりと肌へ浸透させてくれます。
ヨレや毛羽立ちもないので、安心して毎日使えるでしょう。
肌に優しいコットンの中でもおすすめなのが、IPSA(イプサ)のシルクコットンです。
高級天然シルクを使っているので、使い心地のよさとスキンケア効果が抜群。なめらかな肌触りと、化粧水の成分をより行き渡りやすくするというダブルの効果を実現してくれている優れものです。
ALBION(アルビオン)のフェイシャルコットンL(ソフト)は、大判タイプのソフトコットン。赤ちゃんの肌にも使える安全性が認められた、肌触り抜群のアイテムです。
ソフトさに優れているので、コットンパック用にストックを持っている女性も多数。肌が揺らぎがちな方でも安心して使えるでしょう。
続いては、コットンパックの際にぜひ使ってほしい、おすすめの化粧水をご紹介します。
おすすめのコットンと併せてぜひ取り入れてみてくださいね。
コットンパックに適しているのは、とろみがありすぎないテクスチャーで、かつたっぷりコットンに含ませられる化粧水です。
ALBION(アルビオン)の薬用スキンコンディショナー エッセンシャルは、季節や環境の変化で揺らぎがちな肌を整えてくれるアイテム。サラッとしたテクスチャーで、敏感肌を健やかな状態へと導いてくれるところがポイントです。
コットンパックしやすいテクスチャーなので、同じブランドのコットンと併せて取り入れてはいかがでしょう。
値段を気にせずたっぷり使いたい方におすすめなのが、無印良品の化粧水・敏感肌用・高保湿タイプです。
しっかりと保湿してくれるうえ、敏感肌にも優しいので、安心して思う存分使えます。
高保湿タイプ以外には、さっぱり・しっとりといった種類も発売されているので、自分の肌質に合った化粧水を選ぶことをおすすめします。
乾燥しがちな方におすすめしたいのが、アクセーヌのモイストバランス ローションです。
うるおい保持成分を角質層までたっぷりと浸透させる、業界最小レベル「超微細ナノカプセル化技術」を採用しており、保湿成分を肌の隅々まで届けてくれるところが魅力。
大容量でたっぷり使えるので、コットンパックにおすすめの化粧水です。
みずみずしい肌を手に入れたい方におすすめなのが、IPSA(イプサ)のザ・タイムR アクア。
水のようにサラサラとしたテクスチャーなのでコットンにも染み込ませやすく、使い続けることでキメの整った肌へと導いてくれる化粧水です。
肌のうるおいバランスを整え、テカリにくく健やかな肌を叶えられるでしょう。アルコール無添加なので、コットンパックにぴったりです。
ニキビにお悩みの方におすすめなのが、NOV(ノブ)のACアクティブ フェイスローション。
テカリやベタつきを抑えながらうるおいを与え、皮脂で開きがちな毛穴をキュッと引き締めてくれる優れものです。
ニキビができやすかったり、毛穴の黒ずみや肌のざらつきが気になったりする方にぜひ取り入れてもらいたいアイテムです。
コットンパックは、手軽にできるケアの1つです。しかし、コットンパックをする場合は、気をつけた方が良いことがいくつかあります。コットンパックの注意点についてご紹介します。
■コットンパックで終わらせない
コットンパックを使った場合でも、スキンケアは省略せずにしっかり行いましょう。コットンパック=化粧水なので油分を乗せない限りは肌の水分を守ることができません。コットンパックが終わったら、美容液や乳液、クリームなどのスキンケアの段階を踏むようにしましょう。
■コットンが乾く前に剥がす
コットンパックを行う場合は、コットンが乾く前に剥がすようにしましょう。コットンパックは肌に潤いを与えることができますが、コットンが乾燥するまで肌に乗せていては意味がありません。
コットンに潤いが残っているうちに剥がすことによって、乾燥を防ぐことができます。
コットンパックについてご紹介しました。コットンパックはコットンと化粧水があればすぐに試すことができるスキンケアです。肌の乾燥が気になる時や、時間をかけてスキンケアを行いたい時は、ぜひ試してみてくださいね。