コーヒーにはダイエット効果があるという噂がありますよね。普段飲む女性も飲まない女性も、ダイエット効果があるなら「積極的に飲んでみたいかも」と思ったのでは?今回は、コーヒーの効果やダイエットのやり方、注意点をご紹介します。
【目次】
今までは「コーヒーはあまり体に良くない」「寝る前に飲んではいけない」など、さまざまな悪いイメージが多かったかと思いますが、最近注目されているのがコーヒーによるダイエット効果です。
栄養学的にも予防医学的にも適度なコーヒーの摂取は体に良いと言われており、その結果がダイエット効果にも繋がっていると言われています。
コーヒーダイエットによる口コミでも、2ヶ月~3ヶ月で4~5kg痩せたという女性も多くいるそうですよ!
しかし、コーヒーでダイエットするためには、やり方や注意点に気を付けなければなりません。
なぜコーヒーで痩せることができるのか、もう少し深く掘り下げながら、やり方や注意点をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
コーヒーでダイエット効果が得られるのは、2つの成分が関係していると言われています。
一つ目は、ポリフェノールの一種である「クロロゲン酸」です。
元々ポリフェノールは、抗酸化作用があることからアンチエイジングに効果があると言われている栄養素の一つなのですが、このクロロゲン酸には脂肪減少効果もあるそう。
これから摂る脂肪分の吸収を抑制する他、すでに体に蓄積されてしまった脂肪分を分解し、内臓脂肪を減らすという効果が確認されていることから、医師が飲用を推奨していることがあるそうです。
アンチエイジング効果によって肌をキレイに保てるだけでなく、蓄積された脂肪の燃焼もサポートしてくれる心強い成分ですね。
クロロゲン酸だけでなく、コーヒーに含まれるカフェインもダイエットに関係しているそうです。
■脂肪分解酵素を活性化する
カフェインといえば、寝つきが悪くなると言われている有名な成分ですが、このカフェインには体内に吸収されると「リパーゼ」という脂肪分解酵素を活性化する働きがあると言われています。
リパーゼは膵臓から分泌される消化酵素の一つで、活性化されれば脂肪分を無駄に溜め込まずに、エネルギー転換や排出のサポートをしてくれるのです。
■血管拡張作用がある
さらにカフェインには血管拡張作用があることから、血行促進効果も期待できます。
血行が悪いと血液の循環が悪くなり、代謝も低下してしまうので脂肪も分解しにくくなり、痩せにくい体質になってしまうと言われていますが、血行が促進されれば代謝も良くなるので、脂肪を燃焼しやすくなるそうですよ。
■利尿作用・発汗作用による効果
また、カフェインには利尿作用や発汗作用もあります。
利尿作用は体内の余分な水分や老廃物を排出する働きがありますし、発汗作用も老廃物を押し出してデトックスしてくれるのです。
デトックス効果によって代謝を高めることができるので、ダイエットにプラスの働きをしてくれるでしょう。
コーヒーでダイエットをするなら、コーヒーの種類や飲むタイミングがポイントになります。
■コーヒーの選び方
まず、飲むコーヒーの種類は、ホットのブラックコーヒー、もしくは無糖のコーヒーがおすすめです。
砂糖やミルクが入った甘いコーヒーの方が飲みやすいですが、やはりカロリーも上乗せされてしまうので、ダイエットには不向き。
ブラックコーヒーなら6〜8kcal、ミルク入り無糖コーヒーなら20〜25kcalで済むところ、砂糖などが含まれていると50kcalを超えてしまう可能性があるので注意しましょう。
また、夏場だと冷たいコーヒーが飲みたくなりますが、冷たいものは内臓を冷やして代謝を低下させると言われており、せっかくのダイエット効果もマイナスに傾いてしまう可能性も……。
ホットのブラックコーヒーなら、発汗作用も高まりますし、コーヒーのアロマ効果によってリラックスすることもできます。
■コーヒーを飲むタイミング
コーヒーを飲むならタイミングにも注目してみてください。
血行促進効果、発汗作用、利尿作用を高めるなら「食前・入浴前・運動前」の30分ほど前に飲むことがベストです。
食後に飲む方もいるかと思いますが、食前に飲むことでクロロゲン酸がもつ「脂肪吸収を抑える働き」を活かすことができます。
ダイエット効果が期待できるコーヒーですが、もちろん気を付けなければならない点もいくつかあります。
■1日に飲むのは3~4杯まで
コーヒーの飲み過ぎは、めまいや貧血、胃痛、胸やけ、吐き気、自律神経の乱れなどに繋がる恐れがあります。
カフェインの摂取量の上限は1日300~350mlが目安だと言われているので、3~4杯までにして飲み過ぎには注意しましょう。
また、一時間に3~4杯飲むのも危険なので、時間を空けながら飲んでみてくださいね。
■寝る前に飲むのは控える
コーヒーに含まれているカフェインには、交感神経を刺激する作用があり、質のいい睡眠の妨げになると言われています。
ぐっすり眠れるようにするためには、17時くらいから控えることがおすすめされていますが、入浴前に飲みたいのであれば、最低でも就寝する3時間前には飲み終えることがおすすめです。
■妊娠中や授乳中、体調が良くないときは飲まない
妊娠中や授乳中の場合、胎児の発育に影響を及ぼす可能性や乳児の自律神経系や脳に影響が出てしまう可能性がありますので、カフェインを含むコーヒーは飲まないようにしましょう。
そして体調が悪いときや薬を服用しているときも、医師に相談したりしっかり回復してから飲むようにしてくださいね。
コーヒーダイエットについてご紹介しました。飲み過ぎや飲むタイミングには注意が必要ですが、そこを気を付ければダイエットをサポートしてくれる心強い存在になってくれそうですね。ダイエットを考えている女性は、ぜひブラックコーヒーを飲んでみてください。