クラシックコンサートや定期演奏会へ足を運ぶのに、どのような服装がふさわしいのかお悩みの方も多いはず。普段着でも良いのか、それともきちんとした着こなしが求められるのか気になるところです。
そこで今回は、クラシックコンサートや定期演奏会のときの服装のマナーや、具体的なおすすめのコーディネートをご紹介します!
【目次】
吹奏楽団やオーケストラ、合唱団などの音楽団体が定期的に行う「定期演奏会」。音楽鑑賞の場、特にクラシックとなると、きちんとした服装がふさわしいのではないかとイメージされている女性が多いのではないかと思います。
しかし実際のところ定期演奏会では、基本的には普段着で問題ありません。堅苦しく考えず、ジーンズでもワンピースでもお好きな服装で足を運んでください。とはいえ大人の女性として、最低限のマナーのある、いわゆる「よそ行き」のきれいめな着こなしにまとめると良いでしょう。
ただクラシックコンサートでは、場合によってはドレスコードが設けられることもありますので、要チェックです。
厳密にドレスコードが存在しないクラシックコンサートや定期演奏会であっても、カジュアルすぎるアイテムを使ったコーディネートは避けるべきといえるでしょう。
例えば、ジーンズやTシャツ、サンダルなどは適していません。また、露出度の高すぎるミニスカートやショートパンツも避け、上品できれいめなコーディネートを心がけることをおすすめします。
ここからは、定期演奏会におすすめのレディースコーディネートを厳選してご紹介します!
季節やシーン別にお手本となるスタイルをピックアップし、それぞれの着こなしのポイントまで徹底解説しますので、参考にしてみてくださいね。
冬の厳しい寒さが落ち着き、軽い足取りでお出かけができる春。この季節には、春を感じさせるペールトーンでまとめて、軽やかなコーデに仕上げてみてはいかがでしょうか。さらに淡い色合いは、女性らしさや品の良さを演出できるところも嬉しいポイントです。
ライトベージュのニットトップスに、淡いブラウンのタック入りパンツを合わせ、上品かつ柔らかい雰囲気にまとめたコーディネート。女度の高いパンプスやかっちり感のある革バッグ、そして首元にはスカーフで品の良さを引き立てると、より洗練された印象の大人っぽコーデに導くことができます。
暑い夏には、涼しげなスタイルでも品良く見せたいところ。そこでこの季節には、清涼感のあるカットソーをさらりと着こなして、爽やかにまとめつつきちんと見えを狙いましょう。例えば白のカットソーは、清涼感と清楚感、そして程よい抜け感をプラスできる優秀アイテムです。
白カットソーに、カーキのクロップドパンツを合わせ、スマートなシルエットにまとめたコーディネート。パンプスやハンドバッグ、ベルトなどの小物は黒色でまとめると、グッと品の良さがアップしてワンランク上の大人コーデが叶います。
落ち着いたトーンのファッションがトレンドの秋には、シックな着こなしがぴったり。そこでこの季節には、定番のブラックをベースにライトカラーを加え、クラシカルなコーデにまとめましょう。ダークトーンのみでまとめると地味な印象になってしまいますが、ライトカラーを仕込むことで、程よく華やかさをプラスすることができます。
例えば、ベージュのプリーツワンピースを主役としたレディライクなコーディネート。そこにブラックのシューズといった小物を加えて甘辛MIXに仕上げると、落ち着きのある秋らしい着こなしが叶います。羽織りものもブラックで揃えると、より統一感が出るでしょう。
冬の定期演奏会なら、上品なコートを羽織ってきちんと見えを狙うと良いでしょう。例えば「チェスターコート」は、かっちり感がありどことなく知的な雰囲気、そしてさらっと羽織るだけでもシックにキマる優秀アウター。合わせるアイテムによっては、女性らしくもハンサムにも魅せることが可能です。
女性らしく仕上げるなら、スカートスタイルにチェスターコートを合わせるのが鉄板。タートルネックニットにプリーツスカートでレディにまとめたコーデに、ロング丈のチェスターコートを大胆に羽織って、女性らしくも凛とした雰囲気の着こなしにまとめてみてはいかがでしょうか。
日本国内のクラシックコンサートでは、ドレスコードが指定されるケースは珍しいです。基本的には、よそ行きくらいのきれいめな着こなしにまとめると失敗することはありませんが、ごくごく稀に正装を求められる場合もあります。その場合には、コンサートのチケットやホームページに服装の注意書きが記載されるため、チェックしておくと安心です。
正装を求められるコンサートなら、いわゆる「お呼ばれファッション」にまとめると良いでしょう。例えば清楚感たっぷりのネイビーのドレスで、品の良い着こなしに。フォーマルシーンの一般的なマナーとして、高い露出や、光る素材の小物は避けた方が無難です。
「琴の演奏会では着物を着用しないとダメ?」とお悩みの女性も多いはず。しかし実際のところ、ほとんどの場合がドレスコードを指定されることはなく、大抵の方が普段着で足を運ばれます。着物の方もいればラフな服装にまとめる方もいらっしゃいますので、気負いせずお好きな着こなしで演奏会を楽しんでください。
とは言え、リラックス感の強い着こなしは大人の女性にふさわしくないため、最低限マナーのあるスタイルにまとめるのがベター。例えば白トップスに黒のテーパードパンツ、グレーのジャケットで、シンプルでもきちんと感のあるコーデに仕上げてみてはいかがでしょうか。
娘の吹奏楽の定期演奏会に、足を運ぶご予定のお母様もいらっしゃるでしょう。この場合には特段におめかしをする必要はありませんが、きれいめな着こなしにまとめるのが無難。親として恥じることのないような、上品なコーディネートを心掛けてください。
例えばクルーネックの白カットソーに、美しいシルエットの白テーパードパンツを合わせて、清楚感たっぷりの着こなしに!そこにライダースジャケットを羽織って程よくカジュアルダウンさせると、こなれた雰囲気の今っぽい着こなしが叶います。
最後に、クラシックコンサートや定期演奏会に運営側として参加するときにぴったりのコーディネートをご紹介します。
定期演奏会の司会を務める場合には、どのような服装が好ましいのか気になるところ。そこで司会者なら、フレアスカートのスーツ、もしくは上品なワンピーススタイルがおすすめです。フレアタイプはタイトなものよりも柔らかい雰囲気で、かつ女性らしさを演出できるため、服装選びに悩んだらぜひチョイスしてみてください!
無難なのは、黒色のフレアワンピース。ただし地味な印象にならないように、レースがあしらわれているものを選んだり、華やかな小物を身につけたりと工夫をしましょう。例えば袖部分がシースルーになった黒ワンピには、白もしくはベージュのパンプスを合わせて、品良くそして華やかに見せましょう。
定期演奏会の受け付けを務める場合には、スタッフだと分かりやすい「ブラックスーツ」を着用しましょう。もしもスーツのご用意がなければ、きれいめなワンピースなどできちんと感のある着こなしにまとめても構いません。ただしお色はブラックで、すっきりと見せるのがベターです。
ストッキングの着用はマストで、足元は黒色のパンプスで上品に。パンプスはフラットなものではなく、少しでも良いのでヒールのあるきちんとしたものを選びましょう。
今回は、定期演奏会におすすめのコーディネートをピックアップしてご紹介しました。クラシックコンサートや定期演奏会というと敷居が高く感じるかもしれませんが、それほど堅苦しく考える必要はありません。普段着で全く問題ありませんが、ちょっとデパートに出掛けるくらいの「よそ行き」の服装にまとめると失敗しないでしょう。
ぜひ本記事を参考にして、マナーのある着こなしで演奏会を楽しんでくださいね。