夏のお出かけに着ていきたい浴衣の着付け、自分でできたらいいですよね!浴衣を着るために必要なものや、着崩れしないような着付けのポイントなど詳しくご紹介。浴衣の着付けをマスターして、2018年の夏は花火もお祭りも浴衣で出かけましょう!
【目次】
お気に入りの浴衣を見つけて、初めての着付けチャレンジ!まずは必要なものを揃えるところからスタートしましょう。一つ一つ揃えてもいいですが、着付けに必要なものがセットで販売されているものもあります。選ぶのが難しいという時には助かりますね。
■浴衣の着付けに必要なもの
・浴衣用の下着
・伊達締め
・コーリングベルト
・腰紐
・帯板
そのほか、浴衣を着るときは凹凸のないいわゆる「ずんどう体型」の方がキレイに着ることができるので、スポーツブラがあるとすっきり着ることができます。
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浴衣を着る時には、まず最初にヘアメイクを整えておきます。
そして浴衣用の下着をつけて準備完了!
浴衣の下に着る下着は見えないものなので、普通のタンクトップやスパッツなどでも代用ができます。
ただし、浴衣の襟元なのからちらっと下着が見える可能性や、浴衣から透けて見えることもあり得るので、浴衣ビギナーさんは浴衣用の下着を着ると安心です。
いよいよ浴衣に袖を通します。
1.浴衣に袖を通し、両手で袖を引っ張って背中の中心と浴衣の中心を合わせる
2.背中側とお腹側の浴衣を手で持ち、長さがくるぶしくらいになるように持ち上げる
3.左を上にして体に巻いた時の位置に浴衣を合わせ、右手で持っている反対側の浴衣をグッと引っ張る
4.仕上がりの線がブレないようにしながら、右側を体に巻く
5.右側の浴衣は巻き終わりで少し上に上げるようなイメージで
6.左側の浴衣を巻く
自分の身長や体型に合わせて浴衣の長さや巻く位置を調整します。左右の長さを合わせる時には、上半身の真ん中の線はズレないように下半分だけを調節するようにするのがポイントです。
また、巻き終わりを少し上げることで、重なった浴衣が見えるのを防ぐことができます。
体に巻いた浴衣を紐で固定します。
1.鎖骨の上あたりを目安にぐるっと巻く
2.紐より下にはシワができないように
3.おへその位置より左右どちらかにずらしたところで結ぶ
4.余った部分は紐に挟む
なるべく結んだ時にゴツゴツしないように、結び目が小さくなる方蝶結びがおすすめです。
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おはしょりとは、帯の下のところに出ている生地の部分のことで身長に合わせて浴衣の長さを調節するために作ります。
1.浴衣の脇に空いている穴から手を入れる
2.お腹のところでたるんでいる浴衣を下に伸ばすようにする
3.背中側も同じようにシワを伸ばすようにして下ろす
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カッコよく浴衣を着るためには襟元をキレイに整えることが大切!
1.腰の真ん中あたりを持って下に引っ張り、後ろ襟を抜く
2.脇の穴から左手を入れて、下になっている右の襟を引っ張る
3.右手で上になっている左の襟を引っ張る
襟の部分が着崩れしにくくなるように、襟の端を止めることができるコーリングベルトを使うのがおすすめです。
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襟やおはしょりの形をキープするために、伊達締めを使って支えます。
1.伊達締めを前から後ろに回して前に持ってくる
2.結んだら、余った紐は脇にいれる
伊達締めは幅の広い帯状のものや、マジックテープがついているものなど色々な種類があります。また、伊達締めではなくても腰紐で代用することもできます。
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お腹の周りや背中にシワができているので、それをサイドに流すようにして伸ばしていきます。
ここまで来たらあとは帯を巻くだけです。帯を結ぶのは難しそう……と思う方も多いですが、紐がついている結び帯に可愛いリボンなどの形の作り帯をくっつけるだけの手軽な帯も多いので、浴衣ビギナーでも安心です。
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浴衣で出かけていると、気になるのが着崩れですよね。着付けの段階で着崩れしにくいようにするためのポイントは、体の凹凸をなるべくなくすことです。
スポーツブラや和装用のブラジャーでバストを抑えたり、タオルをウエストに巻いてくびれをなくすことで着付けしやすく崩れにくくなります。
■襟がたるんできた時の対応
1.脇の穴のところから左手を差し入れ、右の襟をキュッと引っ張って整える
2.左の襟も引っ張って整える
■裾が広がってきた時の対応
1.上に重なっている生地を持ち上げて、下の生地を引き上げ腰紐より上に収める
2.上になっている生地も同じく腰紐より上に収める
3.腰紐を結び直す
浴衣は、歩いたりお手洗いに行ったりと動いている間にいつの間にか着崩れて、だらしない感じになってしまうことがあるので、こまめに全身を鏡でチェックするようにしましょう。
また、お手洗いで着崩れたり汚したりしないように、浴衣を一時的に留めておくクリップなどをバッグに入れておくと便利です。
浴衣の着付けができるようになったら、温泉などで着る浴衣も素敵に着こなせそうですね。
もともと湯上りに着る気軽な室内用の着物として登場した浴衣も、今は室内屋外問わず夏に着る着物としてその人気が定着しています。動画を見る、教室に通うなど自分に合った方法で着付けをマスターして、気軽に浴衣を着て出かけてみませんか?