コスメの中でも続々と魅力的な新商品が販売されるアイシャドウは、余ってしまうことがあります。今回は、アイシャドウの活用法やアイシャドウを使ったアイシャドウネイルのやり方、おすすめネイルデザインをご紹介します。
【目次】
目元を美しく彩ってくれるアイシャドウは、顔の印象を大きく左右するコスメですよね。高発色で高品質なデパートコスメブランドのアイシャドウはもちろんのこと、リーズナブルなプチプラブランドからも、たくさんの種類のアイシャドウが販売されています。近年は、100円ショップでもクオリティの良いアイシャドウが購入できるようになってきましたし、雑誌の付録などにアイシャドウが付いていることも珍しくなくなってきました。
お気に入りのアイシャドウを使い続けている方もいると思いますが、その日の気分によって使用するアイシャドウを変えている方は多いですよね。メイクのトレンドや季節に合わせて、シーズンごとにアイシャドウを購入している方も少なくありません。また、コスメ好きさんの中には、続々と販売される新作のアイシャドウをコレクションしている方もいると思います。
すると、いつの間にか使っていないアイシャドウが増えて、置き場所に困るというケースも少なくありません。
そのような余りやすいアイシャドウですが、捨てるのはもったいないと感じてしまうものです。また、複数のカラーが入っているアイシャドウパレットを使用していると、頻繁に使用するカラーがある一方で、「捨て色」と呼ばれるようなほとんど使用しないアイシャドウが出てきてしまうことも多いものです。
しかし、アイシャドウは、実はアイシャドウ以外の使い方ができるコスメです。
例えば、ブラックやブラウンなどのダークカラーのアイシャドウは、アイラインやアイブロウとして使用することができます。また、フェイスラインや鼻筋をシャープに見せてくれるシェーディングとして使うこともできます。
また、ホワイトやライトベージュのような白色に近いアイシャドウは、顔のツヤ感や立体感をアップしてくれるハイライトとして使用することができます。
そして、ピンクやレッド、オレンジのアイシャドウは、血色感を上げてくれるチークとして使用できます。
さらに、クリアマスカラを塗ったまつげにアイシャドウを重ねれば、カラーマスカラを使用したようなメイクも楽しめます。
その他にも、グロスやワセリンにアイシャドウを混ぜて、オリジナルのグロスを作っている方もいます。
そして、最近のハンドメイドブームで大人気となっているのがクリア樹脂の「レジン」です。レジンでアクセサリーやキーホルダーなどを作成する際に、レジン液にアイシャドウを混ぜ、着色アイテムとして使うという方法もあります。
さらに、近年は、ネイルポリッシュやジェルを塗った爪にアイシャドウを塗った「アイシャドウネイル」も人気を集めています。Instagram(インスタグラム)やTwitter(ツイッター)などのSNSやブログなどでおしゃれなアイシャドウネイルを目にすることも多いですね。
アイシャドウをトップコートやクリアのネイルポリッシュに混ぜれば、自分だけのマニキュアが作れますよ。
今回は、そんなアイシャドウネイルの魅力や、ネイルポリッシュやジェルを使ったアイシャドウネイルのやり方をご紹介します。Instagramで見つけた、おすすめのアイシャドウネイルのデザインもご紹介していますので、ぜひ次のネイルの参考にしてみてくださいね。
アイシャドウを使ったアイシャドウネイルは、オトナ女子からも人気を集めているネイルデザインです。
アイシャドウネイルは、一般的には化粧品のアイシャドウを使用したネイルデザインです。ただし、実際にアイシャドウを使用していなくても、アイシャドウのようなカラーや質感のネイルをアイシャドウネイルと呼ぶことはあります。
いずれの場合も、アイシャドウネイルは、まるで爪にアイメイクを施したような、程よいマット感や光沢感があるネイルデザインが魅力です。
そして、アイシャドウネイルの魅力は、何といっても余ったアイシャドウをリサイクルできるという所です。もう使わなくなってしまったアイシャドウや、アイシャドウパレットの捨て色も、愛着がありますし、そのまま捨てるのはもったいないものです。
しかし、アイシャドウとして使用しなくても、爪の上で輝いてくれるネイルアイテムとして活躍させることができますよ。
また、アイシャドウネイルは、アイシャドウチップやスポンジに付けたアイシャドウを爪にポンポンと乗せるだけでできるので、手軽におしゃれなネイルが作れるのも魅力です。
また、パウダータイプのアイシャドウを使ったアイシャドウネイルは、セルフネイル初心者さんでは難易度が高いグラデーションネイルも簡単にできますよ。
その他にも、ラメやパール入りのアイシャドウを使えば、トレンドのミラーネイルのようなネイルもできますよ。
さらに、ネイルとアイメイクに同じアイシャドウを使えば、全体に統一感のあるおしゃれを楽しめるのも魅力ですね。
ネイルポリッシュを使用してアイシャドウネイルをする際に準備するものは、
・ベースコート
・ベースカラーとなるお好きなネイルポリッシュ(マニキュアやネイルカラー、ネイルエナメルなども可)
・トップコート
・アイシャドウチップやスポンジ
・お好きなパウダータイプのアイシャドウ
・トップコート用のネイルブラシ
・ネイルブラシの掃除用の除光液やリムーバー
・ネイルブラシの掃除用のキッチンペーパー
などです。アイシャドウネイルを完成させた後にお好みに合わせたネイルシールやネイルパーツをプラスするのもいいですね。
ネイルポリッシュを使用する場合のアイシャドウネイルのやり方や注意点をご紹介します。
①ベースコートを塗り、乾燥させましょう。
②ベースカラーは「二度塗り」を行います。二度塗りのやり方は、まずはベースカラーのネイルポリッシュを一度塗って乾燥させます。乾燥が完了したら、さらにもう一度ベースカラーを塗って乾燥させましょう。
アイシャドウのカラーを生かしたい場合は、ホワイトやオフホワイトのベースカラーがおすすめです。ミラーネイルのようなアイシャドウネイルを楽しみたい場合は、ブラックや濃グレーのベースカラーがおすすめです。
③次に、アイシャドウをアイシャドウチップやスポンジに取り、爪の上に乗せていきます。
■ワンカラーネイルの場合
ワンカラーネイルにする場合は、爪全体にアイシャドウをムラなく塗りましょう。最初はやや粉っぽい印象ですが、ネイルチップやスポンジでポンポンと根気よく爪に馴染ませていくようにすると、爪にフィットしていきます。ここでしっかりアイシャドウを爪にフィットさせないと、仕上げにトップコートを塗る際にずれやすくなりますので注意しましょう。
■グラデーションネイルも
グラデーションネイルにする場合は、爪の先に向かってアイシャドウが濃くなっていくようにアイシャドウを乗せていきます。コンパクトサイズで持ち手があるアイシャドウチップを使用するのがおすすめです。
ただし、アイシャドウを塗る回数を増やすことで、よりきれいなグラデーションを作ることができますよ。やり方は、まずは、爪の根元にはアイシャドウを塗らないように注意し、爪の3/4にアイシャドウを乗せていきます。その後、アイシャドウを塗った場所にトップコートを塗って乾かします。さらに、アイシャドウが爪の先に向かって濃くなるようにアイシャドウを塗り、トップコートを塗って固定させる工程を2回程度繰り返し、グラデーションネイルを作りましょう。
グラデーションネイルをする際にも、アイシャドウを爪にフィットさせないと、仕上げでトップコートを塗る際にずれてしまいますので、しっかり爪にアイシャドウを密着させましょう。
■トップコートが半分乾いていない状態でアイシャドウを塗るという方法も
そして、アイシャドウネイルをする際には、ベースカラーの上にトップコートを塗り、トップコートが乾く前にアイシャドウを乗せると、アイシャドウが馴染みやすくなります。ただし、半乾きの状態のトップコートをスポンジやネイルチップで触ると、表面がボコボコしてしまう危険がありますので、優しく乗せることが大切です。
しかし、これは、難易度が高いので、セルフネイル初心者さんはベーシックな方法でアイシャドウネイルを行うのがおすすめです。
■アイシャドウの種類で仕上がりの印象が変化
アイシャドウネイルは、使用するアイシャドウによってネイルの仕上がりの違いが変わりますので、さまざまなアレンジができます。例えば、ラメやパールの入ったアイシャドウは、手元をキラキラと輝かせてくれます。
ミラーネイルをしたい場合は、ラメの入ったシルバーのアイシャドウを使用しましょう。
■異なるアイシャドウを使用するのも素敵
そして、アイシャドウネイルは、アイシャドウを塗った上にトップコートを塗ることでアイシャドウを爪に固定させます。したがって、アイシャドウでワンカラーネイルやグラーデーションネイルを作成し、トップコートを塗った後に、さらにグリッターやザクザクのラメの入ったアイシャドウを塗り、煌きをアップさせるのも素敵ですよ。
④最後に、トップコートを二度塗りして乾燥させたら完了です。トップコートにアイシャドウが混ざってしまう可能性がありますので、ネイル用ブラシでトップコートを塗るのがおすすめです。使用後は、キッチンペーパーでトップコートを落とし、さらに除光液やリムーバーでネイルブラシをクリーニングしましょう。
ここで注意したいのが、トップコートは、何度も塗ったり、トップコートを動かすと、アイシャドウネイルに色ムラができてしまったり、アイシャドウが剥がれてしまいます。したがって、アイシャドウを動かさないように、上からトップコートを垂らすようにして、爪に筆が触れないように注意しながら塗っていきましょう。
しかし、トップコートが厚すぎると、乾くまでに時間がかかり、ヨレたり爪の厚さに偏りが出ることがありますので、厚塗りしすぎないようにすることも大切です。
もちろん、この後にネイルシールやネイルパーツを施してもOKですよ。
あとは、手を洗って残ったアイシャドウを洗い流しましょう。
ネイルポリッシュを使用した場合のアイシャドウネイルの落とし方は、通常のネイルオフの仕方と同じです。
コットンに除光液やネイルリムーバーを浸みこませて、爪を拭き、ネイルポリッシュをオフしましょう。
ジェルを使用してアイシャドウネイルをする際に準備するものは、
・ベースジェル
・ベースカラーとなるカラージェル
・トップジェル
・ジェル硬化用のライト
・アイシャドウチップやスポンジ
・お好きなパウダータイプのアイシャドウ
・ネイルブラシ
・ネイルブラシの掃除用の除光液やリムーバー
・ネイルブラシの掃除用のキッチンペーパー
などです。アイシャドウネイルを完成させた後にお好みに合わせたネイルパーツを施してもOKですよ。
何度か硬化させる工程がありますので、未硬化ジェルを拭き取る必要がないノンワイプジェルを使用すると便利ですね。
ジェルを使用する場合のアイシャドウネイルのやり方や注意点をご紹介します。
①ベースジェルを塗ったら、ライトで硬化させましょう。
②ベースカラーのジェルも二度塗りを行います。まずは、ベースのカラージェルを一度塗ってから硬化させます。その後、二度目のカラージェルを塗り硬化させましょう。ジェルがしっかり硬化できていないと、アイシャドウを塗る際にヨレてしまいますので、きちんと硬化させましょう。
アイシャドウのカラーを際立たせたい場合は、アイシャドウのカラーが目立つようなホワイトやオフホワイトのベースカラーがおすすめです。ミラーネイルのようなアイシャドウネイルを楽しみたい場合は、ブラックや濃グレーのベースカラーをセレクトしましょう。
③次にアイシャドウをネイルチップやスポンジで取り、爪に乗せてきます。この時、ネイルポリッシュの場合と同じように、アイシャドウを爪にフィットさせないと、トップジェルを塗って仕上げをする際にずれてしまいますので注意しましょう。
ワンカラーネイルの場合は、爪全体にアイシャドウを密着させます。
グラデーションネイルをする場合は、ネイルチップやスポンジでアイシャドウを重ね塗りしてグラデーションを作りましょう。一度グラデーションを作ったら、上からトップジェルを乗せて硬化させ、もう一度アイシャドウでグラデーションを作ると、より濃淡が美しいグラデーションが作れますよ。
さらに、アイシャドウは、色の濃淡が出しやすいので、あえてアイシャドウの塗り方にムラを出すことで、トレンドライクなニュアンスネイルが楽しめます。
■ジェルにアイシャドウを混ぜる方法も
アイシャドウは、ラメやパールのパウダーの代用品として使用することもできます。例えば、ジェルにアイシャドウをミックスすることで、アイシャドウ色のジェルを作ることができます。粘度の高いジェルにアイシャドウをミックスしたアイシャドウジェルを爪に乗せて硬化させれば、今っぽい立体感のあるぷっくりとしたネイルが楽しめますよ。ジェルの中にネイルパーツを閉じ込めてもかわいいですね。
④トップジェルを塗って硬化させたら完了です。あとは、手を洗って残ったアイシャドウを洗い流しましょう。
パーツをプラスする場合は、アイシャドウネイルが完了してからネイルパーツを取りつけましょう。
ジェルを使用した場合のアイシャドウネイルの落とし方は、通常のネイルオフの仕方と同じです。
アイシャドウネイルは、実際にアイシャドウを使用しているデザインから、アイシャドウのような色合いや質感を表したデザインまで、色々なデザインがあります。アイシャドウネイルのおすすめネイルデザインをご紹介します。
ピンクベージュやくすみピンクなど、肌馴染みの良いピンクカラーで統一したネイルは、アイシャドウカラーをプラスして華やかさをアップ。
スパンコールで作った花柄がおしゃれで、チャーミングなアクセントになっています。
全ての爪にゴールドのブリオンを添えてまとまりのある雰囲気にしています。
キュートな印象になるピンクと、清潔感のあるホワイトのラメのアイシャドウネイルは、可憐な雰囲気。
キラキラのラメが手の透明感を上げてくれるので、ショートネイルもオシャレに仕上がっています。
パーツはあえてシンプルにした、上品でオトナ可愛いネイルデザインです。
手元を爽やかな印象にしてくれるのは、清涼感のあるブルーとホワイトを組み合わせたアイシャドウネイルです。
爪の根元に施されたストーンが、ラグジュアリーなポイントになっています。
親指に隠れているストーンの隠れミッキーが可愛らしいですね。
フレッシュでありながら肌に馴染むピスタチオカラーのネイルは、肌をきれいに見せてくれるのが魅力で、注目度が上昇中です。
滑らかで微光沢のあるアイシャドウネイルは、まるで大きな天然石のように美しいですね。
ゴールドのストーンをワンポイントで取り入れて、シンプルに仕上げているので、アイシャドウカラーの美しさが際立っています。
近頃は、あえてネイルの途中のような塗りかけネイルがトレンドになっていますよね。
ちゅるんとしたクリアベースに、くすみカラーのアイシャドウカラーをミックスした塗りかけネイルは、抜け感たっぷりのオトナっぽいデザインですね。
金箔やシェル、ワイヤーもランダムに施して、今っぽく仕上げています。
こちらは、アイシャドウパレットをイメージしたネイルで、アイシャドウのような色合いをラメをミックスして作ったニュアンスネイルです。
品の良いヌーディーカラーにビビッドなピンクレッドがアクセントになったネイルデザインで、オフィスネイルにもおすすめです。鮮やかなピンクレッドの甘さをベージュが落ち着いた印象にしています。
ラフに乗せたワイヤーが遊び心を加えていますね。
近年注目度が上昇しているのが、粘度の高いジェルを使って立体感をアップしたネイルデザインです。爪の奥行きがアップしますので、短めのネイルでも手をキレイに見せてくれます。
あえて爪のフロントのみにアイシャドウを乗せた、塗りかけネイルのように入れたラインも旬度抜群ですね。
クリアジェルの中には、旬の押し花やラメを閉じ込めてトレンド感をアップしています。
ますます注目度が上昇しているのが、左右の手でデザインを変えたアシンメトリーネイルです。
ほんのり甘いくすんだ濃ピンクと、スパイシーなシルバーの組み合わせは、上手な甘辛ミックスネイルです。濃淡を出すことで、こなれ感のあるニュアンスアイシャドウネイルに仕上がっています。
左手の薬指に施したワイヤーとジェルが、まるでアクセサリーのようなラグジュアリーなポイントになっています。
キラキラと輝くアイシャドウネイルは、スタイリッシュに光るミラーネイルや銀箔ネイルと組み合わせるのもおすすめです。
アシメネイルの右手は、ベースカラーをシックなくすみカラーにすることで、煌きのあるネイルも派手見えせず、オトナ女子も取り入れやすいデザインとなっています。
アイシャドウの中でも、使用するシーンが限られるザクザクのラメやグリッターのアイシャドウですが、ネイルに使用すれば、手元を明るく照らしてくれます。
華やかな印象になるグリッターネイルには、落ち着いた雰囲気になるくすみレッドやくすみグリーンのワンカラーネイルを組み合わせて、バランスを取っています。
ターコイズストーンやゴールドのバラのパーツがラグジュアリーで、高級感をアップしてくれますね。
キラッと輝くアイシャドウネイルは、マット仕上げにすることで、ひと味違った印象のネイルが楽しめます。
深みのあるワインレッドと、ゴージャスなゴールドを組み合わせたレディライクなネイルは、パーツを使用しないことで、洗練された雰囲気になり、アイシャドウの繊細な美しさが主役になっています。
ネイル初心者さんでも簡単にグラデーションネイルが作れるアイシャドウネイルは、余っているアイシャドウも活用できるのも魅力です。アイシャドウネイルが気になった方は、ぜひ次のネイルに取り入れてみてくださいね。