結婚式が雨の場合、屋外で行える演出ができずがっかりしてしまうことがありますが、雨の結婚式は縁起が良いと言われており、雨の日を生かした演出も素敵です。そこで今回は、雨の日の演出やゲストへの対応などをご紹介します。
人生の一大イベントの結婚式は、晴れの日を期待する人も多く、結婚式当日が雨ですと、運が悪いのではないかと思って悔しい気持ちになったり、中には結婚式をやり直したいと思う方もいると思います。
■結婚式の雨は縁起が良いとされている
しかし、結婚式当日に雨が降るのは、実は縁起が良いこととされています。
例えば、日本では「雨降って地固まる」という言葉があるように、結婚式の日に雨が降ったカップルは、トラブルも乗り越えて幸せになれるとされています。
また、日本だけでなく、フランスやイタリアなどの欧米や中国でも、結婚式の日の雨は、神様からの幸運をもたらすギフトや、神様の使いの天使だとされています。神様が二人の結婚を祝って涙を流してくれているという素敵な言い伝えもありますよ。
「6月の花嫁は幸せになれる」と言われ、縁起が良いとされているジューンブライドや、過ごしやすい気候である10月前後は、雨が多い時期であります。
結婚式会場を選ぶ際に、結婚式当日に雨が降っても対応してくれる会場を選んだり、あらかじめ雨の日の演出やおもてなしを確認しておくと安心ですね。
例えば、ガーデンウェディングや神前式など、屋外を利用する場合、雨の日にどのような対応をしてもらえるかは重要です。
ガーデンウェディングの場合は、雨天時は室内の会場で結婚式を行う場合もありますし、テントを張り、屋外で結婚式を行う場合もあります。
神前式の場合は、挙式は屋内で行いますので、少しの雨でしたら屋外で和風の傘をさして花嫁行列を行うことが多いですね。
また、フラワーシャワーやバルーンリリース、ブーケトスや集合写真、デザートビュッフェなどの屋外で行うことが多い演出やおもてなしを行う場所はどこになり、どのようなスタイルになるのか、確認しておきましょう。ロビーやエントランス、ホワイエ、通路、屋根のあるテラスや披露宴会場、併設されている別の会場などを利用できることが多いですね。
■ゲストがアクセスしやすい会場かどうかも大切
その他にも、ゲストが結婚式の会場にアクセスしやすいかどうかも重要なポイントです。
駅から近い結婚式会場や、会場まで送迎バスを利用できる結婚式会場は、当日に雨が降ってもゲストがアクセスしやすいですね。
雨の日の結婚式で大切なのが、ゲストへの対応です。雨の中の移動は大変ですが、気遣いのある対応をすることで、印象に残る素敵な結婚式になりますよ。
雨で濡れてしまった洋服や靴などを拭けるようなタオルや、雨が降り出した時に使える折りたたみ傘などを用意しておいたり、女性用のストッキングを用意しておくと喜ばれやすいですね。使用したタオルや傘をそのままプレゼントしてしまうと良いですね。
ヘアスタイルやメイクを直せるようなコットンやコスメ類、ヘアスプレー、防水スプレーなどのアメニティ類や、ヘアブラシやドライヤー、ヘアアイロン、サニタリー用品などを準備しておくのもおすすめです。
招待状に、あらかじめ用意してあるグッズ類を記載しておくと、ゲストは荷物を減らすことができます。
着替えやメイク直しができる部屋やパウダールームなどが利用できると安心ですね。
会場内の温度にも気を配りましょう。
引出物には、濡れないようにビニールのカバーをかけるのがおすすめです。
大雨や台風、雪などの悪天候の場合、ドレスアップしてくれている女性や、高齢者は移動が大変です。例えば、天候が悪い場合は、送迎バスを手配したり、タクシーチケットを準備しておくのも一つの方法ですね。
結婚式当日が雨の可能性が高い場合は、雨を楽しめるような演出やおもてなしを取り入れるのもおすすめです。
■雨モチーフを取り入れよう
例えば、ウェルカムスペースやペーパーアイテムには、てるてる坊主や傘、雫などのモチーフを取り入れてみるのはいかがでしょうか。
傘を会場に飾ったり、傘やレインブーツにお花を入れ、会場内をデコレーションする演出もおしゃれです。
ウェルカムドリンクやウェルカムパーティーやデザートビュッフェ、ゲストへプチギフトの中にも、キュートな傘やてるてる坊主のスイーツを取り入れてみましょう。
ウェディングツリーの木の部分を傘に変えてみて、ゲストのスタンプを雨の雫に見立てるのも素敵です。
■集合写真は
集合写真を撮影する際には、屋根のあるガーデンスペースなら、雨の日でも自然の中で写真撮影をすることができます。
カラフルな傘やおしゃれな傘を持ったり、キュートなレインブーツを履くなど、雨を上手に取り入れるのも良いですね。
■入場
そして、新郎新婦が入場する際にも、オシャレな傘を持った新郎が新婦を迎えるという演出もロマンチックです。二人で相合傘をしたり、バルーンを持ちながら入場する演出は、思い出に残りますね。
■スピーチは
そして、ウェディングスピーチする際には、天候の良くない中、足を運んでくれたゲストに対する感謝の気持ちを言葉で表すのがおすすめです。
「雨降って地固まる」のような雨を意識したことわざを引用するのも良いですね。
■演出にも雨を
フラワーシャワーを屋外で行えない場合は、チャペルやエントランスを利用してフラワーシャワーを行うことが多いですね。
バルーンリリースは、屋根があるガーデンで行うこともありますし、使用するバルーンをウェルカムスペースや会場内の飾りつけに活用するという方法もありますよ。
ブーケトスは、会場内の階段を使用するのがおすすめです。
結婚式当日が雨だとわかっている場合には、ゲストへの対応をしっかりすることが大切ですね。雨の日を生かした素敵な演出もたくさんありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。